公開中の映画『魔女の香水』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、俳優の黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太らキャスト陣と宮武由衣監督、製作統括の菅原智美プロデューサーが登壇。映画にちなみキャスト陣が使いたい「魔法」を明かした。
“魔女”と呼ばれる白髪の香水商と、彼女との出会いで成長していく女性の姿を描く。
実在の人物をモチーフにした香水店の店主を演じた黒木。店内のセットでは「その方がお持ちの本物の香水を使わせていただきました」と宮武監督が言うと、黒木も「ディスプレイが全部そうですので本当に香水店主になった気持ちでした。(100万円の香水は)触れませんでした(笑)」と苦笑。
この日はキャスト陣が6種類の映画オリジナル香水から好きな香りをまとって登壇。黒木は「いつもは〈恋愛は学び〉という甘い香りをつけているんですが、今週は舞台に立つことがありまして〈無限の力〉という香水をつけています。何事にも本気で挑戦しましょうというメッセージが込められているので今日もつけています」。
さらにこの日は黒木の役どころが魔女と呼ばれていることにちなみ「もし魔法が使えたら」という質問。黒木が「ここ数年、海外に行けませんでしたので“どこでもドア”みたいな、開けたらパリ、開けたら南アフリカ、開けたらオーストラリア、南極、そしてアルゼンチンからメキシコ、カナダに行ってハワイに行って帰ってこようかなと思います(笑)」と旅行願望を明かし、桜井は「少し似ているんですけど、すべての国の言葉を話せるようになったら、言葉の壁を感じずにいろんなところに行けるな、と」。
一方、平岡は「アラジンの魔法のじゅうたんに乗ってスポーツジムに行きたい」と、本作で映画デビューを果たしたシンガーソングライター川崎鷹也が手掛けた主題歌を絡めて回答すると、川崎も「僕も“ジーニーのように魔法のランプから飛び出して君を笑わせたい”のはやまやまなんですが」と言いつつ「僕は病気にならない体になりたいなと。口内炎とか虫歯があるときってテンション下がるので」とささやかな願いで笑いをさそっていた。
この日の登壇者は黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太、水沢エレナ、川崎鷹也、宮武由衣監督、菅原智美(製作統括)。