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20歳女性のお悩み「小学生の頃は可愛かったのにと言われるのが嫌です」【黒田勇樹のHP人生相談 第71回】

2017.08.09 Vol.kuroda

 こんにちは、黒田勇樹です。

 暑いし、突然雨は降るしでなかなか大変な毎日ですが、皆さんいかがお過ごしですか。僕は最近、モノを考える時間がたくさんあって、やりたいことがあふれかえっています。まあ先立つものがなければなんですがね…。

 とりあえず11日に無職説明会があるのでそれが終わってからぼちぼち考えようかな…なんてね。

 さて今週も始めましょうか。

ゴマ子(20歳・女性)の悩み
「小学生の頃は可愛かったのにとよく言われるのが嫌です。黒田さん、 どうすれば改善できますか?」

▼この「可愛かった」は、容姿、性格、どちらの問題なんですか?

 俺もよく言われるわ…あれ、自分にはどうしようもないことだから結構傷つくよね…。動物園で「ジュラ紀には恐竜いっぱいいたのに」って言われるぐらい無力感を感じるよね。

「今は、平成です」としか回答できないよね。

 さて、今回の相談、短い文章ではありますが非常にわかりやすく、置かれている状況、改善すべき点がハッキリしているのでまずはそこを紐解いていきたいのですが、大前提が書かれていない。

 この「可愛かった」は、容姿、性格、どちらの問題なんですかね? あるいは両方併せた「人間的に」なのか。

 僕の場合は、性格も然ることながら、容姿の方が飛び抜けて可愛かったので、大体見てくれの話をされることが多いのですが。

 もし、容姿についてであれば「のに」って、言われるぐらいだから、今の相談者さんの容姿は「お察し」な感じなんでしょう。これを改善していくのは不可逆的な要素が多く、かなりの難題となっていくかもしれません。

 そして、これが性格の問題であれば、「人から言われるという状況を改善したい」というのが今回の相談のキモなわけですから、普段の行動や言動であったり、人付き合いの環境を変えることでかなり改善の余地が出てくると思われます。「人間的」であれば、両方を複合的に改善していくことになるわけで。

 なのでまずは、外面内面、どちらの問題だと思われるのか。そして、誰に、どんな時に言われることが多いのか。そう言われる原因は、どこにあると思い、その原因に対して相談者さんは「変えたい」とか「変えたくない」とか、どう思っているのかについて、この辺を教えていただければと思います。

「言われる」を辞めさせたいんだから、相手に対して変化を求めるアプローチもあると思うんですが、まあ、これはあとからいくらでも考えられるのでまずは相談者さん自身のことからもう少し教えて下さい。

【黒田勇樹のHP人生相談】第70回
極度の人見知りで発達障害。私は求職者という名を借りた真面目ぶったニートです

2017.08.02 Vol.kuroda

 こんにちは、黒田勇樹です。
 この夏の一大行事だった『黒田運送(夏)「恐怖!セミ男」上映会』が先週(30日)に無事、全日程終了しました。足を運んでいただいたお客様、場所を提供していただいた河崎実監督はじめ関係者の皆様、ありがとうございました。
 そろそろ「黒田勇樹、なにやってんだ?」と思われる方もおられるかと思いますが、発表できてない仕事がぼちぼち見える形になってくるかと思いますので、もう少々お待ちください。
 では今週も始めましょう。

黒田勇樹が激団リジョロで殺人鬼役

2017.05.23 Vol.691

 本紙ウェブで「黒田勇樹のハイパーメディア人生相談」を連載中の黒田勇樹が6月10日から上演される激団リジョロ『眼浸−Never Land−』(新宿サンモールスタジオ、18日まで)で主演を務める。

 この激団リジョロには初めての出演。

「副団長の斎藤このむ君と“サーティワンアイスクリーマーズ”というユニットをやっていたのでリジョロはよく見に行っていました。団長の金光仁三さんも僕の芝居は見に来てくれていた。そういうお付き合いはあったんですが、互いに相容れない存在だとは思っていたんです。リジョロは“ハードコア劇団”と呼ばれていて、扱う題材も社会派なものが多い。今回も見終わった後に殺人について1日考えてしまうような濃い舞台。僕はどちらかというと、カラッと“今日1日笑って帰ってください”という感じじゃないですか。 “リジョロに黒田くんが出ることはないだろう”と関わるみんなが思っているなか、金光さんに去年の年末に “そろそろ出ようか”って誘われました」

 今回の役どころは?

「殺人鬼役。悪い奴ではあるんですが、喜んで人を殺しているような奴ではない。なので判断は難しいんですが、僕は悪党ではないと思っています。再演なんですが、派遣切りが話題になっていたころに書かれた作品で、主人公自体も派遣切りにあって引きこもっている。そんななかで優しくしてくれた宗教の勧誘の女性を好きになって殺してしまう。誰が彼を殺人鬼にしたのか? 何がそうさせたのか? 本当に悪いのは誰か? といったことをいろいろと考えさせられる作品です」

 なにかの事件をモチーフに?

「主人公自体は秋葉原通り魔事件の加藤智大死刑囚の影が一番濃いと思います。引きこもりも殺人者も何度かやったことはあるんですが、引きこもりで殺人者は2時間ドラマで1回やったくらい。舞台で人殺しは初めてです」

 舞台の詳細は激団リジョロ(http://www.rigolock-hitman.com/)で。

鳳恵弥 舞台『こと〜築地寿司物語〜』で日本初の女板前の主人公を演じる

2017.02.10 Vol.684

 築地の老舗寿司店である「築地玉寿司」の2代目店主にして日本初の女板前、中野里ことさんをモデルとする舞台『こと?築地寿司物語?』が2月23日から上演が始まる。主役の「こと」を演じるのは元・準ミスインターナショナルでモデル、女優としても活躍中の鳳恵弥。

「ことさんは一言で言うと強い女性だったんでしょうが、男勝りというわけではなく、恥じらい、子供たちへの愛情、他人を思いやる気持ちといった女性らしさがあったからこその強さを持った女性。そんなことさんの生き方を通して、玉寿司ののれんを守るということがどれだけ大変だったかとか、みんなにとって大事だったのかといったことが、しっかり伝わる作品になっています」

 脚本が人気脚本家の江頭美智留氏。そして演出に唐十郎の愛弟子、中野敦之氏。

「中野さんは江頭先生からの台本を受け取って熟読していく中で、ことさんはもちろん、出てくる女性のすべてがさまざまな女性の強さを見事に描き出していると本読みの中で台本解説をして下さいましたが、稽古が進んでいく中でそれぞれの役者がまさにその女性の強さを体現していくのが伝わってきます」

 この鳳、準ミスインターナショナル後に「北区つかこうへい劇団」に入団。現在も「年間4本以上は出ています」という。

「舞台は子供のころから好きで、ミスインターナショナルは女優になるための登龍門的なものと考えていたんです。最初はモデルのお仕事が多かったんですが、“自分がやりたかったのはこれではないな”と思っていたところで、ドラマでご一緒した俳優さんにワークショップに誘っていただいて、そこから舞台にのめり込んでいっちゃった。周りからは猛反対を食らいました(笑)」

 本紙的にはウェブで人生相談コラムを連載中の黒田勇樹との絡みも気になるところなのだが…。

「黒田さんは敵役なので結構からんでいます。芸歴としては大先輩なので“黒田先輩の胸を借りて”という感じなんですが、板の上に乗ったらそんなことは関係ないのでばちばちやらせていただいています」

 共演に鳳とは10年振りの共演となるNMB48の市川美織、ガンダム芸人の若井おさむら興味深い名前が並ぶが「若井さんの例のやつもあるかも知れません」という。そんなところもちょっと楽しみだ。

黒田勇樹出演の舞台『こと〜築地寿司物語〜』が来年2月に上演

2016.11.01 Vol.677

 本紙コラムニストのが出演する舞台『こと?築地寿司物語?』(2017年2月23?26日、東京・築地本願寺 ブディストホール)の制作発表会が11月1日、築地の築地玉寿司で開催された。
 この作品は築地に、今年で4代93年続く老舗の寿司屋「築地玉寿司」の2代目である中野里ことさんを主人公とする物語。
 ことさんは日本で初めての女板前とされ、戦後の一番厳しい時代に暖簾を守った築地玉寿司の礎を築いた人物。
 物語ではそんなことさんを通じて、明治の女性のたくましさや古き良き日本の姿、そして継続・継承することの大事さや難しさ、さまざまな形の愛情とその力などを描く。

 築地玉寿司4代目の中野里陽平氏の原案・監修のもと、ドラマ『ナースのお仕事』『ごくせん』などの人気脚本家・江頭美智留氏が脚本を手がけ、唐十郎が唯一育てた演出家である中野敦之氏が演出を担当。ポスタービジュアルに漫画『Dr.コトー診療所』の山田貴敏氏と豪華なスタッフが揃った。

 この日の会見には主役の「中倉こと」を演じる鳳恵弥ら主要キャストも参加。
 鳳は「私自身、飲食店の娘として生まれ、両親が働いていたので祖父母に育てられた。祖父母には古い歴史とか、日本人の持っている誇り高さを教えられた気がする。ことさんはいろんな逆境に耐えて戦時中を生きぬいた。それも笑顔で、強くたくましく。その役をやるにはまだ距離があると思うが、役者というものはその役を反映して、鏡のように映し出すものでなければいけないと思っているので、しっかりと稽古場で役に、作品に磨きをかけていきたい。それを見て、築地の方々が懐かしんでいただけるような作品になればと思っています」と話した。

 玉寿司のライバル店の2代目店主で、なにかとことに嫌がらせをする「遠藤清」役の黒田は「女性を描く中では、対比する男性というものが時代には必ずいると思うので、お寿司で言えばガリのような役。ピリッと締める役ができればと思う」と話した。

 寿司職人を演じる黒田、IKKAN、若井おさむらには中野里氏から「それぞれの個性を出してもらえればいい。昔の板前さんってけっこう荒くて、乱暴だったりする。そこも板前の世界だったかなって思うので、思う存分自分の荒さなんかをどんどん出してもらえれば。あんまりきれいな感じじゃなくていいのかなと思います」と板前の心得が示された。
 上演期間中、築地玉寿司では特別メニューの「栄蔵握り」と「こと御膳」が用意されるという。芝居が終わった後に舞台の話をしながらつまむ寿司はいつもと違った味がするかもしれない。

あの2人が帰ってきた!! 黒田勇樹と赤ペン瀧川先生がお悩み相談ライブ

2014.08.30 Vol.625

 7月から本紙ウェブで「新ハイパーメディア人生相談」を連載中の黒田勇樹となんでも添削家の赤ペン瀧川先生によるお悩み相談ライブ「赤ペン瀧川先生と黒田勇樹の自由と独立Vol.5」が9月23日、新大久保のネイキッドロフトで開催される。

 このイベントは昨年5月の第1回を皮切りに12月までに立て続けに4回行われ、今回は9カ月ぶりの開催となる。

「早くやってほしいという声をたくさんいただいたのですが、2人ともお金にならない細かい仕事でスケジュールが埋まってしまって、なかなかタイミングが合わなくて…」とは赤ペン瀧川先生。

 内容は至ってシンプル。入店時にお客さんに書いてもらったお悩みを2人がみんなの前でバッサバッサと解決していくというもの。

 とはいっても若くして人生のあれやこれやを図らずも経験してきた2人の言葉は時にがんちくに富み、時に実体験を含み、と不思議なエンターテインメントに仕上がっている。

 ライブにあたり打ち合わせ中の2人に直撃。

「相談されることが多くなり地元で“解決おじさん”と呼ばれだした僕の解決っぷりをぜひ見に来て下さい!」」(黒田)「迷える子羊の“早くやってくれ、例のライブ!”という心の叫びがビシビシ伝わってきてます。これはもうやるしかねえ!」(赤ペン)とのこと。

 ちなみに赤ペン瀧川先生は9月2日から新宿のサンモールスタジオで空想組曲番外公演『無意味な花園』に、黒田は9月3日から池袋シアターグリーン BIG TREE THEATERでツラヌキ海賊団『みんなのうた』とそれぞれ舞台に出演。

 相変わらず振り幅の広いジャンルで活動中なのだ。

LIVE 『赤ペン瀧川先生&黒田勇樹の観客参加型相談ライブ「独立と自由と煩悩Vol.1」』

2013.05.13 Vol.591

 現在、ハッピーホテルというホテルの検索サイトで連載中の『黒田勇樹のハイパーメディア人生相談』という人気コラムがあるのはご存知か? 黒田勇樹、そうかつては子役から多くのドラマ、映画、舞台に出演した人気俳優だ。2010年に突然所属事務所を辞め、以降はハイパーメディアフリーターなる肩書きでさまざまな分野で活動。ネット上での活躍ぶりは衆知のところだ。詳しくはこちらをどうぞ(http://yuukikuroda.com/)。

 そしてもう一人、赤ペン瀧川先生という人物はご存知か? 瀧川先生は俳優でありながら、なにを思ったか2008年、“エロメール添削家”という謎の肩書きを引っさげ、当時隆盛を誇ったmixiに登場。やがてネイキッドロフトでライブを行うようになり、今ではロフトプラスワンでのトークライブは超満員の人気者。現在、日本テレビ月曜深夜の『映画天国』内の『赤ペン瀧川先生の映画の玉』というコーナーで毎週映画を紹介しているので、知ってる人も多いかも。詳しい活動はこちら(http://blog.livedoor.jp/age_guts_go/

 そんな2人が何の因果かタッグを組み、トークライブを行うという。タイトルは『赤ペン瀧川先生&黒田勇樹の観客参加型相談ライブ「独立と自由と煩悩Vol.1」』。

 当日会場にやってきたお客さんのお悩みを2人が全力で解決するというガチなライブとなる。

 もともと「教えて!赤ペン瀧川先生」というトークライブで相談に来た芸能人に突拍子もない結論を導いていた瀧川先生と、読者の相談にかなり真面目に答える黒田の硬軟取り混ぜた、変幻自在なお悩み相談、ちょっと大化けの匂いがするイベントだ。

 タイトルに“Vol.1”とあるようにどうやらレギュラー化されるようなので、“伝説となる第1回”は見逃せないところだ。

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