「周りに感染している人がいない」という人が多く、新型コロナウイルスについてどこか他人事に感じていた人たちが一気に新型コロナを自分たちに降りかかる厄災と認識し始めたのがこのころ。それには国民的な人気を誇るあの人の死があった。3月のニュースを振り返る。
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エアコンで換気はできない?新型コロナで注目集める上手な換気
新型コロナウイルス感染症の拡大で注目されるようになった「換気」。これから感染防止を軸にした「新しい生活様式」が求められる中、政府は感染予防策として、換気の悪い密閉空間を避けるよう呼びかけるなど、その必要性はますます高まりそうだ。
一方で、実は上手な換気の方法を知らない、あるいは誤解しているという人は意外に多い。例えば、ほとんどのエアコンでは換気ができないにも関わらず、エアコンが換気をしていると誤って認識されているケースもある。空調メーカー、ダイキンの調査によれば、「ほとんどのエアコンは換気ができない」ということを知らなかった人は54.4%に上り、反対に、家やマンションに取り付けられている24時間換気システムを「使用していない」あるいは「わからない」人は55.8%にも上った。いま感染予防策としての正しい換気の知識と方法が求められている。
東京都、スーパーでの買い物は「3日に1回に」。時間や人数制限は設けず
東京都の小池百合子都知事は23日、都庁で臨時の記者会見を開き、スーパーマーケットの混雑緩和へ向けた取り組みについて、買い物を3日に1回にとどめるよう都民に呼びかけた。
緊急事態宣言が続く中、大型連休を前に一層の外出自粛を呼びかけるため、都は、4月25日〜5月6日までを「ステイホーム週間」とし、企業への在宅勤務のさらなる呼びかけや、動画コンテンツなどによる在宅を楽しむ仕掛けづくり、首都圏で連携した広報キャンペーンを行うと発表した。
スーパーでの買い物については、外出を分散するため、毎日の買い物を3日に1回程度に控えるよう、都民に呼びかけた。また、商店街の加盟店が自主休業に取り組んだ場合、奨励金を交付するほか、「3密」回避へ向けた注意喚起の取り組みなどには、加盟店へ補助金を支出するとした。
入店時間や人数の制限など、具体的な対策の言及はなかった点について都は「業界団体との話し合いの中で、店舗の大小や地域性などの違いで一律の制限が難しい」とした上で、「今後(感染者の数が)悪化すれば、検討しないといけない」と説明した。
スーパーの混雑を巡っては、家族連れなどの来店により店内が混雑し、感染リスクの高まる「3密」状態になっていることが問題視されていた。