日本のエンターテインメント史上最高額
那須川天心と武尊の世紀の一戦が行われる「THE MATCH 2022」(6月19日、東京・東京ドーム)の会見が4月7日、都内で行われた。
この日は大会名、チケット発売要項などが発表されたのだが、チケットの最高価格はVVIP1列席(アリーナ1列目)の300万円。これは「日本の格闘技史上、日本のエンターテインメント史上最高額」(実行委員会の榊󠄀原信行氏)という驚異の価格となった。それ以降はVVIP2列目(アリーナ2列目)が200万円、VVIP3列席(アリーナ3列目)が100万円と続き、一番安価なA席(スタンドDブロック、Eブロック)で1万5000円となっている。
この価格に武尊は「いや、ちょっと高いなと思いましたけど(笑)。この試合にそういう価値をつけてくれたのはうれしいこと。それに見合った最高の試合をして勝つと決めました。値段も値段なんで知り合いとか友達が前で見られないことは悲しいと思いましたが、それがこの試合につけられた価値だと思うので、それに見合った試合をしたい」、那須川は「ちょっと、子供にやさしくないなと思いました。小さい子供に来てほしいなというのが一番あったんですが。でも、この試合に関してはこういう価値があるということをみんなに知ってもらえばうれしいと思うので。最終的にはこの試合で歴史の教科書に載りたい」とともに戸惑いの表情。また武尊が会見で笑顔を見せたのはこの時だけだった。