亀田興毅氏プロデュースの「3150FIGHT vol.5」に出場
那須川天心のデビュー戦に名乗りを挙げたものの実現には至らなかったプロボクサーの中川麦茶(一力)が4月15日、改めて那須川との対戦をアピールした。
プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅ファウンダーがプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT vol.5~東京を殴りにいこうか!~」(4月16日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場する中川はこの日、前日計量と会見に参加した。
会見で今後の展望についての質問が飛ぶと中川は「次は天心選手とやりたいと思っている。あの年であんだけのファンがいて、いろいろなものを背負って表舞台でやっている。普通にすごく尊敬しているし、彼は彼で、多分僕とやればどの程度の実力か分かると思う」などと語った。中川はこれまでもSNSやYouTubeなどで那須川との対戦をアピールしていた。
会見後の取材では「(那須川の試合は)家で見ました。速いなって思いました。あとは思ったよりボクシングに適応していて、本当に実力者だなと思いました。(適応というのは)距離感ですね。僕もキックをやっていたんで。キックとボクシングは距離感が違うんですが、その距離にも適応していた」と那須川のデビュー戦の印象を語る。
そして那須川のパンチについては「ないんじゃないんですか。でもパンチがなくてもボクシングは勝つことはできると思うんですが、どうなんですかね。あのパンチじゃ、スーパー・バンタムでは厳しいと思いますが、でもあれはデビュー戦なので。ここからまだまだ彼も上がっていくと思うし、あれはあれでいいんじゃないですか。山中慎介さんとかも最初はあまりKOするタイプじゃなかったけど、感覚をつかんでからばたばた倒しだしたじゃないですか。ああいう感じで化けそうな感じもします」などと分析。「スピード重視で握ってないんじゃないかと思う。握ったらもうちょいパワーが出ると思う。でもその分、スピードが落ちるんで、どっちを優先するか。彼は多分、スピードを優先したんじゃないですか」などとも語った。