大手町の「3×3 Lab Future」にて7日、期間限定でロボットが接客する「分身ロボットカフェ DAWN ver.β2.0」がオープンした。重度の障がいや病気、その他さまざまな事情で外出が困難な人が、自宅や病院にいながら分身ロボット「OriHime-D」を遠隔操作して接客する実験的なカフェ。期間限定でのオープンは昨年11月に続く2回目で、今回も「体験チケット」購入という形でクラウドファンディングを募り、1000万円以上の支援が集まった。
今回の開催にあたって、分身ロボットを開発するオリィ研究所 共同創設者の吉藤オリィ代表取締役所長は「作りたいものはロボットでもなければカフェでもない。“どうすれば人類は孤独が解消できるのか”がテーマ」と語り、「体が動かなくなったとしても、自分の意志で会いたい人に会えて、行きたい場所に行けて、死ぬ瞬間まで誰かに必要とされながら自分らしく生きていく未来を作っていく。これが私たちが本当の意味で目指しているもの」とその意義を説く。