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“敗者復活”のストーヤン・コプリヴレンスキーがブアカーオ撃破の勢いを駆ってトーナメントも制す【K-1】

2024.07.07 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館  ABEMA PPVにて全試合生中継)で行われた「-70kg 世界最強決定トーナメント」でストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)が決勝でヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアンタイ)に1RでKO勝ちを収め、優勝を果たした。

 コプリヴレンスキーは3月に行われた1回戦ではカスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)に僅差の判定負け。しかし勝ち進んでいたK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)がケガのためトーナメントを棄権することとなり。その代替選手としてコプリヴレンスキーを抜擢したことを6月18日にK-1が発表。いわば“敗者復活”での優勝となった。

 1R、コプリヴレンスキーはオーソドックス、アキモフはサウスポー。圧をかけるコプリヴレンスキーは右ミドルを連打。そしてヒザ、右ミドル。アキモフはチャンスをうかがい、左ボディーストレート。アキモフは左インロー。コプリヴレンスキーは右ミドル、右インロー。アシモフは蹴りの距離にパンチを出せない展開が続く。アキモフはバックブローを見せるがコプリヴレンスキーはバックステップ。コプリヴレンスキーはスイッチを繰り返し、パンチで押し込み左のショートフックでダウンを奪う。立ち上がったアキモフだったが、コプリヴレンスキーはなおも前に出てパンチの連打。最後は右ストレートで2度目のダウンを奪ってKO勝ちを収めた。

魔裟斗氏が「明日一番強かった選手が優勝する。“トーナメントには運がある”というが運ではなく実力」と強調【K-1】

2024.07.06 Vol.Web Original

 K-1 WORLD MAX 2003・2008世界王者の魔裟斗氏が7月6日、「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われる「-70kg 世界最強決定トーナメント」について「明日一番強かった選手が優勝する」などと語った。

 この日は都内で前日計量と会見が行われ、魔裟斗氏は「K-1 WORLD MAXスペシャルアンバサダー」を務める須藤元気氏とともに登壇した。

 当日は解説を務める魔裟斗氏は「最初は知らない選手も結構いたが、勝ち上がった7人を見て“今回のトーナメントは面白くなるな”と確信した。この7名+ワイルドカードだったが、それがまさかのブアカーオ。僕らの戦友。ブアカーオが参戦したということでこのトーナメントの面白さが2倍にも3倍にも膨れ上がったんじゃないかと思う」と語った。そして「10日ほど前にタイに行ってブアカーオの練習を間近で見てきたが、今のブアカーオは僕らが戦っていたころに近いコンディション。ブアカーオはコロナで3年間くらい試合をしていない時期があったが、去年は5試合している。コロナ明けのRIZINのの試合はあまりコンディションがよくなかったが、今、いいコンディションを取り戻したブアカーオはかなり手強いと思う」と現在42歳のブアカーオ・バンチャメーク(タイ/Banchamek Gym)の実力に太鼓判を押した。

ブアカーオが「僕が優勝したら戻ってきてください」と魔裟斗氏に現役復帰のラブコール【K-1】

2024.07.06 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われる「-70kg 世界最強決定トーナメント」に出場するブアカーオ・バンチャメーク(タイ/Banchamek Gym)が7月6日、「王者に返り咲く姿を楽しみにしていてください」と優勝宣言を放った。そして解説を務める、かつてのライバル魔裟斗氏に「もし僕が王者になれたら、魔裟斗選手、戻ってきてください」と現役復帰のラブコールを贈った。

 ブアカーオはK-1 WORLD MAX 2004・2006世界王者。その後、日本ではシュートボクシング(SB)、戦極でも戦い、2013年に行われた「MAX Muay Thai 4」を最後にしばらく日本でのファイトが途絶えたが、昨年5月のRIZINで日本では約10年ぶりとなる試合を行い安保瑠輝也とドロー、今年3月のRIZINでは木村“フィリップ”ミノルにKO勝ちとまだまだ健在であることを証明した。

 この日は前日計量の後に会見が行われブアカーオは「ブアカーオはまだ現役を続けております。皆さん、戸惑っているでしょうか? 自分もよく考えてこの大会に参戦することを決めました。20年前の明日、自分が最初の王者になったということで非常に感慨深い。自分自身としても、まだ戦い続けていることには感慨深いものがあるが、まだK-1という団体がパワーがあって、皆さんが楽しみにしている、そういう大会に出られるということで、まだ自分には戦う力があるというところを皆さんに見てもらいたい。そして7月7日、またブアカーオが王者に返り咲く姿を楽しみにしていてください」と3度目の優勝への意欲を見せた。

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