星空写真家、プラネタリウム映像クリエイターのKAGAYAによる写真展。天空と地球が織りなす壮大な奇跡を、デジタルアートやプラネタリウム番組、あるいは写真など、さまざまなアプローチを通して表現し、世界中の人々を魅了するKAGAYA。2006年に発表したプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」は国内外で観客動員数100万人を超える大ヒットとなっている。
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アーティストたちはいかに「光」に魅了されたか『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』
英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに約120点を厳選。18 世紀末から現代までの約200年間におよぶ、代表的作家たちの多様な作品が集結する注目の展覧会。
会場には「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向ける。
異なる時代、異なる地域で制作された絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行っているのも見どころ。さまざまなアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのか、たどっていくことができる。
岡本太郎の史上最大のスケールの大規模回顧展! 貴重な“里帰り”作品も「展覧会 岡本太郎」
昭和を代表する芸術家・岡本太郎の最初期から晩年までの代表作・重要作を網羅する、史上最大のスケールの岡本太郎回顧展。岡本作品のほぼすべてを所蔵する川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館の全面協力のもと、主要な代表作・重要作が勢ぞろいするほか、国内各地の美術館からの出品作品を加え、岡本芸術の全容に迫る。
18歳でパリにわたり、芸術家を目指した岡本太郎。そのパリ時代の作品を主に紹介する第一章では《空間》、《傷ましき腕》、《コントルポアン》(東京国立近代美術館蔵)という代表的初期作品4点を一挙展示。
さらに、パリから帰国後、日本美術界の変革を掲げ「夜の会」を結成。前衛芸術運動にまい進した時代の代表作、《太陽の塔》につながる縄文時代や呪術的なエネルギーに触発された作品群、そして「芸術は大衆のもの」とした岡本太郎の既成を超越した想像力が、広く人々に大きなインパクトを与えたパブリックアートやオブジェなど、まさに岡本太郎芸術の真髄に迫る内容となっている。
また、本展では、太郎の初期の表現にふれられる貴重な絵画のひとつ、《露店》(1937/49年、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館蔵)の出品も決定。岡本太郎が芸術家としての基盤を作った1930年代のパリ滞在期の作品は、戦災ですべて焼失し、当時の作品の内容は、1937年にパリで発刊された初めての画集『OKAMOTO』(G.L.m.社)に掲載のモノクロの図版と、戦後に太郎自身が再制作した4点からしか伺うことができない。今回展示される《露店》は、1983年に太郎本人によりグッゲンハイム美術館に寄贈されて以来、日本国内では実物を見ることができなかった貴重な作品に出合える機会をお見逃しなく。
現代アートの巨匠、ついに東京の美術館で大規模個展開催「ゲルハルト・リヒター展」
“現代アートの最高峰”ゲルハルト・リヒター。日本では16年ぶり、東京の美術館としては初となる待望の大個展。
ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、具象表現や抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組み続けてきた。
本展では、近年の最重要作品とされている、4点の巨大な抽象画からなる作品、《ビルケナウ》(2014年)が日本初公開。同作は一見、抽象絵画に見えるが、その下層には、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で囚人が隠し撮りした写真を描き写したイメージが隠れている作品。1960年代以降、ホロコーストという主題に向き合おうと試みながらも断念してきたリヒターがついにたどり着いた達成点にして転換点ともなった作品。絵画と全く同寸の4点の複製写真と大きな横長の鏡の作品(グレイの鏡)などを伴って展示され、1枚の抽象画を鑑賞するというより、ある歴史と対面しているような感覚を覚える空間となっている。
他にも、鏡やガラスを素材とした作品に他の作品が映り込むなど、見るたびに異なる様相が現れる展示構成となっており、改めて“ものを見る”とは何か問われる体験ができる。
今年、90歳を迎えたリヒター。彼が手元に置いてきた初期作から最新のドローイングまでを含む約110点によって、一貫しつつも多岐にわたる60年の画業を紐解いていく。
『天ない』『NANA』…髙島屋で矢沢あいの名作に涙!「ALL TIME BEST 矢沢あい展」
私立聖学園の生徒会を舞台にした恋愛漫画の金字塔『天使なんかじゃない』、ファッションデザイナーを目指す主人公の恋と成長を描く『ご近所物語』、中島美嘉と宮﨑あおい出演の実写映画化で社会現象を巻き起こした『NANA』……数々の人気作を世に送り出した漫画家の矢沢あい。矢沢本人が総監修を務めた“ベストアルバム”のような原画展「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が現在、新宿髙島屋 11階特設会場にて開催されている。
巨大ガシャやAIルフィも!グッズ展『Meet the “ONE PIECE”』で渋谷はワンピース一色
今年でマンガ連載開始25周年を迎え、25日に原作連載再開、8月6日に劇場版『ONE PIECE FILM RED』の公開を控える「週刊少年ジャンプ」の大人気コミック『ONE PIECE』。現在、渋谷キャスト スペース・ガーデンにて25年分のグッズを展示販売するグッズ展『Meet the “ONE PIECE”』、「RAYARD MIYASHITA PARK」で連動イベント『Meet the “ONE PIECE” 出張版 at RAYARD MIYASHITA PARK』が開催中だ。『ONE PIECE』一色の渋谷を編集部が体験した。
『エヴァンゲリオン』歴代プロダクト大集合! 誕生から現在まで約25年以上にわたる“エヴァカルチャー”に圧倒
大人気シリーズ『エヴァンゲリオン』のプロダクトが一堂に会する『EVANGELION CROSSING EXPO-エヴァンゲリオン大博覧会-』が8月15日から渋谷ヒカリエにて開催。
1995年にTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が放送されて以来、25年以上にわたって生み出されてきたプロダクトやプロジェクト4000点以上が展示される“エヴァプロダクトの祭典”。貴重なアイテムの数々を通して、あらゆるジャンルに広がる“エヴァカルチャー”を体感できる展覧会となっている。
テレビ放送開始当時から現在までに制作されたフィギュア・プラモデルに始まり、数々の話題を呼んだ、企業や地域、他作品のキャラクターとのコラボアイテムやプロジェクトアイテムも一挙終結。
販売価格約1600万円という、世界に一台しかないスポーツカー「エヴァンゲリオン オロチ」も実物展示。
玩具や雑貨にとどまらず、アパレル、伝統工芸品、ゲーム、イベント、モータースポーツなど、あらゆるジャンルに広がるエヴァカルチャーの多様性と歴史を体感できる機会となっている。
また、本イベント限定アイテムなども登場する公式ストア「EVANGELION STORE」や会場限定のソフトクリームなども合わせて楽しんで。
『EVANGELION CROSSING EXPO-エヴァンゲリオン大博覧会-』は7月15日から8月26日まで渋谷ヒカリエ・ヒカリエホールにて開催。
ファーブルになりきって昆虫とふれあえる!東京ドームシティ『体感する昆虫展TOKYO』
代表作『昆虫記』で知られるフランスの博物学者、ジャン=アンリ・ファーブルが2023年に生誕200周年を迎えることを記念し、文京区の東京ドームシティ「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」にて『ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO』がスタートした。
主人公たちと一緒にアートの世界へ飛び込もう!『ブルーピリオド展~アートって、才能か?~』
藝大受験を志す若者たちの青春を描く、山口つばさ原作コミック『ブルーピリオド』(講談社「月刊アフタヌーン」にて連載中)初の展覧会。
作中に登場する絵画の展示や没入型シアターといった、藝大受験を志す主人公・矢口八虎とその仲間たちの物語を追体験できる展示から、名画解説などのアートを身近に感じることができる展示まで、さまざまな企画を通してブルーピリオドの世界に迫る。
作中に登場する多くの美術作品は、同作のためにアーティストや学生が実際に制作したもの。会場では、物語のキーとなった作品や主人公・矢口八虎のターニングポイントとなった作品を中心に、実物の絵画を約50点を展示。作品を前にした登場人物たちと同じ感動を追体験しよう。
〈キャラ大石膏室〉では、藝大の大石膏室を思わせる空間に、ヴィデ、ブルータ、モリエールといった有名な石膏像をモチーフにした作中のキャラクターの像が展示され、来場者はこれらの像を会場で自由にデッサンすることが可能(平日限定)。
また、八虎が臨んだ藝大一次試験の会場を再現。原作未登場の他キャラクターたちの作品も含め、八虎たちが試験にかける熱い思いに触れられる展示も必見。
原作ファンや漫画ファン垂涎の“漫画展”としても、注目の現代アーティストの作品や名画解説などを通して、アートの魅力を堪能できる美術展としても楽しめる、この夏、見逃せない展覧会だ。
“ふくよか”感からあふれる色彩、圧倒的な迫力!「ボテロ展 ふくよかな魔法」Bunkamura ザ・ミュージアム
コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロの生誕90年に合わせ、日本では26年ぶりとなる大規模な絵画展を開催。
1932年、南米コロンビアのメデジンで生まれたボテロは、20歳でヨーロッパに渡り、スペインやイタリアなどで古典作品から多くを吸収。1956年には、ボリュームのある形態で対象を描くことを見出し、その後、ボテロ特有の絵画様式を確立させていった。1970年代からは、同じくボリューム感あふれるスタイルで彫刻も本格的に手掛けるようになり、絵画作品とともに人気を博している。
新たな1年、感覚を広げるアート展 アイラブアート16『視覚トリップ展 ウォーホル、パイク、ボイス 15人の ドローイングを中心に』
ワタリウム美術館の多彩なコレクション群を紹介する〈アイラブアート〉シリーズ。今回は『視覚トリップ展』と題し、同館コレクションを中心に、さまざまな視覚体験を楽しめるアーティストたちの作品を一挙紹介。
アンディ・ウォーホルの初めてのドローイング集『サムという名の25匹の猫と青い子猫ちゃん』や、メディア・アートの第一人者ナムジュン・パイクが描いた“笑っているテレビ、泣いているテレビ”のドローイング、1984年にヨーゼフ・ボイスが東京で描いた黒板ドローイング『コンティニュイティ(連続性)』など、14人のドローイングやペインティング作品、計160点を展示する。
さらにゲストアーティストとして、ロンドンを拠点に活躍し注目を集める映像作家さわひらきの映像作品『/home』『/home (absent room) 』と新作ドローイングも披露される。
1972年、ワタリウム美術館前身のギャラリーがオープンして以来、今や現代美術を代表するアーティストたちをいち早く紹介してきた同館ならではのラインアップを楽しんで。