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紅しょうがとBALLISTIK BOYZがレモンサワーで乾杯&宅飲み?

2024.08.17 Vol.Web Original

 

 お笑いコンビ、紅しょうがの冠番組『つまみは紅しょうが 男子~!宅飲みするからウチ来ぃや~!』(BSよしもと、毎月第3・4月曜24時~)に、BALLLISTIK BOYZの加納嘉将と砂田将宏が出演する。放送日は19日。

 本番組のコンセプトは“宅飲み”で、紅しょうがが素敵な男子ゲストを招いて、食べて飲んで笑って楽しく“宅飲み”するもの。 

 レモンサワーで乾杯して宅飲みスタート。紅しょうがのことを知っていたかという問いに、砂田が「〇〇のネタ、あれめっちゃ面白いです」。意外なセレクトだったため、稲田も熊元も「めっちゃ 見てくれてる!」と興奮。 

ソラシド本坊さん、山形からの魂の叫び。大丈夫です、絶対に売れます。〈徳井健太の菩薩目線 第196回〉

2024.02.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第196回目は、ソラシド・本坊元児について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 ギラギラしている芸人は、いつだってカッコいい。ソラシドの本坊元児さんは、まぶしいくらいにギラついていた。

 2月4日に、BSよしもとで『47住みますサミット』が放送された。僕も出演していた『ワシんとこ・ポスト』が終わると、『小倉淳の47フォーカス』が新しく始まった。この番組は、47都道府県の住みます芸人の活動を通して地方創生をみんなで考えるというもの。今回、そのスペシャル版として、僕も参加した。

 テーマは、「耕作放棄地を活用」する――。ZOOMを介して登場したのが、和歌山県住みます芸人・わんだーらんど、愛媛県住みます芸人・伊予ノ家うっつん、そして山形県住みます芸人のソラシド本坊さんだった。

 後継者不足などで、全国に点在する農地は耕作放棄地へと変わり果ててしまう。たとえば、美味しいみかんを育てるためには、植樹から収穫までおよそ5年の月日がかかるという。

 農家の方が亡くなってしまえば、みかんの木は残っているのに、誰も育てることはできなくなる。しばらくすると、誰も望んでいないだろう耕作放棄地が誕生する。その農地で誰かがみかんを作りたいと思っても、またゼロから始めなければいけない。もしかしたら移住者が、みかん作りに興味を持ってくれる可能性だってある。だけど、5年は長すぎる。それを回避するために、人がいなくなったとしても農地を現状維持させ、 誰かが育てられるような環境を守っておかなければいけない。

 わんだーらんどは、そのために奔走していると話していた。ゼロから何かを生み出すには途方もない時間がかかるだろうけど、何かをゼロに壊すのは一瞬の出来事だ。

 伊予ノ家うっつんは、村上ショージ師匠とともに、ショージ師匠の故郷である瀬戸内海・大島の耕作放棄地でレモン栽培に取り組んでいるという。ショージ師匠と仲が良かったことが契機となり、「住みます芸人になった」になったそうだ。ずっと愛媛で暮らしていたら、ある日突然、住みます芸人にジョブチェンジ。

 人生はいろいろだ。

 ソラシドの本坊さんは、芸人としてバリバリの経歴を持つ、大阪NSC20期生。同期は麒麟さん。とりわけ、川島(明)さんとの付き合いは長く、互いに才能を認める仲だ。

 本坊さんは、山形県西川町で空き家と農地を100円で引き継ぎ、独学で農業を学び、育てた野菜を販売している。

「年に700本の大根が収穫できても、1本100円にしかならない。何か月も美味しい野菜を作るためにがんばっているのに、7万円にしかならない!」

 ふざけるな――。そうキレていた。面白おかしく話しているけど、その実情はあまりにリアルで、僕たちが「そりゃ後継者不足になるよな」と納得する叫びだった。

 住みます芸人として活動をしていくと、その地域の農家の方々や自治体の人たちの顔が見えてしまって、なかなか実情をさらけ出すことは難しいと思う。だけど、本坊さんは違った。ギラついて、魂から叫んでいた。

 本坊さんは、芸人に対して恥ずかしい気持ちがあると話していた。自分は住みます芸人になるつもりなんてなかった。都落ちだと思われたくない。だから、いずれ中央に戻るために、自分の武器の一つとして農業と向き合う……エピソードを作るために山形へ来たと、はっきりと口にしていた。 

 こう聞くと、もしかしたら「農家を馬鹿にしている」とか「農業を利用している」なんて考える人もいるかもしれない。だけど、本音をきちんと言える人ってどれくらいいるんだろう。本音を言うこと。それは相当な覚悟を持って農業と向き合っているということだと思う。そんな覚悟を持った人が作っている大根は、きっと美味しいだろうし、100円で叩き売られることが心から悔しいのだと思う。

 本音をぶちまけ、自分のギラギラを隠そうとしない。本坊さんのかっこよさに震えた。コメントもキレキレで、農業の何が問題なのか、ものすごく伝わってきた。

 おそらく、住みます芸人の中には、その地域でそれなりのお金がもらえて、安定していれば御の字だと割り切っている芸人も少なくないはずだ。かつて抱いた野心を、土の中に埋めてしまった芸人もいる。だけど、本坊さんは十年一剣を磨いて、機会を狙っている。

 本坊さんは、農家の方を尊敬しているし、山形県が大好きだと話していた。だとしても、やっぱり自分は大阪や東京で仕事がしたいんだって誠実に語っていた。そういう人が農業と向き合い、1本100円にしかならないと叫ぶ。叫びがリアルな人に、僕たちは耳を傾ける。住みます芸人には、それぞれにドラマがある。

今いる自分は“点”に過ぎない。盆栽から学んだ、つないでいくことの尊さ〈徳井健太の菩薩目線 第172回〉

2023.06.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第172回目は、盆栽について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 皆さんは、「盆栽」と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?

 お年寄りの趣味――そんな印象を抱く人は少なくないと思います。私、徳井健太もそう考えていました。

 月曜から金曜までBSよしもとで生放送している『ワシんとこ・ポスト』(19時~21時)という番組があります。恐れ多くも、金曜コメンテーターを担当させていただいております。全国放送では扱わない局地的なニュースを深掘りする「地方・業界特化型ニュースショー」をうたうだけあって、毎回、知的好奇心をくすぐる話題から、真剣に向き合うべき課題まで、とても刺激をいただいている。(良い番組なので見てほしいです)

 先日、番組で福島県の「吾妻五葉松(あづまごようまつ)」の盆栽を取り上げたときのこと。福島市で3代にわたって続く老舗の盆栽園「あべ」、その3代目である阿部大樹さんが登場し、「吾妻五葉松」についてレクチャーしてくださった。

 阿部家の盆栽は、自生している松を鉢に植え替えるのではなく、種一粒から盆栽に育て上げる「実生」と呼ばれる技法を用いているそうだ。阿部さんは、国立公園である吾妻山に入るために特別な許可をもらった上で、吾妻山の五葉松の自生地に入り、そして採取し買い取っているという。一から育てるため、途方もない時間と手間がかかることは想像に難しくない。

 吾妻山に自生する五葉松は、風雪を含めた厳しい環境下で育つことから「根上り」(風雨などで土が流され根がむき出しになった樹形)が特徴的で、その無骨かつ優雅な姿は、海外でも人気が高いらしい。阿部さんは、この独特な松の風体を宿すために、吾妻山に足を運び、毎日毎日、育ってきた苗木と向き合っていると教えてくれた。

 話をする阿部さんの後方に、一つの盆栽があった。大きさは、小さなクリスマスツリーくらい。気になった俺は、「後ろの松は何年くらいなんですか?」と聞いた。まぁ、いうても10年くらいだろう。

「60年くらいですかね」。

 そう阿部さんは、こともなげに答えた。ひっくり返りそうになった。60年? ってことは、今お話をされている阿部さんよりも年上じゃないか。

「じゃあ、引き継いで20年くらいだという3代目である阿部さんご自身が育てたものはどれくらいの大きさなんですか!?」

 尋ねる俺に、3代目が見せてくれたのは、(あくまで素人である自分から見たサイズ感ではあるけど) まだまだ小さいものだった。人間、20年も経てば、お酒も飲めるようになるし、社会の荒波に放り込まれるくらいには成長している。でも、目の前に映る小さな松は、我々が知るあの立派な松の姿と比較すると子ども、いや、まだまだ赤ちゃんと呼びたくなるほどかわいらしいものだった。

 松は、700年ほど生きるものもあるという。諸説あるものの、日本で盆栽が始まったのは西暦1200年くらいらしい。

 一生をかけても極めることができないもの――。それが盆栽だということを、阿部さんのお話を聞いて理解した。

 一つのことを60年も続ければ、「達人」と呼ばれる領域に足を踏み入れる、と思っていた。だけど、何百年と生きる可能性のある松を相手にしたとき、人間の寿命では時間が足りなさすぎる。盆栽として仕立てていく最中も、これがどうなるのか、あるいはどのような評価を受けるのか、その是非もわからない中で、ひたすら樹木と向き合う。答えも分からないまま、極めることもできないまま、ただひたすらに。最敬礼だ、盆栽士と盆栽に。

 お年寄りの趣味? いやいや、若いうちから盆栽は始めた方がいいような気がしてきた。自分が育てた松を、もしかしたら家族が、自分の息子が引き継ぎ、育てていってくれるかもしれない。目に見える一子相伝。こうしたプロセスにこそ、「鍛錬」という言葉が似合うなと、ふと思った。一日、一年、一生、その進歩と歴史が受け継がれていくのだから、考えようによっては、こんなぜいたくな趣味はない。

 昔、小薮(千豊)さんからこんなことを言われたことがあった。

「地球が生まれてきて何十億年という月日が経って、たまたま今お前はこの時代に生きている。ということはお前の先祖は、マンモスに殺されることもなく、病気や戦争といったものもくぐり抜けてきたということ。この先もきっとお前の子孫は続いていく。今いる自分は点に過ぎない。終わらせないために継続していくだけで十分。たまたまお前の番が巡ってきているだけ」

 盆栽というのは、天寿にも通じるものなのだと思った。いずれ死ぬけど、つないで、生きていく。その尊さを教えてくれるものなんだろうな。

本当に悲しみを知っている人の言葉には重さがある。現場で、目の前で見ている当事者の声を聞こう〈徳井健太の菩薩目線 第170回〉

2023.05.20 Vol.Web Origial

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第170回目は、動物と向き合う人たちについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 動物と真摯に向き合っている方々って素晴らしい。

 BSよしもとの番組で、ヤンバルクイナの保護活動をしている方とお話をする機会があった。ヤンバルクイナは、沖縄県北部のやんばる地域に生息する鳥だ。絶滅危惧種――というイメージが強いヤンバルクイナだけど、意外なことに昨今は保護活動の影響もあり、やんばる地域には結構な数が生息しているという。

 もともとは、那覇を含む沖縄県の中心部にもいたらしい。ところが、人が増え、街が開発されるにつれ、自然が消滅したことで、ヤンバルクイナは豊かな自然が残る北へ北へと移動していった。

 その昔、ヤンバルクイナには天敵という存在がいなかったという。そのため、空を飛ぶ必要がなく、彼らは“飛べない鳥”になったそうだ。外敵から身を守る必要のない、平和の象徴のような鳥だった。

 だったら、どうして絶滅の危機に?

 沖縄にはハブが生息している。厄介な存在であるハブを退治するために導入されたのが、マングースだ。ハブ対策として沖縄県に解き放たれたマングースは、その期待にまったく応えることはなかったそうだ。

 ハブは夜行性で、マングースは昼行性。つまり両者がにらみ合うことは、ほとんどなかった……というから、まるで落語のような展開だ。話には続きがある。

 交戦しなかった結果 、マングースは繁殖した。あろうことか、ヤンバルクイナを襲い出した。自然に対する人間の介入なんてするもんじゃない。その典型。平和の象徴からすれば、突然現れた天敵。でも、彼らは飛ぶことができない。さらには、開発が進む島内で車にひかれるといった被害も加わる。気が付くと、ヤンバルクイナは減少の一途を辿っていたそうだ。

 保護活動をされている方は、年間になくなるヤンバルクイナを「ゼロにすることはできない」と話していた。「どれだけ少なくすることができるかを考えていかなければいけない」とも説明してくれた。この言葉に、当事者だからこその現実を垣間見て、背筋が正される思いがした。

 たとえば、交通事故をゼロにしましょうと呼びかける。でも、どう考えたってできっこない。きれいごとを言おうとすると、言葉はすぐに軽くなる。ゼロにしましょうと呼び掛けたところで、交通事故はいまこの瞬間も起こっている。どうすれば交通事故が減るのかを考えなければいけないはずなのに、俺たちはそんなことを考えることなく、日常を送っている。交通事故で被害に遭われた方を除いて。

「犠牲者を減らす方法を考える」。これは、犠牲者を見てきた人じゃないと言えない言葉だ。本当に悲しみを知っている人は、言葉に重さがある。現場の最前線で活動されている方々の言葉というのは、些細な言葉ですら、心臓に届いてしまう。

 家の近くに動物病院がある。定期的に我が家の犬を診てもらうため、その病院に勤める獣医さんと話し込むことも珍しくない。獣医さんは、うちの犬のことをワンチャンとかこの子とは呼ばずに、「この人はね」なんていつも話す。

“人”だととらえている。

 少し前、去勢手術について相談したことがあった。「子どもを産めなくなるということがこの子にとってどうなんですかね?」と相談すると、獣医さんはこう口を開いた。

「この人は飼い主さんと一緒にいることが幸せだと思う。私個人の考え方だけど、仮にとても辛い病気で入院したとして、その病気が治るかもしれないし治らないかもしれないといった場合、最後の命を飼い主さんのもとで全うさせたほうが、この人たちはうれしいと思うんです」

 長生きしてほしいと願う飼い主は、きっと多いだろう。でも、犬自身が長生きを望むかどうかを考えたことはあまりなかった。自分の親が倒れて延命措置を望むか? と想像するといろいろな答えがあるはずなのに。動物だとなかなかそうは考えられない。獣医さんの言葉は、いつも現場で動物たちを見ている人だからこそのリアルなんだろうなと思った。

 当たり前のことだろうけど、動物はそれぞれ個性があって個体差がある。一体、一体にアイデンティティーがある。なのに、俺たちは「キリンってどれくらいエサを食べるんですか?」と尋ねてしまう。

 似たような質問をアシカを飼育している人に聞いたとき、その人は、「アシカによりますね」と教えてくれた。これが正解なんだ。

 もしも宇宙人から、「地球人はどれぐらいご飯を食べるんですか?」と聞かれたら、皆さんだって、「人によりけりだと思いますよ」と答えるに違いない。それと一緒で、動物も1匹1匹、1頭1頭違うということを覚えておかないといけない。

 当事者の話を聞くことは、とても大切なことだ。たくさん情報があふれている世の中にあって、現場で、目の前で見ている人たちの意見を聞くことって、何よりも純度の高い目線なんだなって、最近つくづく感じている。

「BSよしもと」が開局! 西川きよし、東野幸治、和牛が鏡開き「小さなことからコツコツと」

2022.03.21 Vol.Web Original

 

 地方創生をコンセプトにした「BSよしもと」(265ch・無料放送)が21日に開局、正午から放送をスタートした。最初の番組は、「“笑いの力”で地域を元気に!」をテーマにした『Cheeky’s a GoGoGo!』の開局記念特番の6時間生放送スペシャルで、この日メインMCを務める東野幸治、お笑いコンビの和牛、そしてスペシャルゲストの西川きよしが「小さなことからコツコツコツと」の掛け声で鏡開きをして新たなスタートを祝った。

 

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