KO-D無差別級王者クリス・ブルックスが上野勇希との前哨戦制し、王座死守宣言「両国で勝つのは僕だ」【DDT】

2023.10.22 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月22日、東京・後楽園ホールで「God Bless DDT 2023」を開催した。KO-D無差別級王者クリス・ブルックスが11月12日の東京・両国国技館で挑戦を受ける上野勇希との初の前哨戦を制して、王座防衛を力強く宣言した。

 両者による王座戦は9・24後楽園で決まったが、クリスが古傷の右肩に違和感を覚え欠場。クリスが復帰すると、今度は上野がインフルエンザに罹患してしまい欠場。王座戦が決まってから1カ月が経ち、ようやく前哨戦が実現した。

 互いに対戦を熱望していた“相思相愛”の関係とあって、2人は序盤から激しくやり合った。クリスがチョップを放てば、上野はエルボーで応戦。上野がスワン式ミサイルキック、プランチャーを繰り出せば、クリスはフットスタンプ、オクトパスストレッチで攻め込む。上野がトペ、MAOがラ・ケブラーダをクリス組に発射すると、上野がクリスにフロッグスプラッシュ。上野とMAOがMAD MAXを決める。MAOが旋風脚でHARASHIMAを排除し、リング上はクリスとMAOの1vs1に。上野のBMEを自爆させたクリスはドロップキック、パイルドライバー。これはMAOがカットするも、クリスはバズソーキック、ダイビング・ダブルニーからプレイングマンティスボムを決めて、上野から直接フォールを奪った。

新日・高橋ヒロムがアイアンマン王座を電撃奪取し、11・12両国での平田一喜戦はタイトル戦に【DDT】

2023.10.22 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月22日、東京・後楽園ホールで「God Bless DDT 2023」を開催した。高橋ヒロム(新日本プロレス)がアイアンマンヘビーメタル級王座を奪取し、11月12日の東京・両国国技館での平田一喜戦には同王座がかけられることになった。

 この日、DDT EXTREME王者の平田はアイアンマン王者の正田壮史とのダブルタイトル戦に臨んだ。EXTREME王座戦は王者がルールを指定できるが、正田が友達が少なく、仲間とワイワイやるのが嫌いだと聞き、平田は「Enjoyしようぜ!皆でワイワイお楽しみデスマッチ」を提案。これは基本的には通常プロレスルールだが、試合中に正田を楽しませようとの平田の思惑で実現。

 平田が描いていた通り、試合中にジェンガ、バスケットボール、飲み会、モノボケが行われる異色の展開となった。正田がミドルキック連打で追い込むと、正田が好きなテレビ番組「逃走中」にちなんで場外での鬼ごっこに発展。平田はカウント19ギリギリで正田をエプロンで押し飛ばし、まんまとリングアウト勝ちを収めた。リングアナが「アイアンマン王座はリングアウトでの王座移動はありませんので、正田選手の防衛となります」とのアナウンスを聞いた平田は、すぐさま正田を丸め込んでアイアンマン王座の奪回に成功し2冠王に。

WWEを退団した元黒潮“イケメン”二郎が11・12両国に電撃参戦し、正田壮史と一騎打ち【DDT】

2023.10.22 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月22日、東京・後楽園ホールで「God Bless DDT 2023」を開催した。9月にWWEを退団したばかりの黒潮“イケメン”二郎こと黒潮TOKYOジャパンが11月12日の東京・両国国技館大会にスクランブル参戦し“スーパールーキー”正田壮史と一騎打ちを行うことが決まった。

 この日の第2試合終了後、「両国大会に出場したい選手」として登場した黒潮は「米国に‟イケメン二郎“置いてきちゃって。TOKYOジャパンと申します」と改名の事情を説明。「米国でタケちゃん(KONOSUKE TAKESHITA)が‟アイツがいい!”って言ってる選手がいて。俺も興味わいて。戦ってみたいタイミングで、コレ(リリース)だったんで。こんないいタイミングはないって。正田!」と続けた。

 呼び出された正田は「ビックリしましたよ」と戸惑いを隠せずも、黒潮の話を聞いて「メチャメチャやりたいです」と快諾。当初、正田は5WAYタッグマッチに出場予定だったが、カード変更され、黒潮とのシングル戦が決定した。

 黒潮は「お客さんがイケメンと思ったら、“イケメンコール”をしてほしいし、デカい“イケメンコール”を両国で聞きたい。俺が出てた頃のDDTにはいなかった正田とシングルマッチ。かなり楽しみです」と笑みを浮かべた。

納谷幸男が急襲の斉藤ブラザーズに激怒「11・12両国でぶっ殺してやる!」【DDT】

2023.10.22 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月22日、東京・後楽園ホールで「God Bless DDT 2023」を開催した。納谷幸男が11月12日の東京・両国国技館大会で対戦する斉藤ジュン&斉藤レイの斉藤ブラザーズ(全日本プロレス)の襲撃を受け怒り心頭となった。

 両国大会で納谷は秋山準、HARASHIMAと組み、ブードゥ・マーダーズの斉藤ブラザーズ&歳三と激突する。この日、納谷は第3試合で高鹿佑也とシングル戦を行い、熱戦を繰り広げていたところ、納谷の背後から斉藤ブラザーズが乱入してやりたい放題。そこにHARASHIMAが入ってきて、一触即発状態に。

 マイクをつかんだレイは「納谷! オマエ、今まで斉藤ブラザーズに散々なめた態度取ってくれたな。11・12両国でぶっ潰してやる。そして、俺が参戦するD王でオマエを血祭りにしてやるよ。D王は俺一人で十分だ。楽しみにしとけ!」と宣戦布告。

 ケンカを売られた納谷はバックステージで「斉藤ブラザーズ、なめんじゃねぇぞ。今日来た意味分かってんのか? 次の両国、DDTとブードゥ・マーダーズで対抗戦だ。ぶっ殺してやる。D王、片方出るらしいな。覚えとけ。オマエがシングルじゃ何もできないってことを証明してやる」と吐き捨てた。

 レイは「納谷がなめた態度取ってたから、ぶっ潰してやったぜ。今日はほんの小手調べだ。11・12両国でアイツをきっちりぶっ倒してやる。D王、アイツを血祭りにして、全員ぶっ倒してやる」と言い放った。

秋山&鼓太郎が“馬場さん生誕の地”で全日勢退け、アジアタッグ王座初V。坂口が挑戦表明【DDT】

2023.10.08 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月7日、新潟・三条市厚生福祉会館で「God Bless DDT 2023 TOUR in SANJO」を開催した。秋山準、鈴木鼓太郎組が大森隆男&ヨシ・タツの全日勢を退け、アジアタッグ王座初Vに成功。“伝説のプロレスラー”坂口征二氏の長男・坂口征夫が岡谷英樹とのコンビで、11月3日、東京・新宿FACEで挑戦することが電撃決定した。

 三条といえば、秋山の師匠であるジャイアント馬場さんの生まれ故郷。そのおヒザ元で、馬場さんも腰に巻いたアジアタッグ選手権戦がDDTマットで行われるのは何かの縁だ。

 序盤、両軍はじっくりとしたレスリングの攻防。場外に転じ秋山が同期生・大森を鉄柱にぶつけると、大森がブレーンバスターで逆襲。リングに戻ると一進一退の攻防となったが、大森が秋山にフルネルソンバスター。大森組は秋山にダブル・ブレーンバスターも、鼓太郎がカット。大森が必殺のアックス・ギロチン・ドライバーを秋山に繰り出すもカウントは2。秋山が大森にエクスプロイダーを見舞えば、大森はアックスボンバーで反撃。鼓太郎がエルボー弾でヨシ・タツを排除。秋山、鼓太郎の順で大森にジャンピング・ニーを叩き込み、秋山のヒザと鼓太郎のエルボーの合体技も大森は2カウントで返す。秋山が大森にエクスプロイダー一閃。これをカウント2で返されると、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーで大森の息の根を止めた。

赤井沙希が引退試合の6人タッグでノアの丸藤正道と対戦。「造形が綺麗な状態というよりも、命をかけてすべてをやり切った姿を見せたい」【DDT】

2023.10.05 Vol.Web Original

11・12両国でラストマッチ

 DDTプロレスが10月5日、都内で「赤井沙希引退試合対戦カード発表記者会見」を開催した。赤井は6人タッグでプロレスリング・ノアの丸藤正道と対戦することが発表された。

 赤井は5月24日に行われた会見で11月12日に開催されるビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(東京・両国国技館)をもっての引退を発表していた。

 赤井のラストマッチは坂口征夫、岡谷英樹とのイラプションでトリオを結成。対戦相手は元イラプションの樋口和貞、デビューが同時期の東京女子プロレスの山下実優、そして丸藤が名を連ねた。

 会見で赤井は「引退発表してから今日という日まで“あと半年間ある”とずっと思っていたんですが、プロレスラーとしての命はあと1カ月ちょっととなってしまいました。このラストマッチに、このメンバーに集まっていただき感謝しています。先日の引退会見でも自分は“枯れて朽ちていく花ではなく美しいまま散る花でいたい”と申していましたが、この対戦相手の3人はまさしく散らしてくれる、そんな勢いのある3人だと思っています。ノアの丸藤正道選手は世間でもたくさんの方が知っていると思います。自分はプロレスラーである限り、ラストマッチまでも強くあり続けたいと思っていますので、隣の家の親分をぶっ飛ばしてみたいと思っています。タッグパートナーに関しては自分がつらい時もしんどい時もうれしい時も隣にいて、支えてくださった一番信頼している2人に立ってほしいと思い、お願いしました。まだラストマッチという実感はないんですが、プロレスラーである限り、全力で走り抜けようと思っています。皆様、ぜひ見守っていてください」と挨拶。

“ハレンチユニット”フェロモンズが2年余に及ぶ活動に終止符「つらいときはフェロモンズを思い出せ」【DDT】

2023.10.05 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月4日、東京・新宿FACEで「God Bless DDT 2023 TOUR in SHINJUKU」を開催した。2年余にわたってDDTマットを席巻してきた“ハレンチユニット”フェロモンズが、その活動に終止符を打った。
 
 2021年8月に男色ディーノと飯野雄貴がタッグチームを結成。2人は男色“ダンディ”ディーノに、飯野“セクシー”雄貴に名を改め、フェロモンズとして始動。その後、今成“ファンタスティック”夢人、竹田“シャイニングボール”光珠が加入し勢力を拡大。だが、あまりのハレンチさに討伐隊との抗争が激化。なかなか、決着はつかなかったが、9月9日、東京・大田区総合体育館で最終決着戦として、飯野 with ディーノvs彰人による「解散コントラ副社長」が行われ、彰人が勝利して解散が決定。

高尾&翔太のロマンス・ドーンが歓喜のKO-Dタッグ王座奪取。11・12両国で高梨&本多が挑戦へ【DDT】

2023.10.05 Vol.Web Original

 DDTプロレスが10月4日、東京・新宿FACEで「God Bless DDT 2023 TOUR in SHINJUKU」を開催した。高尾蒼馬、翔太(ガンバレ☆プロレス)のロマンス・ドーンが王者組の藤田ミノル&KANONを破り、KO-Dタッグ王座を奪取。11月12日、両国国技館で高梨将弘、アントーニオ本多組が挑戦することが決まった。
 
 序盤、小柄な翔太は王者組のパワーで劣勢に回ることも多かったが、KANONに起死回生のスイングDDTを決めると、トペを発射。高尾が藤田に雪崩式フランケンシュタイナー、続けて翔太がフロッグスプラッシュを見舞うも、セコンドの佐々木大輔がレフェリーの足を引っ張って阻止。藤田は急所打ちからSAYONARAを繰り出すも、高尾がカット。最後は一瞬のすきを突いた翔太が藤田を雁之助クラッチで丸め込んで3カウントを奪った。

TAKESHITAが奮戦のMAOを退け、11・12両国でクリス・ジェリコと一騎打ちへ【DDT】

2023.09.25 Vol.Web Original

 DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催した。米AEWから、わずか2週間でDDTマットに舞い戻ってきたKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)がサウナカミーナのMAOとの一騎打ちを制した。TAKESHITAは11月12日の東京・両国国技館で、WWEで世界の頂点を極めたクリス・ジェリコとシングルマッチに臨むことが決定した。

 TAKESHITAは9月9日の東京・大田区総合体育館で共闘する佐々木大輔(ダムネーションT.A)と組み、上野勇希&MAOと対戦。試合は上野が佐々木を破ったが、MAOがTAKESHITAとの一騎打ちを熱望し、TAKESHITAが受諾して、この一戦が組まれた。

 MAOはドロップキックで奇襲をかけ、ラ・ケブラーダを発射するなど先制攻撃。TAKESHITAがジャーマンを繰り出せば、MAOは雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。TAKESHITAは雪崩式人でなしドライバーを繰り出し、ワガママ(ザーヒー改め)を狙うもMAOがキャッチ。MAOが掌底、TAKESHITAがエルボーを見舞うと、TAKESHITAがワガママ。スタンドでのヒザ蹴りを叩き込むもカウントは2。ならばとTAKESHITAはもう一度ワガママを叩き込んで3カウントを奪った。

赤井沙希、最初で最後のKO-D無差別級王座挑戦も無念の惜敗。11・12両国で王者クリス・ブルックスに上野勇希がチャレンジ【DDT】

2023.09.25 Vol.Web Original

 DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催した。11月12日の東京・両国国技館で引退する赤井沙希がKO-D無差別級王者のクリス・ブルックスに挑むも惜しくも敗退。V2を果たしたクリスには、11・12両国で上野勇希が挑戦することが決まった。

 赤井とクリスは2021年5月4日、後楽園でのDDT EXTREME&アイアンマンヘビーメタル級両王座戦で対戦し、クリスが勝利。9月9日の東京・大田区総合体育館で入江茂弘を倒して初防衛を成し遂げたクリスが次期挑戦者に赤井を指名した。赤井はキャリア11年目にして、無差別級王座初挑戦。勝てば、第66代王者の里村明衣子以来、女子では史上2人目の戴冠になる。

11・12両国で夢のカード実現! 竹下幸之介が元WWEの世界王者クリス・ジェリコと一騎打ち【DDT】

2023.09.24 Vol.Web Original

「DDTのリングでジェリコに勝つのがドラマチック・ドリームだ」

 DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催し、11月12日のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(東京・両国国技館)でKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)vsクリス・ジェリコ(AEW)の夢の一戦が決まったことを発表した。

 日本ではFMW、WAR、新日本プロレスなどでファイトしたジェリコはWWEで世界の頂点を極め、2018年で同団体を退団。2019年からはAEWに籍を移し、初代AEW世界王座に就くなど衰え知らずだ。

 この日、TAKESHITAはセミファイナル(第6試合)で、サウナカミーナのMAOの要望を聞いてシングル戦に臨んだ。MAOは奮闘したものの、TAKESHITAがザーヒーで制した。試合後、ビジョンでジェリコからのVTRメッセージが流され、11・12両国でのTAKESHITAとの一騎打ちをアピール。

 それを聞いたTAKESHITAは「クリス・ジェリコがDDTに来るのが大きな夢か? そうじゃないだろ。DDTのリングでジェリコに勝つ。それがドラマチック・ドリームだろ」と豪語。バックステージでは「クリス・ジェリコがなんや! クリス・ジェリコとシングルマッチして、竹下、頑張れ! そんな時代はとっくに終わってる。クリス・ジェリコが俺にチャレンジする。ドラマチック・ドリームはまだまだ続く」と自信たっぷりに話した。

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