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1年前には誰にも想像がつかなかったKO-Dの挑戦者が秋山準で立会人が小橋建太【DDT】

2021.02.15 Vol.Web Original

高木三四郎社長が大会を総括

 DDTプロレスの2021年のビッグマッチ第1弾となる「KAWASAKI STRONG 2021」を2月14日に神奈川・カルッツかわさきで開催し、大会後、CyberFightの高木三四郎社長が大会を総括した。

「DDTの21年初のビッグマッチということで、一昨日はノアの武道館もあって、今日はDDTのカルッツかわさき。キャパ的な部分とかで比較するのもアレだと思うんですけど、緊急事態宣言下のなかで、今日も一応完売ということで、予定している席は全部埋まったということでありがたいなと思うところですね。途中、(動画配信サービスの)『WRESTLE UNIVERSE』が2度落ちまして。本当に想定外のアクセス数でサーバーがダウンしまして。今後はこういうことがないように、サーバーをかなり増強しなきゃいけないんですけど。2年前にやった両国大会『Ultimate Party』よりも負荷がかかったようなので。ちゃんと検証しなくちゃいけないんですけど、注目度がドンドン上がってきているなかで、特に海外ですね。今日も第4試合とメインイベントの最中に、恐らくそういう部分が注目度が大きくなってきているんじゃないのかなと思う部分があるなかで、体制としてキチンとしなくちゃならないので。その辺に関しては本当に反省する、課題が残ったのかなと思っています。

 リング上に関してはセミファイナルのUNIVERSALのタイトルマッチもそうですし、メインイベントもすごい試合でした。個人的には秋山(準)選手は同じ学年なので、秋山選手がベルトを獲ったってところに、私自身もすごく元気をもらったと思っていまして。プレイヤーとしてよりも経営者としてすごい元気をもらって。一昨日も、あんまりそこは比べたくないんですけど、武藤(敬司)選手もそうだし、秋山選手もそうだし、ちょっと感慨深いものがありますね。今、マット界の流れってやっぱり若い世代が中心になってきていて、世代交代って言われているなかで逆の現象が起きている。僕のなかで逆世代交代って呼んでいる現象が起きているので、ここは頑張ってもらいたいなと。ただ当然ながら今までDDTの中核として頑張ってきてもらった若い選手たちも、何かしら発憤する部分はあると思うので。そこはこれから期待したいなと思っています」と全体を総括した。

飯野雄貴が半年ぶりの復帰戦で自らの手で勝利。2・23名古屋の火野裕士との一騎打ちに弾み【DDT】

2021.02.15 Vol.Web Original

火野と壮絶なチョップの打ち合い

 DDTプロレス「KAWASAKI STRONG 2021」(2月14日、神奈川・カルッツかわさき)で、脊髄硬膜外血腫のため、昨年8月から長期欠場していた飯野雄貴が半年ぶりの復帰戦を自らの白星で飾った。

 飯野は竹下幸之介、彰人、勝俣瞬馬との「オールアウト」軍で出陣し、「ダムネーション」の佐々木大輔、高尾蒼馬、マッド・ポーリー、火野裕士と対戦。

 スーパーヘビー級の火野相手に、串刺しボディアタック、ショルダータックルを敢行した飯野は、火野と壮絶なチョップの打ち合いを繰り広げるも一歩も引かず。飯野がラリアットを繰り出すと、火野も投げ捨てジャーマン、ラリアットで応戦。リング上は8人が入り乱れる大混戦となったが、20分過ぎ、竹下がポーリーに投げ捨てジャーマンを見舞うと、飯野がスピアー一閃。これは返されたが、助走をつけてのスピアーを決めるとポーリーは返せず3カウントが入った。これで、飯野は23日の愛知・名古屋国際会議場での火野との一騎打ちに向け大きな弾みがついた。

上野勇希が坂口征夫を絞め落としUNIVERSAL王座V3に成功【DDT】

2021.02.15 Vol.Web Original

対坂口対策もバッチリ

 DDTプロレス「KAWASAKI STRONG 2021」(2月14日、神奈川・カルッツかわさき)のセミファイナルで行われたDDT UNIVERSAL王座戦で、王者の上野勇希が、これまで散々苦汁をなめさせられてきた坂口征夫を下して、3度目の防衛に成功した。

 上野は1月9日、後楽園ホール大会でV2を果たした後、次期挑戦者に坂口を指名したが、バックステージや、同28日の東京・新宿FACE大会での前哨タッグ戦で坂口からスリーパーで絞め落とされるなど赤っ恥をかかされてきた。防衛するために、上野はタイトル戦直前に関節技のスペシャリスト・青木真也の門を叩き、スリーパー対策を講じて臨んだ。

 坂口のサブミッション、キックの連打で苦しんだ上野だが、トルニージョ、ハーフネルソン・スープレックス、フロッグ・スプラッシュなどで応戦。そして坂口のスリーパーは青木から教わった後方に倒れてフォールにいく戦法で阻止。

秋山準が遠藤哲哉を破りKO-D無差別級王座を初戴冠。そしてDDT入団希望を表明【DDT】

2021.02.15 Vol.Web Original

初防衛戦の対戦相手に樋口和貞を指名

 DDTプロレスが2月14日、神奈川・カルッツかわさきで今年初のビッグマッチ「KAWASAKI STRONG 2021」を開催した。

 メインイベントでは昨年12月いっぱいで全日本プロレスとの契約が満了し、1月からフリー参戦していた秋山準が王者の遠藤哲哉を破り、KO-D無差別級王座を初戴冠。試合後にはDDTへの入団希望を表明し、初防衛戦の対戦相手には「イラプション」の樋口和貞を指名した。

 2人は昨年11月22日に行われた「D王 GRAND PRIX 2021」公式戦(東京・後楽園ホール)で初めてシングルマッチで対戦し、遠藤が勝利。秋山にとっては、2連敗は許されず、どうしても負けられない戦いだった。

2・14川崎で復帰の飯野雄貴「新たな飯野雄貴を見せたら、火野裕士選手に勝てるのかなと思う」【DDT】

2021.02.12 Vol.Web Original

2・23名古屋では火野とシングルマッチ

 DDTプロレス屈指のスーパーヘビー級戦士・飯野雄貴が2月14日に神奈川・カルッツかわさきで開催されるビッグマッチでリングに帰ってくる。

 飯野は昨年8月、腰の不調を訴え、検査の結果、脊髄硬膜外血腫が判明。その除去手術を受けて長期欠場に入ったため、今回半年ぶりの復帰となる。同大会での復帰戦では「オールアウト」の竹下幸之介、彰人、勝俣瞬馬と組み「ダムネーション」の佐々木大輔、高尾蒼馬、マッド・ポーリー、火野裕士組と8人タッグマッチで対戦。そして、5年ぶりの名古屋でのビッグマッチとなる23日の名古屋国際会議場大会では「DDTメガトン級ワンマッチ」として、同じスーパーヘビー級の火野と一騎打ちを行う。

 飯野は国士舘大学ラグビー部出身で、ベンチプレス205キロ、ハーフデッドリフト300キロ、レッグプレス560キロを上げるパワーファイターで、2017年8月20日の東京・両国国技館大会で破格のデビューを果たした。2019年にはKO-D6人タッグ、10人タッグ王座を戴冠し、同年11月24日には後楽園ホール大会でキャリア2年余にして、KO-D無差別級王座(当時の王者はHARASHIMA)に挑むチャンスをつかみ大善戦するなどしてブレイク。リング外では、TBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』でラグビー選手役を演じ、大みそかには『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!  絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)に出演して、芸能活動でも話題を振りまく活躍をみせた。

 しかし、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行が中止になるなど試合数が減少。さらに、腰の故障で戦線を離脱し、飯野にとってはとても不本意な年になってしまった。「スポーツをやってきて“何でこの年はうまくいくんだろう?”って、不安になることがあります。大学のときもそうだったんですけど、調子がいいときに急に落ちることがあって。去年はコロナがあったり、ケガがあったり、消化不良なことがありました。悔しい思いがいっぱいありますね」(飯野)と唇をかんだ。

 腰の故障については「腰の血腫はラグビー、サッカーなど、足、腰を激しく使うスポーツ選手がよくなるんだそうです。僕は根性論でスポーツをやってきた部分があって、無理をしてスポーツをやってきました。医者からは“こんなボロボロの腰は見たことがない”と言われてしまいました。スポーツを一生懸命やってきたからガタがきた。コロナで試合数が少なくなっていたのもあって手術に踏み切りました」(飯野)。

 手術、治療、リハビリを経て、満を持しての復帰となるが、飯野は「トレーニングはやってるんですけど、追い込みすぎてもよくない。半年ぶりなので、腰は怖いし、正直不安もあります」と不安ものぞかせたが「復帰は楽しみです。去年モヤモヤしたものがありましたから爆発させたい」と意欲。

UNIVERSAL王者・上野勇希が青木真也に弟子入り【DDT】

2021.02.11 Vol.Web Original

2・14川崎で坂口征夫と防衛戦

 DDTプロレスの今年初のビッグマッチとなる、2月14日の神奈川・カルッツかわさき大会で、坂口征夫を挑戦者に迎え、3度目の防衛戦に臨むDDT UNIVERSAL王者の上野勇希が“バカサバイバー”青木真也の門を叩いた。

 8日の記者会見で青木とコンタクトを取っていることを明かしていた上野は10日、東京・世田谷区の柔術道場「IGLOO」に出向き、関節技のスペシャリストである青木に指導を仰ぎ、練習を報道陣に公開した。

 1月9日の東京・後楽園ホール大会で同王座のV2に成功した上野は、次期挑戦者に坂口を指名した。ところが同大会での試合後のバックステージや、同28日の東京・新宿FACE大会での前哨タッグ戦ではスリーパーで坂口に絞め落とされて失神する失態を演じており、坂口が得意とするサブミッション対策が課題として浮き彫りになっていた。

2・23名古屋で樋口&坂口のKO-Dタッグ王者組に挑戦のDDTサウナ部が会見で赤っ恥【DDT】

2021.02.09 Vol.Web Original

竹下「DDTの中心はDDTサウナ部」

 DDTプロレスとしては、5年ぶりとなる名古屋でのビッグマッチ(23日、名古屋国際会議場)のメインイベントで、樋口和貞、坂口征夫が保持するKO-Dタッグ王座に挑むDDTサウナ部の竹下幸之介、MAOが8日に都内で開かれた記者会見で赤っ恥をかかされた。

 両チームが調印式に臨んだ後、MAOは「2015年のDDT名古屋大会のときは、一番下っ端のデビューしてすぐの若手で、試合も組まれてなくて、ずっと裏方で1日中走り回ってやってるという状況でした。5年経って名古屋国際会議場に帰って来たときには、メインイベンターになってるというビッグドリームを必ずつかんで。今実際DDTを動かしているのは我々若い世代、中心は俺らってことで。絶対に譲れない戦いで。(坂口さんは)47歳になったんですか? 楽をさせてあげようかなと思ってます」とコメント。

 竹下は「MAOが言った通り、DDTの中心を走っているのはDDTサウナ部だと思ってるんで。実際、上野もこの前(1・9)の後楽園でメインに立ち、MAOも名古屋のメイン。28日、後楽園のメインもサウナ部対決(勝俣瞬馬vs MAO)に決まってるわけで。完全に僕らが中心をいっているのは明らか。後はこれに僕とMAOの結果がついて来れば言うことなし。そのタッグのベルトは竹下、MAOでいただきたいと思います」と語った。

タッグを組む赤井沙希と雪妃真矢がともにパートナーを意識【DDT】

2021.02.09 Vol.Web Original

女子ドリームマッチで赤井沙希、雪妃真矢組と安納サオリ、松本都組が対戦

 DDTプロレスが8日、東京・渋谷区のサイバーエージェント本社で記者会見を開き、同団体として今年初のビッグマッチとなる2月14日、神奈川・カルッツかわさきで、女子ドリームマッチを戦う4選手が出席した。同大会では赤井沙希、雪妃真矢(アイスリボン)組が安納サオリ(フリー)、松本都(崖のふち女子プロレス)組と対戦する。

 赤井は「今回このカード、DDTという男子団体で唯一の女子だけのカードで、すごい華やかで美しいカードだって思っている方がたくさんいると思うんですけど、この4選手は今が旬なので華があって当たり前だと思っています。戦っていくなかで強さを求めていきたいなと思っているので。対戦相手の松本選手、安納選手と戦うのはもちろんなんですけど、ほかのカードだったり、団体だったり、世間と女性として戦っていきたいと思っています。対戦相手はもちろん、パートナーの雪妃選手とも負けないつもりでいますので。雪妃選手にもそういうつもりで来てほしいと思います。その気持ちが重なって同じ方向に向いたら、よりよいタッグチームになるのかなと思います。すごく楽しみです」とコメント。

UNIVERSAL王者・上野勇希と挑戦者・坂口征夫が調印式でひと悶着【DDT】

2021.02.09 Vol.Web Original

2・14カルッツかわさきで防衛戦

 DDTプロレスが8日、東京・渋谷区のサイバーエージェント本社で記者会見を開き、同団体として今年初のビッグマッチとなる2月14日、神奈川・カルッツかわさきで、坂口征夫を挑戦者に迎えるDDT UNIVERSAL王者・上野勇希に暗雲が立ち込めた。

 この日は同王座戦の調印式が行われた。調印書にサインの後、上野は「坂口さんを挑戦者に選んだ理由としては、2020年に坂口さんに蹴り飛ばされて絞め落とされまして。2021年が始まっているものの、2020年を気持ちよく終えるべくこのベルトを懸けて、坂口さんと試合をして苦い思い出を晴らそうと思っていたんです。坂口さんと出会う度に落とされ、『殺す』と言われ、ベルトを取られ写真も撮られ、やられてきたんですけど。僕は『殺す殺す』と言って来る坂口さんがいるならば、愛とサウナを語って、坂口さんから防衛して21年をもっと楽しくて魅力的な1年にしたいと思います」とコメント。

 坂口は「チャンピオンから指名を受けたとき、正直なめられたもんだなと。それが最初の感想。一番名前を出しちゃいけない人間を、一番挑戦者にしちゃいけない人間を、呼んじゃいけない人間を指名したと後悔させてやろうかなと。この一戦に挑むつもりで前哨戦もやって来たけど、今さら彼が後悔してもしようがないんで。カルッツで悔いなくプロレス人生を終わらせるような、そういう感じのフィニッシュにしたいと思います」と発言。

2・14川崎でKO-D無差別級王座を懸けて戦う遠藤哲哉と秋山準が会見で火花【DDT】

2021.02.09 Vol.Web Original

小橋建太氏が立会人に

 DDTプロレスが8日、東京・渋谷区のサイバーエージェント本社で記者会見を開き、同団体として今年初のビッグマッチとなる2月14日、神奈川・カルッツかわさきでKO-D無差別級王座を懸けて対戦する遠藤哲哉(王者)と秋山準(挑戦者)がバチバチに火花を散らした。

 まず会見に先立って、“鉄人”小橋建太氏がこの一戦の立会人、そして動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で解説を務めることが発表された。

 冒頭、秋山は「ヒザの手術がありまして、前哨戦は1回ということで、戦って盛り上げることができなかったんですけど、チャンピオンは僕に辛らつな言葉を投げかけてくれたり、小橋さんのところに行ったりして、よく盛り上げてくれた。当日は小橋さんが立会人ということで、チャンピオンが呼んでくれたのかな? 小橋さんが立会人のときは、ほぼすべてタイトルマッチは勝ってるんで。それも分かったうえで呼んでくれてるのかどうか分かんないですけど、小橋さんの前でいいところを見せられるようにがんばりたいと思います」と余裕を見せた。

秋山準との防衛戦を前にした王者・遠藤哲哉に小橋建太氏が“握り拳”を伝授【DDT】

2021.02.06 Vol.Web Original

2・14川崎でKO-D無差別級王座戦

 DDTプロレスのKO-D無差別級王者・遠藤哲哉が神奈川・カルッツかわさき大会(2月14日)での秋山準とのタイトル戦を前にした2月某日、プロレス界の“レジェンド”小橋建太氏の元を訪れ、タイトル戦に向けた“秘策”を伝授された。

 遠藤は小橋氏がオーナーを務めるエニタイムフィットネス等々力店(東京都世田谷区)を訪問。小橋氏は、秋山の全日本プロレス、プロレスリング・ノア時代の先輩で、自身が率いたユニット「バーニング」で共に戦い、2人で世界タッグ王座にも戴冠した間柄で、誰よりも秋山のことを熟知した人物だ。

 遠藤が「秋山選手とKO-Dのベルトをかけて対戦することになりまして、アドバイスをいただけたら」と切り出すと、その来訪を歓迎した小橋氏は「DDTに上がるようになって、全日本で背負ってたモノがなくなって、自分らしく本来の準のよさが出ている」と、DDTマットでの秋山のファイトを分析。小橋氏は「その準を倒したら、遠藤君のランクがまた一つ上がる。そういう試合になる」と続けた。

 昨年11月22日、東京・後楽園ホールでの「D王 GRAND PRIX 2021」公式戦で遠藤が秋山から勝利を挙げていることを聞いた小橋氏は「リーグ戦とタイトル戦は違う。2連敗は許されないというのが彼のなかにはある。フリーでやっていて、ここでタイトルを獲らなかったら、準のプロレス生命にかかわってくるから非情になる。だから面白い。受けて立つ遠藤君がどうさばくか。遠藤君のプロレス人生にとっても、ためになるタイトルマッチになる」と熱弁を振るった。

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