「GQ MEN OF THE YEAR 2023」が28日、都内にて行われレジェンダリー・ミュージシャン賞を受賞した久石譲やブレイクスルー・アーティスト賞を受賞した新しい学校のリーダーズが海外での活動を振り返った。
メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)がその年に各分野で活躍した人物を表彰するアワード。
レジェンダリー・ミュージシャン賞を受賞した久石譲は今年、新作アルバム『A Symphonic Celebration』が全米総合アルバムチャート「ビルボード200」100位内にランクインし、邦人クラシック・アーティストとしては46年ぶりとなる快挙を果たした。
「今年は半分以上、海外だったのでちょっと疲れはありますがいろいろチャレンジできてうれしかった」と笑顔を見せた久石。一方で海外での仕事を経て「日本はちょっと生ぬるい気がしています。日本のオーケストラしか知らないときはそれで良かったが、もっといい海外のオケと仕事をしてしまうと日本の足りないところを反省する。気づいてないためにできてないところがたくさんあるのは惜しい」と語り、気づくためには?と聞かれると「外に出ることです。いろんなものを見て聞いて、自分が今どの辺りにいるのか確かめるのがいいと思う」と提言した。
一方、ブレイクスルー・アーティスト賞を受賞したダンスボーカルユニット、新しい学校のリーダーズは海外にも熱狂的なファンを持ち、今年は初めて紅白出場も決定。
今まさに北米ツアー中といい、SUZUKAは「日本語で歌っていて、お客さんも日本語で歌う。世界でも日本のカルチャーがこんなに愛されているんだと実感する」と感激しつつ「海外でのライブだと、私たちの歌、聞いてる?って勢いで歌うので、私たちも負けないぞ、となる」と海外ファンの熱狂ぶりを紹介。MIZYUも「今年は自称“青春日本代表”でしたが来年は自称ではなく、君たちは青春日本代表だと思ってもらえるように頑張りたい」とさらなる意欲を見せていた。
この日の登壇者は新しい学校のリーダーズ(ブレイクスルー・アーティスト賞)、吉田正尚(ベスト・ベースボールプレイヤー賞)、BRIGHT(ベスト・アジアン・エンターテイナー賞)、ヒロコヒー(ブレイクスルー・エンターテイナー賞)、Mrs. GREEN APPLE(ベスト・アーティスト賞)、山田裕貴(ブレイクスルー・アクター賞)、安藤サクラ(ベスト・アクター賞)、久石譲(レジェンダリー・ミュージシャン賞)、役所広司(レジェンダリー・アクター賞)。