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ジェロム・レ・バンナが引退を表明「日本のファンは世界で最もいい観客だと思っている」と感謝の言葉【K-1】

2024.10.05 Vol.Web Original

 旧K-1時代に活躍し“K-1番長”“ハイパー・バトルサイボーグ”の異名を持つジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team))が「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で14年ぶりのK-1参戦を果たした。

 バンナは「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」で元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)と対戦し、1Rに右ハイキックでKO負けを喫し、試合後の会見で引退を表明した。

 バンナは「試合はあっという間に終わってしまった。自分としてはがっかりした試合だったが、見てくれた人にとっては満足してもらえるような試合だったのではないかと思う。私の試合の威厳みたいなものも示せたのではないかと思う」と振り返った。

 そして「K-Jee選手とはもっと戦いたかった。もっといい試合を見せたかったという気持ちはある。これが最後かどうかという内容になってしまった」などと語った。

 引退についての質問が飛ぶと「これで引退します」と引退を表明。MMAなどについても「終わりです」と続けた。

12月に行われる無差別級トーナメントのアジア予選でカリミアン、K-Jee、山口翔大、谷川聖哉がそれぞれ海外の強豪と対戦【K-1】

2024.08.10 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カードが8月10日に発表された。

 K-1では12月14日に東京・代々木第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2024」で8選手による無差別級のワンデートーナメントを開催。その予選が現在、世界各地で行われているのだが、大阪大会ではアジア予選が開催される。

 この日はシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)、K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)、山口翔大(TEAM3K)、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の4選手の参戦が発表された。それぞれ海外の強豪と対戦する。

 谷川は18日に開催される「Krush.164」でクルーザー級でRUIとの対戦が決まっている。前回はミドル級に階級を落として戦ったもののKO負けを喫した。谷川は「一時、75kgにしたりと迷っていた時期があった。自分は最初から言っているが、重量級のK-1、ヘビー級のK-1を見て育っている。低い階級の選手は誰でもなれる。僕ら重量級は天に恵まれたものでもあるし、神に選ばれた階級だと思っている。そこを捨てて階級を落とすのは違うなと思った。やはりでかくて強い奴が一番だと思う。重量級が日本で流行ってないのは日本人の圧倒的に勝てる選手がいないからだと思っている。8月にRUI選手にしっかり勝って、10月もしっかり勝って、日本人のエースとして12月のトーナメントに進んでいきたいと思うので、この半年間、死に物狂いでやる」と階級を戻してトーナメント出場を目指す。

オウヤン・フェンが肋骨骨折でトーナメントを離脱。代わりにコプリヴレンスキーがブアカーオと対戦【K-1】

2024.06.18 Vol.Web Original

 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)が「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で開催される「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」をケガのため欠場することが6月18日、分かった。

 この日、K-1が会見を開きカルロス菊田プロデューサーが「6月5日の練習中に肋骨を骨折。病院での診察の結果は全治4週間だったが本人は“どうしても試合に出たい”という意向を示していた。その後、ワイルドカードがブアカーオ選手であることを発表したが、なおさらやりたいということで10日間静養し、回復に務め様子を見たが、6月15日に正式にドクターストップがかかった」と状況を説明した。

 フェンは昨年12月に当時王者だった和島大海を破りスーパー・ウェルター級王座を獲得。3月に行われたトーナメント1回戦ではパスカル・シュロスに判定勝ちを収め、準々決勝ではワイルドカードで出場するK-1 WORLD MAX 2004・2006世界王者のブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と対戦することが発表されていた。

王者シナ・カリミアンが計量、そして会見で挑発続けるもリュウ・ツァーは「完膚なきまでに叩きのめす」とさらり【K-1】

2024.03.19 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の前日計量が3月19日、都内で開催された。

「K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ」で対戦するシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)は89.6kg、挑戦者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)は89.9kgでそれぞれ規定体重をクリアした。

 計量の際のフェイストゥフェイスでは、ともにギリギリまで顔を近づけにらみ合い、最後はカリミアンがツァーの胸を突いて関係者が割って入った。

 会見でもカリミアンは「この試合のためにマイクスジムでいい練習をしてきた。明日はそこに座っているピエロを壊したいと思っている。(計量では)彼と向き合った時に怖がっていると感じた」と挑発。

王者プリフティは「自分の試合をするだけ」と静かに闘志、挑戦者のSAHOは「人生かけて仕上げてきた」と王座奪取に並々ならぬ決意【K-1】

2024.03.19 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の前日計量が3月19日、都内で開催された。

 初防衛戦に臨むK-1 WORLD GP女子フライ級王者のアントニア・プリフティ(ギリシャ/Fight Club Galatsi/Theofanous Elite Team)は1回目の計量では52.3kgと0.3kgのオーバーも別室で衣服を脱いで計量し、52.0kgでクリア。挑戦者のSAHO(闘神塾)は1回目の計量で52.0kgでクリアした。

 プリフティは昨年12月のK-1大阪大会で初参戦にして女王KANAに挑戦。3-0の判定で勝利を収め、王座を獲得した。SAHOはK-1王座獲得を目指し、2021年からK-1グループに参戦。KANAの首をつけ狙っていたが、ベルトがプリフティに移動したことから方向転換。参戦6戦目にして初めてのタイトル挑戦となる。

 会見でSAHOは「明日は塾長と仲間とみんなの想いを背負って、絶対に勝って私が王者になりたい」、プリフティの印象については「印象は特にない。ただ向き合ったときに顔が小さいと思っただけ」と語った。

「K-1 WORLD GPシリーズ」が復活。ニューヨーク、サラエボ、シチリア、クリチバ、大阪で予選、12・14代々木で決勝トーナメントを開催【K-1】

2024.02.16 Vol.Web Original

 K-1が2月16日、今年から復活する「K-1 WORLD GRAND PRIX」の全容を発表した。

 K-1は昨年7月、新たに就任したカルロス菊田プロデューサが、K-1を再び世界に向けて再生すべく「K-1 ReBIRTH」というコンセプトを掲げ、世界最強の立ち技格闘技の復興を宣言。K-1誕生30年の節目となる昨年9月には横浜アリーナで「無差別級トーナメント」を開催。今年3月には「K-1 WORLD MAX」が10年の時を経て復活し70kg級の16選手による世界最強トーナメントを開催する。

 それらに続き「K-1 WORLD GRAND PRIXシリーズ」がついに復活することとなった。今回はK-1無差別級トーナメント世界地区予選システムを復活させ、5月から世界各国で予選が開催される。

 まずは5月19日にアメリカ・ニューヨークにて「K-1 WORLD GP2024 in New York北米ラウンド」をマジソンスクエアガーデン(サブアリーナ)で開催。これを皮切りに6月29日にはボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにて「K-1 WORLD GP2024 in Sarajevo東欧ラウンド」、7月27日にはイタリアのシチリア島にて「K-1 WORLD GP2024 in Sicillia西欧ラウンド」、8月3日はブラジルのクリチバにて「K-1 WORLD GP2024 in Curitiba南米ラウンド」、10月5日は大阪で「K-1 WORLD GP2024 in Osakaアジアラウンド」がそれぞれ開催される。

 ニューヨーク、サラエボ、シチリア、クリチバで勝ち抜いた4名に加え、大阪ではワンマッチから新たに3名を選出。残る1枠には昨年9月に30周年記念無差別級トーナメントを制した、中国のリュウ・ツァーが入り、この8選手で12月14日に東京・代々木第一体育館で行われる「K-1 WORLD GP2024 in Tokyo Final Tournament」でワンデイトーナメントが行われる。

K-1がヘビー級の「WORLD GP」と中軽量級の「WORLD MAX」を復活。世界各地で予選開催。年に一度の最強トーナメント開催へ

2023.07.18 Vol.Web Original

「K-1からの重大なお知らせ」と題したオンライン特別番組が7月18日の正午からK-1公式YouTubeチャンネルとABEMAで配信された。16日に行われた「K-1 WORLD GP 2023」の前日会見で中村拓己K-1プロデューサーが「今後のK-1の方向性や方針に関する発表を配信します」と予告しており、その内容に注目が集まっていた。

 番組では「無差別級ワールドグランプリ」と軽量級・中量級の「WORLD MAX」の復活と前日に行われた「K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」(東京・両国国技館)の大会総括の際に退任を発表した中村氏に代わり、カルロス菊田氏が新プロデューサーに就任することが発表された。菊田氏は2002年から2010年まで、当時在籍していたSONY、ソフトバンクでK-1の放映権を海外に販売する業務を担当していた。2013〜2014年には「GLORY JAPAN」のGMも務めている。

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN」開催!激闘派ぞろいのトーナメントに予想困難

2017.09.12 Vol.698

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で開催されるウェルター級のトーナメント。さまざまな因縁と思惑が入り乱れる8選手がエントリーされ、その行方は混沌としている。

【K-1 WORLD GP】武尊始動 ビクトー・サラビアと対戦

2017.04.09 Vol.688

 昨秋の「初代フェザー級王座決定トーナメント」で見事優勝を遂げたものの、激闘の代償は大きく、右拳を痛め、今大会が復帰戦となる武尊。スーパーファイトでアメリカのビクト?・サラビアと対戦する。「サラビアはガンガン来るタイプで僕とは噛み合う。右のパンチが得意で、ダウンを取っている動きがほぼ僕と同じ」と分析するが、欠場中は右拳が使えない間に左の攻撃を強化。新しいコンビネーションも開発するなど万全な態勢で試合に臨む。

「毎年達成できていない」という全試合KO勝利という目標を今年こそ達成し、来年3月のさいたまスーパーアリーナ大会のメーンへ向けた一歩を踏み出す試合となる。

「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」 山崎「中に入ってドン!」で因縁決着へ

2017.04.09 Vol.688

 新生K-1は好カードの出し惜しみをしない。今回もスーパーファイトも豪華なカードが並んだ。

 中でもそのドラマ性とタイトルマッチということから最も注目を浴びるのが王者ゲーオ・ウィラサクレックに山崎秀晃が挑む「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」だろう。

 両者は2014年11月の新生K-1旗揚げ戦で行われた「?65kg初代王座決定トーナメント」の1回戦で対戦し、ゲーオがハイキックで山崎の額を破壊し、勝利を収めると、勢いそのままに優勝。一方、山崎は額の陥没骨折などで長期欠場と明暗を分ける。

 復帰し?65kgに階級を上げ、Krushのベルトも獲り、K-1に戻ってきた山崎は昨年3月の「?65kg日本代表決定トーナメント」に出場し戦前の予想を覆し優勝。6月の「世界最強決定トーナメント」への出場権を獲得しついに打倒ゲーオに王手をかける。しかし準決勝でイリアス・ブライドに不覚を喫し、リベンジの機会を逃してしまう。

 しかしその敗戦が延長の末スプリットの判定であり、トーナメントで日本人の有力選手が軒並みゲーオに敗れてしまったことから、最後の砦として山崎に9月大会での王座挑戦のチャンスが巡ってくる。

 しかし戦いの神様は山崎にとことん冷たい。今度はゲーオがおたふくかぜで欠場というよもやの展開。しかもゲーオの代役で出場したゴンナパー・ウィラサクレックに敗れてしまうという失態を犯した山崎。その試合で左ヒザに深いダメージを負い、またも長期欠場。今回はもう何度目かの仕切り直しの一番なのだ。

 山崎の打倒ゲーオの作戦は「中に入ってドン!」。2年半ぶりの因縁の対決は果たしてどう転ぶのか…。

K-1の風景が変わった? 中国人初の王者誕生 大雅が新王者

2017.03.10 Vol.686

『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?初代ライト級王座決定トーナメント?』(2月25日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で中国のウェイ・ルイが優勝。中国人としては初めてのK-1王者に輝いた。1回戦でKrush?63kg王者の佐々木大蔵にKO勝ち。準決勝はクリスチャン・スベトゥク相手に決勝を見据えたような省エネファイトで3?0の判定勝ち。決勝では平本蓮と対戦し、手数で上回り2?1の判定勝ちを収めた。1回戦では変幻自在な攻撃を見せたかと思うと、準決勝では高いディフェンス力で相手の攻撃をほとんどもらわず、決勝では真っ向打ち合うファイトとすべて違う戦い方で勝利を収め、懐の深さを感じさせた。
 一夜明け会見では今後について「早い時期に防衛戦をやりたいと思うし、相手は強い選手なら誰でも構いません」と語った。

 決勝で敗れた平本は「左のローが効いていたので勝てたかと思った」と決勝を振り返った。そして今後については階級を上げる可能性を示唆した。

 優勝候補の筆頭とみられていた卜部功也は1回戦のゴンナパー・ウィラサクレック戦で2Rに左ハイキックでダウンを取られ、まさかの判定負け。しかしすぐにセコンドと敗因を分析、次回への対策を練り始めるなどリベンジに前向きな姿勢を見せた。

 王者・卜部弘嵩に大雅が挑戦した「K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級タイトルマッチ」は大雅が3Rに2度のダウンを奪い、3?0の判定勝ち。第3代王者となった。

 新生K-1初登場となった日菜太はスーパー・ウェルター級のスーパーファイトで松倉信太郎と対戦し、得意の左の蹴りを主体に圧倒。判定ながら地力の違いを見せつけた。一夜明け会見では6月に行われる「第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」で城戸康裕、ジョーダン・ピケオー、サニー・ダルベックの3人を破っての優勝を誓った。

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