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安保瑠輝也が延長の末、ゲーオ破り悲願のK-1王座獲得【6・30 K-1】

2019.07.01 Vol.Web Original

延長にもつれ込む接戦を制す
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」(6月30日、東京・両国国技館)で「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」が行われ、王者・ゲーオ・ウィラサクレックに安保瑠輝也が挑戦。

 延長にもつれ込む接戦の末、安保が3-0の判定でゲーオを破り、第4代王者に輝いた。

 1Rから緊張感あふれる打撃戦。安保の左フックが空を切るとゲーオの左フックが炸裂。追撃にくるゲーオだったがルキヤが受け止め追撃を許さない。ラウンド終盤、ゲーオが左ストレートでコーナーに追い詰めるが組み付いたゲーオを安保が突き飛ばすようにこけさせる。ゲーオが組み合いから倒されるのはめったにない場面。

 2Rになるとゲーオの手数が増えてくるが、安保もハイキックにヒザと対格差を生かしたダイナミックな攻撃を見せる。

武居が公約通りの全試合KOでトーナメントを制す【6・30 K-1】

2019.07.01 Vol.Web Original

決勝は玖村将史を失神KO
 K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹が「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」(6月30日、東京・両国国技館)で行われた「最強決定トーナメント」で公約通りの全試合KO勝ちで優勝を果たした。

 1回戦、準決勝と1RKO勝ち、決勝は2Rまで戦ったが、最後は失神KOのおまけつきの圧勝だった。

 決勝の相手は同級K-1 KRUSH王者の玖村将史。文字通りの頂上決戦となった。

 武居はこの日は1回戦から厳しい表情を崩さない。決勝も入場から険しい表情で花道を歩く。

 武居はここまですべて1RKOで勝っていることから、ここも1RKOを狙ったかやや力みが見られる。玖村の左フックが武居を襲う場面もあったが、武居はコーナーに詰めパンチの連打を見舞う。なおも追ってパンチを放つ武居だったが、玖村は軸足払いで武居を転がす。しかし立ち上がった武居は玖村の右フックを食らいながらも左フックを打ち返しダウンを奪う。

5度目の防衛ピケオーが試合中のまさかの事実を明かす【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.22 Vol.Web Original

神保の「特攻魂」相手に打ち合いを想定も…
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が6月22日、都内で開催された。

 ダブルメインイベント第2試合でK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチを行い、神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)を3-0の判定で破り5度目の防衛を果たしたジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム)が前日の試合について改めて振り返った。

 ピケオーは判定勝ちという結果については「自分が試合前に予想していたような試合にはならなかった。勝つことができたが、KOできなかったのは残念だ」と話し、その理由について神保が「全然思った通りの試合をしてこなかったというのが率直な気持ち。もともと特攻魂とはお互いに立ち止まって打ち合うという、そういう試合をイメージしていたが、彼は試合が始まるなり、自分の周りを距離を置いて回るような形でポイントを取る試合をしてきた。自分が想像していたような試合ではなかった」とした。そして「ここ3試合、和島(大海)選手、木村(“フィリップ”ミノル)選手、野杁(正明)選手とは打ち合う試合をしてきた。そういう試合をすることでファンも盛り上がる。自分もそういう試合をしたかったので、それを期待していた。結果的に神保選手との試合はそういう試合ではなかった。それも戦略だったかもしれないが、最初に言っていた前へ出る、KOしに来ると言っていたのは、ファンの皆さんに嘘をついた試合だったと思う」などと神保の戦いぶりを評した。

ピケオーが特攻不発の神保を手玉。5度目の防衛で久保戦に意欲【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.22 Vol.Web Original

ピケオーが対日本人10連勝
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合で行われたK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチで王者ジョーダン・ピケオーが神保克哉を3-0の判定で破り5度目の防衛を果たした。

 1Rからピケオーがプレッシャーをかけ前に出ると神保はがっちりガードを固めチャンスをうかがう。ピケオーが前蹴りで追い込んでも神保は足を使ってかわしては態勢を立て直す。神保がパンチの連打に跳びヒザと攻め込むが、ピケオーもパンチの連打でお返し。しかし神保も連打で返すと会場が沸く。

 2Rもプレッシャーをかけ前に出るのはピケオー。しかし神保もパンチの連打。それでもピケオーは前に出てボディーブローに顔面へのフック。そしてヒザを繰り出していく。

 神保も打ち返すが、ピケオーの手数が徐々に増えていく。ラウンド終盤にピケオーの右フックで神保がぐらりと来る場面もあったが、神保は打ち返し完全にはペースは渡さない。しかし一連の打ち合いの中で神保は鼻児を吹き出す。

江川優生が圧巻の1RKOで初防衛。そして「K-1で試合を組んでください」【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.22 Vol.Web Original

1Rに立て続けに3つのダウンを奪う
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第1試合で行われたK-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチで王者・江川優生がTETSUを1RKOで破り初防衛に成功した。

 ともに卓越したスピードを持つとあって、1R開始早々からハイスピードでのパンチの打ち合いが始まる。

 江川は強烈なプレッシャーをかけTETSUをロープに詰めるとパンチの連打。TETSUも負けずに打ち返すが破壊力では江川が上。

 TETSUは足を使って危機を回避するも、江川のラッシュは止まらない。江川はコーナーに詰めるとTETSUの体が浮いたかと思わせるような強烈なボディーブロー。そして顔面に強烈なフックを見舞うとTETSUの鼻から血が吹き出す。

引退の中澤純が現役ファイターにメッセージ「1日30分、外の世界のことを勉強して」【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.22 Vol.Web Original


「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)で第5代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者・中澤純の引退セレモニーが行われた。

 中澤は昨年8月に篠原悠人に敗れ、王座陥落。悲願のK-1王者を目指し昨年11月の「第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」に出場するも準決勝で敗れ、SNS上で引退を表明していた。

 ビジネスマンとしての顔も持つ中澤はブルーのスーツ姿でリングに立ち「僕の格闘技キャリアを一言で表すと、現役生活はつらかった、あるいは楽しかった。現役を引退した今は間違いなく幸せだったと感じています。そして引退して今、また思うことは、夢を本当に追いかけると、かなうかかなわないかは分かりませんが、幸せになれることははほぼ100%だと思っています。だから今、夢を持って頑張っている人は幸せになれると思います。そして最後に今、現役で頑張っているファイターに一言アドバイスなんですが、セカンドキャリアについて。格闘技をやっていると“俺には格闘技しかない。これ以外、なにもやる時間なんてない”なんて僕も思っていたんですが、1日30分、時間は作るものだと僕は思うので、しっかりと時間を作って1日30分、外の世界のことを勉強して、好きな格闘技を最後まで続けられるようなファイターになってくれることを期待しています。K-1ファイターはリングの中でも外でもK-1ファイターだと思っています。そんなファイターが出てくることを祈っているので、皆さん頑張ってください」とメッセージを送った。

ピケオーがK-1 2階級制覇に意欲。特攻の神保には「全てが一瞬で終わる」【6・21 K-1 KRUSH】

2019.06.19 Vol.Web Original

スーパー・ウェルター級王座5度目の防衛戦
「K-1 KRUSH FIGHT.102」(6月21日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベントの第2試合に出場するK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級王者のジョーダン・ピケオーが6月19日、都内で公開練習を行った。

 この日、2分間のミット打ちを披露したピケオーはパンチはコンビネーションを確かめるような丁寧なものだったが、練習後の会見で「コンディションは最高」と笑顔を見せるように左右のミドルキックやヒザは破壊力抜群。

 今回、ピケオーは神保克哉を挑戦者に迎え実に5度目の防衛戦に臨む。

 ここ2試合は木村“フィリップ”ミノルとは68kg、野杁正明とはウェルター級(67.5kg)での試合が続いたピケオーにとっては今回は久々のスーパー・ウェルター級(70.0kg)での試合。これについては「今回、初めて食事を意識しながら減量をしたらきつくなかった。今まではあまり意識せずに肉とかジャンクフードをよく食べていたが、今回はたくさん水を飲んで野菜をメーンでとるように意識した。減量が楽になったと感じる。パワーが上がったとかは感じていない。逆にパワーが落ちないかは心配したが今のところは問題はなさそう」と階級をまたにかけることの弊害は特に感じてはないもよう。

王座狙って階級変更の城戸が早期の王座決定トーナメントを提案。そのワケは…【8・24 K-1大阪】

2019.06.16 Vol.Web Original

ジョージアのカルロ・ドンヤシュフィリと対戦
 日本の格闘技界一のエンターテイナー・城戸康裕がK-1が現体制になってから2度目の大阪大会となる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(8月24日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に参戦する。

 城戸は6月16日、都内で開催された第1弾カード発表会見にトラがプリントされたシャツにヒョウ柄のパンツでおばちゃんパーマ、そして手には長ネギが入ったスーパーの袋という大阪のおばちゃんを意識したコスプレで登場した。

 城戸は3月の「K’FESTA.2」で久保優太の持つウェルター級王座に挑戦するも延長の末、判定負け。今回はスーパー・ウェルター級に階級を戻し、ジョージアのカルロ・ドンヤシュフィリと対戦する。

KANAが格下相手のカードに「K-1が準備してくれた試練」【8・24 K-1大阪】

2019.06.16 Vol.Web Original

プロキャリア7戦の真優と対戦
 K-1が現体制になってからの大阪大会第2弾となる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(8月24日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が6月16日、都内で開催された。

 K-1ジャパングループの女子を引っ張る存在であるKANAが3月の「K’FESTA.2」でヨセフィン・ノットソンに敗れて以来の復帰戦に臨む。

 対戦相手は関西の強豪が数多く在籍する「月心会チーム侍」の真優(まひろ)。

 現在、K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級王者に君臨するKANAに対し、真優はアマチュアで豊富なキャリアを誇るものの、プロキャリアは7戦とKANAにとってはテーマが見出しにくいマッチメークとなる。このカードについてKANAは「誰が見ても実力差がある対戦カードだと思う。自分自身も相手には不足があるので対戦するかは考えた。しかし前回の敗戦からK-1が準備してくれた試練だと思うので、ここはしっかり差を見せつけて勝ちにいきたい。強豪、新鋭、格上、格下とかあるが、リングに上がったら同じ条件。何が起こるかは分からないので、倒しに行く」と話した。

ライト級王者・林健太が凱旋試合でトルコの「若き天才」と対戦【8・24 K-1大阪】

2019.06.16 Vol.Web Original

家族との沖縄旅行後に戦闘モードに切り替え
 K-1が現体制になってからの大阪大会第2弾となる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(8月24日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が6月16日、都内で開催された。

 3月の「K’FESTA.2」で当時の王者・卜部功也を破り、第3代K-1ライト級王座に就いた林健太が地元・関西に凱旋を果たす。

 林は約半年ぶりの試合となるのだが「K-1の世界チャンピオンという響きにみんなも家族も喜んでくれた。去年は休む暇もないくらい試合をしたが、今回は久しぶりに半年くらい空いたので、ゆっくりとリラックスして家族と過ごした。心の充電もできたので、そろそろ試合に向けて動き出したい」と話した。

 林は功也との試合後にこれまで苦労を掛けた家族との時間を持つことを話していたのだが、この間、念願の「ピザづくり体験」も実現。今月11日の息子の誕生日には奥さんも行きたがっていたというディズニーシーにも行った。昨年は試合とかぶることが多く行けなかった沖縄旅行については、「やっと行けそうになって予約した日に台風が直撃して飛行機が飛ばなかった。沖縄にはどうしても行かないといけないと思って、来週、家族で沖縄旅行に行って、いったんリラックスモードは終了。試合に向けて戦闘モードに入ろうと思う」とのこと。

新鋭・壽美がKANAに勝利のノットソンと対戦【8・31 K-1 KRUSH】

2019.06.12 Vol.Web Original

「試合を決めるということは勝ちを決めるということなので、腹をくくって勝つことを決めた」
「K-1 KRUSH FIGHT.104」(8月31日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が6月12日、都内で開催された。

 K-1に2度参戦したスウェーデンのヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)がK-1 KRUSH FIGHTに初参戦。女子のホープである壽美(NEXT LEVEL渋谷)と対戦する。

 K-1ジャパングループの女子のトップ選手であるKANAと2度対戦し、1勝1敗の星を残すノットソンに対し、壽美はまだプロ8戦。しかしKHAOSとK-1 KRUSH FIGHTで3連勝。今年4月にはフランス遠征を果たし、直前で相手が変更になるという状況にも関わらず勝利を収めるなど急成長を遂げている。

 この日の会見には壽美のみが参加。壽美は「今回の話を頂いた時に、相手がすごく強いのは知っていたし、私がそう簡単に勝てる相手ではないということは分かっていたんですが、だからこそ私はこの試合を受けようと決めました。試合を決めるということは勝ちを決めるということなので、腹をくくって勝つことを決めた。ここで自分は大きく成長できるのではないかと思う」などと話した。

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