今年最後のK-1の大会となる「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~」(11月3日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の開催が間近に迫ってきた。
フェザー級(57.5kg)は新設された階級で、-55kg王者(現スーパーバンタム級)の武尊が王座を返上して2階級制覇を狙う。
また武尊をつけ狙うKrush-58kg王者の小澤海斗も参戦。6月の初対戦では武尊の判定勝ちに終わったが、その後も小澤の挑発はとどまることはなく、再戦が実現するかも大きな焦点となっている。
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【拡大版】格闘家イケメンファイル Vol.58 卜部功也
K-1スーパー・フェザー級世界最強トーナメントを制し、王者に輝いた卜部功也。強いだけではなく、そのルックスで、圧倒的な女性人気を誇る新生K-1のスター選手だ。スーパー・フェザー級世界最強という称号を手にし、卜部は次なる高みを目指す。
卜部兄弟、武尊らの「チームドラゴン」離脱問題で会見 「前田先生と奥様に、もうお二人にはついていけませんと伝えました」
K-1やKrushに参戦する有名選手が多く所属するジム「チームドラゴン」から9月25日にほとんどのプロ選手と代表の渡辺雅和氏が退会した問題について、1日、都内で会見が開かれた。
会見には渡辺氏と卜部弘嵩ら退会した選手たちが登壇した。
事の経緯は9月25日の夜に卜部弘嵩がツイッターでチームドラゴンからの退会を発表したことをきっかけに、次々と選手たちが退会を発表。最後に代表の渡辺氏までが退会を発表した。9月20日にジムの創始者の前田憲作氏がK-1のプロデューサーを退いていたこともあり、SNS上ではさまざまな噂が飛び交っていた。
渡辺氏は冒頭「今回こういう経緯になった理由は、2年ほど前から前田代表の変化に気づき始め、我慢はしていたのですが我慢の限界にきて、9月25日をもって退団という形になりました。(しばらくの間があって)そして僕はここにいる仲間たちと新チームを作りたいと思います。新チームは『KREST(クレスト)』。頂上を目指すという意味を込めています。Cの部分をKに変えております」と挨拶した。続けて「そして最後に言いたいことがあります。いまツイッターやSNS上で、僕たちは…お金で動いた。みんなをおいしい話でたぶらかしたということが言われていますが、そんなことは絶対にありません。むしろ僕が選んだ、僕たちが選んだこの道は元いた所よりも険しい道だと思っております。なので、そのようなことは絶対にありません。僕は選手たちを何があっても守り続けます」と涙を流しながら訴えた。
続いて選手を代表して卜部弘嵩が「前田先生には大変お世話になりましたが、いつからか方向性の違いを感じるようになり、退会することになりました。これからは最後まで僕ら選手のことを親身になり指導してくれた雅和さんについていこうと決めました。僕らが見ているのは前だけ。強くなること、勝つことためにさらに努力していきます。期待してください」と挨拶した。
方向性の違いについては渡辺氏は「具体的なことは言えません」とし「積もり積もったもの」と話すにとどめた。ただ具体的な退会日を話す中で「9月25日に前田先生と奥様に伝えさせていただきました。もうお二人にはついていけませんと伝えました」と説明した。
現在の練習環境については「相手に迷惑がかかるので言えないが、ちゃんとみんな揃って練習しています」とし、今後については「ジムは作りたいと思っていますが、未定」と話した。
ツイッターでの発表については「ファンのみなさまにはすぐにお伝えしたかった」と話し、その後この日の会見までタイムラグができたことについては「昨日の試合(Krush.69)もあったのと、みんなとミーティングをしながら考えました」とした。この日の会見ではなく25日の突然の発表になったことについては「気持ち的に限界だった」とした。
ファンが最も気になる今後については「使っていただけるのなら継続して参戦したい」とK-1、Krushへの参戦を希望した。
ライト級は林健太が兄のリベンジを果たす【K-1 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント】
新階級(-62.5㎏)の初めての試合は、3年ぶりの試合復帰となった“狂拳”竹内裕二と林健太の一戦。試合前、林は「過去に兄(林将多)が竹内選手に、目の骨を折られてKOされている。自分が両目を折ってリベンジしたい」と宣言。試合は1Rから林が宣言通り積極的に攻撃するが、竹内のパンチがヒットし、ダウンを奪われてしまった。しかし、それが林の本気モードにスイッチを入れたのか、すかさずキックとパンチの連打で竹内をダウン。その後もコーナーに詰めて連打を繰り出すと、竹内は続けてダウンし1R2分47秒に3ダウンをとられ、林がKO勝利。宣言通り兄のリベンジを果たした。負けた竹内は「完敗です。以上」と林へシンプルな言葉で賛辞を送った。
ヘビー級日本人トップを決める戦いは上原の判定勝ち【K-1 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント】
「今回の試合でヘビー級日本人トップが決まる」と言っていた上原誠とKOICHIの対戦。ともに練習をしていた仲間ということもあり、お互いの手の内が分かるのか、1Rは探るような展開。しかし2Rからはお互いの得意技で積極的に攻撃。3Rまでもつれたものの、決定打がなく試合は判定に。KOICHIを何度もコーナーに追い詰めた上原が3-0で勝利した。上原は「いろいろ反省点のある試合。いいパンチを当てられ大振りになった」と反省点を口にするも「今まではK-1で外国人選手を倒すという夢を語っていたが、日本一を証明した今、それは夢ではなく目標になった。これからは、外国人選手を倒していきたい」と語った。
山崎秀晃はゲーオの代役にまさかの敗北【K-1 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント】
世界最強決定トーナメントと同じぐらい注目だったのが、スーパーライト級(-65㎏)のタイトルマッチ。絶対王者・ゲーオウィラサクレックに、2014年の試合で大怪我を負わされた、日本代表決定トーナメント優勝の山崎秀晃が挑戦するとあって、そのリベンジマッチの行方が大きな話題となっていた。しかし、チャンピオン・ゲーオがおたふく風邪での欠場を発表。急きょ、ゲーオと同門のゴンナパー・ウィラサクレックと対戦することに。代打とはいえ、現WPMF世界スーパー・ライト級王者のゴンナパーは、対日本人戦績13戦12勝(7KO)1敗を誇る“日本人キラー”。山崎も決して油断できない相手である。
1Rは、山崎が先にゴンナパーからダウンを奪うも、すぐにダウンを奪われ、五分の戦い。しかし続く2Rは、1Rから当ててきたロ―キックが効いてきたのか、山崎がバランスを崩す場面が。そして3Rもその流れのまま、ゴンナパーがキックをさく裂。防戦一方の山崎は、足のダメージが大きかったのか、終了間際に尻もちをつくなど、終始圧倒されていた。結果は3-0の判定負けとなり、ゲーオへのリベンジの前に、またひとつ大きな壁が現れる形となった。
試合後、ゴンナパーは「山崎はすごく危険なパンチを持っているという印象を受けた。最初にダウンを奪われた時はちょっと驚いたけど、取り返せるだろうと思った。今後も機会があれば、ぜひK-1に出場したい。ただ、-65㎏は重いので、-62.5㎏でできたら。ゲーオには勝ててうれしいと報告したい」とコメントした。
卜部功也、-60㎏トーナメントの覇者に!【K-1 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント】
「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~(9月19日、東京・代々木競技場第二体育館)で開催されたスーパー・フェザー級の世界最強決定トーナメントは、初代-60㎏王者の卜部功也の優勝で幕を閉じた。功也は今年の4月に行われた日本代表決定トーナメントの決勝で対戦し、負けを喫した大雅を下しての優勝となった。
今回、同トーナメントに参戦した日本人選手は、大雅、卜部弘嵩、卜部功也、小宮山工介の4選手。1回戦、最初に登場した大雅はハビエル・エルナンデスと対戦。昨年の初代王座決定トーナメントでインパクトを残したエルナンデスだったが、2Rで大雅にダウンを奪われると、防戦するのがやっと。2Rが終わると、自らリングを降りるという形で、大雅がKO勝利、2回戦に進出した。続く卜部弘嵩は、3月の試合で敗れたヨハネス・ウルフと対戦。リベンジマッチとなった今回は、終始弘嵩がウルフを圧倒。しかし、ウルフがローブローを何度もアピール。3度の試合中断で、ついに弘嵩にイエローカードが出された。しかし、判定では試合の主導権を握っていた弘嵩が3-0の判定で快勝した。1回戦第3試合の卜部功也は判定負けをしたことがあり、ヨーロッパ軽量級最強と評されるカリム・ベノーイと対戦。1R、2Rとストレートに加え、左ひざを有効に使った攻撃で功也がベノーイを翻弄。3Rは反撃に遭うも、落ち着いた試合運びで、功也が3-0の判定勝ちを収めた。前回のK-1初参戦では、中国のユン・チーに判定負けをした小宮山も、6月のK-1で卜部弘嵩に勝利したパウロ・テバウに3-0の判定で勝利。ともすれば、2回戦以降は外国人同士の戦いになるのではと危惧されていたほどレベルの高い戦いを制し、日本人4選手が準決勝に進んだ。準決勝第1試合は大雅と弘嵩の対戦。前回の日本代表決定トーナメントで優勝した大雅は、1Rで弘嵩からダウンを奪うと、そのままラッシュ。なんとかしのいだ弘嵩だったが、2R、3Rと大雅のペースで試合を運ばれ、3-0の判定で敗れた。第2試合は功也と小宮山の予定が、前の試合で足を痛めた小宮がドクターストップ。判定負けしたテバウが準決勝に挑んだ。しかし、試合の流れにうまく乗れなかったのか、テバウは最初から押され、功也がパンチの連打で2R58秒で勝利した。
決勝は日本代表決定トーナメントと同じく大雅と功也の対戦。前回負けを喫した功也は開始すぐに大雅をロープに追い詰めダウンを奪った。その後もパンチの連打を繰り出し、2つ目のダウンを奪うと、立て続けに3ダウン目で大雅をマットに沈め、1R1分31秒でKO勝ち。前回のリベンジを果たすとともに、スーパー・フェザー級の世界最強王者の座を手に入れた。
敗れた大雅は「とにかく悔しい。(ダウンした時は)久しぶりに効いたパンチをもらったので、あまり覚えてない。気持で負けないようにしてきたんですが…。体つくりの手ごたえはあったし、調子は良かった。ただ相手が強かった。それだけです」とサバサバとした表情で試合を振り返った。一方、功也は「日本代表決定トーナメントで大雅選手に負けて準優勝だったのが本当に悔しかった。だからなんでもいいから取り返したくて、とにかく練習をした。今回は、前回のトーナメントを踏まえて、初戦からなるべくダメージを追わないようにやった。特に足を潰さないように気を付けて、無駄打ちをしないように心掛けていた」とトーナメント用の作戦が功を奏したと明かし「大雅は素晴らしい選手。僕はあの年であんな強さを持てなかった。大雅のお陰で強くなれたと思う」と敗れた大雅についてコメント。「これからもK-1に出場する時は、さらに強くなった卜部功也を見せられるようにするので、期待して下さい」と締めくくった。
Special Interview 山崎秀晃(K-1・ファイター)
盛り上がりを見せる新生K-1で、中心となり活躍しているファイター・山崎秀晃。主戦場としていたKrushでは、?65㎏と?63㎏で王者となり、2階級を制覇。そのままの勢いで出場した、K-1 WORLD GP 2016 ~?65kg日本代表決定トーナメント~では、並み居る強敵を押さえ、優勝を飾った。自分を形成したという高校時代を岡山で過ごした山崎が、岡山の思い出と格闘技にかける熱い思いを語る。
格闘家イケメンファイル Vol.56 褐色のK Soul Fighter 江川優生(えがわ・ゆうき)
褐色の肌、整った顔立ち、そして格闘家ならではの、引き締まった身体…。どこからどう見てもイケている江川優生は、弱冠18歳のファイターだ。
「よく日サロで焼いているのかと言われますが、ハーフなので(笑)。父が日本人で、母が中国とスペインの血が入ったフィリピン人です。自分自身は生まれも育ちも東京の足立区。地元は好きですよ。若者がちょっとグレていて、治安の悪いイメージがあるかも知れませんが(笑)。近所のおじさんとかおばさんは常に声をかけてくれますし、すごく優しい。そんな下町のいいところがたくさん残っています」
格闘技を始めたのは、父親の影響
「僕が生まれた時は肩のケガのため、やっていませんでしたが、父親がもともとボクシングをやっていたので、小さいころからボクシングをやらされていました。といってもまだ幼かったので、遊び程度でしたが、ちょっと大きくなってから空手を習わされて。もともと姉が空手をやりたいって言いだして、習う事になったんですが、なぜか自分も連れて行かれて、気が付くと習っていた(笑)。ただ、父もプロの格闘家になるとは考えていなかったと思います。趣味程度で好きになってくれればというぐらいだったんじゃないかな。僕自身は中学校の時に、友達の紹介でキックボクシングジムに体験に行ったら、すっかりハマってしまって。空手とは雰囲気がまったく違ってすごく楽しいなと思った。空手は礼を重んじ、シーンとしていて、黙々と練習する感じだった。それに対して、キックボクシングは、音楽をかけながらワイワイ練習するというスタイルで自分に合っていたと思います」
プロを目指したのはいつ?
「キックボクシングを始めて3カ月後ぐらいからアマチュアの試合に出るようになりました。しかし、特にタイトルを取るわけでもなく、アマチュアの成績はそんなに良くなかった。でもジムの先輩の神戸翔太さんがプロの試合に出ていて、見に行くうちに自分もこういう所でやりたいなと思うようになりました。試合会場はアマチュアとは全然雰囲気が違い、お客さんの熱意とか、試合のレベルの高さに圧倒された。でもだからこそ、そのリングに上がりたいと強く思いました。プロになった事を喜んでくれた父からのプレッシャーはないといえば嘘になりますが、今はそれも力に変えて強い格闘家になりたいと思っています。父からは、“常に謙虚であれ”と小さいころから言われて育ちました。私生活でも格闘家としてもそうあろうと、その言葉は大切にしています」
武尊×小澤海斗 あの因縁の再戦が実現か!?
K-1実行委員会は、9月19日(月・祝)に国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP」から新階級をスタートすることに伴い、各階級の表記も合わせて変更することを発表。また、8月28日には都内の会場で、新階級=フェザー級(-57.5㎏から変更)初代王座決定トーナメントの開催と出場選手・組み合わせについて会見が行われた。
会見では、11月3日(木・祝)に行われる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~」に、初代スーパー・バンタム級(-55㎏)王者・武尊がタイトルを返上し、2階級制覇を目指して参戦することが発表。さらに、その武尊と6月に開催された、「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイトで激戦を繰り広げたKrush-58㎏王者・小澤海斗の参戦も発表された。会見で小澤は「このトーナメント誰が勝つと思う? 俺でしょ? それでいいんだよ」とキッパリ。1回戦の対戦相手であるオーストラリアのジョシュ・トナーについて聞かれるも「映像を見たけど、全然興味が沸かない。それよりも早く武尊をブッ飛ばしたい」と武尊へのリベンジにしか興味がない様子。記者から「トーナメントで興味がある選手は誰か?」という質問にも「聞くまでもねえだろ? 一人しかいねえだろ」と、あくまで武尊との再戦にこだわる姿勢を貫いた。一方、武尊は前人未到の2階級制覇へ向けて「僕は元スーパー・バンタム級のチャンピオンとしてではなくて、1選手としてこのトーナメントに出ます。人生をかけてフェザー級のベルトを獲りにいくし、テーマは挑戦。挑戦のつもりでベルトを獲りに行きます」と決意表明。そして前回の試合から続く小澤の挑発には「今日もグレーのスーツを着ているヤツ(小澤海斗)がうるさいんで、そいつを黙らせるトーナメントにします」と再戦をアピールする小澤にきっぱりと通告。試合前からバチバチの舌戦を繰り広げた。
同トーナメントには、ほかに神戸翔太、戸邊隆馬の日本人選手が出場。1回戦では4選手がそれぞれ外国人選手と対戦する。
ゲーオを“人生をかけて倒しに行く”。山崎秀晃がリベンジマッチに挑む スーパーライト級タイトルマッチ
最も過酷な階級ともいわれているスーパー・フェザー級の王座を決めるトーナメントの行方も気になるが、同日に行われるスーパーライト級(-65㎏)のタイトルマッチも見逃せないカードのひとつ。
6月の世界最強決定トーナメントでも圧倒的な強さを見せ優勝した絶対王者・ゲーオウィラサクレックに挑むのは、日本代表決定トーナメントで優勝した山崎秀晃。前回の世界最強トーナメントでは、準決勝でまさかの判定負けを喫するも、その実力は誰もが認めるところ。前田憲作K-1プロデューサーも「日本代表決定トーナメントで、左右田泰臣、久保優太、野杁正明の3強を打ち破り優勝した事を考慮し、挑戦の資格ありと判断した」と選考の経緯を説明。実は山崎、ゲーオとは2014年11月に「-65㎏初代王座決定トーナメント」の1回戦で対戦。結果はゲーオが判定勝ちを収めたが、山崎は1Rに食らったハイキックで額の陥没骨折と眼窩底骨折の大怪我を負い、その後長期欠場を余儀なくされたという因縁を持つ。それ以降、常に“打倒ゲーオ”を目標に掲げ、借りを返すことをモチベーションに戦ってきた。前回のトーナメントでは、まさかの途中敗退で、ゲーオとの直接対決は叶わなかったが、今回こそ真のリベンジマッチとして、意気込みは十分。それを証明するように、対戦が決まるとすぐに、ゲーオ対策としてタイに1カ月間武者修行に出かけたほど。「ゲーオがムエタイ出身ということで、いてもたってもいられなくてタイに乗り込みました。ムエタイを身につけるというよりも、ムエタイの選手と肌を合わせて、ムエタイを知ってトレーニングを重ねることで、少しでも勝機が見えると思いました。タイには約1カ月間いて、タイ人とスパーリングを重ねてつかんだものあるし、新たな発見もありました。次の試合に生かせるようなタイ合宿になった。100%の練習ができたと思います」とその修行の成果に手応えを感じたようだ。それに対し迎え撃つゲーオは「私もタイにはいろいろなコネクションがあり、いろいろな情報が入ってきています。(山崎が)タイで練習したことは特に気になりませんが、タイに行ったことで私にとっては戦いやすくなったと思います」と意味深発言。さらに「山崎選手の試合を見て研究して、弱点がみつかったと確信しています。その弱点は今も変わらずあると思っています。当日は全力で戦ってKOも狙って行くので楽しみにしていてください」と山崎の穴を見つけているとまで宣言。
トーナメント以上に盛り上がりが予想される同カード。ゲーオが宣言通り山崎の弱点を突いて王座防衛に成功するか? それとも山崎がタイ修行の成果を生かしてリベンジ&王座奪取を成し遂げるか? こちらも注目だ。