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パヤーフォンが王座返り咲きへ大学を休学し日本で居残り特訓。松谷綺は「前王者に勝ってベルトに近づきたい」【K-1】

2023.05.11 Vol. Web Original

「K-1 WORLD GP 2023」(7月17日、東京・両国国技館)の第1弾対戦カード発表会見が5月11日、都内で開催された。

 前K-1 WORLD GP女子アトム級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym)が再起戦で松谷綺(ALONZA ABLAZE)と対戦する。

 パヤーフォンは昨年6月に行われた「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」でMIO、菅原美優を破り初代王座を獲得。しかし今年3月の「K’FESTA.6」で行われた初防衛戦で菅原に判定負けを喫し王座から陥落していた。

 松谷はトーナメントの準決勝で菅原に判定負けを喫するも、以降、優、ウォン・ガヨンに連勝し、今回、前王者との対戦にこぎつけた。

RISEとの対抗戦で勝利の寧仁太・アリがジョムトーンと対戦「気持ちでぶつかる」【K-1】

2023.05.11 Vol. Web Original

「K-1 WORLD GP 2023」(7月17日、東京・両国国技館)の第1弾対戦カード発表会見が5月11日、都内で開催された。

 今年3月の「K’FESTA.6」で行われたRISEとの対抗戦に出場した寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)と斗麗(WIZARDキックボクシングジム)の出場が決まった。

 寧仁太は實方拓海(TSK japan)に3-0の判定勝ちを収めて以来の試合で、ムエタイの歴史に名を残すレジェンド、ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)と対戦する。ジョムトーンは今回はウェルター級に階級を落としての試合となる。前戦では和島大海の持つ「K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座」に挑戦し、延長にもつれ込む接戦の末、KO負けを喫している。

 寧仁太は「(所属ジム代表の梶原)龍児さんとずっと“10戦くらいで世界と戦いたい”とデビューしていた時から話していた。ついに世界と戦える。僕が見ていたK-1も大きい外国人の選手が戦うのが面白かったので、ついに世界と戦えるということで楽しみ」と腕をぶす。

 ジョムトーンについては「K-1でデビューした時からめちゃくちゃ強いと思って見ていた。階級も近かったので、いつでもできるように試合を見ていた。僕は次が11戦目だが、ジョムトーン選手は250戦とか260戦。今までで一番キャリアのある選手と試合をするのでテクニックどうこうではなく気持ちでぶつかっていこうと思っている。70kgでやっている時よりスピードは増すし、パワーはもともとあると思うので、そこは警戒していきたい」などと語った。

 ジョムトーンは70kgから階級を下げる形で3階級制覇を狙っていたのだが、スーパー・ウェルター級では和島に敗れ王座獲得はならず。寧仁太は「ウェルター級でも簡単には勝てないというところを見せたい」とジョムトーンの野望阻止を誓った。

フェザー級戦線を占う新美貴士vs寺田匠、MOMOTAROvs稲垣澪の2試合は元王者vs新鋭の図式【Krush】

2023.05.09 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が5月9日、都内で行われた。

 K-1、そしてKrushのフェザー級戦線の今後を占うといっても過言ではない「新美貴士(名古屋JKファクトリー)vs 寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)」と「MOMOTARO(OGUNI-GYM)vs 稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)」の2試合がマッチメイクされた。

 フェザー級はK-1では軍司泰斗が一歩抜けた存在として王座に君臨。Krushでは3月大会で森坂陸が玖村修平を破り、悲願の王座獲得を成し遂げている。新美は玖村の前の王者で3度の防衛に成功し、長期政権を築いたが玖村は初防衛に失敗。Krushの王座戦線は混とんとした状況となっている。

 またMOMOTOROは元WBCムエタイ インターナショナル フェザー級、元WBCムエタイ日本統一フェザー級、元NJKFフェザー級王者でONE Championshipにも参戦経験のあるベテラン。

 一方、寺田は6戦6勝(2KO)の23歳、稲垣は8戦6勝(4KO)2敗の25歳と今回の2試合は他団体も含めた経験豊富な元王者と新鋭との対戦という図式にもなっている。

 弟の柊が4月大会でスーパー・ライト級王座を獲得したばかりの稲垣は会見で「弟がKrush王者になって、自分も負けられないと思って気合が入っている」と語った。対戦するMOMOTAROはK-1グループ参戦後2連敗と不振をかこったが、昨年8月の提髪和希戦で初勝利を挙げると、前戦ではスーパー・フェザー級から階級を下げ竹内将生に勝利を収め2連勝「フェザー級に落として2戦目なんですが、落としたからにはKrushのベルトを巻きたいと思っている。注目していてください」とタイトル戦線を見据えた。

ダイレクトリマッチに不満爆発の王者・大沢文也「ムカついている。メリットがない」【Krush】

2023.05.09 Vol.Web Original

里見柚己とライト級王座をかけて再戦

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が5月9日、都内で行われた。

 1月大会でノーコンテストとなった「ライト級タイトルマッチ」大沢文也(王者/ザウルスプロモーション)vs里見柚己(挑戦者/team NOVA)の再戦が行われることが発表された。大沢にとっては仕切り直しの初防衛戦となる。

 1月の試合では1Rに大沢がダウンを奪い、判定勝ちを収めたのだが、そのダウンを奪った際のパンチについて、試合後の検証で審判団が蹴り足をつかんでのものと判断。K-1グループではワンキャッチワンアタックが認められていないため、ダウンを取り消し、試合自体をノーコンテストとしていた。

 この日の会見で里見は「1週間くらい経って、K-1の方から連絡をいただき、無効試合に判定が変わった。自分の中では強い選手に勝ってまた上り詰めようと思っていたが、こういうダイレクトリマッチでタイトルマッチになった。Krushではこういう前例はないと思うんで、また6月はより一層盛り上げられるよう頑張りたい」と仕切り直しの一戦に静かに闘志を燃やした。

 前戦については「まあ、うまいのは分かっていたんで。うまかったし、1Rのダウンになった時に、自分が完全に焦って空回りしてそのまま終わったという感じ」と振り返った。

ONEとの契約を正式発表の武尊が日本とK-1を代表して「ONEに殴り込もうと思っている」

2023.05.09 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊が5月9日、都内で会見を開き、「ONE Championship」と独占複数試合の契約を結んだことを発表した。

 ONEとの契約についてはチャトリ・シットヨートンCEOが4月下旬に自身のFacebookで発表しており、正式発表が待たれていた。

 会見で武尊は今回の契約について「一部報道で出てしまっているんですが、この度、ONE Championshipと契約させていただきました。6月24日に復帰戦が決まっているので、その試合に勝ってから発表しようと思っていましたが、こうして自分の口からファンの皆さんに報告したかったということもあるので、この場を用意していただいて発表させていただくことになりました」とこの日、会見を行うことになった経緯を説明。

 そして「僕も現役のキャリアは最終章に入っているかなと思うんですが、今が一番強いと思っているし、その一番強い時期に世界に挑戦したいとずっと思っていた。このタイミングで世界最強の選手がたくさん集まっているONE Championshipで試合をしたいなという気持ちがあって。今はK-1ファイターではないですが、K-1王者の誇りをずっと持っているし、デビューからずっとK-1で戦っているので、K-1を代表してONEに殴り込もうと思っている。僕が活躍することで日本人選手が注目されると思うし、世界で日本人選手がもっと注目されて活躍できるような環境をこれをきっかけに作れればいいなと思っているので、まずは復帰戦で勝ってONEでも活躍できるように頑張りたい」とこれまで同様“まずは6月”の姿勢を見せつつもその後のONEでの目標を語った。

 武尊はONE参戦に先立ち「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)を相手に空位となっているISKAのK-1ルール61kgのタイトルマッチで対戦することが決まっている。

ONEのチャトリCEOが「格闘技界の大谷翔平」「ストライカーとしてはパウンドフォーパウンド」と武尊を評価

2023.05.09 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者・武尊が5月9日、都内で会見を開き、「ONE Championship」と独占複数試合の契約を結んだことを発表した。

 ONEとの契約についてはチャトリ・シットヨートンCEOが4月下旬に自身のFacebookで発表しており、正式発表が待たれていた。

 会見には途中からチャトリ氏も参加。チャトリ氏は武尊との契約について「武尊選手がONEと契約を結んだこの瞬間こそ、格闘技、日本最大の出来事だと私は信じている。魔裟斗選手も天心選手も日本の中で戦っていた日本の王者。例えていえば、日本のプロ野球でしかプレーしていないプロ野球選手と同じ。大谷翔平選手は日本を飛び出し、メジャーリーグという大舞台で努力を続け、世界で最高のポジションを獲得した選手。そしてその栄光を日本に持ち帰ったという実績がある。武尊選手は今まさに格闘技において、その大きな偉業を成し遂げようとしている。これから難しい、とても強い対戦相手と戦っていくことになると思うが、彼は格闘技界の大谷翔平になるためにこれから日本を飛び出し大きな一歩を踏み出すことになる。皆さん、武尊選手を応援してください」とメジャーリーグで活躍する大谷翔平の名を挙げ、今後の武尊の活躍に期待をかけた。

 この大谷翔平発言については武尊は会見の最後に「大谷翔平のようにではなく、世界の武尊になれるようにやっていく」と“世界の武尊”を目指すとした。

ブアカーオと安保瑠輝也が互いに譲らずドロー。解説の魔裟斗氏「戦友が目の前で倒れる姿は見たくなかった」【RIZIN.42】

2023.05.06 Vol.Web Original

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)で「K-1 WORLD MAX世界トーナメント」を2004年と2006年に制したブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と元K-1 WORLG GPスーパー・ライト級王者・安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が対戦し、0-0のドローとなった。

 ブアカーオは昨年7月にカンボジアで開催された「WORLD FIGHT TOURNAMENT 2022」で3年ぶりの復帰戦に臨むとドミトリー・ヴァラッツに判定勝ち。10月にはタイで行われた「BKFC THAILAND 3」で素手ボクシングで試合を行いエルカン・バロルにKO勝ちを収めた。8月にはラジャダムナンスタジアムで三浦孝太と、10月には過去に4度対戦した佐藤嘉洋とエキシビションマッチを行い、三浦は3Rレフェリーストップ、佐藤は1RTKOで試合を終わらせている。

 安保は2019年にK-1 WORLD GPスーパーライト級王座を獲得。2021年には「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝に進出するも野杁正明に敗れ、2階級制覇はならず。その後、野杁へのリベンジの機会をうかがうも実現させることはできず、今年2月にK-1との契約を正式に解除した。そして「BreakingDown7」(2月19日)に出場し、無差別級スペシャルワンマッチ1分3Rでシリル・アビディと対戦すると、体重で30キロの体格差を克服し3RでKO勝ちを収めた。

ロッタンがヒジ一発でタバレスをKO。解説の武尊「強いし試合が面白い」【ONE】

2023.05.06 Vol.Web Original

 K-1史上初の三階級制覇王者の武尊が5月6日、ABEMAで「ONE Fight Night 10:Johnson vs. Moraes 3」(5月6日、米コロラド州/1stBank Center)のゲスト解説を務めた。

 武尊は後半3試合に組まれたフライ級世界タイトルマッチ3連戦を解説。コーメインでは武尊が対戦を希望しているONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノンがエドガー・タバレスを相手に5度目の防衛戦を行った。

 試合開始前、武尊はロッタンについて「試合内容が面白いのと気持ちの強いファイター。相手にやられたら何倍返しにするファイター。僕も同じようなスタイルなので噛み合うと思っていた。いつかやりたいと思っていた」と語った。ロッタンと対戦したい理由については「感情を出して戦ってくれる選手は好き。僕が笑顔で笑っている試合は相手も感情を出して戦ってくれる選手が多い。無表情で淡々と戦う選手は嫌」とそのファイトスタイルを挙げた。

 ONEと契約したことを先日、チャトリ・シットヨートンCEOが自身のFacebookで発表しているのだが、ONEについては「70kgは世界最強の選手が集まっている。総合の選手、キックキック選の選手、ムエタイの選手とかいろいろな選手が集まっている。僕はK-1でやってきたという自負、K-1王者が世界最強という自負もあるので、そういう大会で僕が結果を残すことでK-1の強さをアピールできると思うし、日本の格闘技界の強さも見せられると思うので、早く参戦したい」と語った。

安保瑠輝也が魔裟斗の「安保不利」の見方に「勝ってあたり前と思われる試合は楽しくない」【RIZIN.42】

2023.05.02 Vol.Web Original

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)でRIZIN初参戦を果たす元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が5月2日、公開練習を行った。安保はRIZIN キックボクシングルールでブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と対戦する。

 この日は3分のミット打ちを公開。スピードと威力満点なパンチ、キック、ヒザを叩き込み仕上がりの良さを感じさせた。

 練習後の会見でも安保は「BreakingDownの時に体を一度大きくした。普段で最高82kgまで行ってそこから減量。今は70kgがベストではないかと思う。いつもだったら減量末期なんで、試合の4日前に公開練習なんてできない。でもこれだけ動ける。コンディションは、めっちゃいい」と胸を張った。

 ブアカーオについては「2019年以降、公式戦をしていないと言われていたが全然公式戦はしている。ベアナックルルールというかバンテージだけの殴り合いや、ONEとかで活躍している選手ともやっている。バリバリやっているんでコンディションはいい状態で来るんじゃないですかね」と語った。またK-1 WORLD MAX時代との違いについては「ファイトスタイルが変わった。昔はそんなにフィジカルが強くなくて、蹴りを主体とした攻撃でリズムをつかんで相手に何もさせないというスタイルだったと思うが、近年はフィジカルの強さが上がって蹴りも蹴るがパンチもできるようになって、パンチ主体の選手になったという印象」と指摘した。

安保瑠輝也がブアカーオへの思い入れをダダ漏れさせるも勝負は別「本気で潰しに行く」【RIZIN.42】

2023.05.02 Vol.Web Original

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)でRIZIN初参戦を果たす元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が5月2日、公開練習を行った。安保はRIZIN キックボクシングルールでブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と対戦する。

 カード発表会見後にSNSで幼少期からブアカーオが憧れの選手だったことを明かした安保だったが、この日も随所にそのリスペクトの念をのぞかせた。

「めっちゃうれしい。ワクワクしている。僕がMMAはゴロゴロして面白くないと言ったのでMMAファンが怒って僕の粗探しで(ブアカーオは)公式戦は長いことしてないとか言ってますが、全然やってますし、本当に強いブアカーオでくるので楽しみ。ワクワクしている」と対戦を心待ち。しかし「子供の頃のヒーローはいつまで経ってもヒーロー。だからといって楽しませるつもりはない。本気で潰しに行きます」とリスペクトしているがゆえに全力で叩き潰しに行く。

安保瑠輝也が邪道宣言「僕の歩んでいる道は王道ではなく邪道。でも結果は出している」【RIZIN.42】

2023.05.02 Vol.Web Original

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)でRIZIN初参戦を果たす元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が自らの歩む道を「邪道」と語った。

 安保は今大会でRIZIN キックボクシングルールでブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と対戦する。

 この日は公開練習を行い、その後の会見ではカード発表会見で「BreakingDownから来ました」と挨拶したことについて「あれはギャグです。前の試合がBreakingDownなので。K-1からよりBreakingDownのほうがしっくりするかなと思って。そういうことを言えるのは僕以外いないんで言った。別にBreakingDownを背負うとかではない」と語った。

 同じくMMAの試合を「男同士ごろごろ寝っ転がって、俺はつまらないと思う」と表現したことについては「予想通り。プロモーション成功って感じ。俺としてはこの試合に注目を集めたかったので。本当に思っている部分もありますけれどね。この前の試合だって、もちろんあれが面白いというのもあるんでしょうけれど、僕個人としては立って寝て、時間が過ぎたらブレイクになって、オーって拍手が起こる。じゃあ立ってなさいよと思うんですよ。だからみんなだって立ってるほうが面白いと思っているんじゃないですか。まあ、それにはそれの面白さがあるんでしょうが、個人としてはそう思います」とプロモーションの一環だったことを明かしつつも、改めてMMAに対する考え方を述べた。

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