K-Jeeを相手に3度目の防衛戦
「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(11月3日、福岡・福岡国際センター)で3度目の防衛戦に臨むK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(POWER OF DREAM)が10月21日、都内の所属ジムで公開練習を行った。
カリミアンは当初、K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)とスーパーファイトで対戦の予定だったが、19日になって急きょタイトル戦に変更となっている。カリミアンにとっては3度目の防衛戦となる。
この日は2分間のミット打ちを披露。その直前に武居由樹、江川優生といった同ジムのK-1王者2人を含む選手たちを相手にした激しい追い込み練習の直後だったのだが、古川会長の持つミットにパワフルなパンチにハイキック、そして飛びヒザと多彩な攻撃を繰り出し。好調さをうかがわせた。
現在の練習については「今は追い込みのハードなトレーニングの最中であと4日ほどこれが続いた後はペースを落としていく」とのこと。
カリミアンは今年2月にPOWER OF DREAMに移籍。3月の愛鷹亮戦はまだまだ同ジムで練習を始めて日が浅かった。それから7カ月が経ち、ここでの練習について「練習のシステム自体が違う。日本のほかのジムががどういう練習環境かは分からないが、POWER OF DREAMはとても素晴らしい練習環境が整っていると思う。ここの練習は筋肉をつけたいとか健康のために体を維持したいといった練習ではなく、試合に向けて特化した特別な練習メニュー。それにここは古川会長自ら、朝から起きて選手と一緒にトレーニングをしたり走ったりしている。ただ指示をするだけではなく、選手と一緒になって練習をする。練習だけではなく日々の生活を含めたサポートをもする。会長が一緒になって練習する以上、自分ももっと頑張らないといけない。自分に刺激を与えてくれる、そういう環境」と充実したトレーニングが行えているよう。