日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 23-24 」(以下、Dリーグ)レギュラーシーズンのROUND.10が3月10日、江東区の東京ガーデンシアターで行われた。この日行われた全6マッチのうち5つがひとつのチームがオーディエンスとジャッジからの票のすべてを獲得するSWEEPでの勝利という派手なROUNDで、シーズンのトップを走り続けるCyberAgent Legit(以下、Legit)もSWEEPで勝った。勝利チームそれぞれ順位をあげてCS進出に一歩近づいた。
ROUND.10で、MVD(Most Valuable Dancer)に輝いたのは、dip BATTLESのディレクターでダンサーのKENSEIだった。チームは、SPダンサー3人を招へいし、Benefit one MONOLIZを、オーディエンスとジャッジの票すべてを総取りするSWEEPで破り、待ち望んでいたシーズン初勝利をてにした。
勝利した直後は思いが言葉にならなかったKENSEIだったが、マッチ終了後の取材で、感想を聞かれると「I本当に、ようやく」とやわらかい笑顔。
「去年のメンバーだった時と、ディレクターになった自分。今シーズンは責任感が違いすぎて。自分が(チームを)勝たせなきゃいけないっていうのがあって、気持ちよく踊れてなかったんです。(踊っている)2分15 秒、ぶちかます前に頭が働いていて。どれだけ練習しても体力がついてこなくなって最後とかは体が動かなくて、カマせてないかもしれないみたいな。どんどん気持ちがロウになって、いつもラウンドを終えていました」