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MIOが「高校生以来」のダウンを奪ってK-1初勝利【3・28 K-1】

2021.03.29 Vol.Web Original

右ストレートが切れまくる

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)で初代シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級王者のMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が山田真子(KINGS)を相手にK-1参戦2戦目で初勝利を挙げた。

 MIOは昨年9月の大阪大会でK-1初参戦を果たしたものの高梨knuckle美穂に判定負けを喫していた。

 1R序盤に山田が右のキックを狙ったところでMIOが右ストレートを合わせダウンを奪う。以降もMIOは山田の蹴りにパンチを合わせていく。

 2R、山田はローから左フックを振っていく。MIOはカウンターで右のストレート。MIOは右ストレートから左ヒザのコンビネーション。山田が前に出て左フックを放つところにMIOはカウンターの右フックで2度目のダウンを奪う。

 3R、後がない山田は前に出るがMIOはロー、前蹴りで山田を止めに行く。それでも前に出る山田。右ストレートを合わせに行くMIOは中盤、またも右ストレートをクリーンヒット。最後まで右ストレートが切れまくったMIOが3-0の判定でK-1初勝利を収めた。

元ボクシング王者・京太郎が10年ぶりのK-1参戦。強烈なパンチで実方を粉砕KO【3・28 K-1】

2021.03.28 Vol.Web Original

ボクシングでは3つのベルトを獲得

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)で第2代K-1ヘビー級王者の京太郎(チーム京太郎)が約10年ぶりにK-1復帰を果たした。

 京太郎はK-1で日本人初となる重量級の世界王者。2011年にプロボクシングに転向しWBOアジア太平洋ヘビー級、OPBF東洋太平洋ヘビー級、日本ヘビー級の3つのタイトルを獲得した。

 戦前、「サンドバッグを蹴ってみたら痛かった」「キックの練習はしていない」「キックを出すかどうかは分からない」などと煙に巻いていた京太郎だったが、1R、いきなりロー、ミドルとキックを繰り出していく。それに実方は“効いてない”の素振り。そして逆に右ローを放っていく。カーフ気味に入る実方のローに京太郎の左足が流れる。実方のローに右ストレートを合わせる京太郎だが、実方も左フックをヒットさせる。京太郎は左インロー、右ミドルを放つが実方の右のカーフにやはり足が流れる。京太郎もカーフを返すが、これは実方がカット。

カリミアンがK-Jeeに逆転KO勝ちで約5か月ぶりのタイトル奪還【3・28 K-1】

2021.03.28 Vol.Web Original

1Rは福岡の再現かと思わせるK-Jeeの猛攻にひやひや

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)のセミファイナルで行われた「K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ」でシナ・カリミアン(POWER OF DREAM)が2RでK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)に逆転のKO勝ちを収め、タイトル奪還に成功した。

 2人は昨年11月の福岡大会で王者カリミアンにK-Jeeが挑戦する形で対戦。K-Jeeが1Rにパンチのラッシュをかけ、1RでKO勝ちを収め、地元・福岡で悲願のK-1王座を獲得した。今回はダイレクトリマッチとなる。

 1R、カリミアンが前に出てローを蹴る。しかしK-Jeeは逆にプレッシャーをかけると詰めて、昨年の福岡大会を思い出させる左右のフックの連打で攻め込むと、右フックでいきなりダウンを奪う。

 立ち上がったカリミアンにK-Jeeがまたも連打。右フックで2度目のダウンを奪う。ここまでまさに福岡大会のビデオを見ているような展開となったが、カリミアンはここからがっちりガードを固め、ロープづたいに逃げるなど勝利への執念を見せる。そしてラウンド終盤にはやや動きが落ちたK-Jeeにパンチを放ち、反撃、ヒザも放ちK-Jeeを押し返していく。

武尊が天心の目の前でレオナ・ぺタスから3つのダウンを奪いKO勝ち【3・28 K-1】

2021.03.28 Vol.Web Original

二度の延期を経てついに武尊vsレオナが実現

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)のメインで行われた「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がKrushスーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)を挑戦者に迎え2度目の防衛戦に臨んだ。

 この対戦は昨年11月の福岡大会で行われる予定だったが、武尊のケガで延期に。改めて1月24日に開催される予定だった「K’FESTA.4」でマッチメイクされたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の発令で大会自体が延期されていた。

 試合前に那須川天心がリングサイドに現れた。昨年大晦日の「RIZIN.26」では那須川の試合の直前に武尊がリングサイドに現れ、試合を観戦。大会後に会見を開き、那須川との対戦実現を訴え「K’FESTA.4」への来場を呼び掛けていた。

武尊が「格闘技界を変えていけるのは自分だけ」と必勝誓えばレオナは「今は自分のほうが強い」【K-1】

2021.03.27 Vol.Web Original

二度の延期を経てついに実現

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)の前日計量が3月27日、都内で開催された。

 メインイベントの「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」に出場する武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)はともに60.0kgのリミットちょうどでクリア。仕上がりの良さをうかがわせた。

 この試合は当初は昨年11月の福岡大会で行われる予定だったが、武尊のケガで延期に。改めて1月24日に開催される予定だった「K’FESTA.4」でマッチメイクされたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の発令で大会自体が延期されていた。

 計量後に行われた会見でレオナは「2度の延期を経て、やっとこの場所に立つことができた。応援してくれている方、ファンの方々、皆さん楽しみにしてくれていた一戦だと思う。その期待以上の試合をするので楽しみにしていてください」、武尊は「本当に、この試合は2度延期になってしまい、ファンの方たち、楽しみにしてくれていた方たちをお待たせしてしまった。その分、お互いに最高に仕上げてきたので、最高の試合をして、必ず倒して勝ちます」と互いに2度の延期を経て、コンディションはもちろん、メンタル的にも最高潮に達している様子。

新王者となった椿原龍矢の理想の王者像は「当てられずに当てて、なおかつ一撃で倒す」【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

目指すは無敵のチャンピオン

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 メインで行われた「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で王者・江川優生(POWER OF DREAM)を延長にもつれ込む熱戦の末、2-1の判定で破り、新王者となった椿原龍矢(月心会チーム侍)が理想の王者像を語った。

 椿原は「昨日の試合のことは全然覚えていない。必死こいて戦って、とにかく勝てて良かった。昨日の夜は試合が終わって帰って、めっちゃベルトを眺めたり、写真を撮ろうと思っていたが、疲れすぎてすぐ寝ちゃって、すぐに会見の時間になっちゃって、あわあわしながら出てきた感じ。夢にまで見たベルトが目の前にあって、めっちゃうれしい」と目の前のベルトを眺め笑顔を見せた。

 理想のチャンピオン像については「僕って一応、空手をずっとさせていただいていて、“当てられずに当てる”というのが格闘技の理想だと思っている。でも空手家って“一撃必殺”とかもいうので、“当てられずに当てて、なおかつ一撃で倒す”というのが求めている理想のスタイル。それになれるように頑張っていこうと思っている」と語った。

元貴乃花親方に激似の谷川聖哉が「K-1の横綱になる」と宣言【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「まだ小結くらい。ベルトを獲って名実ともに“K-1の横綱”に」

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 クルーザー級のスーパーファイトでRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)を破り、K-1ジャパングループでの初勝利を挙げた谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「K-1の横綱になる」と宣言した。

 会見に出席した谷川はフォトセッションで相撲の突き押しのパフォーマンスを見せ、第一声で「疾風の空手家改めK-1の横綱・谷川聖哉です」と挨拶。「昔からずっと貴乃花親方に似ていると言われてきた。試合中も関根勤さんが“貴乃花に似てるな”と言っているのが聞こえていたので(笑)。それに昨日今日でSNSで“貴乃花に似ている”といったDMをたくさんいただいたので、ポーズを取ってみました。ありがたいことです」と話した。

 試合については「RUI選手からダウンを取って勝てたのは、最低限の課題はクリアできたのかと思います。当初の予定では足を使って、自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃はもらわない戦い方をしようと思っていたが、足を肉離れしてしまいフットワークが使えなかった。でもパンチが思ったより見えていて、打ち合っても大丈夫かと思ったが、距離が詰まってしまってしっかりパンチを効かせることはできなかったかなと思う。今回はボクシングのスパーリングの数を増やした。自分は蹴りだったらクルーザー級の誰にも負けないと思っているので、パンチへの対処がかなりできてきて、それが勝因かなと思う」などと振り返った。

王者・江川優生「自分は挑戦者だと思っている。挑戦者らしい戦いを見せる」【3・21 K-1】

2021.03.20 Vol.Web Original

昨年9月の大阪大会では椿原が判定勝ち

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の前日計量が3月20日、東京都内で行われた。

 メインの「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で対戦する王者・江川優生(POWER OF DREAM)と椿原龍矢(月心会チーム侍)はともに1回で計量をクリアした。

 2人は昨年9月のK-1大阪大会でノンタイトル戦で対戦し、椿原が判定勝ちで大番狂わせを起こした。今回はタイトルをかけての再戦となる。

 計量後の会見で、江川はベルトを手に持って登場。カード発表会見から「負けたので、自分はチャンピオンではないと思っている。目の前にベルトがあることもむかついている」と話していたのだが、その姿勢はこの日も変わらず。

 江川は険しい表情で「今、自分はチャンピオンじゃないので、挑戦者らしい戦いを明日見せようと思っている。ぶっ倒して勝ちます」と話すと、計量を経ての椿原の印象を問われても「特に何も感じませんでした」と言葉少な。

 メインを任せられたことについても「特に何も考えず。本当に自分は挑戦者だと思っているので、俺は俺のやることを全うするだけ」と語った。

【K-1 K’FESTA】年間最大のイベントが今年は2DAYSで開催

2021.03.15 Vol.739

3・21 東京ガーデンシアター
3・28 日本武道館

 K-1の年間最大のイベント「K’FESTA」が今年は2週間に渡る2日間開催で行われる。当初は1月24日に新生・K-1の聖地ともいえる東京・代々木第一体育館で開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言が1月8日から発令されたため延期に。もともと3月21日に初進出となる東京ガーデンシアター大会の開催が発表されており「K’FESTA」はいつに延期されるのかと注目されていたところ、3月28日に延期し、会場は東京・日本武道館。そして東京ガーデンシアター大会と2週続けての開催とすることが発表された。28日のDay.2ではついに「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)の一戦が実現する。

不可思「今はマジで僕が勝つと思っている」と山崎戦に向け手応え【3・21 K-1】

2021.03.09 Vol.Web Original

ノンタイトル戦ながら現王者と対戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)のスーパー・ファイトでK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する不可思(クロスポイント吉祥寺)が3月9日、東京都内の所属ジムで公開練習を行った。

 この日は2分間のミット打ちを行い、パンチのコンビネーションに右ミドル、そして左右のローをひとつひとつ確かめるようにトレーナーの持つミットに打ち込んだ。

 練習後に行われた会見では「体の調子もいいし、メンタル的にもいい感じに持って来れている」と好調な仕上がりをうかがわせた。

 不可思は昨年3月の「K’FESTA.3」で安保瑠輝也の持つスーパー・ライト級王座に挑戦するも判定負け。新型コロナウイルスの影響などで半年ぶりの試合となった9月の大阪大会では平山迅に3つのダウンを奪われたうえでの判定負けとまさかの2連敗を喫した。

木村“フィリップ”ミノルが右手中指のケガで全治2カ月と診断され欠場【3・28 K-1】

2021.03.05 Vol.Web Original

EITOが代打でMIKE JOEと対戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)に出場予定だったK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)が欠場することが3月5日、発表された。

 木村は練習中に右手中指の伸筋腱脱臼の怪我を負い、全治2カ月と診断された。

 これに伴い、木村と対戦予定だった第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)の対戦相手がEITO(日本/Respect All Fear None)に変更された。

 木村の欠場にJOEは「(対戦相手が変わって)自分も直近の試合では怪我している状態でも試合を戦ったことがあるし、あの会見のあとで、この結果になったことはとても残念です」、EITOについては「アグレッシブな試合をする良いファイターだと思います。自分は相手が代わろうとも仕事は抜かりなくこなします」とK-1を通じてコメントした。

 急きょの参戦にEITOは「サプライズではありましたが、夢にまで見た舞台での復帰戦は“持ってるな”と思いました。(MIKE JOEは)ブレないファイトスタイルが良いなと思います。アクションを起こし続けて始まったことが、自分ひとりではなく色んな人を巻き込んで、支えて貰っていることに感謝の気持ちでしかありません。新しいチーム名として掲げている言葉通り、すべてを敬い、何人も恐れない。残りわずかな限られた時間で、しっかり気持ちを作って、自分自身にも打ち勝って突き抜けて結果で証明したいです。生き様で勝ちにいきます」とコメントした。

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