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この日も1RKO勝ちの松山勇汰が「準備はできている」と中島千博の持つ王座への挑戦をアピール【Krush】

2023.08.28 Vol.Web Original

「Krush.152」(8月27日、東京・後楽園ホール)で「日本vs韓国・3対3」の対抗戦が行われ、日本が3勝全勝で韓国を圧倒した。

 セミファイナルの中堅戦では松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)とチャン・ウヒョク(韓国/Seongnam Seolbong/KTK)が対戦し、1RKOで松山が勝利を収めた。

 松山は「K-1甲子園2020」の−60kg王者で2020年12月のデビューからここまで6戦5勝(4KO)1敗のスーパー・フェザー級のホープ。対するウヒョクは韓国のKTKスーパー・フェザー級王座の獲得歴もあり、17戦12勝(4KO)5敗の戦績を誇る22歳のファイター。

 1R、サウスポーの松山とオーソドックスの構えのウヒョク。松山が左の前蹴りをボディーに連打。ウヒョクは右ミドル。松山はローからワンツー、前蹴りで何度もウヒョクを吹っ飛ばす。そして左ミドルでボディーを効かされたウヒョクの頭が下がったところに松山が飛びヒザを突き上げるとウヒョクがダウン。そのまま立ち上がれず、松山がKO勝ちを収めた。なお松山のKO勝ちはすべて1Rでのもの。

宮田プロデューサーが「年内に後楽園ホールを超満員にする。できなかったら坊主になる」と気炎【Krush】

2023.08.23 Vol.Web Original

「Krush.153」(9月29日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が8月23日、都内で開催された。

 8日にK-1グループに電撃復帰し、Krushプロデューサーに就任した宮田充氏がこの日の会見から登場し「年内に後楽園ホールを超満員にする」と気炎を揚げた。

 この日はKrushスーパー・フェザー級王者の中島千博(POWER OF DREAM)が髙橋直樹(若獅子会館)を挑戦者に迎えての2度目の防衛戦など5試合が発表されたのだが、最後に宮田氏が「今年のKrushは9月大会が終わると、10月21日土曜日、11月25日土曜日、12月17日日曜日に後楽園ホール大会が決まっている。先日、X(旧ツイッター)で“Krushの後楽園大会を1年以内に超満員にできれば”ということをつぶやかせてもらったが、訂正して年内に必ず超満員にしたいと思っている。できなかったら年末に坊主になる。それくらいの気合でいく」と断言した。

 宮田氏は「Krushは型ができつつある中で、ここ2~3年はコロナ禍もあり、なかなか思い切ったマッチメイクや勝負ができなかったのかなと感じている。多くのファイターがいて、どうにでもできるが“Krushはこうだ”というものができすぎているなというのがある」などと現在のKrushの状況を分析したうえで「そういうものを壊していくのもKrushかなと思っている。メインイベントにタイトル戦があって、セミファイナルにこの辺の選手を入れて、第1試合にこの辺の選手を入れてというものからぶっ壊したいと思っている。手始めは10月21日。11月、12月と3大会あるが少なくとも3通りのKrushをやる。“こういうやり方があるんだ”“こんなKrushが見られるんだ。それだったらチケットを買って見に行こう”と思ってもらえるような“これを見ておかないといけないな”と思ってもらえるような興行をやる。裏付けはないが取りあえずアドバルーンを上げて、つじつまを合わせるように頑張っていく。年内のKrushをしっかりやれば2024年のKrushも明るいと思う」などと斬新なマッチメイクと企画で勝負する姿勢を見せた。

 またこの日の会見では「Krush.152」(8月27日、東京・後楽園ホール)で宮田氏との写真撮影会が行われることが発表された。17時~17時10分にリングサイドで行われる。チケットを持っている人は誰でも参加できる。宮田氏は「僕のファンはおじさんや、やんちゃなお兄さんが多いんですが、ぜひ女性ファンの方が来てくれるとうれしいです」とアピールした。

中島千博が髙橋直樹を挑戦者に迎え2度目の防衛戦。「このベルトを持っていれば自然ともう一つのベルトに行けると思う」【Krush】

2023.08.23 Vol.Web Original

「Krush.153」(9月29日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が8月23日、都内で開催され、Krushスーパー・フェザー級王者の中島千博(POWER OF DREAM)が髙橋直樹(若獅子会館)を挑戦者に迎え2度目の防衛戦に臨むことが発表された。

 中島は昨年1月に行われた「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で友尊、横山朋哉を下して王座を獲得。6月に行われた「THE MATCH 2022」ではシュートボクシング(SB)の笠原友希に判定負けを喫するも、12月のKrushで西元也史を相手に初防衛戦に臨み、判定勝ちで王座を防衛。今年6月にはK-1初参戦を果たし韓国のハン・ギョンミンにKO勝ちを収めている。

 髙橋は2019年からK-1グループに参戦するがフェザー級では勝ったり負けたりの戦績。昨年5月からスーパー・フェザー級に階級を上げるや4戦4勝(2KO)と一気に浮上。4勝の中には中島が下した友尊、西元も含まれ、今回のタイトル挑戦を実現させた。

 今回がK-1グループでのタイトル初挑戦となる髙橋なのだが「タイトル戦はうれしいが、タイトル戦ということを気にせず今回も楽しんでやっていこうかなと思っている」とあえてリラックスして試合に臨むことを口にした。

宮田充氏がK-1グループに電撃復帰しKrushプロデューサーに就任。KNOCK OUTプロデューサーとしばらく兼任【K-1】

2023.08.08 Vol.Web Original

 K-1が8月8日、都内で会見を開き、現在、KNOCK OUTのプロデューサーを務める宮田充氏がKrushプロデューサーに就任することを発表した。

 宮田氏はKrushで長くプロデューサーを務め、2014年からスタートした新生K-1では2016年11月から2018年12月までプロデューサーを務めた。その後、2020年6月にK-1グループを離れると9月にKNOCK OUTとREBELSのプロデューサーに電撃就任。今回は約3年ぶりのK-1グループ復帰となる。

 宮田氏は今回の復帰について「今回、K-1さんからお話をいただき、(KNOCK OUT運営会社の)Def Fellowさんに申し出て、ご理解、ご了承をいただき、Krushプロデューサーという役に就かせていただくことになりました。現在務めているKNOCK OUTプロデューサーは当面の間、兼任という形でやらせていただくことになりました。ご理解、ご了承いただいたDef Fellowさんには本当に感謝しています。立ち技格闘技のさらなる盛り上がりのために頑張っていきますのでよろしくお願いします」と挨拶した。

璃明武がダウンを奪ったうえでの判定勝ちで永坂吏羅を返り討ち。連敗止めて初防衛に成功【Krush】

2023.07.23 Vol.Web Original

「Krush.151」(7月22日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ」で王者・璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)が3-0の判定で永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を破り初防衛に成功した。

 両者は2019年3月に対戦し、璃明武が判定勝ち。その後、璃明武は2021年に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝して王座を獲得。永坂は2021年7月から昨年7月まで4連続KO勝ちを収めるなど勝利を重ね、昨年11月に璃明武への挑戦にこぎつけたのだが、試合の2週間前に璃明武のケガで試合が流れるという事態に。この出来事をめぐり試合前は2人の間で激しい舌戦が繰り広げられていた。

初参戦でKO勝ちの璃久がK-1王者の和島大海に「絶対に俺、ベルト獲るから、それまで負けんといて下さい」【Krush】

2023.07.23 Vol.Web Original

「Krush.151」(7月22日、東京・後楽園ホール)でK-1グループ初参戦の璃久(HIGHSPEED GYM)が森田奈男樹(エイワスポーツジム)にKO勝ちを収めた。

 ここまで6戦5勝(3KO)1敗でスーパー・ウェルター級のホープ的な存在だった森田を破ったことで強烈なKrushデビューを果たした璃久は12月に予定されているK-1大阪大会への出場をアピールした。

 1R、ともにオーソドックススタイル。璃久がいきなり右ミドル、右ロー。どっしり構える森田は左ミドル。徐々に詰める森田だが、璃久は押し返し右フック。じりじり詰める森田に璃久は飛び込んで左フック。璃久はなおもパンチをまとめ森田を下がらせる。森田もパンチを返すが、璃久は手数で勝る。しかし終盤、森田が左インロー、左三日月蹴りで璃久を削りに行く。

元Krush王者の佐々木洵樹が引退セレモニー「普通では味わえないような世界を見られたことが一番の誇り」【Krush】

2023.07.23 Vol.Web Original

 元Krushバンタム級王者の佐々木洵樹(POWER OF DREAM)の引退セレモニーが「Krush.151」(7月22日、東京・後楽園ホール)で行われた。

 佐々木はプロボクシングで元東洋太平洋フェザー級13位、元日本フェザー級7位の実績を残した後にキックボクシングに転向。2019年2月にKrushでデビューを果たすと2連勝。3戦目にして晃貴が持つKrushバンタム級王座に挑戦するとダウンを奪った上での判定勝ちで王座を獲得した。2020年7月に王座返上しスーパー・バンタム級へ転向。12月のK-1両国大会でK-1デビューを果たすと、璃明武との無敗対決を制した。その後、2021年5月のK-1横浜武道館大会でタイのラット・エイワスポーツジムからも勝利を収め、デビューからの無敗記録を“6”に伸ばした。昨年2月のK-1東京体育館大会で行われた「第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場し、1回戦で内田晶を破るも、準決勝で玖村将史にKO負け。この試合が最後の試合となった。

 プロボクシングの戦績は23戦19勝(7KO)4敗、キックでの戦績は8戦7勝(1KO)1敗だった。

前日に男児が生まれた里見柚己が大沢文也を破り王座獲得 「本当に負けられなかった」【Krush】

2023.06.17 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で挑戦者の里見柚己(team NOVA)が王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)を2-0の判定で破り、悲願のKrush王座を獲得した。

 2人は今年1月に行われた大沢の初防衛戦で対戦。1Rに大沢がダウンを奪い、判定勝ちを収めたのだが、そのダウンを奪った際のパンチについて、試合後の検証で審判団が蹴り足をつかんでのものと判断。K-1グループではワンキャッチワンアタックが認められていないため、ダウンが取り消され、試合自体がノーコンテストに。今回はいわくつきの再戦となった。

 1R、大沢はオーソドックス、里見はサウスポーの構え。大沢が前蹴りから右インローを連発もローブローとなり一時中断。再開後、圧をかける里見。大沢はコーナーに下がるとガードを固めロー、ミドル。里見は左内股に左のヴァレリーキック、コーナーに詰めてパンチを連打。大沢はコーナーに下がりガードを固めローからプッシュ。里見はパンチを連打も大沢はガードからプッシュ、そしてクリンチ。里見がヒザをボディーに放つと、大沢は足を使って回りヒザをボディーに打ち込み反撃。

元フェザー級王者・新美貴士が6戦6勝のホープ寺田匠を返り討ち。稲垣澪は格上MOMOTAROに判定勝ち【Krush】

2023.06.17 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで元Krushフェザー級王者の新美貴士(名古屋JKファクトリー)が寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)から2度のダウンを奪ったうえで判定勝ちを収め、復活を果たした。

 新美は2020年11月に王座獲得後、3度の防衛を果たし「K-1 AWARDS 2021」ではKrush MVPにも選出された。しかし2022年はK-1とKrushで3連敗を喫し、王座からも陥落。12月のK-1大阪大会で國枝悠太に勝利を収め復活も、今年3月にRISEで行われた対抗戦では門口佳佑に判定負けを喫し、今回が再起戦だった。
 
 寺田は「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」に出場。2020年4月にプロデビューを果たすとここまで6戦6勝(2KO)とフェザー級のホープといえる存在となり、今回は元王者との対戦にこぎつけた。

KNOCK OUTから参戦の大谷翔司が2つのダウンを奪って児玉兼慎に判定勝ち【Krush】

2023.06.17 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)にKNOCK OUTから2選手が参戦し、Krush vs KNOCK OUTの図式となる2試合が行われ、1勝1敗で星を分けた。

 第6試合のライト級戦にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者でKNOCK OUTのライト級戦線でも活躍する大谷翔司(スクランブル渋谷)が児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦し、2度のダウンを奪って判定勝ちを収めた。

 1R、ともにオーソドックススタイルの構え。右カーフを打ち合う。児玉が詰めてワンツーの右ストレートをヒット。やや動きが固い大谷。大谷のミドルに右ストレートの児玉。児玉の右カーフに足が流れる大谷。大谷のカーフは児玉がカット。大谷は左ジャブも次の攻撃につなげられない。圧をかけてパンチを連打の児玉。大谷も打ち返す。大谷はローからパンチにつなげる。大谷は左ボディーから右ロー。

松山勇汰が左ハイキックで岡嶋形徒に1RKO勝ち。タイトル戦線殴り込みをアピール【Krush】

2023.05.21 Vol.Web Original

「Krush.149」(5月20日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたスーパー・フェザー級戦で松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に1RKO勝ちを収め「そろそろタイトルマッチができるような選手を用意してください」とタイトル戦線出陣への意欲を見せた。

 松山は「K-1甲子園2020」の-60kg王者。ここまでの戦績は5戦4勝(3KO)1敗。岡嶋は「格闘代理戦争」出身で2019年9月のプロデビュー後4連勝を飾り「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」に出場。1回戦を突破したものの準決勝で森坂陸にKO負けを喫しプロ初黒星を喫した。2021年6月には当時のKrushフェザー級王者・新美貴士に挑戦も1Rわずか16秒でKO負け。再起戦で國枝悠太に勝利を収めたが、続く2戦を連敗。今回から階級を上げての試合だった。

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