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戦うビッグダディ 闘士【格闘家イケメンファイル Vol.68】

2017.03.13 Vol.686

 おしゃれな選手が多いKrush、K-1ファイターの中でも、特にファッションに強いこだわりを持つ闘士選手。

「数いる格闘家の中では、誰よりもファッションが好きだという自信はあります。むしろ格闘技よりファッションのほうが好きですね(笑)。もともと木村拓哉さんが好きで、木村さんに憧れて洋服を買いだしてから、ファッションに興味を持つようになりました。僕ら30代の男からすると木村さんは神ですよ。あのころから変わらずずっと信者です(笑)。残念なのは、今の若い子に木村さんの格好良さを言っても伝わらない事。全盛期を知らないと分からないのかな…」

 のっけから熱いファッショントークを繰り広げつつ、プライベートな話を少し…。

「23歳の時に結婚して、8歳と7歳の子どもが2人います。結婚するまでの人生がひどすぎたので、別人かと思うぐらい人間が変わりました。フワフワして格闘技も真面目にやっていなかった時期もありましたが、しっかり真面目に人生に取り組もうと。きっかけ…多分、子どもが自慢できるオヤジになりたいなって思った瞬間に変わったのかも知れない」

 可愛い子供が必死に応援する姿は、闘士の試合の名物となっている。

「K-1やKrushに関しては、息子と娘のほうが僕より詳しいぐらいです。おまけに、試合を見に来て僕が負けた時の感情がすごい。泣き叫びますから(笑)。うちの子は小さい時から格闘技をライブで見ているので、仮面ライダーなどの戦隊ものにはまったく興味がない。格闘技って嘘がない生身のものだけど、戦隊ものはお約束があるので、何だコレ?みたいな(笑)」

2・18「Krush.73」塚越が逆転勝利で-67kg王座防衛

2017.02.19 Vol.684

 立ち技格闘技「Krush.73」(2月18日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush -67kgタイトルマッチ」で王者・塚越仁志がモハン・ドラゴンを3R2分54秒、KOで破り初防衛を果たした。

 塚越は昨年10月の「Krush.70」で時の王者・渡部太基と後楽園ホールを揺らすほどの激闘を繰り広げた末に初めて王座に就いた。今回は戦前「渡部戦のようにはならない」と話していたのだが、今回も渡部戦に引けを取らない激闘となった。

「ベルトを取ってK-1のリングに上がりたい」と公言するドラゴンに対し、塚越は「“まずはKrush”みたいな考え方は好きじゃない」と口にするなど、ある意味イデオロギー対決という側面もあったこの試合。ドラゴンは1Rのゴングと同時にダッシュし飛びヒザを狙うなど、いきなりスイッチオン。予想外の攻撃にも足を使って冷静に距離を取る塚越だったが、ドラゴンは大振りの左右のフックをブン回しとにかく前へ。距離を取ろうとする塚越だったが、ドラゴンの圧力はすさまじい。左右のフックを大きく空振りしたところに右ヒザを狙った塚越だったが、そこに右フックを合わせられダウンを取られる。

 立ち上がったところにまたも助走をつけての飛びヒザを狙うドラゴン。塚越は最後までペースをつかむことができず1Rを終える。

 2Rもとにかく左右のパンチを振り回すドラゴンに後がない塚越も応戦。塚越はカウンターの左フックを炸裂させぐらつかせ、左右のフックの連打からのヒザ蹴りでドラゴンを追い込むがタフなドラゴンはなかなか倒れない。塚越の攻撃の合間を狙って、またもパンチを振り回す。しかし2Rは塚越がパンチで何度もドラゴンをぐらつかせるなど試合は徐々に塚越のペースに。

 3Rに入っても大振りのパンチと突進を続けるドラゴンだったが、さすがにガス欠気味。塚越はドラゴンの空振り後にパンチ、ヒザ蹴りを合わせ着実にダメージを与えると、ラウンド中盤に右から左のフックでついにダウンを奪う。フラフラになりながらも立ち上がったドラゴンに今度は右ハイキック一閃。再びダウンを奪う。しかし執念で立ち上がるドラゴン。この時点で残り10秒。塚越は渾身の左フックを叩き込み、3つ目のダウンを奪い、KOで試合を終わらせた。

 試合後、塚越は「私事ですが、去年結婚し、3日前に子供が生まれました。父親としてしっかり仕事ができたと思います」と挨拶した。

格闘家イケメンファイル Vol.66 暴走ハリケーン 塚越仁志(つかこし・ひとし)

2017.02.13 Vol.684

 取材当日は試合の10日前。減量もピークに入りピリピリしているのでは…と思ったのだが。

「ピリピリはしないです。腹ペコでぐったりはしていますけど(笑)」とイケメンスマイルで登場してくれて一安心。

「減量はだいぶ楽になりました。階級を上げて適正体重になったのと、長くやっているので落とし方も分かってきた。でもこの辺(ジムのある三軒茶屋)は、飲食店が多く誘惑がいっぱいあるので、練習が終わったらすぐ帰るようにしています(笑)」

 埼玉県出身の塚越が、そもそも現在のジムに入ったきっかけはあの人。

「格闘技をやるならここって決めていた感じですね。昔からK-1が大好きで、ずっとテレビで見ていました。アンディ・フグとかが活躍している時で、そのあとに魔裟斗さんが出てきたんです。それで魔裟斗さんに憧れて、最初は魔裟斗さんが練習していた代官山の伊原道場に行ったんですけど、その後独立して現在のジム・シルバーウルフができるという事でここに来ました」

 塚越といえば、2015年11月、Krushー67㎏王者への挑戦者決定戦で渡部太基と対戦、判定負けを喫して王座挑戦権を逃す。渡部はそのチャンスをものにし、2016年1月、牧平圭太を破り王座奪取に成功。その間、塚越は再び挑戦者決定戦に挑み、挑戦権を手にすると昨年10月に行われたタイトルマッチで、王者・渡部と対戦。その死闘は伝説になっている。

「渡部さんに挑戦したあの試合は、無我夢中であまり覚えてないんです。とにかくやり切った。デビュー以来ずっと練習を見てもらっている大宮司トレーナ―に、練習中に言われたことを出す事だけを考えて試合をしました。その結果、判定勝ちでベルトを取ることができた。もうその日は、歓声がすごすぎてセコンドの声も聞こえなかった。何も聞こえない中、ただ練習の事を思い出してやり続けた感じでしょうか。勝った瞬間は、泣くかなと思っていたんですけど、なんかぽかんとしちゃって(笑)。悪夢とかも見ていたし、どれだけ解放されるのかと思ったら、出し尽くしちゃって魂が抜けていた。だからその時の写真を見たら、全部ポカーンって口が空いている写真ばっかりでしたね(笑)」
 2月18日(土)には、後楽園ホールで初防衛戦を行う。相手は激闘派と名高いモハン・ドラゴン。

「激闘派と言われ、すごく派手な試合をする非常にパワフルな選手。多分、他の団体のベルトを巻いたことがあったと思う。とても手ごわい選手だと思います。僕は対戦相手の事を細かく分析して、対相手の対策を必死で考えるというより、トレーナーと一緒にやって来たことを試合で出し切ろうと思うタイプ。試合が決まった時に、トレーナーと1回だけ相手のDVDを見て、方向性を決めたら、あとはそっちの方向を見て、練習をやり続けるだけですね。僕、ベルトを巻いたのが、去年の10月で初めてだったんです。人生で初めて。それも1回負けているK-1にも出ている渡部選手からもぎ取った。だから、このベルトを持った事の責任みたいなものをすごく感じるんです。下手な試合はできないし、せっかく渡部選手から引き継いだんだから、恥ずかしくない試合をしなければいけないと常々思っています」

「K-1ジム相模大野KREST」お披露目で武尊、弘嵩vs功也、佐々木の豪華タッグエキシビション

2017.02.06 Vol.683

 K-1、Krushで活躍する武尊、卜部兄弟といった「KREST」の選手が所属する「K-1ジム相模大野KREST」が2月1日に設立され、5日、同所でレセプションパーティーが開催された。

 パーティーには宮田充K-1プロデューサーら関係者が多く出席。人気選手を多く抱えるジムらしく、終始華やかな雰囲気の中パーティーは進んだ。

 冒頭、ジム代表である渡辺雅和氏が「オープンにあたり、たくさんの方に協力していただきました。今回のオープンで自分の無力さと仲間の大切さ。そしてみなさんにどれだけ助けられているかということを実感いたしました。相模大野KRESTはみんなで頂点を目指してやっていきたい」と挨拶した。

 通常だと所属選手によるミット打ちといったデモンストレーションが行われるところなのだが、この日は武尊、卜部弘嵩vs卜部功也、佐々木大蔵というタッグマッチでのエキシビションという趣向を凝らした演出で出席者をもてなした。

 3分×2Rで行われたこのタッグマッチ。レフェリーがK-1ジム横浜の尾崎圭司代表という細かいところまで豪華な試み。

 卜部兄弟と佐々木は2月大会、武尊も4月大会に出場が決まっているのだが、時間が経つにつれ徐々に当たりが厳しくなるなど“KRESTっぽさ”が伝わるものとなった。

4・2「Krush.75」ヘウヘスvs紅絹の女子王座戦 マムーディvs西京も発表

2017.02.03 Vol.683

 立ち技格闘技「Krush」が2日、都内で会見を開き、「Krush.75」(4月2日、東京・後楽園ホール)の新たな決定カードを発表した。

 1月大会でKANAを破り第3代Krush女子王者となったオランダのメロニー・ヘウヘスの初防衛戦が早くも行われる。

 挑戦者は昨年4月にKANAと「第2代Krush女子王座決定戦」を戦った紅絹。その時は判定で敗れてしまったが、一進一退の攻防を繰り広げた。

 今回の起用について宮田充Krushプロデューサーは「誰がいいかと考えて、最初に思いついたのは紅絹選手。KANA選手とはまた違った強さを持った選手が挑むのがふさわしいと思った」と説明。

 紅絹は「あの試合(ヘウヘスvs KANA)はインフルエンザで寝込んでいて会場では見ていないが、ジャブでダウンを取る素晴らしい戦いぶりを生放送で見ていた。マイクスジムの選手はみんな全部のバランスが良くて、ジャブでダウンを取れるということは、すべての力を持っているということだと思う」とヘウヘスの実力に警戒しつつも「私はKANA選手よりやりにくくて、初対決なら私にも有利な部分もあると思う。ガツンとぶつかって勝てる相手だとは思わないので、やるべきことは明確」とすでに対策は万全のよう。

 海外流出したベルトの奪還が期待される部分もあるが「それを託されたようにはあんまり感じていない」とし、前王者のKANAに対し「KrushでやられたものはKrushで返したいんで、今回とセットだと思って下さい」と王座を奪取してのリベンジを目論んでいるようだ。

3・18新イベント「KHAOS」のメーンは前日に抽選でカードを決定

2017.01.24 Vol.683

 立ち技格闘技の新イベント「KHAOS」の第1弾大会となる「KHAOS.1」(3月18日、東京・新宿FACE)の対戦カードが発表された。

 KHAOSはK-1、Krushを運営するグッドルーザーの第3のブランド。他の2つとは違ったアプローチでのマッチメークや試合形式が特徴となる。

 今回発表されたのはメーンカード3試合。「KHAOS ROYAL」と名付けられ、-58kgの6選手が参加し、前日計量後に抽選を行い対戦相手を決めるという。

 選手にとっては前日まで対戦相手が決まらないという過酷な状況となる。

 参戦するのは翔也、芦澤竜誠、里見柚己、林京平、KAZUMU、真辺龍太の6選手。真辺は九州を拠点とする選手でグッドルーザーの大会には初出場となる。

 会見では真辺が「僕が6人の中で一番知名度がないので、一番有名で強い選手とやりたい。この中で一番有名な選手は誰ですか?」と他の5人に問いかけるが、全員無反応という緊迫する場面もあった。

「今回のメンバーにはあまり興味がない。やりたい選手がいるんで、その選手とやることを考えながら今は練習している」という芦澤や、「WILD RUSH LEAGUE、その前の王座挑戦者決定戦でチャンスを落としているので、この試合で勝ってどんどん上に上がりたい」という林のように、6選手ともにここでインパクトのある勝利を収めて、次へつなげたいと口をそろえることから当日はどの組み合わせになっても激しい試合となることが予想される。

Krush 女子王座はKANA敗れ、ヘウヘスが第3代王者に

2017.01.16 Vol.682

「Krush.72」(1月15日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベントで2つのタイトルマッチが行われた。

 Krush初の女子での最終試合となった「Krush女子タイトルマッチ」では王者KANAにオランダのメロニー・ヘウヘスが挑戦。
 ヘウヘスが3R3-0の判定で勝利を収め、第3代王者となった。

 1R開始早々から積極的に仕掛けるヘウヘスはまだエンジンのかかっていないKANAから左ストレートでダウンを奪う。

 フラッシュ気味のダウンとあって、ダメージの浅いKANAも反撃。ラウンド終盤にバックブローでダウンを奪い返すが劣勢は否めない。
 2Rに入ってもヘウヘスの勢いは衰えず。しかしKANAも呼応し、激しい打ち合いを展開する。

 そして勝負の行方は第3Rに。やや疲れが見え始めたヘウヘスだったが、KANAの猛攻を受けてもしっかり打ち返し、ポイントを与えない。
 延長かと思われたラウンド終盤、ヘウヘスが右のロングフックでこの日2度目のダウンを奪う。立ち上がったKANAだったが、残り30秒ではダウンを奪い返すことができず、ヘウヘスが勝利を収めた。

3・3「Krush. 74」から-60kg次期挑戦者決定トーナメント開催

2017.01.11 Vol.682

 立ち技格闘技「Krush. 74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10日、発表された。
 この大会から「Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント」が開催されることとなった。
 1回戦4試合は①明戸仁志vs横山巧、②大沢文也vs稲石竜弥、③闘士vs原田ヨシキ、④島野浩太朗vs“DYNAMITE”高橋佑太の組み合わせで行われ、5月大会で①vs②、③vs④で準決勝、7月大会で決勝が行われる。優勝者は10月大会での王座挑戦が予定される。
 -60kgは現在、王座決定トーナメントの1回戦が終了。2月大会で2回戦、4月大会で準決勝、5月大会で決勝が行われ王者が決定する。
 今回の次期挑戦者決定トーナメントの開催について、宮田充Krushプロデューサーは「-60kgはKrushの中でも最激戦区なのは間違いない。チャンピオンが決まったと同時に、チャンピオンも追われる立場になる。そういったストーリーも同時進行してもいい。10、12月の1回戦は接戦もあった。過酷なトーナメントにエントリーしてくれた選手たちにはいずれチャンスは生まれると思っていたが、それが早くなったということ。また新たな敵と戦って3つ勝てば挑戦者に、4連勝すればチャンピオンになれる。そこで目が輝いてくれれば」と話した。
 当初は王座決定トーナメントの1回戦で敗れた8選手に参戦のオファーをかけたが、コンディションの問題などで加藤港と松野祐貴が参戦を見送り、新たに闘士と横山が追加され行われることとなった。

Krush.74 小澤海斗、2度目の防衛戦はユン・チー

2016.12.23 Vol.681

 Krush.73(2月18日・後楽園ホール)とKrush.74(3月3日・後楽園ホール)の対戦カードが22日、都内の会場で発表された。目玉となるのが、Krush.74に行われる-58kg王者・小澤海斗の2度目となる防衛戦のカード。今回、挑戦者として発表されたのは中国のユン・チー(中国)選手。ユンと言えば、は6月のK-1で小宮山工介に判定勝ちし、11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦でも神戸翔太を KOするなど、試合をする度にインパクトを残している。さらに、トーナメントの準決勝では、武尊に負けを規したものの、強烈な印象を残した。会見に向けてユンからは「Krush.に初参戦できうれしい。小澤はとても強い選手ですが、自分が中国にベルトを持って帰ることを信じています」とコメントを寄せた。8月の名古屋大会で大岩龍矢に勝利し、初防衛に成功した小澤は「このベルトは離したくない。俺のものだし、中国人をぶっ殺して絶対に渡さない」といつもの過激発言。さらに「(ユンに勝っているところは)全部。負けるわけない。武尊にリベンジ? 俺のファンはそれを待っててくれるし、俺が勝までやり続ける。今までは負けてくよくよしていたけど、これからは前しか見ない事にした。デビューもKrushだし、思い入れは強い。-58㎏は俺が盛り上げるから、俺のファンは俺だけ見てろ。以上」とコメント。大会前から緊迫した雰囲気となった。

 また、この日はKrush.73で行われる「第5代-60㎏トーナメント」の準々決勝のカードも発表。Aブロックは、山本真弘と安保瑠紅の対戦。年齢もキャリアもかなり差のある2人だが山本は「(安保選手は)若いけど小さい時からやっているのでキャリアがある。基礎は出来ていると思います」、安保は「前回もベテラン(稲石)でうまいと思いました。とにかく前回の試合で倒しきれなかった悔しさがあるので、絶対に次は倒せる武器を作っていく」と語った。Aブロックのもう一戦は郷州征宜と渡部武。Bブロックは、佐野天馬と朝久泰央、レオナ・ペタスと覇家斗がの対戦が発表された。

 さらに、Krush.73の「第5代-65kg王座決定トーナメント」の準決勝カードも発表。中澤純と篠原悠人、小宮由紀博と松下大紀の対戦が発表された。

「Krush.71」武居由樹が初防衛戦に勝利

2016.12.23 Vol.681

 Krushの2016年シリーズ最終戦「Krush.71」が18日、東京・後楽園ホールで行われた。

 1年を締めくくるメインイベントは、今年初代王者が決まった-53㎏級のタイトルマッチ。王者・武居由樹に挑むのは、4月に行われた「Krush.65」の初代-53㎏王座決定トーナメントで対戦し、武居にKO負けした隆聖。リベンジに燃える隆聖は、1Rに武居のパンチをかいくぐり、飛び膝でダウンを奪うという予想外の展開に。しかし、それでも冷静さを失わなかった武居が徐々に自分のペースで試合を運んでいく。2Rをお互いしのぎ、続く3R。1Rでダウンを奪われた武居は、ここでダウンを奪い返すべく、猛チャージをかける。中盤、ついに隆聖からダウンを奪うと、立ち上がりばなにすぐさま前蹴りで2度目のダウン。そして最後はパンチをラッシュし、2分45秒で隆聖をマットに沈めた。初防衛を勝利で飾った武居は「最初にダウンを取られて、こんなダサい試合でごめんなさい。今日はどうしても勝ちたかった。もっともっと強くなってスターになり、K-1のリングに立ちたい」とアピール。試合後の会見でも、「2016年はチャンピオンになって、初防衛もできていい年だった。2017年はK-1でベルトを取りたい。Krushのベルトも防衛し続けて、ベルト2本を目指します」と語った。

「Krush.71」武居由樹が初防衛に成功

2016.12.19 Vol.680

 Krushの2016年シリーズ最終戦「Krush.71」が18日、東京・後楽園ホールで行われた。

 メインイベントは、ー53㎏級のタイトルマッチ。王者武居由樹に挑むのは、4月に行われた試合で、武居にKO負けした隆聖。リベンジに燃える隆聖は、1Rに武居のパンチをかいくぐり、飛び膝でダウンを奪うという予想外の展開に。しかし3R 、ここで武居が猛チャージ。中盤、ついに隆聖からダウンを奪うと、立ち上がりばなにすぐさま前蹴りで2度目のダウン。そして最後はパンチをラッシュし、2分45秒で隆聖をマットに沈めた。初防衛を勝利で飾った武居は「最初にダウンを取られて、こんなダサい試合でごめんなさい。今日はどうしても勝ちたかった。もっともっと強くなってスターになり、K-1のリングに立ちたい」とアピールした。

 また、この日行われた「-65㎏王座決定トーナメント」では、レオナ・ペタス、山本真弘、郷州征宜、安保璃紅が勝利。2月に行れる準々決勝への進出を決めた。

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