「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 大手町・丸の内・有楽町 エリアコンサート」のオープニングイベントが2日、東京・丸の内にて行われ、公式アンバサダーを務めるタレントのふかわりょうが登壇。ピアノ演奏を披露した。
東京国際フォーラムを中心に開催される世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」(5月3~5日)と連動し、期間中に丸の内エリアにて約60公演のクラシック音楽を中心としたコンサートなどを無料で開催するイベント。
昨年に引き続き、公式アンバサダーを務めるふかわは「クラシックに触れてない印象を持っている方はいると思いますが、まだクラシックが好きなことに気づいてないだけだと思うんです。世の中、いたるところでクラシックは流れている。普段、無意識に浴びていることに気づいてない、好きなことに気づいてない方が、気づくきっかけになれば」と期待。
幼少期からピアノを習い、クラシック番組にも携わるなどクラシック愛好家でもあるふかわ。「将来、どんな仕事に就こうかと思った時、私なりにお笑いと音楽は年を重ねることがハンディキャップにならず、むしろ味になると思い、2つのうち20歳のときにお笑いの門を叩きました。そのときに音楽の門を叩いていたらどうなっていたか分かりませんが、あのときお笑いの門をくぐったことでこうして音楽にも携われているんだと思う」。
この日はふかわが「お笑いの道に進みはしましたが、この曲を聞くと心が澱んだときでも透明度が高まる。この曲を聞いたり弾いたりするとやっぱり自分は音楽が好きなんだと思える存在」と言う、ドビュッシーの「アラベスク第1番」をソロ演奏。
メディアの前でピアノ演奏を披露するのはおよそ4年ぶりというふかわ。演奏後「改めてプロの音楽家の方の普段の努力がいかにすごいのかを実感しました」と言い「リハの音色を届けたかったです。でもそこがプロの差だと思います」と本番の出来に苦笑しつつプロへのリスペクトを語っていた。