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別所哲也「オーディションに受かってアメリカに行ったのに“全然使えない”と言われ…」

2024.06.08 Vol.web original

 

 開催中の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2024」の関連イベントが8日、都内にて行われ、モデルの市川紗椰と映画祭代表を務める俳優・別所哲也が登壇。別所がハリウッドで映画デビューした過去を振り返った。

 今年で26回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。この日のイベントは毎⽉『美しさ』をテーマに国内外のショートフィルムを配信する「MILBON BEAUTY MOVIES」の映画祭特別版。

 この日は、バレエダンサーを夢見るナイジェリアの子どもたちを追ったドキュメンタリー『ナイジェリアのバレエダンサー』、アルツハイマーの母親と暮らす息子の思いを描くドラマ『パリ1970年』、“壁”の向こうの海が見たいと願う祖父を喜ばせるため、あるウソをつく少女の物語『パレスチナ諸島』を上映。

 そのうち『ナイジェリアのバレエダンサー』に登場する欧米の、欧米のバレエの世界に挑む黒人ダンサーたちにちなみ「チャレンジの経験」を聞かれた2人。

 文筆業でも活躍している市川は「私はもともと英語がメインだったので、初めて日本語で文を書いてお金を頂くというときはすごく勇気が要りました。怖ささえありましたね」。

 一方、別所は「振り返れば、俳優になろうと決めた大学生のころオーディションを受けてアメリカに行って生活したことがチャレンジだったかも」と、1990年の日米合作映画『クライシス2050』でのハリウッドデビューを振り返り「当時は自分の英語は通じない、演技もままならない、オーディションに合格して行ったのに“全然、使えない”と言われて、演技学校に入って一からやり直した」と苦笑。

「でも今思えば、それで鍛えられましたよね。『ナイジェリアのバレエダンサー』もそうですけど、自分が熱中していることがあるとご飯を食べるのも忘れたり、大変なんだけど面白いんですよね。この映画祭を始めたときもそうでした」と言えば市川も共感。

 別所は「ショートフィルムの魅力を分かち合いたくて1999年に映画祭を始めて早26年。その間にネットが広まり便利にもなったけどこうやって会場で皆さんとつながる時間も大切。オンライン配信作品もありますが、ぜひ会場にも足を運んでいただけたら」とアピールしていた。

『SSFF & ASIA 2024』は17日まで都内各会場にて、オンライン会場は6月30日まで開催中。

“鉄オタ”市川紗椰「季節で電車の“ガタンゴトン”は違う」最近のマニア旅は「100年前のパリの廃線跡」

2024.06.08 Vol.web original

 

 開催中の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2024」の関連イベントが8日、都内にて行われ、モデルの市川紗椰と映画祭代表を務める俳優・別所哲也が登壇。多趣味な市川のマニアっぷりに別所が驚いた。

 今年で26回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。この日のイベントは毎⽉『美しさ』をテーマに国内外のショートフィルムを配信する「MILBON BEAUTY MOVIES」の映画祭特別版。

 ともにラジオパーソナリティーを務めている2人。市川は「いつも別所さんの番組を聞いているので声を聞くとほっとします」と笑顔。

 鉄道や相撲、音楽など、多趣味な一面でも知られる市川。別所から「“鉄ちゃん”なんですか? “見る鉄”? “乗る鉄”?」と、鉄道ファンとしてどんな楽しみ方をしているのかを聞かれると、市川は「強いて言うと“音鉄”。主に音を楽しむんです。列車のモーター音とか、ガタンゴトンのジョイント音、車内アナウンスとか。美しい音がたくさん流れてきます。でも乗るのも見るのも好きですし“何でも鉄”ですね」。

「ガタンゴトンが美しい音?」と驚く別所に、市川は「“ガタンゴトン”はけっこう情報量多いんです。あの音の正体はレールの隙間の音なんです。なので冬だと夏よりちょっとだけ大きい音になる。季節も感じられるんです」。

「そういうのも分かる」と感心されると市川は「分かると思えるのも楽しい。そういうことが幸せのハードルを下げてくれる。ガタンゴトンが今日は大きいなと思うだけで幸せを感じられるので、そういう意味でも趣味は人生を豊かにするというのは実感しているかも」。

 さらに市川は「散歩も好きで、元から地形とか階段とか好きなんですけど最近加わったのが“ど根性花”探し。コンクリートの間から生えている花」と明かすと、別所はまたまた「ど根性花? そういうワードがあるんですか」と目を丸くしつつ「僕は最近、味付け海苔にハマっていて、いろんなスーパーに行くとまず海苔コーナーに行きますね。…市川さんのように深掘りできないんですけど(笑)」と苦笑。

 旅好きでもある市川。「最近ですと数カ月前にパリに行って、パリを囲んでいる廃線が開放されて遊歩道になっているところに行ってきました。100年前にパリを周遊していた貨物があったんです。パリの新しい景色が見ることができました」とマニアックな旅を振り返った。

 この日は、今年の映画祭応募作品の中からSNSで世界から注目を集めたショートフィルム3本を上映。市川も「短いけどすごい濃い作品を、大勢で見る体験が好きでした」と満喫していた。

『SSFF & ASIA 2024』は17日まで都内各会場にて、オンライン会場は6月30日まで開催中。

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