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元フェザー級王者・新美貴士が6戦6勝のホープ寺田匠を返り討ち。稲垣澪は格上MOMOTAROに判定勝ち【Krush】

2023.06.17 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで元Krushフェザー級王者の新美貴士(名古屋JKファクトリー)が寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)から2度のダウンを奪ったうえで判定勝ちを収め、復活を果たした。

 新美は2020年11月に王座獲得後、3度の防衛を果たし「K-1 AWARDS 2021」ではKrush MVPにも選出された。しかし2022年はK-1とKrushで3連敗を喫し、王座からも陥落。12月のK-1大阪大会で國枝悠太に勝利を収め復活も、今年3月にRISEで行われた対抗戦では門口佳佑に判定負けを喫し、今回が再起戦だった。
 
 寺田は「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」に出場。2020年4月にプロデビューを果たすとここまで6戦6勝(2KO)とフェザー級のホープといえる存在となり、今回は元王者との対戦にこぎつけた。

フェザー級戦線を占う新美貴士vs寺田匠、MOMOTAROvs稲垣澪の2試合は元王者vs新鋭の図式【Krush】

2023.05.09 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が5月9日、都内で行われた。

 K-1、そしてKrushのフェザー級戦線の今後を占うといっても過言ではない「新美貴士(名古屋JKファクトリー)vs 寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)」と「MOMOTARO(OGUNI-GYM)vs 稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)」の2試合がマッチメイクされた。

 フェザー級はK-1では軍司泰斗が一歩抜けた存在として王座に君臨。Krushでは3月大会で森坂陸が玖村修平を破り、悲願の王座獲得を成し遂げている。新美は玖村の前の王者で3度の防衛に成功し、長期政権を築いたが玖村は初防衛に失敗。Krushの王座戦線は混とんとした状況となっている。

 またMOMOTOROは元WBCムエタイ インターナショナル フェザー級、元WBCムエタイ日本統一フェザー級、元NJKFフェザー級王者でONE Championshipにも参戦経験のあるベテラン。

 一方、寺田は6戦6勝(2KO)の23歳、稲垣は8戦6勝(4KO)2敗の25歳と今回の2試合は他団体も含めた経験豊富な元王者と新鋭との対戦という図式にもなっている。

 弟の柊が4月大会でスーパー・ライト級王座を獲得したばかりの稲垣は会見で「弟がKrush王者になって、自分も負けられないと思って気合が入っている」と語った。対戦するMOMOTAROはK-1グループ参戦後2連敗と不振をかこったが、昨年8月の提髪和希戦で初勝利を挙げると、前戦ではスーパー・フェザー級から階級を下げ竹内将生に勝利を収め2連勝「フェザー級に落として2戦目なんですが、落としたからにはKrushのベルトを巻きたいと思っている。注目していてください」とタイトル戦線を見据えた。

背水の陣のMOMOTAROが提髪和希に判定勝ちでK-1ジャパングループ初勝利【Krush】

2022.08.28 Vol.Web Original

「Krush.140」(8月27日、東京・後楽園ホール)で元ONEファイターのMOMOTARO(OGUNI-GYM)がK-1ジャパングループ参戦3戦目にして初勝利を挙げた。

 MOMOTAROは2014年のNJKFフェザー級王座を皮切りに計3つのベルトを獲得。2019年3月からはONE Championshipに参戦し、ムエタイの強豪たちとも拳を交えてきた。2021年5月のK-1横浜武道館大会からK-1に戦いの場を移すも、ここまで2連続KO負けを喫し、崖っぷちに。「負けたら終わりの覚悟」と口にするなど自ら背水の陣を敷いての出陣だった。

 この日、MOMOTAROは提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦した。提髪は「K-1カレッジ2018」の-60kg王者で2019年にデビュー以来、ここまで8戦5勝(2KO) 3敗。MOMOTAROがK-1初戦でKO負けした西元也史の同門とあって、MOMOTAROにとっては若干やりにくい相手ではあった。

 1R、提髪がプレッシャーをかけて前に出るがMOMOTAROは右ジャブ、前蹴りで距離をキープ。左ミドル、左ストレートを当てていく。提髪が距離を詰めるとMOMOTAROは足を使いかわし、組み付いて攻撃を寸断。終了間際にカウンターの右フック。

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