SearchSearch

映画『ONODA』遠藤雄弥、津田寛治が劇場を埋め尽くす観客に凱旋報告!

2021.10.08 Vol.Web original

 

 映画『ONODA 一万夜を越えて』初日舞台挨拶が8日、都内にて行われ、主人公・小野田寛郎の青年期と壮年期を演じた遠藤雄弥、津田寛治をはじめとするキャストが登壇した。

 終戦後もフィリピン・ルバン島のジャングルで潜伏を続け、約30年の時を経て帰還。「最後の日本兵」と呼ばれた旧陸軍少尉・小野田寛郎氏の史実をフランスの新鋭アルチュール・アラリ監督が映画化した話題作。

 コロナ禍の影響で遠藤、津田らが参加できなかったカンヌ国際映画祭の雰囲気を少しでも味わってほしいと用意されたレッドカーペットに、キャスト一同も万感の表情で、客席を埋め突く観客を見渡した。

 映画にちなみ、もし俳優以外の人生を歩んでいたら?という質問にキャストが回答。遠藤は「俳優でなければプロレスラーになりたかった。武藤敬司選手に憧れていました」、津田は「漫画家を目指していたはず。子供時代はよく漫画を描いて友達に見せていました」。さらにイッセーまで「宮大工になりたかった。棟梁と呼んで」と、それぞれ意外な願望を明かし、会場を盛り上げた。

「30年ぶりにジャングルから出た」小野田少尉の歴史的瞬間! 当時の報道写真と映画『ONODA』劇中の比較写真公開

2021.10.07 Vol.web original

 終戦後約30年の時を経て帰還し「最後の日本兵」と呼ばれた旧陸軍少尉・小野田寛郎氏の史実をフランスの新鋭アルチュール・アラリ監督が映画化した『ONODA 一万夜を越えて』から、津田寛治と仲野太賀が見事に再現した場面写真と、当時の報道写真の比較画像が公開された。

 津田寛治が演じる小野田寛郎が、数十年ともに生きてきた戦友・小塚を亡くし、真の孤独に苛まれていた時、突然目の前に、仲野太賀演じる旅人・鈴木紀夫が現れる。シャツにジーンズ、靴下にサンダルばきという、今も尚、戦争の中を生き続ける小野田にとっては見慣れない“奇妙な”出で立ちをした鈴木青年を警戒するが、彼は小野田に語りかける。

「話がしたいんです。とても長く、辛いご経験をされたと思います。戦争は終わりました。昭和20年に。小野田さん、どうするおつもりですか。ここに骨を埋めるおつもりですか。日本に、僕と一緒に帰りませんか」

 この言葉が小野田の長い、たった1人の戦争を終えるきっかけとなり、小野田は約30年に渡るジャングルでの潜伏生活を終え、日本に帰還することになる。

 実際に小野田氏を発見した鈴木紀夫氏は、戦争を知らない世代として生まれ「パンダ・小野田さん・雪男」の順番で発見することを夢にしていた人物。鈴木青年は証拠として小野田氏との2ショット写真を撮影し日本に持ち帰り、小野田氏帰還の一助となった。

 今回、津田と仲野が見事に再現した劇中写真と実際の小野田氏、鈴木氏の写真の比較画像と併せて小野田氏が30年ぶりにジャングルから出た際の実際の報道写真との比較画像が解禁された。
 
 映画『ONODA 一万夜を越えて』は10月8日より全国公開。

「日本の俳優は“そんなことできない”と言わないの?」小野田少尉青年期役・遠藤雄弥がフランス人監督から聞かれたこと

2021.10.07 Vol.web original

「俳優のキャリアの中で、一生に一度あるかないかの機会だと思いました」と振り返る俳優・遠藤雄弥。太平洋戦争後、約30年目に生還した小野田旧陸軍少尉の実話をもとに描く映画『ONODA 一万夜を越えて』で、主人公・小野田の青年期を演じた遠藤が、フランス人監督との“壮大な冒険”を語る!

「第二次大戦の悪役でも、熱い大和魂の日本兵でもない」小野田寛郎少尉役・津田寛治、遠藤雄弥らが会見

2021.10.05 Vol.web original

 

 映画『ONODA 一万夜を越えて』記者会見が5日、フランス大使館 大使公邸(港区)にて行われ主演の遠藤雄弥と津田寛治らキャストと、フィリップ・セトン駐日大使が登壇。アルチュール・アラリ監督も「この作品を作ることができたのは僕の誇り」とビデオメッセージを寄せた。

 終戦後も約30年、フィリピンのジャングルで潜伏を続けた“最後の日本兵”小野田寛郎旧陸軍少尉の史実を元に国際共同製作で映画化した注目作。

 冒頭、セトン駐日大使は「フランスでは7月に封切され今も人気を博しています。日本での成功も願っています」と期待を寄せた。

 小野田の青年期を演じた遠藤雄弥、壮年期を演じた津田寛治らキャストもコロナ禍を経ての日本公開に喜びをあらわに。津田は作品を見た人からの反響を語り「皆さん、こんな日本兵は見たことないと言う。これまで世界中で描かれる日本兵は第二次世界大戦の悪役、日本で描かれる日本兵は熱い大和魂を持った兵士。でも、ここで描かれる日本兵はそのどちらにも属さない」とステレオタイプの表現を超え、人間に迫る作品だと語った。

映画『ONODA』小野田青年を演じた遠藤雄弥が小野田寛郎の本家筋・宇賀部神社に報告参拝

2021.09.20 Vol.Web original

 

 映画『ONODA 一万夜を越えて』の試写会イベントが19日、和歌山県・海南市で行われ、小野田寛郎の青年期を演じた遠藤雄弥が、小野田寛郎の本家筋にあたる宇賀部神社に報告参拝をした。

 終戦後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島のジャングルで約30年間にわたるサバイバルを経て帰還し「最後の日本兵」と呼ばれた旧陸軍少尉・小野田寛郎(おのだ ひろお)の潜伏期間の史実を元にした話題作。

 この日の試写会イベントは、小野田寛郎の故郷である和歌山県・海南市にて、地元の青年団体が若い世代にも広めるべく企画したもの。

ジャングルから“最後の日本兵”を連れ戻す…! 映画『ONODA』予告編と新場面写真が公開

2021.09.10 Vol.web original

 太平洋戦争終結後も約30年間、フィリピン・ルバング島で生き続けた小野田寛郎旧陸軍少尉の実話をもとにした映画『ONODA 一万夜を越えて』(10月8日公開)から、新たに予告編映像と場面写真が解禁された。

 1974年3月、終戦後約30年の時を経て帰還し「最後の日本兵」と呼ばれて社会現象になった旧陸軍少尉・小野田寛郎(おのだ ひろお)の潜伏期間の史実を元に着想、映画化された話題作。

 フランス映画界の新鋭 アルチュール・アラリが監督を務めた国際共同製作映画でありながら、セリフはほぼ全編、日本語。第74回カンヌ国際映画祭2021の「ある視点」部門オープニング作品に選ばれ、現地で約15分ものスタンディング・オベーションを受けた。

 主人公・小野田寛郎の青年期を演じるのは、2000年13歳の時に映画『ジュブナイル』(山崎貴監督)でデビューし、近年はドラマ・映画で活躍する遠藤雄弥。同じく小野田寛郎の成年期を演じるのは日本映画界に欠かせないベテラン俳優・津田寛治。約1年にわたる減量のうえ撮影に臨み、想像を絶する30年を生きた「最後の日本兵」を体現した。

 今回解禁になった予告編では、小野田を日本へ連れ戻そうとする鈴木青年(仲野太賀)が、小野田への任務解除の命令を出すよう、小野田の元上官・谷口(イッセー尾形)に相談する1974年のシーンから始まる。時はさかのぼり、若干22歳にしてルバング島に着任し秘密戦の実行の命を受けた小野田寛郎(遠藤雄弥)が、精神をむしばまれながらも「玉砕は一切まかりならん」という谷口の命令を守り続け、極限状態を生きる姿に続き、最後の仲間も亡くし真の孤独にさらされた成年期の小野田(津田寛治)の虚無をも感じさせる瞳が、映し出されていく…。当時のニュース映像が再現されたシーンも含めた見ごたえあふれる予告編に合わせ、新たな場面写真も公開。極限を超えたドラマの一端が伝わってくる。

ほぼ日本語セリフの『ONODA』カンヌ上映で約15分のスタンディングオベーション

2021.07.08 Vol.web original

 小野田寛郎旧陸軍少尉の実話をもとにした映画『ONODA(原題)』が現地時間7日、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品としてワールドプレミア上映された。

 太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられず、約30年もの間フィリピンの密林で生き続けた小野田寛郎旧陸軍少尉による自伝のフランス版「ONODA 30 ans seul en guerre(原題)」を原案に映画化。

 上映会場前のレッドカーペットには、アルチュール・アラリ監督はじめ製作スタッフが登場。また、日本からはキャストの森岡龍が参加。スケジュールの都合で現地入りできなかった小野田(青年期)役の主演・遠藤雄弥の顔のお面をつけて会場を盛り上げた。

 本編の劇中セリフは、ほぼ日本語ながら、カンボジアのジャングルで撮影された壮絶なシーンの合間に描かれる、浮世離れした“小野田さん”の一面に観客から笑いがもれるなど、反応は上々。上映終了後には約15分にもおよぶスタンディング・オベーションが起こり、アルチュール・アラリ監督も感無量の様子だった。作品としても賞レースの最有力候補作という呼び声が高く、好評な上映スタートを切った。

 現地時間8日には、新型コロナウイルス感染対策のためスケジュールが合わずにカンヌ入りできなかったキャスト・遠藤雄弥と津田寛治をリモートでつないで会見を実施するという異例の対応がとられる予定とのこと。

『ONODA(原題)』は2021年秋、公開(エレファントハウス配給)。

終戦後も密林に30年…小野田少尉の実話を描く『ONODA』がカンヌ映画祭オープニング飾る!日本人キャストも発表

2021.06.24 Vol.Web original

 

 太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられないまま約30年間、フィリピン・ルバング島で一人生き続けた小野田寛郎旧陸軍少尉の実話をもとに、その孤独と壮絶な日々を描く映画『ONODA(原題)』が、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのオープニング作品を飾ることが正式発表され、合わせて追加の日本人キャストも明かされた。

 監督は『汚れたダイヤモンド』を手がけたフランスの気鋭監督アルチュール・アラリ。フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作。撮影はカンボジアで行われた。

 ダブル主演として、小野田の青年期を舞台「ミュージカル テニスの王子様」や映画『それでも、僕は夢を見る』などの遠藤雄弥が、成年期を津田寛治が演じる。

 その他の日本人キャストとしては、小野田と最後まで生き残った小塚金七を松浦祐也(青年期)と千葉哲也(成年期)。小野田に戦争の終わりを告げる鈴木紀夫役に仲野太賀。他、カトウシンスケ、井之脇海、吉岡睦雄、足立智充、嶋田久作、伊島空、森岡龍ら実力派が脇を固め、映画監督でもある諏訪敦彦が小野田の父・種次郎役を、小野田に最後の指令を命じ渡した谷口義美役をイッセー尾形が演じる。

 カンヌ国際映画祭は現地時間7月6日から17日まで開催。同7日に、公式記者会見および公式上映が行われ、アラリ監督がワールド・プレミアに立ち会う予定。

『ONODA(原題)』は2021年秋、公開予定(エレファントハウス配給)。

Copyrighted Image