SearchSearch

内野聖陽と瀬戸康史が「この2人にしか出せない面白さを」三谷幸喜の傑作舞台『笑の大学』

2023.02.07 Vol.web original

 

 舞台『笑の大学』のフォトコールが7日、PARCO劇場にて行われ、本編の一部シーンが報道陣に公開された。

 1996年の初演以来、海外でも上演され続ける三谷幸喜による傑作舞台。三谷幸喜自身の演出で約25年ぶりに上演される。検閲官・向坂睦男(さきさか むつお)役に内野聖陽。劇団「笑の大学」の座付作家・椿一(つばき はじめ)役に瀬戸康史。

 物語の舞台は戦時色が濃厚になる昭和15年。非常時に喜劇など断じて許さないと、舞台を上演中止に追い込もうと台本に無理難題をつける警察庁の検閲官と、それを逆手に取りながら幾度も台本を書き直し、上演許可をもらおうと奮闘する喜劇作家の攻防を描く。

 この日のフォトコールでは、7日間の物語のうち、5日目と6日目のシーンを公開。

 内野が演じる検閲官・向坂睦男と、瀬戸が演じる座付作家・椿がテンポの良い掛け合いを重ねながら、ともに作品を仕上げていく喜びに没頭していく様子を熱演。

 丁々発止の掛け合いで笑いをさそいつつ、その中で2人の間に温かな変化が生まれていく様子を、瀬戸と内野が息ぴったりに紡いでいく。十分に引き付けられた観客は、やがて訪れる運命の時に大きく心を揺さぶられるはずだ。

 三谷をして「内野さんの“向坂”が見たいと思った時から、今回のプロジェクトは始まった」と言わしめた内野は「三谷さんは僕らの芝居を見上が羅、今回の二人にしか出せない面白さを探してくださって、僕らに合わせて現場でセリフがどんどん変わっていくのがうれしく感じました。瀬戸くんとはセリフの掛け合いが日々面白くなり、信頼関係もバッチリできたように思っています」とコメントを寄せた。

 椿役の瀬戸も、内野との共演に「初共演の内野さんとは、最初はお互い様子を伺いつつ話をしたり、ストレッチしながら台詞を合わせたり。そして稽古を通じて距離を縮めていき、今では、大変な時も楽しい時もともに味わった大切な相棒だと勝手に思っています(笑)。なんだかこれは、向坂さんと椿さんが台本直しを通じて感じていくことと近いような気がしています。年齢や立場をなしにして人間同士が認め合っていく。こういう人間関係、あこがれます」と大きな手ごたえを感じている様子。

 四半世紀ぶりに本作の演出を自ら手掛ける三谷も、作品への思い入れを語りつつ「演じる役者さんは、今、僕がもっとも信頼している二人。内野さんは、ああ見えてとても繊細。瀬戸さんは、ああ見えてとても大胆。年齢も個性も全く違う二人が、丁々発止とやり合う2時間弱の演技バトル。一秒たりとも飽きる所がありません。作った本人が言っているのですから、間違いない」とコメントを寄せた。

 PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『笑の大学』は2月8日から3月4日まで渋谷・PARCO劇場にて上演。新潟、永野、大阪ほか順次公演。

KAT-TUN 上田竜也がカリスマロックスター! 舞台『Birdland』が開幕

2021.09.09 Vol.Web Original

 上田竜也(KAT-TUN)が主演する舞台『Birdland』が9日、渋谷のPARCO劇場で開幕する。

 英劇作家のサイモン・スティーヴンスの戯曲で、日本では初演。ロックスターのワールドツアーの最後の1週間を描く。上田が演じるロックスターのポールは、カリスマがあり、残酷だが、不安定でもある。ツアーが終わりに近づくにつれて、精神が不安定になっていく。

 上田は「誰も体調を崩すことなく無事に本番を迎えられるということに、まず喜びを感じております」としたうえで、「今は、この作品がどんな風に感じてもらえるのかすごく気になっています。相手、観客に訴えかける作品なので、一人一人の捉え方は違うでしょうし、それぞれどういう風に思い、何を感じて帰られるのかということがとても楽しみで、幕が上がるのを待っています」

 

関ジャニ∞安田章大、ゴッホ演じる主演舞台が初日「気が付けばタイムトリップ」

2021.07.10 Vol.Web Original

 

 関ジャニ∞の安田章大が主演する舞台『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』が10日、渋谷区のPARCO劇場で初日を迎えた。

 原田マハが自身の小説『リボルバー』を自ら戯曲化した作品。フィンセント・ファン・ゴッホの死をめぐる謎に現代のオークショニストが迫るアートミステリーで、舞台版は小説版とは異なりゴッホが生きた19世紀当時を物語の主軸とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係に光ををあてる

 初日を迎えるにあたり、ゴッホを演じる安田は、「僕自身の役柄的見どころといえば、神格化されていない人間・ゴッホが、現代口語を使って会話している所かもしれませんね。作品全体の魅力は19世紀の人々、21世紀の人々を演じる役者8人が絶妙に絡み合う事で物語が加速していき、気がつけば知らない時空に、誰もが当事者としてタイムトリップしていくと思います」と話し、「あなたが"視て、聴いて、感じた確かなモノ"を"人生の糧の種を"を手に入れるチャンスかもしれません。リボルバーに翻弄され過ぎませんように」と、アピール。

KAT-TUN上田竜也がカリスマロックスター! 舞台『Birdland』9月上演

2021.07.08 Vol.Web Original

 

 KAT-TUNの上田竜也が 舞台『Birdland』でロックスターを演じる。英劇作家サイモン・スティーヴンスの戯曲で日本では初めての上演。上田は演じるのは、残酷で、不安定で、カリスマ的で、世界的な人気の絶頂にいるロックスター、ポール。上田は「観に来てくださる皆さんの約2時間に何かを残せる作品にしたい」と意気込んでいる。

 世界的な人気の絶頂にあるロックスターの世界ツアー最後の一週間を描く。誰もが自分の名前を知っていて、望むものは何でも持っている、ポール。ワールドツアーの終わりが近づいて帰国が迫るなかで、彼は精神不安定になっていき……。

 上田は、この作品について「なかなかエグイ話もあるのですが、とても興味をそそられています。ごく一部の限られた人しかなれないスター性を持っている人は、衝動的で、狂っていく様だったり、生きざまで魅力をバクハツさせていて、短くても凝縮された人生を送っている方が多いイメージがあります。僕が演じるポールも誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での「スターである事」が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています」と、コメント。

 演出は、劇団ゴジゲンの主宰であり、映画『くれなずめ』やドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛けた松居大悟。

「サイモン・スティーヴンスの戯曲は、いつも体温の向こうにある心の温度まで感じるほど、人と人、を描いてくる。とくに今回の日本初上演作『Birdland』は、ロンドンで生まれたとは思えないぐらい、人の温もりから離れた今の日本でやるべきテーマだと思っています。座長の上田竜也さんからは、色気と繊細さ、嘘がつけない佇まいを感じていて、トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみです」

 また、本作で初めてパルコとタッグを組む。

「20人近くの役を背負う7人のキャスト、自分にはもったいないぐらいのスタッフ、新パルコ劇場ではまだ若すぎるかもしれない座組みで無防備に挑みます」。また、自身が母親とパルコ劇場で『ピローマン』みた帰り道の風景にふれ、自身の人生を変えられてしまったその時と同じように、「ザラついた景色をスペイン坂の帰り道に見せたいです」と話している。

 共演に、安達祐実、玉置玲央、佐津川愛美、目次立樹、池津祥子、岡田義徳。

 PARCO劇場で9月9日~10月3日。愛知、京都、福岡でも公演がある。

井上芳雄「僕の王子役の集大成」最新主演舞台『首切り王子と愚かな女』が開幕

2021.06.16 Vol.Web Original


 井上芳雄が主演する舞台『首切り王子と愚かな女』が15日に渋谷・PARCO劇場で開幕、初日公演前に通し稽古が公開され、井上、伊藤沙莉、若村麻由美の主要キャストと、演出の蓬莱竜太が取材に対応。井上は「来てください!と大声で言える状況ではないですけど、来てくださいと普通の声ぐらいでは言いたい作品」と胸を張った。

 演出家の蓬莱竜太とタッグを組んだ作品。雪深く暗い王国のループを物語の舞台としたファンタジーで、井上は反乱分子の首を次々に落としていくことから首切り王子と呼ばれ恐れられるトル王子を演じる。

 企画は約1年前からスタートしたそうで、「こういうときだから楽しいのがいいよねと話しました。ファンタジーはファンタジーですが、蓬莱さんだからただ楽しいものにはなっていない。蓬莱さんはミュージカルや他のお芝居では体験できない世界をいつも見せてくれる人。僕のフィールドに寄ってくれたという話もありますが……全然そんな気はしていなくて、設定が王子ってことぐらい? でも、首切り王子だし(笑)。(稽古をするなかで)これこそ王子なんじゃないかなと思って、やっています。僕の王子役の集大成として……って、最近オファーもそんなこないんですけどね、それぐらいの気持ちでやりたいし、やれるかなって」

安田章大がゴッホ演じる舞台『リボルバー』が全キャスト発表! ひまわりをリボルバーにみたてたビジュアルも公開

2021.05.28 Vol.Web Original

 安田章大(関ジャニ∞)が孤高のアーティストであるゴッホを演じる舞台『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』の全キャストが28日発表、同時にビジュアルも公開された。

 ゴッホのライバルで共に創作活動もしていたゴーギャンを池内博之、画商としてゴッホを献身的に支える弟テオを大鶴佐助が演じる。

 そのほか、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニストに北乃きい、共に謎を解き明かす社長に相島一之、同僚のJPに細田善彦。金子岳憲、東野絢香も出演する。

 本作は、原田マハの小説『リボルバー』(幻冬舎刊)を、原田が自ら新しい物語として立ち上げるもの。小説はフィンセント・ファン・ゴッホの死をめぐる謎に現代のオークショニストが迫るアートミステリだが、舞台版はゴッホが実際に活躍した19世紀当時を物語の舞台として、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしていく。

 パリの小規模なオークション会社に勤めるオークショニストのもとに古びた拳銃が持ち込まれる。ゴッホの自殺に使われたものだという。ゴッホとゴーギャンの謎に満ちた関係の調査を進めていくうちに、誰も知らない歴史上の真実を掘り当てて…。

 演出は行定勲。

 東京公演は、PARCO劇場で、7月10日~8月1日。大阪公演は、8月6~15日に東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールで。

亀梨和也、警官演じる主演舞台『迷子の時間』開幕! 稽古中に事件も鮮やかに解決

2020.11.07 Vol.Web Originaⅼ

 亀梨和也が主演する舞台『迷子の時間ー語る室2020ー』(演出・前川知大)が7日、渋谷のPARCO劇場でスタートする。その公開リハーサルと取材会が6日、同所であり、亀梨ほか貫地谷しほり、浅利陽介、松岡広大、古屋隆太、生越千春、忍成修吾の全キャストと、演出の前川が出席し、開幕への想いを語った。

宮沢氷魚と大鶴佐助の見えないモンスターと戦う舞台が開幕! 宮沢は上裸俳優記録を更新中?

2020.09.17 Vol.Web Original

 宮沢氷魚と大鶴佐助の二人舞台『ボクの穴、彼の穴。The Enemy』が池袋の東京芸術劇場プレイハウスで17日、初日を迎えた。

 公演前に最終通し稽古が公開され、宮沢と大鶴、そして翻案・脚本・演出のノゾエ征爾が揃い取材会が行われた。

【フォトギャラリー】 舞台『ゲルニカ』フォトコール

2020.09.04 Vol.Web Original

上白石萌歌「特別な感情を抱いている」 最新出演舞台『ゲルニカ』が4日開幕

2020.09.04 Vol.Web Original

 舞台『ゲルニカ』の公開フォトコールが3日、渋谷のPARCO劇場で行われ、上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子の主要キャストが取材に対応した。

 スペイン内戦下、悲劇の街ゲルニカで生きる市井の人々の姿を描いた人間ドラマ。演出の栗山民也が、パブロ・ピカソの名画「ゲルニカ」と出会い、20年以上あたためてきた構想をもとにした作品だ。

上白石萌歌をはじめ実力派の俳優12人が揃ったPARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』

2020.08.28 Vol.732

 日本のみならず韓国など国外にも活動の幅を広げ、2018年読売演劇大賞及び最優秀演出家賞に輝く演出家、栗山民也。2018年紀伊國屋演劇賞個人賞受賞、鶴屋南北戯曲賞など数々の賞を受賞し、筆力に定評のある劇作家、長田育恵。PARCO劇場のオープニング・シリーズ秋の陣第1弾でこの2人の待望の初顔合わせが実現する。

「ゲルニカ」というのはスペイン北部の町の名前であり、同国の画家であるパブロ・ピカソの絵画の作品名でもある。

 スペイン内戦時にこの町は無差別爆撃を受けたのだが、その悲劇に突き動かされピカソが作品化した。本作はそのピカソの絵画「ゲルニカ」に出会った栗山が20年以上にわたり温めてきた構想をもとに長田がゲルニカに生きる市井の人々の生きざまに視点をあてた群像劇に仕立て上げた。

 ゲルニカに住む人々はよもや自分たちの町が空爆を受けるとは思っていなかった。戦争は遠くのものと思っていた。空爆、戦争という言葉を「疫病」や「天災」といった置き換えれば…。時勢柄、思わずそんな視点で見てしまいそうな作品。

 ヒロイン役の上白石萌歌をはじめ実力派の俳優12人がそろった。

Copyrighted Image