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〈ラブ トランジット 2〉復縁を選択しなかったオトコたちのホンネ セカイ×たかあき インタビュー

2024.09.13 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月5日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。

 今回はそんなホカンスの中で、復縁ではなく新しい恋を目指した2人の男性メンバー、セカイとたかあきとの対談を実施。「X」こと元恋人と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索してみて、どんな成長があったのか……彼らを掘り下げていくうちに、2人の意外な関係性や愛情が見えてきた。

 ※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

〈ラブ トランジット2〉元恋人と1カ月過ごしたら復縁は叶う?「元カップル」の行く末に涙が止まらない〈アラサー女子と考えるラブトラ2 第7話〜最終話〉

2024.09.08 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。

※このコラムは『ラブ トランジット』シーズン2の全話のネタバレを含みます。

 第5話〜6話配信で、元恋人・Xとの関係にモヤモヤを抱える女性メンバーの姿が散見される中で、舞台はホテルからリゾート地・沖縄へ。全員の“元”恋人がメンバーに明かされた状態で、ホカンスは終盤に差し掛かった。

 第7話〜第8話で、いよいよメンバーたちが元恋人と、そして自分と向き合った旅は終わりを迎える。メンバーたちが選ぶのは「元サヤ」か、それともーー。

 

 

〈ラブ トランジット2〉元恋人と一緒にホカンスに参加したら、消えたはずの愛情が芽生えてきて…!?〈アラサー女子と考えるラブトラ2 第5話〜6話〉

2024.09.03 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。

※このコラムは『ラブ トランジット』シーズン2のエピソード1〜6のネタバレを含みます。

 前半戦となった1〜4話では、復縁以外の恋の矢印が多発。しかし、そんな中でたった二人の“復縁希望者”の存在も明かされた。元恋人との再交際を望むマサヤとスンギ、復縁は希望していなかったにも関わらず、度々感情を露わにしたエリカ。今回は全員の元恋人が誰なのかも明かされ、恋の矢印はさらに複雑化。

中盤となる第5話〜6話配信では、ラブ トランジットならではの仕掛けに、参加メンバーの心がかき乱されていく。面と向かって伝えられない気持ち、他メンバーとの関わりの中で、完全に消えたはずの愛情の炎が再び灯されていくーー。

 語り手は、筆者である32歳フリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。

復縁の意思「なかったはず」だったのに…特殊な環境に揺れる女性陣

前回、初日のXを紹介する手紙で、元恋人であるスンギから復縁したいという気持ちを共有されていたことが判明したミヅキ。第5話のインタビューでは「今のところ復縁への気持ちはない」と語った一方で「他の女の子と仲良くしているのを見て、いい気はしない」と話した。そして本人の前でも、嫉妬心にも思えるような感情を吐露していたのだった。


A:元恋人とはもう別れているのに、なんで独占欲みたいなものを感じちゃうんだろうね。
B:でも、気持ちは分かるんだよね。想い出の中では、自分のことを大切にしていてくれた人だし。
A:目の前で、っていうのがミソかもね。ラブ トランジットならではの面白さでもあるんだけど。新しい彼女ができたらしいよって、人から聞くだけならなんとも思わないのかもしれないけど……他の女の子から好意を持たれてるのを見ちゃうとね。
B:元恋人ですら、隣の芝は青く見えるというか、人がいいって言ってるものは自分ももったいなく感じるというか……恋愛感情って本当に、複雑。

ミヅキの気持ちとは裏腹に、ゆきこにお礼のメールを送ったスンギ。そして、自分の気持ちに素直になりきれず、モヤモヤしてしまうミヅキ。恋人同士だった頃には、もっと思い切りぶつかって、自分の気持ちを伝えられていたのかもしれない。元恋人という関係値は、本当に難しい。

一方ゆきこは、元恋人であるまさとと散歩に出かける。前回、まさとに対して「デリカシーのなさ」を指摘しながら、涙を見せていた。まさとを責めるでもなく、自分の気持ちを素直に伝えたゆきこに対し、結果的にまさとが謝る形となって、2人は和解したのだった。しかしここで、過去のお別れの原因が金銭感覚のズレだったことが明かされる。

A:ゆきこはすごくおおらかで素敵な女性だけど、金銭感覚のズレって根本的だよね。
B:でも、ゆきこ自身も「今は近所の焼き鳥屋さんで過ごす他愛のない時間が大切」って言ってたし。
A:まさとはあんまり信用してなかったみたいだけど(笑)。でも、20代前半と後半じゃ、大切にしたいことも求めるライフスタイルも変わってきてもおかしくないし……ゆきこは素直だし、まさとが求めればちゃんと変わってくれそうな気もするけどなあ。

今回はたかあき、スンギ、ミヅキの三角関係にもスポットライトが当たる。ミヅキに好意を向けるスンギとたかあきの魅力は真逆に近い。料理が上手く落ち着いていて、大人の魅力を感じさせるスンギと、好奇心旺盛で素直、若々しいエネルギッシュさを感じさせるたかあき。

しかし、ミヅキがスンギに感じる不安は、スンギの”全方向に向けてしまう優しさ”が原因となっているのだった。

A:私は誰にでも優しい人、好きだけどな〜。本当に優しい人だって証拠じゃん。
B:そこも、価値観だよね。結婚してるとかならいいけど、どこかで誰かに優しくして、好きになられちゃったらどうしようって不安になったり。
A:スンギの過去を考えると、許容してあげたい気持ちもあるけどなあ。優しいことは、悪いことじゃないし。
B:それが分かってるから、ミヅキもつらいんだろうね。

 第5話の最後には、これまでになかった事件も勃発する。復縁希望のマサヤとスンギは、元恋人のももとミヅキとともに行くキャンプデートを立案。そして、なかなか活躍のタイミングが見えなかったゆづきが、まさとを誘ってのグループデートを提案した。そしてまさとがキャスティングしてしまったのが、自身が気になっているエリカと、なんと元恋人のたかあきだ。

 先ほどゆきこに「デリカシー」を指摘されたばかりのまさとだが、元恋人同士であるエリカとたかあきの関係に気づいていないばかりか、まさとにアタックしているゆづきの気持ちをよそに、自分が気になっているエリカを誘おうとする破天荒ぶりに、ホカンス全体が騒然とすることになる。

 気まずいグループデートへの時間が迫り、不安定な気持ちを抑えきれないゆづき。一方でエリカは、心の奥底にあった、元恋人であるたかあきへの想いに気付いてしまうのだった。

〈ラブ トランジット 2〉楽しかったあの頃に戻れる?元恋人と参加する恋愛リアリティは波乱の連続〈アラサー女子と考える ラブトラ2 第1話〜4話〉

2024.08.25 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。参加者の中には元恋人への未練を抱え“復縁”を希望する人、元恋人と参加はしているものの、新しい恋への希望を抱く人も。元恋人とのグレーな関係を引きずったままに始まる共同生活は、どんな激しい色彩を纏うのか。アラサー女子が2人で意見を交換する。

未練がなくとも元恋人を意識せざるを得ない仕掛け

 

 語り手は、筆者である32歳のフリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。

 シーズン2となった今回も、メンバーの年齢や職業は明かされず、ブラインド状態で初対面を迎える。元恋人同士は面識がある上、一週間前には再会を果たしている。しかし、そのことを悟られないように振る舞わなくてはいけない。こういう場で男女は、全くと言っていいほど、真反対な対応を見せる。

 まるで独り言のように「いい天気ですね」とつぶやくマサヤ。人目があるからなのか、元恋人への未練も、新しい恋にときめく様子も感じさせない、自然な振る舞いだった。対する女性陣はかなり落ち着かない様子で、口元だけに笑みを浮かべつつ、下を向いたり目を逸らしたり……気まずさを態度で示していた。


恋人からのメッセージを読んで涙を流したエリカは、復縁希望者なのか?

A:こういう時って意外と、男性の方がしっかりしてるね。人目があるからこそ、自分の情緒を態度に出さない。男女というより、感情的かどうかなのかもしれないけど。
B:エリカは元恋人からの手紙を読んで、泣いちゃってたね。未練があるからなのかな……?

 ラブトランジットの見どころは、新しい恋の行く末よりも、元恋人との関係だったりする。集合前の再会、チューリップで表す未練の気持ち……番組によるエモーショナルな演出もあり、紫色のチューリップの本数以上に、動揺を隠しきれないメンバーも多い。

A:元恋人を紹介する手紙って、ずるいよね。周りにその子をおすすめする内容を書くわけだから、自然と内容がポジティブになるじゃん。
B:ただでさえ、終わった恋なんていいところの方にばっかり目が向くのにね。少なくとも友達以上に近い距離だった人からの紹介文なんて「やっぱ分かってるな〜」以外の感想が出る気がしない。
A:全然未練なくても、手紙の内容がよかったらちょっと意識しちゃいそう。


10本中2本の紫のチューリップは、復縁希望者の数

〈バチェロレッテ3〉SNSあぜんの結論…武井亜樹が見せた強くしなやかな女性像 最終話考察〈アラサー女子のバチェラー語り〉【ネタバレ有】

2024.07.18 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信がスタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3。7月11日に配信された最終話で、バチェロレッテ・武井亜樹氏の旅は終わった。

 スタジオトークとなる第9話・アフターファイナルローズでは、武井氏の「最終決断」についても語られ、SNSも騒然。前代未聞の結末を迎えたバチェロレッテ・ジャパンから、私たちが学べることとはなんなのだろうか。

 

〈バチェロレッテ3〉直感型バチェロレッテによる前代未聞の「新しい婚活道」第5話〜第7話考察【ネタバレ有】〈アラサー女子のバチェラー語り〉

2024.07.10 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信がスタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3。直感を大切にする3代目バチェロレッテ・武井亜樹氏のもと集まった男性たちは、序盤で5名にまで絞られ、エピソード5は立候補制 2 on 1デートの話し合いからスタートした。

 ハイスペ揃いの男性参加者によるディベート対決が見どころとなるかと思いきや、今回は予想外の思惑で終盤にかけて大荒れの展開に。SNSでも賛否を呼んでいる「バチェロレッテの旅とはなんなのか」についても議論していく。

ツーショットデートの偏りによって決まった2on1デートの行く末


ポエムで勝敗が決まるのかと思いきや…

 先週の配信から波乱が予想されていた2on1デートは、内科医・坂口氏やヴィオラ奏者・飯野氏など、これまでツーショットデートに行く機会があった人が空気を読みつつ、ヒューマンビートボクサー・山本氏や元消防士・梅谷氏など発言力の強い男性たちの賛同を勝ち取った2人が参加することになった。

 

〈座談会メンバー〉
ミクニ(筆者・31歳)…アラサー恋愛コラムニスト。バチェラーシリーズが大好きな恋愛リアリティオタク。婚活・恋活に関する取材経験も多い。
A(教育関係・33歳)…泥沼恋愛にハマりがちな20代を過ごしてきた恋愛猛者。心理学にも精通している人間観察マニア。


ミクニ:2on1デートに参加したのは会社経営者・北森氏と獣医・小川氏だったね。

A:ポエムデートはあまり男性たちに刺さってなかったよね(笑)。あと、結局はその後の会話で残す人を決めてたように見えたから、ポエムは書かなくてもよかったのでは(笑)。

ミクニ:MCからも言及されてたけど、たしかに話す時の表情からして、最初から勝敗は決まっていたようにも見えたね。

A:2 on 1の内容そのものよりは、話し合いの方に人間性が出てた気がする。小川さんは優しいから、梅谷さんが背中押してくれなかったらそのまま、2on1は諦めてたんじゃない?

ミクニ:「トラウマを理由にデートに行くべきかどうか」の議論も白熱してたしね。

A:山本さんだってツーショットデートには行けていなかったし、トラウマじゃなくて「亜樹さんへの好意」を理由にしたら、小川さんじゃなくて山本さんが行ってたんじゃないかな。

ミクニ:そう考えると、小川さんや山本さんは亜樹さんへの気持ちが足りてなかった部分はあるのかもね……。

 

エピソード5では2人の男性とお別れすることになったが、惜しくも2on1に敗れ、帰国を余儀なくされた男性の去り際に関しても注目が集まった。


情熱と誠実さが長所の小川さん。異性としてのアピールは乏しかった?

ミクニ:小川さんのお別れシーン、本作ではじめて泣きそうになっちゃった。

A:涙を見せなかったところはえらいけど、去り際のコメントは「成長できました!」って感じだったから、やっぱり2人の恋は始まってなかったのかもと思った。

ミクニ:たしかに、お別れシーンそのものはさっぱりしてたね。だけど小川さんって、多くを語らない人じゃない? 涙にすべてを込めてた可能性はあるけど(笑)。

A:自分だってそうだけど、二人きりのデートにも行かずに相手のことを好きになるなんて、難しくない? とはいえ、小川さんと北森さんは2人とも、亜樹さんに告白してたのも気になるんだよね。番組に残るための告白だったら、ちょっと悲しいかも。

ミクニ:まあ今回は特に、ツーショットデートに呼ばれる人が偏りがちではあるよね。ただ、亜樹さん自身も「好きになるまでに時間かかるタイプ」って言ってたし、可能性のある人の中でしっかり見極めたいのかも。

THE RAMPAGE 吉野北人「結婚願望ある」ドラマ『1122 いいふうふ』で「いろんな形」学んだ

2024.06.12 Vol.Web Original


 ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGEの吉野北人が、6月12日、都内で行われた、ドラマ『1122 いいふうふ』(Prime Video、14日配信スタート)の完成“披露宴”に登壇した。

 ドラマは、渡辺ペコによる同名の漫画が原作の今どきの夫婦のリアルな本音に踏み込んだミレニアル世代のマリッジストーリーで、高畑充希と岡田将生が演じる友達みたいに仲はいいけれどセックスレスな夫婦を中心に物語が展開。ふたりの結婚生活は「婚外恋愛許可制(公認不倫)」で支えられており、そこに西野七瀬と高良健吾が演じるもう一組の夫婦、吉野演じる若さと眩しさで魅了する女性用風俗のセラピストも登場して……。

高畑充希「結婚いいな、素敵だな」岡田将生と今どきのレス夫婦の本音 ドラマ『1122 いいふうふ』

2024.06.12 Vol.Web Original

 高畑充希と岡田将生が出演するドラマ『1122 いいふうふ』(Prime Video)の完成“披露宴”が6月12日、都内で行われ、高畑、岡田、そして共演の西野七瀬、高良健吾、吉野北人、そして今泉力哉監督が登壇した。

 高畑は「見たときにちゃんと重量感と満足感がある作品で、流し見はできない作品。見ると人との関わり方、ちょっと考えてみようかな、向きあうのにビクビクしてたかなと思えるかなって思います。ぜひ楽しく見ていただけたら」とアピールした。

 ドラマは、渡辺ペコによる同名の漫画が原作の今どきの夫婦のリアルな本音に踏み込んだミレニアル世代のマリッジストーリー。物語は、一子(いちこ、高畑)と二也(おとや、岡田)の夫婦を軸に展開。友達みたいに仲はいいけれどセックスレスなふたりの結婚生活は、一子が二也に提案した「婚外恋愛許可制(公認不倫)」で支えられていて……。

那須川天心の4戦目は初の10回戦でWBA世界4位のジョナサン・ロドリゲスと対戦

2024.05.31 Vol.Web Original

 プロボクサーの那須川天心(帝拳)が次戦でWBA世界バンタム級4位のジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)と対戦することが5月31日、発表された。

 那須川は2023年4月8日のデビューからここまで3戦3勝(1KO)で現在、WBA7位、WBO10位、WBC13位と世界ランキング入りを果たしており、今回は世界ランカー対決。初の10回戦となる。

 ロドリゲスは2018年にプロデビューし、以降6年間で20戦17勝(7KO)2敗1分。昨年11月には元WBA世界スーパーフライ級王者で当時はWBA世界バンタム級4位にランクされていたカリド・ヤファイ(イギリス)と対戦。右のロングフックなどで2度のダウンを奪った末、1回KO勝ちを収めた。今年2月に行われた、アントニオ・バルガス(アメリカ)との世界ランカー対決では初回にダウンを奪ったものの、自身も2度のダウンを喫し7回終了TKOで敗戦。今回が再起戦となる。

 またこの日は那須川がPrime Videoとスポンサーシップ契約を締結したことも発表された。今後、Prime Videoは那須川のボクサーパンツにロゴを掲出する他、Prime VideoおよびAmazonとのさまざまなコラボレーションを展開していく。

 那須川の試合はデビューからの3戦、いずれもPrime Videoで独占ライブ配信されており、今回の試合も「Prime Video Presents Live Boxing 9」で同じく独占ライブ配信される。

異色のバチェラー・長谷川氏の結婚観と、視聴者との“共通点” 『バチェラー・ジャパン』シーズン5・第9〜10話考察【ネタバレ有】〈アラサー女子のバチェラー語り〉

2023.08.28 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信中の大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5。24日には第9〜10話が配信され、バチェラーは残り2名となった女性のうち1人にローズを渡し、真実の愛を手に入れた。

 ファイナルローズセレモニーの前には、2名の女性がバチェラーの実家を訪問し、最後のデートを楽しんだ。性格も魅力も全く違う2名の女性の中から、バチェラーの長谷川氏が選んだのは――。

 今回は、本編である第9話のあらすじとともに、シーズン5全体を振り返りながら、その見どころやシリーズとしての魅力を再考していく。

 

2人の女性との「対照的」な地元デートと、バチェラーの結婚観

 西山さんの年齢に不相応なほどの精神的な落ち着き、ローズセレモニーでのしなやかな微笑み。そして、コロコロと表情が変わる大内さんの、素直な愛情表現。残った2名の女性の魅力はあまりにも違っていて、最後まで「どちらが選ばれてもおかしくない」と感じていた人も多かっただろう。

バチェラーの実家訪問の際も、2人の女性の振る舞いは対照的だった。落ち着いた笑みで大人の女性として対応する西山さんに対し、緊張が伝わるような仕草が目立った大内さん。実家訪問というイベントに対し、特に西山さんが長谷川家になじんでいるようにも見えたが、長谷川家の母が着目したのは「大内さんの方が(息子への)愛が大きいのではないか」という点だった。

西山さんはずっと、強い女性だった。プレッシャーを感じざるを得ないローズセレモニーでも、彼女はいつも笑みを浮かべていた。他の人が緊張してしまうようなシーンでもそれを感じさせず、その「精神的余裕」が、バチェラーに居心地の良さを感じさせていたのは間違いない。

 対する大内さんは、強い女性には見えづらかったかもしれない。第1話から何度もバチェラーの前で、涙や揺らめく感情をさらけ出してきた。リアクションが大きめの彼女と話す時のバチェラーは、居心地が良さそうというよりは、楽しそうだった。

 最後のデートも、2人の振る舞いは対照的だった。温泉の個室で肩に埋もれ合い「キスする許可がほしい」と言うバチェラーに対し、照れくさそうに首を振った西山さん。泣きながら相手への気持ちを語った後、許可も取らず顔を近づけてきたバチェラーに対し、一瞬手で顔を覆い、キスをガード……したかと思いきや、そのままバチェラーの顔に手を添え、自らキスした大内さん。

 どちらのストーリーにもドラマがあったが、バチェラーが求めたのは「燃えるような恋愛から発展する結婚生活」だった。このバチェラーの価値観が、大内さんを引き寄せたと考えた人も多いのではないだろうか。

 しかし、実は婚活に取り組む多くの人が、バチェラーと同じ価値観を「実は」持っている。実家訪問では長谷川家の弟も「結婚生活の想像がつきやすいのは西山さん」と話していて、バチェラー自身もその魅力に気づいているようだった。結婚にコミットする婚活では、西山さんを選ぶ方が適切なようにも思える。しかし、だ。

 婚活をしているからといって「結婚にフルコミット」できる人間というのは、実はそう多くない。頭では分かっていても、やはり人間の本能としては「恋愛的に魅力的な女性」「自身の感情が燃える恋愛」に心が傾くのは、至極当たり前のことなのだ。

 恋愛経験が多く、失敗から得た学びを活かして、頭で恋愛ができるタイプの人なら、西山さんを選んだかもしれない。しかし、本来的には恋愛は頭でできるものではないのだし、恋愛の先にある結婚だって、頭で考えてできる人の方が少ないものなのだ。

 

 

予想が「大どんでん返し」? 見えてきたバチェラー長谷川の価値観 『バチェラー・ジャパン』シーズン5・第4話〜第6話考察〈アラサー女子のバチェラー語り〉【ネタバレ有】

2023.08.16 Vol.Web Original

 Amazon Prime Videoで配信中の大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5。配信がスタートするやいなや、SNSには考察予想や、それぞれの推しガールズを応援する声があふれ返った。

 これまでのバチェラーたちと比べて「不器用」「優しい」「分かりやすい」と評価される長谷川氏。ハイスペ同士の血肉の争い感は薄いものの「内面で勝負する女性たちのテクニックが参考になる」という意見も多かった。

 先日第4話〜6話が配信。4話で9人残っていた女性たちは、6話の終わりには3人に。「消去法脱落」が通用しなくなってくる中盤以降は、バチェラーシリーズの見どころが詰まっているのだ。

 今回はバチェラー長谷川の「リアルさ」に共感し、ファンになったというボーイズたちとともに、第4話〜6話を視聴・考察していく。

 

問題勃発?「略奪デート」の話し合いが泥沼に…

 まず、中間配信の一番の見どころは、長谷川氏がどの女性に対して「本気の好意を向けているのか」が明確になっていったところだ。女性に優しい長谷川氏は、序盤から様々な女性に「ほぼ好き」「すごくタイプ」など、告白に近い言葉を発してきた。しかし、あまりどの女性にも優しいので「で、結局みんなが好きなの?」という風にも見えていたのが序盤配信での印象だった。

 まずはどの女性とも「しっかり対面で会話を」と気をつけているようにも見えた、バチェラー長谷川。その分デートに誘う女性も分散し“大本命”と“本命”の境目が見分けづらかった。

 第4話では、メキシコの『死者の日』にちなみ、全員でスカルメイクを楽しむ。思わず南国に遊びに行きたくなる派手な絵面でTENSIONが上がるが、まずはファーストインプレッションローズを受け取っていた鈴木光さんがバチェラーとツーショットデートへ。そして、後半には輿水りささんと西山真央さんとの2on1デートも。

〈座談会メンバー〉

  • ミクニ(筆者・30歳)…アラサー恋愛コラムニスト。2023年、恋リアに再熱。新作が出るたびに視聴する恋愛リアリティオタク。
  • A(経営者・29歳)…マッチングアプリが大好きな恋愛経験多め男子。なぜか、バチェラー長谷川に心酔しかけている。
  • B(IT関係・32歳)…バチェラー好きの既婚男子。ハイスペ婚活の参考にバチェラーを見始めたが、今やただのバチェラーオタクと化してしまった。


ミクニ:西山さんはファーストインプレッションローズももらっているから余裕として……2人は他に誰が残ると思う?

A:西山さんが2on1に選ばれたのは、意外に思った人も多そうだよね。だけど、俺は西山さんをかなり推してる。26歳であの落ち着きはヤバい。完全に、恋愛というよりは「嫁候補」にしたくなるけど、顔立ちも派手さはなくともしっかりキレイ。長谷川氏はいい人だから、やっぱり本能的に「本当に性格のいい人」を見抜けている気がする。

B:俺は、4話のカクテルパーティでやっと惠一と距離を詰めてきた月田さんが気になってるかな。表現はストレートじゃないのに、それでも惠一は彼女を優遇してる。ミステリアスで何を考えてるか分からない人って、男性も女性も気になっちゃうものだよね。

ミクニ:その気持ちも分かる。だけど私は周典さんや、栃木愛シャさんも推していきたいんだよね。これまでのバチェラーでは、ハーフ系の女性が中盤で落ちがちだったから……結婚まで考えると、文化の違いとかいろいろあるのかもしれないけど。


 そんな中、カクテルパーティである事件が起こる。パーティ中のナーバスな空気感に当てられて、竹下理恵さんが体調を壊してしまう。そんな彼女に対して「安心させたい」とサプライズローズを手渡す長谷川氏。そして、竹下理恵さんに対しては「今後の生活を考えての、理想のパートナーの存在に近い」とも語った。

 周りの女性も、このことにポジティブな印象を持ったよう。「素敵な判断だった」「安心した」などの声が多く、ここでもまた、5代目バチェラーガールズの「絆」を感じる。しかし、第5話ではガールズの絆が揺らぐ事件が相次ぐ……。

『ストールンローズ』を使うと、他の女性からデートを“略奪”することができる。しかし、ローズを受け取ってもらえなければ、その瞬間旅を離脱することになってしまう、両刃のローズ。ストールンローズの存在を忘れさせるかのように、グループデートを満喫する一行。


A:グループデートは、長谷川氏の本質が色濃く出ていたよね。アクティビティにも女性からのボディタッチにも、本気で焦ってるのが伝わってきた。

B:でも、やっぱり惠一は「かっこいい」より「かわいい」の人じゃん。それで、女性たちはちゃんと惠一のことを好きになれるのかな?

ミクニ:人によって、好意の持ち方に差がありそうな感じはする。例えば、長谷川さんは鈴木光さんを推してるけど、光さんはかなり余裕がありそう。だけど、年齢が近い竹下理恵さんは、MC陣も言っていた通り長谷川さんに“無償の愛”を向けてる。

A:追う恋愛がしたいか、追われる恋愛がしたいかでも、選んでいく女性が変わりそうだね。

 しかし、楽しいデートもつかの間。ストールンローズの話し合いは、泥沼に突入してしまう。ディベートの発端は、これまでで唯一、一度もツーショットデートに行っていない月田侑里さんが「ストールンローズを使いたい」と最初に明言しなかったことだ。

 他にも使いたいメンバーがいる中で、中には「1人だけデートに行っていない子がいる中で、他の人が使ってもいいのか」と平等性を訴える人も。話し合いは膠着状態となり、結局ストールンローズは別の女性が使うことになった。


ミクニ:ストールンローズ回は、ここまでで一番の見どころになったんじゃない?

A:女の子だけで話し合いをするって、こんな感じになるんだね。バチェロレッテの時は、積極的に使いたい人が手を挙げあって、男気ジャンケンに近いノリで決まったイメージだったけど。

B:話し合いって言っても、明確な決め手はないからやりづらいよね。むしろ、そんな中で意見をはっきりと伝えていた鈴木光さん、竹下理恵さん、尾﨑真衣さんに好印象を抱いたかな。


 最後の瞬間が来るまで「ストールンローズを使いたい」と言い出すことが出来なかった月田侑里さんは、第5話で旅を去ることになってしまった。長谷川氏はたびたび「相手にも自分を好きになってほしい」と口にしており、明確な好意が見づらかったり、積極性に欠ける女性がどんどんと落とされていく展開となった。

 しかし、晴れやかに去っていく女性も多かった中で、車の前で泣き崩れる背中も見せた月田侑里さん。その涙は長谷川氏への愛なのか、それとも「やりきれなかった」想いへの無念か……。

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