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はめられた久保優太…大晦日のシバター戦に「八百長疑惑」

2022.01.06 Vol.749

 昨年大晦日に行われた「RIZIN.33」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた元K-1ウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)と炎上系ユーチューバーのシバター(フリー)の一戦が年を明け、波紋を広げている。

 この対戦は決定からすったもんだ。もともとシバターは皇治との対戦の機運が高まったのだが、その後、シバターが交渉の裏側を自らのYouTubeチャンネルで暴露し、対戦が消滅したと明かしたことを発端にSNS上で2人は激しくやりあうことに。

 結局、シバターは久保とRIZIN MMA特別ルールで対戦することになる。そのルールは契約体重は90.0kg、3分2Rで判定なし、勝敗を決するのはKO・一本のみというもの。

 また、後に発覚するのだが、久保も別の選手との対戦が予定されていたものの、ケガのためその選手が出場できず、シバターとの対戦に落ち着いたよう。

 カード決定後もシバターは自らのYouTubeチャンネルで「後遺症が残る大怪我もあり得る」などとして辞退表明をしたかと思えば前々日インタビューに姿を見せた時も「まだ契約書を渡していない」と語るなど最後までお騒がせ。

 そして試合を迎えるわけだが、最初から逃げ腰のシバターに久保が強烈なローキックを放つなど、12kgの体重差があってもやはり久保の勝利かと思われた矢先にシバターのパンチで久保がフラッシュダウン。反撃に出た久保が首相撲からヒザ蹴りを見舞ったところでシバターが飛びつき腕十字を決め、まさかの一本勝ちを収めた。

 ところが一夜明けた1月1日に久保が自らのツイッターで「嘘をつく人生は嫌だな」などと投稿したところからなにやら不穏な空気が漂いだす。そして久保とシバターのやり取りと思われるLINEのスクリーンショットが流出し、一気に“八百長疑惑”が噴出。そこではシバターが1Rは流して2R目で勝負するように持ちかけ、久保が了承するという会話が展開されていた。その後、YouTubeやSNSで少しずつことの概要が明らかになってくるのだが、おおまかには流出したLINEの通り。その背景には一度は試合が流れかけた久保がどうしても大晦日の試合を実現させたかったところに、シバターが“作戦”として話を持ち掛け、それに久保がまんまとはまってしまったというところ。この件では「そもそも八百長というのか?」といったことも含め、多くの格闘家や関係者が持論を展開し、かまびすしい状況となっている。

 またユーチューバーのコレコレ氏が公開した久保とシバターの電話の録音データではシバターがRIZIN内部の個人名を挙げ「話をしている」と関与をほのめかしてもいる。もっともこれについてはシバターのブラフの可能性もある。どちらにしてもRIZINも何らかの見解を示さなければいけない状況となっている。

五輪銀メダリスト・太田忍と元修斗王者・祖根寿麻が対戦。太田の「役不足」に祖根は「MMAなら確実に僕が勝つ」【RIZIN.33】

2021.12.17 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が12月17日、都内で開催された。

 リオ五輪のレスリンググレコローマンスタイル59kg級銀メダリスト・太田忍(パラエストラ柏)が元修斗環太平洋バンタム級王者の祖根寿麻(ZOOMER)と対戦する。

 太田は昨年大晦日に所英男を相手にプロデビュー。ベテラン所の前にアームバーで一本負けを喫した。その後、練習環境を変えパラエストラ柏所属となり、迎えた9月のMMA2戦目では元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太に3-0の判定勝ちを収め、プロ初勝利を挙げている。

 祖根は2018年に魚井フルスイングとの王座決定戦を制し、修斗環太平洋バンタム級王座を獲得。その余勢を駆ってRIZINに出場するも元谷友貴に一本負けを喫し、初防衛戦では岡田に敗れ王座陥落。王座戴冠後、RIZINでの2連敗と「Road to ONE」での敗戦を含め5連敗となったが、今年1月に修斗で元UFCファイターの石原夜叉坊に判定勝ちを収め復活。11月に行われたRIZIN沖縄大会では皇治とキックボクシングルールで戦い、激戦を繰り広げたものの3Rにダウン奪われ判定負けを喫している。

RENAが電撃参戦。傷口は完治せずも「“出たい、盛り上げたい”という気持ちのほうが上回った」【RIZIN.33】

2021.12.17 Vol.Web Original

ハム・ソヒの妹分で山本美憂の練習パートナーのパク・シウと対戦

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が12月17日、都内で開催された。

 11月に行われた沖縄大会で1年2カ月ぶりの復帰戦に臨み、山本美憂に勝利を収めたRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)の大晦日参戦が発表された。ハム・ソヒの妹分でDEEP JEWELSで活躍するパク・シウ(KRAZY BEE)と対戦する。

 シウは2018年から2020年にかけて富松恵美、青野ひかる、大島沙緒里に勝利を収め、今年3月に開幕した「DEEP JEWELSアトム級GP」にエントリー。1回戦でにっせーに判定勝ちするも準決勝で大島に一本負け。再起戦となった10月の伊澤星花戦ではグラウンド状態の伊澤の顔面へ反則となる蹴りを放ち「減点2」を食らってしまい0-3の判定で敗れている。

 RENAは山本戦で右まぶたをカットしており、出場に黄信号が灯っていたが、RIZINの榊原信行CEOが「本来ならもう少し様子を見たほうがいいのではないかというところもあるが、大晦日のジョシカクでは不動の4番ということで出てほしいと僕からラブコールを送らせてもらった」と出場をオファー。

カズ次男・三浦孝太のMMAデビュー戦は地下格闘技王者で元ホストのYUSHI。サッカーボールキックありの特別ルールで対戦【RIZIN.33】

2021.12.17 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が12月17日、都内で開催された。

 今大会でのデビューが発表されていた元サッカー日本代表の三浦知良の次男・三浦孝太(BRAVE)のデビュー戦の相手が、かつて地下格闘技の「宴」で軽量級チャンピオンになった実績があるYUSHI(Potencial GYM)となることが発表された。

 三浦は2002年5月28日生まれの19歳。兵庫県神戸市出身で身長175cm、体重 69kg。明星学園高等学校を卒業後、プロ格闘家を目指すために進学はせず、シドニー五輪フリースタイル63kg級日本代表の宮田和幸が代表を務めるBRAVEに入門し、プロデビューを目指しトレーニングを続けてきた。

 YUSHIは元ホストで、21歳の時に全国から腕っぷしの強いホストが集まりナンバーワンを決める地下格闘技大会「宴」に参戦し、2014年12月には軽量級チャンピオンに輝いた。戦績は8戦7勝1敗。29歳の時に格闘技だけでは満足できず競技としてボディービルに挑戦。数々のコンテストで入賞を果たした。その後はしばらく格闘技から離れていたが、現在はMMAの練習にも励み、今回の出場となった。

 ともにMMAデビュー戦ということもあり、ルールはRIZIN MMAルールをベースにしたRIZINチャレンジルールで行われる。試合時間は3分3R。踏みつけ、グラウンドでの4点ポジションでのヒザ蹴りは反則となるが、ヒジ打ちとサッカーボールキックは認められた。

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