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RENAが地元・大阪で復帰戦。「初心に戻って打撃を生かした戦い方を確立したい」【10・12 RIZIN.19】

2019.09.11 Vol.Web Original

相手はブラック・マンバの弟子で柔術の茶帯の実力者
「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が9月11日、都内で開催。初の海外進出となった6月の「Bellator222」で敗れたRENAの復帰戦が行われることが発表された。

 対戦相手はカナダのショーナ・ラム。日本の「HERO’S」や「DREAM」で活躍したブラック・マンバを師匠に持つ、ブラジリアン柔術の茶帯を持つ実力者。Bellatorではスリーパーホールドで失神負けしたRENAにとってはなんとも嫌な相手となる。

 会見に出席したRENAは「前回のアメリカで皆さんに悲しい思いをさせ、自分自身にも絶望は感じたが、もう吹っ切れたというかすっきりしている。こんな私なのに“大阪大会にぜひに”と声をかけていただいて、RIZINにはうれしさと感謝の気持ちしかない。地元・大阪のパワーを借り、最近、スカ勝ちもしていないので、すっきり大阪人として爆発させたい」などとすっきりした表情を見せた。

 そして「最近、自分の思うような形にならなくて、壁を感じていた。“チャレンジ”とは言いながら負けることに慣れてなくて、すごくつらい時期が続いていたが、3年でアメリカに、そして(日本の女子格闘家が)誰も立ったことのないMSGでの試合を組んでいただけたこと。そういう諸々を考えた時に、まだまだ私の可能性はこれからなんじゃないかと思った。これからは負けることを恐れずに、自分が一番強いもので勝負していきたいとも思っている。寝技もやりたいが、打撃をおろそかにしている感じもあった。いろいろな選手を見て、自分の武器をモノにしている選手がトップに上がっているので、初心に戻って、シュートボクシングの打撃を生かした戦い方を確立できるように頑張りたい。自分の特技を生かせるようになって適応能力がもっと上がれば今より上の地位に行けるのではないかと思っている。自分の戦い方を確立するというのを今年のテーマとしたい」などと今後の格闘家人生についての指針も示した。

 対戦相手に関しては「まだ自分のレベルを上げるということしかしていない。これから阿部さんとシーザー会長と相談させていただいて、作戦を立てていきたい」と話した。

浅倉カンナがRIZINでの連敗を2でストップ【8・18 RIZIN.18】

2019.08.19 Vol.Web Original

予告通り打撃の攻防を展開
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で浅倉カンナがアメリカのアリーシャ・ザペテラと対戦。2-1の判定で浅倉が勝利を収めた。

 浅倉は昨年の大晦日に浜崎朱加に、6月には山本美憂とRIZINで2連敗中。がけっぷちに立たされての試合だった。

 浅倉は今回の試合を前に「怖さを出す」「黒い部分を出す」と非情ファイトで臨むことを宣言。また打撃を主戦に臨むことを明かしていたことから、ともにレスリングをベースとする2人だったが試合は打撃の攻防を中心に展開。

 1R序盤、ザペテラがパワフルな打撃で浅倉に圧力をかける。浅倉も反撃するが、頭が下がったところでアッパーを食らってしまうなどザペテラの打撃に手こずる場面も。しかし浅倉は徐々にペースを取り戻し、右ジャブ、左右のフックでザペテラを下がらせる。そしてパンチをかいくぐりバックを取るがザペテラはすぐに立ち上がり、再び打撃の攻防に。

 浅倉はパンチからタックルに行くが、ザペテラはテイクダウンは許さない。

 打撃での攻防に戻した浅倉はパンチで追い込んでいく。浅倉は序盤こそパンチをもらっていたものの、終盤は上体を振ってパンチをかわしていく。ラウンド終了時に鼻血を流すザペテラに対し、浅倉の顔はきれいなまま。

浜崎が難敵アムのパワーに苦戦も腕十字で一本勝ち【8・18 RIZIN.18】

2019.08.18 Vol.Web Original

バックを奪われピンチも最後はきっちり
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で女子スーパー・アトム級王者の浜崎朱加がタイのアム・ザ・ロケットと対戦。1R、腕十字固めで一本勝ちを収めた。

 試合は開始早々、アムが高速ミドルキックから組み付くとバックを取ってテイクダウンに成功。

 ここで浜崎がバックを取られながらもアムの右腕をキャッチし、アームロックを狙う。

 強烈なフィジカルを持つアムはしのぐとバックを取り返し、スリーパーを狙う。浜崎は正対するが、マウントを許したままで絶体絶命のピンチ。

 しかし浜崎はここでブリッジで跳ね上げ上を取り返す。マウントをキープし右腕を十字にとらえると完全に伸ばしきる。これでもタップしないアムだったが、浜崎がさらに絞り上げるとここでやっとタップ。浜崎がピンチを乗り越え一本勝ちを果たした。

朝倉海が堀口恭司に1RKO勝ち。「大晦日にベルトをかけて戦って!」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.18 Vol.Web Original

RIZINとBellatorの2冠王を68秒殺
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のメインでRIZINとBellatorのバンタム級2冠王者・堀口恭司が朝倉海と対戦。朝倉が1R1分8秒、KOで勝利を収めた。

 堀口は6月にBellatorで王座を獲得後の初戦でまさかの敗戦を喫した。

 試合ではいつものように遠い距離から軽快なステップで出入りする堀口。開始早々に堀口のパンチで朝倉がハナを切り、出血する。

 しかし堀口がプレッシャーをかけ朝倉をコーナーに詰め、右のパンチを放ったところで朝倉の右のクロスが炸裂。

 よろめいた堀口は何度も体勢を立て直そうと試みたが、朝倉がヒザとパンチで追撃。足にきた堀口は踏ん張りがきかず、よろけ、体勢を立て直せない。

 最後はダウンした堀口に追撃のパウンドを落としたところでレフェリーが試合を止めた。

征矢が高速連打で2RTKO勝利「医者が無理と言っても格闘技はやめられない」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.18 Vol.Web Original

1Rは村元がスピードで翻弄も…
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で征矢貴がRIZIN2戦目に臨み、DEEPを主戦場とする村元友太郎と対戦。2RKOで勝利を収めた。

 征矢は今年6月の「RIZIN.16」で難病のクローン病を克服し、約2年ぶりの復帰戦を行い、川原波輝に1RKO勝ちを収め復活。今回の勝利でRIZIN2連勝となった。

 ともに「瞬き厳禁」という言葉の通り、試合は1Rから軽量級らしいスピーディーな展開に。村元はゴング早々に飛びヒザを放つ。かわした征矢に村元はタックルで追撃。しかし征矢はつぶして、改めてスタンドの攻防に。

 打ち合いとなり村元のいい右が入るが征矢も連打で返し、一進一退の攻防に。

 パンチの合間にタックルにいく村元だが、征矢はことごとくさばき、スタンドでの勝負を挑む。

 村元がパンチの連打で前に出るが見切る征矢。征矢は下がりながらカウンターの右フック。村元がしりもちをつくと征矢はそのまま上を取る。

 村元が下から鉄槌、ヒジを連打するが、征矢は上から大きいパウンド。サイドを取ってそこからマウントに移行する。ここでヒジを落とすが、村元は隙をつき逆に上を取り返す。征矢は下から蹴り上げで脱出するが、立ち際にパンチを放つ村元。征矢はかわすとそこからまたも激しい打ち合いを展開する。

あいが腕十字地獄をしのぎ切り判定勝利でプロ4連勝【8・18 RIZIN.18】

2019.08.18 Vol.Web Original

1、2Rに腕十字でひやり
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)でRIZIN2回目の参戦となったあいがアメリカのタバサ・ワトキンズを3-0の判定で破った。。

 あいは昨年大晦日にRIZINでプロデビュー戦を行い川村虹花を1RTKOで下し、今年に入ってからはDEEP JEWELSで2試合を行い2戦2勝。今回の勝利でプロ戦績を4戦4勝とした。

 1R、長い足から繰り出すローキックで距離を取るワトキンズに対し、あいはキックをさばいてダブルレッグからテイクダウンに成功。柔術をベースとするワトキンズは腕を抱え下から攻撃を狙う。

 あいが腕を抜いてヒジを落とすがワトキンズは下から右腕を取り腕十字の体勢に。腕が伸びたようにも見えたがあいは左腕のクラッチを離さずリフトし、頭部に蹴りを放ち脱出。コーナー際でワトキンズに踏みつけを狙うが今度はワトキンズはその足を狙いに行く。

 しかしあいは上を取ると腕を殺して重いパウンドを連打。離れて猪木アリ状態からなおも踏みつけを狙うが、今度もワトキンズが足を狙う。ここでもあいはワトキンズをつぶして鉄槌の連打で削っていく。

立会人の髙田延彦が「堀口はいつも通り。海は既にスイッチが入っていた」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.17 Vol.Web Original

堀口「やったろうと思う」、朝倉「勝つだけ」
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前日公開計量が8月17日、名古屋市内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 RIZINで初の野外での公開計量となったこの日、名古屋では38度を記録する酷暑となったが、約1500人のファンが訪れ、試合前日の選手の動きを見守った。

 メインで対戦する堀口恭司と朝倉海が登場すると一際大きな歓声が起こり、このカードに対する注目度の高さをうかがわせた。

 計量で対峙した後、堀口は「明日、やったろうと思います。(相手は)身長がでかいなと思いました。(ファンが)すごく集まってくれてうれしい」

 対する朝倉は「明日、勝つだけ」とともに決戦を前に言葉少なで会場を後にした。

 2人の様子を至近距離で見守った計量の立会人である髙田延彦は「堀口選手はいつも通り、堀口ペースの仕上がり。海選手は既にスイッチが入っていた。早く試合をしたくて仕方がないという、待ち切れない雰囲気。相手に仕上がった自分をぶつけたいという感じ。2人の背中に触ったが、仕上がっていた。硬くなく、弾力があって、ハリ感が良かった。良い仕上がりだと思う。みんな身長差の事をいうが、堀口選手にとっては今までもそのパターンはあったので、特に気にならないと思う」などと話した。

王者・浜崎朱加に難敵現る? アムが一本勝ちを予告【8・18 RIZIN.18】

2019.08.16 Vol.Web Original

浜崎「藤井惠さんにも助言をいただいた」と対策は万全
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前々日会見が8月16日、名古屋市内のホテルで開催された。

 セミファイナルでは女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加がタイのアム・ザ・ロケットと対戦する。

 アムはムエタイで80戦以上の戦績を誇りつつも柔術でも黒帯を持つ立って良し寝て良しのトータルファイター。今年3月にはDEEP
JEWELSにも参戦し佐藤絵美相手に1R34秒、リアネイキッドチョークで勝利を飾っている。

 浜崎は6月の「RIZIN.16」でジン・ユ・フレイに3-0で判定勝ちを収め2019年を始動。7月の「RIZIN.17」では浜崎のベルトを狙って参戦してきたハム・ソヒが勝利後に山本美憂戦をアピール。10月に行われるハムvs美憂戦の勝者が浜崎と戦うというのが既定路線となるなど女子スーパーアトム級戦線は浜崎を中心に展開中だ。

 浜崎はこの日、「大きなけがもなく順調に来た」と順調な仕上がりをアピール。

 相手のアムについては「瞬発力も爆発力もある。打撃はもちろんだが、寝技もしっかりできるトータルで優れた選手だと思う。実績はそんなにないが、油断はしていない」と警戒しつつも「チャンピオンらしいというか、しっかり圧倒して勝ちたい。打撃もやってきたし、寝技も強さを伸ばしてきた。一本かKOで勝ちたい」と話した。

 アムはムエタイ出身で首相撲が強いことから「今までのようにすぐにテイクダウンできるような選手ではないと思っているので、対策は練ってきた」と話し「広島に行って藤井惠さんにも助言をいただいた」と対策は万全のよう。

浅倉カンナが「黒い自分を出す」と“黒い”カンナ宣言【8・18 RIZIN.18】

2019.08.16 Vol.Web Original

相手は2020年東京五輪目指すレスリングの強豪
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前々日会見が8月16日、名古屋市内のホテルで開催された。

 6月の「RIZIN.16」で山本美憂に敗れた浅倉カンナが再起戦に臨む。

 浅倉は昨年大晦日に行われた「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で浜崎朱加に敗れ王座獲りに失敗。3月の「DEEP JEWELS 23」でDEEP JEWELSアトム級王者・前澤智に勝利を収めたものの、美憂に敗れ――とRIZINでは連敗中。

 そんな浅倉にRIZINが用意した相手はレスリングでリオオリンピックの代表候補に選出されたことのあるアメリカのアリーシャ・ザペテラ。

 ザペテラは浅倉について「彼女は世界で5位に入っているタフなレスラーと聞いている。私はレスラーと対戦するのは初めてなので、どうなるかは分からないが、エキサイティングに感じている。これまでのキャリアの中で最も大きな試合になると思っている」、試合については「ファンの方を楽しませたいと思っている。そして素晴らしいショーを世界の皆さんに見せたいと思っています」などと語った。

 また2020年の東京オリンピックの出場も目指していることを明かした。

RIZIN2戦目のあいが「勝ちにこだわる試合をしたい」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.16 Vol.Web Original

あい「だいぶ49kgで戦う体になりつつある」
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前々日会見が8月16日、名古屋市内のホテルで開催された。

 昨年大晦日にRIZINでプロデビューした、あいがRIZIN2戦目に臨み、アメリカのタバサ・ワトキンズと対戦する。あいは今年はDEEP JEWELSで2試合を行い2戦2勝。プロ戦績を3戦3勝としている。今回は初の国際戦となる

 あいは試合については「勝ちにこだわる試合をしたいと思っている。“ここで勝っておかないと”という気持ちと、年末に向けて“ここは絶対勝ちたい”という気持ちがあります」と今後のRIZINでの女子戦線に向けて、必勝態勢であることを明かした。

 今回の試合に向けて「フィジカルの強化と体重を増やすことをしてきた。前回と比べると5キロくらい増えている。今回はちゃんと減量をして臨むことができた。前回は減量なしだったのでその分、力も弱かったと思う。自分のベストは20歳くらいのころ。そのころに戻す努力をしている。だいぶ49kgで戦う体になりつつある。もうちょっと足りないかなとは思っているんですが…」などと大晦日に比べてパワーアップしてきたよう。

 対戦するワトキンズについて「いろいろ試合を見させていただいたが、腕十字が上手という印象」。腕十字といえば「格闘代理戦争」で古瀬美月に“見込み一本”で敗れた技とあって「それを引きずっていた部分もあるので、今回は腕十字が上手な相手に勝っていいように終われたら」などと話した。

RIZIN2戦目の征矢「結果を残してバンタム級に絡んでいきたい」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.16 Vol.Web Original

村元「戦友の川原がやられた。敵討ち」
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前々日会見が8月16日、名古屋市内のホテルで開催された。

 今大会では、今年6月の「RIZIN.16」で難病のクローン病を克服し、約2年ぶりの復帰戦を行った征矢貴がRIZIN第2戦に臨む。

 征矢はRIZINデビュー戦となった前戦ではDEEPで活躍する川原波輝を1RKO。今回もDEEPを主戦場とする村元友太郎と対戦する。

 村元は征矢について「世代も同じで同い年。そういう部分でも。他の団体で活躍している若手ということで意識するところはある。フィジカルな印象では体が強くてパンチに殺傷能力がある。そこをかいくぐって、しっかり仕留めたい」と話し、自らが上回っているところとして「運動量の多さと動きのスピード。僕も征矢選手もフライ級でやっていたが、僕はここ数年ストロー級に落として、さらに速い世界で戦っているので、スピードは全然違うと思う。フライ級でやっていた時のパワーもしっかり残しているので、スピードと動きで征矢選手のパワーを封じ込めたい」とし、試合についても「軽量級ならではのスピーディーな試合と、どちらも一発で終わらせる打撃を持っていると思うので。、いつ終わるか分からないというスリリングな試合を瞬きせずに見ていただけてらうれしい」などと話した。

 征矢が前戦で倒した川原とは村元も対戦しているのだが「川原選手は2回もやっている戦友。あいつが倒されているんで、その分も。同じDEEPで切磋琢磨してきた相手がやられているんで、僕が敵討ちするということと、僕も川原選手にはいいパンチを当てて倒しているが、完全に失神はさせることはできなかった。でも相手は一発で倒している。そこの破壊力は注意しなければいけないというのは、見比べて思う。その一発をもらわないようにして、自分の動きをしっかりぶつけてフィニッシュしたい」と話した。

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