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激勝の川尻が「40代なめんな」20代に宣戦布告【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

川尻がアリに判定勝ち
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で10月から開催される「ライト級GP」の査定試合が組まれ、ホベルト・サトシ・ソウザ、川尻達也、ジョニー・ケースが勝利を収めた。

 川尻はアリ・アブドゥルカリコフと3R互いに攻め手を緩めない総力戦を繰り広げた。

 川尻はタックルでテイクダウンを狙うが、アリはこらえテイクダウンは許さない。それでも右足を離さない川尻。

 アリが振りほどいても川尻はなおもタックル。川尻が足をかけて強引に引きずり倒し、サイドポジションを取るがマウントへ移行する間のスキをついてアリが立ち上がる。

 2Rも川尻がタックルからのテイクダウンに成功し上を取るがアリも逆にバックを奪うなどめまぐるしく展開が動く。川尻はこの動きの中で左腕を取ってアームロックを狙う。極めきることはできなかったが、上を取る。アリが上を取り返すと川尻はフロントチョークと攻め手を緩めない。

朝倉未来が矢地祐介を圧倒。ライト級GPについては「興味ない」【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

未来が打撃で主導権
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメーンで行われた矢地祐介vs朝倉未来の一戦は3Rを戦い切り、3-0の判定で未来が勝利を収めた。

 2人はカードが発表された神戸大会のリング上からこの日まで、メディアを通じて舌戦を繰り広げてきた。

 1R開始早々に2人の蹴りが交錯し矢地がバランスを崩すが、未来は追撃はせず。

 未来の強烈な左ローに1Rから矢地の右足が流れ始める。

 矢地の前蹴りに未来がボディーからのワンツーを合わせるなど、未来が打撃で主導権を握る。

 1R終盤には未来のプレッシャーに矢地がずるずると下がる場面も。

扇久保が元谷に2-1の判定勝利。修斗世界王者の底力見せる【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

扇久保が1Rからテイクダウンを重ねる
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「バンタム級四天王」といわれる4人の試合が行われた。

 元谷友貴と扇久保博正の一戦は2-1の判定で扇久保が勝利を収めた。

 1R、元谷の左フックに合わせ、扇久保がタックルからテイクダウン。元谷は首を抱えるが、扇久保は首を抜いてトップを取る。右足を抜いてハーフガードの体勢からパンチとヒジを放っていく。

 扇久保はサイドを取るとパンチ。バックを取りに行くが、このすきをついて元谷がハーフに戻す。しかし扇久保は再度バックを奪うとリフトしてテイクダウン。スリーパーを取りかけるが元谷がしのぐ。一度は立ち上がった元谷だが、扇久保はまたもタックルからテイクダウン。上を取るが、今度は元谷はきっちりとガードの中に入れ、逆にバックを取り返す。

 しかし扇久保は追撃を許さず、脱出。立ち上がると踏みつけを狙うがゴング。

1年7カ月ぶり復帰の石渡が佐々木に一本勝ち【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

ノースサウスチョークががっちり
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「バンタム級四天王」といわれる4人の試合が行われた。

 石渡伸太郎と佐々木憂流迦の一戦は2R3分58秒、ノースサウスチョークで石渡が勝利を収めた。

 佐々木は昨年の大晦日に続き、レスリングシューズを履いてのファイトとなった。

 1R序盤、石渡の周りを回る佐々木だったが逆に詰めてパンチとヒザを放っていく。石渡は組み付いてコーナーに押し込むがブレイクがかかる。

 今度は石渡がパンチを振って前に出るが佐々木はバックステップで交わしていく。しかし石渡は左フックをヒットさせてから組み付き、投げ気味にテイクダウンを奪い、ハーフガードのポジションに。佐々木がガードに入れると石渡は離れ、サッカーボールキックに行くが、佐々木はかわして逆にタックルからテイクダウン。上を取って、ハーフガードからこつこつとパンチを放つがゴング。

矢地祐介と朝倉未来、前日計量恒例のコメントもなく決戦ムード最高潮【7・28 RIZIN.17】

2019.07.27 Vol.Web Original

矢地と未来が静かに火花
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が27日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリア。全12試合が予定通り行われることとなった。

 メーンで対戦する矢地祐介と朝倉未来はともに厳しい表情でステージに上がる。先に秤に乗った朝倉は69.85kgでパス。続けて秤に乗った矢地に朝倉が視線を投げたが、矢地は正面を見据え秤に乗る。その後は視線をかわすことはなかった2人だが、フェイストゥフェイスでは静かに火花を散らす。

年末大会でRIZIN vs Bellatorの全面対抗戦実現か?【RIZIN】

2019.07.27 Vol.Web Original

ヒョードルの「日本ラストマッチ」も開催か
 米格闘技団体「Bellator」が今年の年末に日本に初進出する可能性が浮上した。

 これは「RIZIN.17」(7月28日日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が行われた7月27日、計量後にRIZINの榊原信行CEOが語ったもの。

 榊原氏によると、12月29日にさいたまスーパーアリーナでBellatorの日本進出第1弾大会を行い、RIZINの選手が参戦。大晦日にはRIZINの大会を開催し、こちらにはBellatorの選手が参戦。この2大会で5vs5、7vs7といった形でRIZIN vs ベラトールの全面対抗戦を行うプランがあるという。この場合、29日にはケージ、31日にはリングで試合を行う。また29日大会については全米での生中継が実現すれば12時といった早い時間からの開催となる。

 これまでは堀口恭司、RENAという部分的な交流だったが、「もっと規模の大きいスケールでの交流を」という榊原氏とBellatorのスコット・コーカー代表の思惑が一致したもの。

 Bellatorにはエメリヤーエンコ・ヒョードル、クイントン・ランペイジ・ジャクソンといった日本でもおなじみの選手が参戦しており、PRIDE時代に実現しなかった夢のカードが実現する可能性もある。

 ヒョードルについては「日本ラストマッチ」といった形の試合が考えられるという。

 榊原氏は実現の可能性としては「5割以上」と慎重な言い回しながらも「放送環境とか経済的な環境が整えば十分実現できる」とも語った。

 実現した場合、RIZINとBellator両団体のバンタム級王者である堀口はどちらの大会に出るのかといった問題もあるが、それも含めどの選手がどの大会に出るのかという「興味」は尽きない。

 また那須川天心についても榊原氏は「天心ももちろん絡みます。そこはサプライズをスコット側とも考えている。まだ言えないことが多いが楽しみにしてほしい」と話した

 今後の交渉の展開が注目される。

大雅が町田の居合パンチに「カウンター」で対抗【7・28 RIZIN.17】

2019.07.27 Vol.Web Original

大雅「後がないことは自分でも分かっている」
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。

 キックボクシングルールで大雅が“居合パンチャー”町田光と対戦する。

 大雅はRIZINではいまだに勝ち星がない。他団体を合わせても2017年6月以来、約2年勝ち星がない状況だ。

 4月の「RIZIN.15」でもまさかの逆転KO負けを喫したが、今回は短いスパンでの出場となった。

 大雅はコンディションについては「いつもより重い契約なので体調はいい」と話す。

 長く不調が続いていることについては「1カ月前にタイに行っていた。最近は自分のスタイルで(試合が)できていなかったので、向こうで練習しながら自分に合ったスタイルを見つけるようにやってきた。勝ててなくて、勝ちたいという思いが強くて、どうすれば強くなれるのかとか考えすぎて型にはまっていたというか自分の動きができなくなっていた。タイで1人で考える時間も多かった。自分には自分のやり方があるということを大切にしてやってきた」などとやっとトンネルを抜けるきっかけをつかんだよう。

 対戦相手の町田については「いつも変わった技を出してくるので、それだけ気を付けたい」とし、町田の居合パンチについては「居合パンチは打つときに手を下げてくると思うんですが、その瞬間にカウンターを取りに行きます」と対策はばっちりのよう。そして「自分の力をしっかり出せれば勝てると思う。最近ずっと負けていてなめられているのは分かっている。後がないことは自分でも分かっている」と話した。

 その「後がないこと」がプレッシャーとなる可能性もあるのだが「多少はありますけど、今回はリラックスして思いっきりぶちのめしていきます。楽しみます」と吹っ切れた表情を見せた。

DEEPの元谷と修斗の扇久保が団体の威信をかけてともに勝利宣言【7・28 RIZIN.17】

2019.07.27 Vol.Web Original

元谷「スタンドでもグラウンドでも倒すスタイルでいく」
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。

 今大会では「バンタム級四天王」といわれる元谷友貴、扇久保博正、石渡伸太郎、佐々木憂流迦の4人による2試合がマッチメイクされた。

 なかでもRIZIN内の生き残りとは別に団体の威信を背負った戦いとなるのが修斗世界フライ級王者・扇久保と元DEEPフライ&バンタム級王者・元谷の一戦。

 この2人、2014年に「VTJフライ級トーナメント」を優勝した扇久保が元谷に対戦を呼びかけたという過去がある。今年5月に扇久保がタイトル防衛後に改めて対戦をアピールし、今回の対戦が実現した。

 元谷はこの日の会見で扇久保について「タックルから寝かしつけるところがしつこい」と評し、試合については「1R目からアグレッシブに倒す試合をしたい」と話す。

 展開については「あっちがしたい攻防は多分、グラップリングだと思う。自分はどっちでもいいが打撃でも、グラウンドだったらパウンドで倒すスタイルでいきます」と話した。

 元谷は前戦のジャスティン・スコッギンスとの試合では下からの洗濯ばさみ(決まり手はネックシザース)という珍しいパターンで一本勝ちしたのだが、今回については「下からはあまり…。判定では下からの攻撃はどうなるのか…。できるだけ上を取って殴りたい。(扇久保には)下からのサブミッションはかからないと思っている」と話した。

 そして「相手はずっと修斗のチャンピオン。自分はずっとDEEPでやってきた。DEEPとしてしっかりと勝ちたい」と団体の威信をかけての戦いであることを強調した。

北岡「明後日の試合に全力を注ぐことが僕の今やるべきこと」【7・28 RIZIN.17】

2019.07.26 Vol.Web Original

ケース「北岡は下り坂の選手」
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。

 今大会では10月の大阪大会から始まるライト級GPの査定試合ともいえるカードが並ぶ。

 昨年大晦日に矢地祐介を破り、一気に注目を浴びる存在となったジョニー・ケースと北岡悟が対戦する。

 ケースは相手の北岡については「非常に素晴らしいレジェンド。70戦以上も戦っている相手と戦えることを楽しみにしている」と話すが「自分のほうが総合的なコンプリートな選手だと思うし、若さとハングリー精神がある。北岡選手はレジェンドだが、たぶんもう下り坂。自分は上り坂。彼がチャンピオンになるのは多分難しいと思う」。

 試合については「すごくエキサイティングで楽しみ。サブミッションでもノックアウトだろうが決着をつけたいと思っている」「エキサイティングなノックアウト。1Rで仕留めることができれば」などと語った。

 ライト級GPについては「今のところ、私もそのトーナメントに参加できるとは聞いている。ベラトールからも強い選手が来るとも聞いている。世界クラスの選手と戦えること、自分が世界クラスの選手であるということで世界の皆さんににショッキングな戦いを見せたい」などと話した。

佐々木の「分かりにくい攻防になるかも」に石渡が「じゃあ分かりやすくしてやります」【7・28 RIZIN.17】

2019.07.26 Vol.Web Original

佐々木はシューズを履くかは「まだ内緒」
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。

 今大会では「バンタム級四天王」の4人による試合が行われる。セミファイナルでは石渡伸太郎vs佐々木憂流迦の一戦が行われる。

 佐々木は内臓疾患で4月大会を欠場したのだが、現在のコンディションについては「すごく良くて、前よりも動ける時期が多かったのでコンディションはばっちり」と完全復活を示唆した。

 対戦する石渡については「何でもできる選手。どれも高いレベルを備えているので、強い選手だと思っている」と話し、試合については「お互いに相手のことを分かっていると思うので、どれだけ自分が攻め入るスキを作らせるかというような、細かい戦いになるのではないかと思う。見ている人が思うより、やっている2人は細かい戦いをするんじゃないかと思っている。結構精神的にも消耗する試合になると思う。15分間楽しみたい。これやって、“あ、ダメか。じゃあこれどうだろう”というものをバンバンやっていきたい」と高度なテクニックを駆使した攻防となることを予想した。

 RIZIN初戦のマネル・ケイプ戦ではレスリングシューズを履いて戦った佐々木なのだが今回については「まだ内緒ですね(笑)」とすでに心理戦は始まっているよう。

 また以前に一緒に練習した時に石渡は「憂流迦は先を見越して手の内は明かさなかった」といった旨の発言をしていたのだが、佐々木はそのときの石渡については「僕のイメージなんですが、彼は等身大で生きているイメージなので、そんなに隠している感じではなかったと思いますね」と振り返った。

 RIZINでは8月の名古屋大会でも堀口恭司vs朝倉海の試合をはじめバンタム級の試合が3試合組まれるなどバンタム級の選手層が一気に厚くなったのだが、佐々木は「強い選手が多くなっている。やはり自分を試したいという気持ちがあるし、戦ってみたいという気持ちもあるので、楽しみが増えた」と歓迎ムードだった。

KINGレイナ「スカ勝ちして、いい誕生日を迎えようかなと思う」【7・28 RIZIN.17】

2019.07.26 Vol.Web Original

10kg減量で「中1ぶりくらいの体重」に
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。

 今大会ではKINGレイナが約1年ぶりのRIZIN参戦を果たす。

 レイナはDEEP JEWELSでは白星を重ねているが、RIZINでは現在まさかの2連敗中。今回はプロ入り後、最軽量となる63.0kg契約での試合となる。

 気になるコンディションについては「72kgくらいから減量し始めて、中1ぶりくらいの体重。最初は不安はあったが、やってみたら思ったより落ちるなという感覚があった。コンディション的にも悪くない。(取材を受けた)ゴング格闘技の写真を見て“こんなに痩せたかな”とびっくりしたけど、コンディションは悪くない。いつも通りに戦える。いつも以上にスピードのあるいい動きができるんじゃないかと思う」と順調な仕上がりのよう。

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