電光石火の肩固めをがっちり
「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)で緊急出場となった村田夏南子がメキシコの サライ・オロスコと対戦した。
村田は1Rからレスリング仕込みのタックルで難なくテイクダウンに成功。フロントチョークの体勢から腕を巻き込み三角締めで極めにかかる。潜ってスタンドに戻すオロスコだが、村田のプレッシャーは強烈で再度のフロントチョークをしのぐのに精いっぱい。オロスコは1R終盤に一瞬反撃を見せたが、村田はすぐにポジションを取り返す。
2Rも早々にタックルでテイクダウンに成功する村田。最後は組み付いた村田が大きくリフトするとオロスコがフロントチョークを取りかける。村田はこれを冷静にさばき、リング中央でテイクダウン。上のポジションを奪うと電光石火の肩固めをがっちりと極めオロスコを絞め落とした。
村田は試合後の会見でフィニッシュの前の展開について「しょうもない試合をしているなと思い、ここで持ち上げててぐるぐる回せば会場が沸くかと思ったらギロチンが入りかけて“やばい”と思って、これで、一気にバンていったら極まってしまうなと思った。うまくさばけて、よかった」などと振り返った。
今後については「INVICTAで6月に試合が決まっていると聞いたので、そこに向けてまず体も心も作り上げていきたい」と話した。