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扇久保博正と大塚隆史がともに「しんどい試合になる」【RIZIN.30】

2021.09.17 Vol.Web Original

大塚「気持ちの勝負にもなっていくと思う」

「RIZIN.30」(9月19日、さいたまスーパーアリーナ)の試合前インタビューが9月17日、行われた。

 今大会では「RIZINバンタム級(61.0kg)トーナメント」の2回戦4試合が行われ、第8試合では扇久保博正(パラエストラ松戸)と大塚隆史(T-Grip Tokyo)が対戦する。

 扇久保は1回戦で春日井“寒天”たけしに判定勝ち、大塚は獅庵に判定勝ちを収めている。

 大塚は試合を2日後に控えた心境として「今はしっかり明日の計量に向けて体重を落とすということですね」と淡々と語る。扇久保については「気持ちの強い選手だと思う」とし、試合展開については「全局面で勝負して、簡単にはいかないだろうし、逆にしんどい試合ができればなと思っています」と語った。

 この「しんどい試合」については「自分はタイプ的に一発を狙ってとか、楽してというかそういうので勝つタイプではない。これまで強い選手に勝ってきたときももしんどい試合をしてきた」と自らの土俵と認識。そして両者と戦った石渡伸太郎が勝負の分かれ目としてメンタルの部分を上げていたのだが、大塚も「気持ちの勝負にもなっていくと思う」と語った。

トーナメントで対戦の瀧澤謙太「何もさせずに勝つ」、元谷友貴「すぐに終わる」【RIZIN.30】

2021.09.17 Vol.Web Original

RIZINバンタム級トーナメント2回戦で対戦

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の試合前インタビューが9月17日、行われた。

 今大会では「RIZINバンタム級(61.0kg)トーナメント」の2回戦4試合が行われ、第7試合では元谷友貴(フリー)と瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)が対戦する。

 元谷は1回戦で岡田遼に、瀧澤は今成正和にそれぞれ判定勝ちを収めている。

 この日のインタビューで瀧澤は試合について「楽しみ。ワクワクしている」と語り、元谷の印象について「タフで、打撃も寝技も高いレベルでできる選手」としたうえで「何もさせずに勝つことを目標にしているが、それが実行できれば」と試合展開についても触れた。

 瀧澤は1回戦では今成の足関節を徹底的に避ける戦法を取り、その試合内容が物議をかもしたのだが、今回の試合について「瀧澤謙太のオリジナルの戦いを見せたい。(1回戦とは)違うかもしれないし、一緒の戦いをする可能性もある。それはそれで面白いかなと思っている」と意味深な発言。「相手の警戒している技がある。ギロチンとか下からの三角とか。それを際で取られなければ大丈夫だと思う」などと元谷の警戒点を挙げた。

ぱんちゃん璃奈と寺山日葵の対戦についてKNOCK OUTの宮田充プロデューサーが「しかるべきタイミングが来たら当然テーブルについて話すべきだと思う」

2021.09.14 Vol.Web Original

「必要に応じて伊藤代表と話をさせてもらう流れもあるかもしれない」

 KNOCK OUTの宮田充プロデューサーが9月14日、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)とRISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵(TEAMTEPPEN)の一戦についてコメントした。

 この2人についてはぱんちゃんが9月1日に行われた「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の公開練習の際に「RIZINという中立なリングで寺山選手と戦いたい」と発言。一方、寺山は翌日に行われた「RISE GIRLS POWER.5」(9月12日、東京・後楽園ホール)の公開練習で「今は(対戦する)小林愛三選手のことしか考えていない」と語った。そして寺山は小林に勝利を収めた12日の試合後の会見で“大晦日のRIZINのオファーが来たら?”という問いには「その時が来たらという感じ」と語るにとどめたのだが、RISEの伊藤隆代表は「やりたいならRISEに来ればいい。うちはウェルカム」とコメントしていた。

 この日、KNOCK OUTは「KNOCKOUT 2021 vol.5」(10月29日、東京・後楽園ホール)などのカード発表会見を行った。宮田氏はその会見後に「自分のツイッターやKNOCK OUTの公式のSNSに関係者やファンの方からたくさんのメッセージや意見をいただいたので、僕も何かしら話すべきかと思った。といっても5日後にはぱんちゃん選手にとって大きな節目となる試合があるので、ぱんちゃん選手には試合に集中してほしいし、させてあげたいというのが自分の気持ち」と前置きしたうえで「あとは具体的に試合をするしないは、お互いに別々のコメントを発して決めていくものではないので、もししかるべきタイミングが来たら当然テーブルについて話すべきだと思うし、そこからが僕の仕事だと思う」とまずはぱんちゃんには19日の百花戦に集中させてあげたいとした。

 12日の伊藤代表の「昨年のトーナメントにオファーした」という発言については前REBELSプロデューサーの山口元気代表にも確認済みであるとし「そこから1年。彼女もチャンピオンとしてキャリアを積んできて意識も高まっているでしょうし、そこからの発言だと思う。基本的には所属ジムのSTRUGGLEさんと話をしなければいけないので、19日の試合が終わってからジムを通じてぱんちゃん選手の意思確認というかどう進めたらいいのかを話していきたい。当然、今回、RIZINさんにお世話になっているので、榊原代表にも相談すべきことかなと思うし、必要に応じて伊藤代表と話をさせてもらう流れもあるかもしれないと思っている」と試合実現のための交渉などがあるにしても19日の試合以降になるという認識を示した。

 伊藤代表の「やりたいならRISEに来ればいい」という発言については「伊藤さんには伊藤さんの立場があって、昨年オファーをしたという流れがあってのものだと思うし、それに対して僕がまたコメントを発表させてもらうというのはちょっと違うと思う。やるとなると仕事なので、いつやるか? どこでやるか? 何キロでやるか?といった決め事がたくさんあるし、その戦いの後にどうなっていくのかということもある。このタイミングなのかもしれないし、先のタイミングなのかもしれない。否定するものではないが、何しろ今回は試合の直前なので、“そろそろ試合モードになりましょう”という感じ。ただファンの皆さんが熱を持っていろいろなコメントをやり取りしてくれているのは、女子のキックボクシングについてはすごく良かったんじゃないかと思う」などと語った。

RISEの伊藤隆代表がぱんちゃん璃奈の寺山日葵への対戦希望発言に「やりたければRISEに来ればいい」との見解示す

2021.09.13 Vol.Web Original

寺山は小林戦を終え「勝つことができてほっとしている」

 RISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵(TEAMTEPPEN)がRISEの女子選手のみの大会となる「RISE GIRLS POWER.5」(9月12日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで同フライ級王者の小林愛三(NEXTLEVEL渋谷)と-49.5kg契約のSuperFight!で対戦し、2-0の判定で勝利を収めた。

 今大会は「RISE GIRLS POWER」としての初の後楽園大会。そして後楽園ホールで女子選手のみのキックボクシングの大会が開催されるのは1995年の全日本キックボクシング連盟「闘色兼備」以来、約26年ぶりという歴史的なもの。

“女帝”としてそのメインを締めくくった寺山は試合後の会見で「国内最強と言われている選手にぎりぎりでしたが勝つことができてほっとしているのと、毎回言っているんですが反省点が多かった。自分の理想としていた戦い方ではなかった。もうちょっとこれが出したかった、あれが出したかったというものが多かった。試合中にこれができないなら別のプランでいってみようという切り替えは早い段階でできた。そこだけは良かった。いいところと悪いところが自分の中で出てきている。次に向かって気持ちを作り替えようと思っている」などと試合を振り返った。

PPVは3800円。リングサイドに数十席の観客席を設けファンクラブ会員10名を招待&数十人に抽選販売【RIZIN LANDMARK】

2021.09.10 Vol.Web Original

 RIZINが有料ライブ配信を収益の柱に据えた新しい興行形態によるイベント「RIZIN LANDMARK vol.1」(10月2日)に関する会見を9月10日、リモートで行った。

 会見には榊原信行CEOが出席。ポスタービジュアルを公開し、ペイパービュー(PPV)の価格を発表した。今回の大会は3800円(税込み)で9月15日からU-NEXTのホームページで前売りがスタートする。

 また会場内に数十席の観客席を用意することとなり、こちらにはファンクラブ「強者ノ巣」の「超強者」会員10名を無料で招待することとなった。応募はこの会見中からファンクラブのサイトでスタート。応募資格は「超強者」であることで、17日18時までの期間に応募した中から抽選で10名を招待するという。残る数十席についてはファンクラブ会員限定で抽選で販売。こちらは9月23日12~18時の間の受付となる。価格は全席指定で20万円。どちらもこれから入会しても応募可能。

 この観客席については「関係者とかスポンサーが入っている柵の内側くらいのリングに近い場所。かなりレアな観戦環境になると思う」(榊原氏)という。

 今大会はメインで朝倉未来(トライフォース赤坂)と萩原京平(SMOKER GYM)が対戦。今成正和(今成柔術)vs 春日井“寒天”たけし(志村道場)、渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)vs 伊藤空也(BRAVE)の計3試合が決まっており、今後2試合ほど追加される予定となっている。

ぱんちゃん璃奈が「寺山日葵選手と戦いたい」と覚悟を持っての発言【RIZIN.30】

2021.09.01 Vol.Web Original

「中立なRIZINの舞台であれば」と実現に期待

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場するぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が9月1日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

 ぱんちゃんはスペシャルワンマッチで百花(魁塾)とRIZIN キックボクシングルールで対戦する。

 この日は2分間のミット打ちを行い、鋭い右ストレートを軸としたパンチのコンビネーション、右ミドル、ハイ、左右の前蹴りと多彩な動きを見せた。

 練習後に行われた合同インタビューでは今後、戦いたい相手としてぱんちゃんは「一番(戦ってほしい相手として)声が挙がっているのが寺山選手。RIZINの舞台で近いうちにできればと思っている」とRISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵(TEAM TEPPEN)の名を挙げた。

 実現においては「私がRISEさんに行くのも寺山選手がKNOCK OUTに来るのも難しいと思うので、中立なRIZINの舞台であれば」とRIZINでなら可能なのでは、という思いのよう。「覚悟を持っての発言か?」という問いには大きくうなずき「毎日のように“戦って”という声が来る。それをこの1年半くらい無視してきているんですが、ようやくRIZINさんに出させてもらって、そこなら実現可能なカードだと思っている。寺山選手もいろいろな選手を倒して相手がいなくなっていると思うので、そこで組んでもらえれば、すごい話題になるのではと思う」と続けた。

 それもこれも今回の百花戦に勝たなければ机上の空論になってしまうことから、自らに重い課題を与えた格好といえる。

藤野恵実「浜崎選手とは互いに一歩も引かない戦いになる」と激戦を覚悟【RIZIN.30】

2021.08.31 Vol.Web Original

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する藤野恵実(トライフォース赤坂)が8月31日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

 藤野はRIZIN初参戦で女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)と対戦する。

 この日は2分間のミット打ちの後に合同インタビューを行った。

 藤野はPANCRASEの女子ストロー級(−52.2kg)王者で通常は浜崎より上の階級で戦っているのだが、今回はスーパーアトム級の−49gに落としての試合となる。また2人は9年前に一度対戦し、浜崎が勝利。その後はともに練習する仲となっている。

 しかし今回の対戦については「日本で今、この階級で一番強いのは浜崎選手だと思っている。そんな選手と試合ができる機会は、お互いにそんなに長く格闘技ができるわけではないので、最後のチャンスかなと思って、即答した。戦っている場所も階級も違うので試合をするとはもともと思っていなかったが、今回、海外の選手が来られないとか私が階級を下げるとかいろいろな条件が重なったので、このチャンスは逃がしちゃいけないなと思った」などとオファーを受けた時の心境を振り返った。

堀江圭功がフェザー級に階級アップの佐々木憂流迦に「バンタムに落とせるのでは? フェザー級は甘くない」【RIZIN.30】

2021.08.31 Vol.Web Original

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する堀江圭功(ALLIANCE)が8月31日、都内で公開練習を行った。

 堀江は佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)とフェザー級のスペシャルワンマッチで対戦する。

 この日は2分間のミット打ちの後に合同インタビューを行った。

 対戦する佐々木は元FCファイターで、RIZINでは元バンタム級王者のマネル・ケイプに勝利を収めるなど“バンタム級四天王”の一角として活躍するも、2019年10月に朝倉海に敗れ、その際にアゴを骨折。長期休養となったが、昨年大晦日の瀧澤謙太戦で勝利を収め復活。今回はフェザー級に階級を上げての初戦となる。

RIZIN参戦中のサトシとクレベルがTDT代表の逮捕報道を受けスポンサー料と同額を日本赤十字社静岡支部に寄付

2021.08.31 Vol.Web Original

「RIZIN」に参戦中のホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケ(ともにチーム・ボンサイ柔術)がTHE DICE TEAM(TDT)より受け取ったスポンサー料と同額の金額を日本赤十字社静岡支部に寄付したことが8月31日、両選手の窓口となっている「REAL FIGHT CHAMPIONSHIP」の山田重孝代表から発表された。

 TDTについては「OZ(オズ)プロジェクト」と呼ばれる架空の暗号資産(仮想通貨)事業をめぐる投資詐欺事件で代表の橋谷田拓也容疑者が7月12日に詐欺容疑で、同30日にも同容疑で再逮捕されている。今回の発表はこの橋谷田容疑者の逮捕の報道を受けてのもの。

 リリースによると、スポンサー料の原資となった金銭が架空投資詐欺の被害者からTDTが集めたものであれば、それを知らなかったものの、そのような金銭を受け取ることは両選手の意志、格闘競技・柔術精神に反するものと判断したとし、チーム・ボンサイ柔術のトップであるマルコス・ヨシオ・ソウザ、サトシ、クレベルの3人が法律の専門家に相談したうえで協議。社会貢献につながることにしたいということで、近年問題になっている気候変動による自然災害などの被害での活動資金として、日本赤十字社静岡支部にスポンサー料として受領した金銭と同額を寄付したという。

 また、リリースでは両選手は今後、TDTのロゴは一切使用しないこと、そしてTHE DICE TEAM及びOZ(オズ)プロジェクトの業務全般ならびに「仮想通貨詐欺」については「関わりが無い事を、ここにお約束致します」とも報告している。

朝倉海がボンサイ柔術の寝技について「脅威には感じていない」と対戦相手のヤマニハをばっさり【RIZIN.30】

2021.08.31 Vol.Web Original

朝倉と昇侍が揃って公開練習

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する朝倉海(トライフォース赤坂)と昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)が8月31日、揃って公開練習を行った。

 2人は昨年9月に対戦し、朝倉が1RでTKO勝ちを収めている。現在では週2~3回、トライフォース赤坂でともに練習する仲となっている。

 この日は2人で2分間のマススパーリングを行い、その後に揃って合同インタビューに応じた。

 現在の関係について昇侍が「日本の総合格闘技を代表するトップファイターの朝倉海選手と一緒にいることで、彼の考え方やメンタルの強さ、トップでいるからこその苦労やプレッシャーの強さ、試合で結果が出なくてもすぐに立ち上がって前を向いて突き進んでいる姿などを見て、自分ぐらいが負けて落ち込んだりしていられないなと。表に出るといろいろな批判の声もたくさん出てくるが、そういったものも何ら気にせず前を向いて、とにかく自分の目標に向かって突き進んでいく姿を間近で見て自分は奮い立たされているというか、彼についていくようなつもりで、肉体は年齢とともに衰えていくものだが、精神力の部分で勉強させていただいている」と年齢では10歳下ではあるが朝倉の普段からの姿勢に刺激を受けている様子。朝倉も昇侍については「格闘技の技術もそうだが、普段からお兄さんみたいな感じで、いろいろ楽しませてもらっているというか、よき相談相手のような関係。試合に向けてのコンディション作りなどで助けられています」と大きな信頼を寄せているよう。

1RKO勝ちで8戦8勝の龍聖「那須川選手と武尊選手の次は誰なの?となったら俺しかいない」【KNOCK OUT】

2021.08.23 Vol.Web Original

井上竜太を2分でKO

「KNOCK OUT-EX 2021 vol.3 ~RED FIGHT~」(8月22日、東京・新宿FACE)のメインイベントで井上竜太(Hardworker)に1R2分でKO勝ちを収めた龍聖が試合後のマイクで「格闘技界を引っ張っていけるように頑張っていく」と宣言した。

 龍聖は2019年にプロデビューすると6連続KO勝ちを収め、瞬く間に次代をを担う存在として注目を集めた。前戦で連続KO勝ちこそストップしたものの、この日のKO勝ちでプロ通算成績を8戦8勝(7KO)とした。

 試合は1R開始から龍聖のペース。ジャブ、右ロー、左ロー、前蹴りと矢継ぎ早に繰り出し井上に付け入るすきを与えない。井上も右ロー、組んでヒザ蹴りと反撃するが、龍聖はプレッシャーをかけ距離を詰めると左フックでダウンを奪う。

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