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RIZINが新イベント「RIZIN LANDMARK」旗揚げ。メインは朝倉未来vs萩原京平。U-NEXTで独占ライブ配信

2021.08.21 Vol.Web Original

緊急事態宣言などに左右されない新形態

 RIZINが8月21日、会見を開き、かねてから榊原信行CEOが構想を語っていた有料ライブ配信を収益の柱に据えた新しい興行形態によるイベント「RIZIN LANDMARK」の開催を正式発表した。

 旗揚げ大会は10月2日に開催。メインで朝倉未来(トライフォース赤坂)と萩原京平(SMOKER GYM)が対戦する。大会は定額制動画配信サービス「U-NEXT」で独占ライブ配信される。

 会見には両選手と榊原CEO、株式会社U-NEXTの堤天心代表取締役社長が出席した。

 もともとは「スタジオRIZIN」と仮称されていたこのイベントは新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言などでさいたまスーパーアリーナといった大会場でも5000人の観客しか収容することができず、また昨年から続くこの状況が一向に改善される兆しがないことから、かねてから新たな興行形態としてプランニングされていたもの。このイベントについて榊原氏は「大会場の空き状況に左右されずに大会を開催できる」といった利点も挙げた

「LANDMARK」というネーミングについては、これまでイベントを行っていた会場から飛び出し、各地のシンボリックな場所=ランドマークで大会を行っていくことからのネーミング。10月大会は東京都内のシンボリックな場所で大会を行うという。

新イベントで朝倉未来が再起戦。対戦相手の萩原京平を「圧勝しないといけないレベルの相手」とばっさり【RIZIN LANDMARK】

2021.08.21 Vol.Web Original

10月2日に旗揚げ戦

 RIZINが8月21日に会見を開き、6月の「RIZIN.28」(東京ドーム)でクレベル・コイケに敗れた朝倉未来(トライフォース赤坂)が復帰戦で萩原京平(SMOKER GYM)と対戦することを発表した。

 この試合はRIZINが新たに立ち上げる有料ライブ配信を収益の柱に据えた新しい興行形態によるイベント「RIZIN LANDMARK」の旗揚げ戦(10月2日)のメインで行われる。

 朝倉はクレベルに一本負けを喫して以来の再起戦、萩原は昨年の大晦日に平本蓮にTKO勝ちして以来のRIZIN参戦となる。

 萩原は平本戦後のマイクで朝倉戦をアピール。その後もSNSを通じて挑発するなど、今回は念願の一戦となる。

 会見で萩原は「ずっとやりたかった未来選手ということでワクワクしているし、最高の気分。しっかり勝って次のステージに進みたい。この試合の後にABEMAで素人をいじめるつまらなそうな企画をやるみたいだが、それを聞いた時はすごくなめられてるんだなと思って腹が立った。そういうなめた考えをしている奴はフルボッコにして引導を渡してやろうと思っている。そもそも俺と試合をして無事で帰れると思うなよ。そういう甘い考えごと叩き直してやろうと思っている。当日はどっちかが倒れるまで思いっきり殴り合いをしましょう」と早くも戦闘モード。

KNOCK OUT王者の鈴木千裕が“二刀流”目指し早くもスタート【RIZIN.30】

2021.08.11 Vol.Web Original

元パンクラスライト級王者・昇侍と対戦

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が8月11日、東京都内で開催された。

 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級初代王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がRIZIN初参戦を果たし、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)と対戦する。

 鈴木は7月18日の王座を獲得した試合後にキックボクシングとMMAの二刀流挑戦を宣言しており、RIZINという大舞台で早くも実現することとなった。

 昇侍は元パンクラスライト級王者で現在DEEPを主戦場に戦うストライカー。RIZINでは昨年9月に朝倉海と対戦し1RTKO負けを喫しており、それ以来の参戦となる。

 鈴木は現在5連続KO勝利中で、王座を獲得した試合でも1R37秒の秒殺決着を見せたのだがこの日も「ぶん殴って1R目からKOします。以上」と1RKOを宣言。

元K-1王者の久保優太とレスリング五輪銀メダルの太田忍がMMAルールで対戦【RIZIN.30】

2021.08.11 Vol.Web Original

K-1vsレスリングの異種格闘技戦の趣

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が8月11日、東京都内で開催された。

 初代K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)とリオデジャネイロ五輪のレスリンググレコローマンスタイル銀メダリスト・太田忍(パラエストラ柏)との夢の対戦が実現する。

 久保は旧K-1にも参戦経験のあるベテラン。新生K-1では2017年に行われた「K-1 WORLD GP初代ウェルター級王座決定トーナメント」を制し王座獲得。3度の防衛に成功するなど安定した強さを見せたが、昨年6月に「オリンピックのボクシングで金メダルを獲りたい。プロでもチャンピオンになりたい」としてK-1王座を返上したが、五輪出場はならず。最近はSNS等でMMA参戦をほのめかしていた。RIZIN初参戦にして、初めてのMMAルールでの試合となる。

 太田は昨年大晦日の所英男戦でMMAデビューを果たしたが、ベテラン所の術中にはまりアームバーで一本負けを喫した。今回はそれ以来のMMA2戦目。フリーで活動していたが、現在はパラエストラ柏所属となっている。

 久保は「K-1からRIZINに来てしまいました。“ボクシングに行く”と言ってK-1のベルトを返上したんですが、見てもらった通り、このオープンフィンガーグローブ、このルールでやるってことになりました。生半可な気持ちでここに来たわけではない。挑戦するつもりでやるつもり。全て捨ててというわけではないが、K-1でやってきたものを捨ててでも、この舞台に立って挑戦したい。そういう気持ちでやってきました」と初めてのMMAルールに意欲を見せた。

KNOCK OUT王者のぱんちゃん璃奈が初参戦で元ミネルヴァ王者の百花と対戦【RIZIN.30】

2021.08.11 Vol.Web Original

団体の垣根を越えたカードが実現

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が8月11日、東京都内で開催された。

 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)がRIZIN初参戦を果たし、元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者の百花(魁塾)と対戦する。

 ぱんちゃんは2020年8月に行われたREBELS BLACK(現在はKNOCK OUT-BLACK)女子46kg級初代王座決定戦でMISAKIと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座戴冠。今年7月にはミネルヴァ・ライトフライ級王者のsasoriにも判定勝ちを収め、現在プロ戦績11戦11勝(2KO)と無敗を誇る。

 対する百花は“浪速のいてまえクイーン”の異名を持つハードパンチャーで2010年のデビュー以来、40戦20勝17敗3分(1KO)の戦績を誇る。最近はRISEを主戦場に戦い、昨年秋に行われた「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」では準決勝に進出している。

榊原CEOがMMA挑戦を表明したKNOCK OUT王者・鈴木千裕に「むちゃくちゃ興味がある」【RIZIN】

2021.07.20 Vol.Web Original

「スタジオRIZIN」「RIZINチャレンジ」といった大会の開催も視野

 RIZINが7月20日、都内で「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カード発表会見を行った。

 会見とその後の囲み取材で榊原信行CEOは下半期のRIZINの大会開催について、9月大会以降、10~11月に地方で2大会、大晦日にさいたまスーパーアリーナ大会の計3回のナンバーシリーズを開催する予定であることを明かした。これは「新型コロナウイルスのワクチン接種などが進み、観客を入れることを政府や行政機関が認めないことにはどうにもならないから、あえて7~8月に予定していた大会をスライドした」という理由から。

 またかねてから口にしている「スタジオRIZIN」(仮称)についても秋にはスタートしたい意向を示した。こちらは観客の上限が制限される緊急事態宣言等の発出に左右されないイベントとなる。これとは別に「RIZINチャレンジ」ともいうべき大会の開催も9月大会以降、コロナ禍が落ち着いたところでスタートを目指す。この2つは外国人選手の入国が完全に緩和される見通しが立たない中、“まだ見ぬ強豪”といった、埋もれている人材の発掘・育成を目指すもの。主軸のナンバーシリーズに加えこの2つのラインの大会を開催していく。

 新たな人材という意味で、榊原氏は7月18日のKNOCK OUTで「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者」に就いた鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)について「むちゃくちゃ興味があります。先週末の試合も、一方的な試合だった。ファイトスタイルとしてはもってこい。総合格闘技でぜひチャレンジしてほしい。早ければ年内にでもタイミングが合えば。宮田(充KNOCK OUT)プロデューサーと話して出てもらうような機会を作れたらいいなと思う。面構えもいいし興味があります」と語った。

石渡伸太郎が引退発表。印象に残る選手は「やっぱり堀口恭司。勝てなかった」【RIZIN】

2021.07.20 Vol.Web Original

9月19日の「RIZIN.30」で引退セレモニー

 元バンタム級キング・オブ・パンクラシストの石渡伸太郎(CAVE)が7月20日、引退を発表した。この日、「RIZIN.30」のカード発表会見の前に行われた会見で石渡は「前回の井上直樹戦をもちまして引退することを決意いたしました。理由としましては、これまで蓄積したダメージや怪我がずっとあり、首がずっと良くない状態で、練習が満足にできない状態でこれ以上、上位陣を倒していく自分の姿を想像できなかったので、引退という区切りをつけることを決意しました。以上です」と挨拶した。

 石渡は2006年に修斗でプロデビュー。その後、戦極、SRC、パンクラス、修斗、VTJと国内の主要団体で活躍。2011年にはパンクラスで王座を獲得し5度の防衛を果たした。RIZINには2017年に行われた「バンタム級トーナメント」から参戦。決勝で堀口恭司に敗れ準優勝。この激闘で大きなダメージを負い、約1年8カ月休養したが、復帰戦では佐々木憂流迦に一本勝ちし復活。現在行われている「RIZIN JAPAN GP2021バンタム級トーナメント」に出場し、1回戦で井上直樹に敗れていた。プロ通算成績は39戦26勝9敗4分、9つのKO勝ちと2つの一本勝ちがある。

 9月19日の「RIZIN.30」で引退セレモニーが行われる。引退試合などについては「ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないですが、毎試合“死んじゃったらしようがない”と思ってリングに向かっていた。引退試合ではそういう決意はできない。半端なことになってしまうので、そういうことはしない」と行わない。

2回戦のカード決定。朝倉海はボンサイ柔術のヤマニハに「寝技でも僕のほうがうまい」【RIZIN.30】

2021.07.20 Vol.Web Original

元谷vs瀧澤、扇久保vs大塚、井上vs金太郎、朝倉sヤマニハ

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カード発表会見が7月20日、東京都内で開催され、「RIZIN JAPAN GP2021バンタム級トーナメント」2nd ROUNDの対戦カードが発表された。

 今大会では元谷友貴(フリー)vs瀧澤謙太(フリー)、扇久保博正(パラエストラ松戸)vs大塚隆史(T GRIP TOKYO)、井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)vs金太郎(PANCRASE大阪稲垣組)、朝倉海(トライフォース赤坂)vsアラン“ヒロ”ヤマニハ(ブンテリア・ボンサイ)の準々決勝4試合が行われる。

 1回戦は抽選で引き当てた数字の順番に選手たちが枠を選択する方式で対戦カードが決まったが、今回はRIZIN側が「過去に対戦していない。今、熱を生みだせるカード」という観点でマッチメイクされた。

RIZIN王者の浜崎朱加とパンクラス王者の藤野恵美が王者対決【RIZIN.30】

2021.07.20 Vol.Web Original

2012年に一度対戦。その時は浜崎が判定勝ち

「RIZIN.30」(9月19日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カード発表会見が7月20日、東京都内で開催された。

 RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)が今年3月の浅倉カンナ戦以来の参戦を果たし、パンクラスの女子ストロー級王者・藤野恵美(FIGHT FARM/トライフォース赤坂)と対戦する。

 2人は2012年に「JEWELSライト級タイトルマッチ」で対戦し、浜崎が判定勝ちを収めている。その時は52.0kgでの対戦だったが、今回はRIZIN女子スーパーアトム級の49.0kgでの対戦となる。パンクラスのストロー級は52.2kg以下〜49.9kg以上で、藤野にとっては通常より3kg軽い階級での試合。また藤野はRIZIN初参戦となる。

 藤野は会見で「浜崎選手とは2012年に対戦させていただき、そこから一緒に練習するようになったという感じ。私は試合をするなら強い選手とやりたいとずっと言っていて、相手としても申し分ない。今回はしっかり勝つビジョンもできている。下の階級でやってきた浜崎さんと上の階級でやってきた私には差があると思うのでしっかり見せて完封したい」と初参戦にあたり意気込みを語った。

 これを受け浜崎は「藤野選手とは1回対戦してその時は判定勝ち。今回、9年の月日を経てまた対戦することをうれしく思っています。今回は下の階級で対戦を受けていただきありがとうございます。ぬるいことをするつもりはないので、一本かKOで完全決着したいと思います」と語った。

魔裟斗が皇治との対談でトーナメントでの バッティング問題とローブローについて言及

2021.07.09 Vol.743

 

「RIZIN.29」(大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」は決勝で白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が皇治(TEAM ONE)を破り、優勝を果たした。

 トーナメントは1回戦で皇治と対戦した梅野源治(PHOENIX)が偶然のバッティングで戦闘不能となり1R43秒でまさかのノーコンテストという波乱の展開に。

 トーナメントは勝者がケガなどで決勝に出られない場合は決勝を行わないことになっていたのだが、ノーコンテストというケースは想定外で、1回戦終了後に関係者で協議し、皇治vs白鳥で決勝を行うこととなった。

 皇治は梅野戦では身長差があることからインファイトを仕掛け、結果としてバッティングとなってしまった。白鳥は梅野より高身長なことから、やはりここでも距離を詰めてパンチを振っていきバッティングで2度中断。試合は1Rに右フックでダウンを奪った白鳥が判定勝ちを収め、リング上で「バッティング、気をつけてください」とアピール。試合中に皇治のローブローもあったことからSNS等で皇治バッシングが巻き起こる結果となった。

 皇治は試合後の会見やSNSで「梅野選手に申し訳ない」と謝罪。自らも眼底骨折を負ったことから入院し沈黙を守っていた。

 しかし退院後、魔裟斗が「トーナメントを見ていて、これはちょっと皇治と話しなきゃダメだなと思って」と声をかけ、互いのYouTubeチャンネルで対談。魔裟斗は「白鳥にもバッティングがあった。皇治もローブローをもらっていた」などとRIZINで公開されている試合動画を皇治に見せながら指摘。皇治の眼底骨折についても白鳥のバッティングによるものではないかとも推測したが、皇治は「分からない」「敗者に口無し」などとそれについて語ることはなかった。2人の対談の模様は魔裟斗のYouTubeチャンネル「魔裟斗チャンネル」と皇治のYouTubeチャンネル「皇治チャンネル」で見ることができる。

皇治が引退示唆。バッティングで負傷の梅野には「心から申し訳なかったと思っています」【RIZIN.29】

2021.06.28 Vol.Web Original

「自分に実力があればこんなことにもなってなかった」

「RIZIN.29」(6月27日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場し、決勝で敗れた皇治(TEAM ONE)が試合後の会見で引退を示唆する発言を行った。

 皇治は1回戦の梅野源治戦は偶発的なバッティングでノーコンテストとなってしまい、RIZIN側がトーナメントに参加した選手や関係者らと協議の末、皇治が決勝に出場することとなった。

 皇治は会見で「まず、心からすごく梅野選手に申し訳なかったと思っています。申し訳ありませんでした」と梅野に対して謝罪。そして「このトーナメントにかけて必死に調整してきたと思いますし、梅野選手はもちろん、梅野選手のファンにも格闘技ファンにも、こうしてRIZINのリングに上がれたのはたくさんの方の支えがあったので、すごく申し訳ないことをしたと反省しています」と梅野をサポートする関係者やファンらにも合わせて謝罪した。

 梅野は左眼窩底と鼻骨骨折の疑いで試合後、病院に直行した。

 複雑な心境の中、決勝に上がることになったことについては「素直に梅野選手に申し訳ないというのが強かったんで、それだけで。あとはお客さんがたくさん来てくれているので、ここで被害者ぶって試合しないというのは違うと思ったので、最後までリングに上がろうと思って戦いました」と語った。

 決勝で対戦した白鳥大珠については「強かった」とその実力を認めた。

 決勝でも何度かバッティングで試合が中断したのだが「自分の技術不足やと思います。故意じゃなくても相手にダメージを負わせていることはルール上、反則なんで、自分の実力のなさやと思っています」と反省。「実力のなさ。こんなことメディアの前で言いたくないけど、認めなあかんこともいっぱいある。実力があればこんなことにもなってなかったと思ってますし」と話した。

 また試合後のリング上で白鳥と言葉を交わしていたのだが「申し訳なかったと。あの3人が上がってきてくれたからこうして形になりましたし、それを自分が1回戦、ああやってふがいない形にしてしまったんで盛り上がりに欠けたと思いますし、強く、受け入れようと思っています」と話した。

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