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五味隆典が“ボクシングマッチ”で皇治に判定勝ち。そして「お前、いい金玉持ってるよ!」【RIZIN.26】

2021.01.01 Vol.Web Original

試合前から皇治の挑発に五味が不快感

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で五味隆典(イーストリンカンラスカルジム)と皇治(TEAM ONE)が「RIZINスタンディングバウト特別ルール」のスペシャルワンマッチで対戦した。

 この試合はカード発表会見時は判定なしの「スペシャルエキシビジョンマッチ」という2年前の那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦に限りなく近いルールで行われることになっていたのだが、皇治が「判定なし」に異論を唱えるなど、協議が行われ、最終的には試合時間は3分3R(インターバル1分)。試合形式はキックボクシングからヒザを含む足によるあらゆる打撃行為を禁止としたスタンディングバウト。3ノックダウン制とし、試合時間内に勝敗が決定しない場合は判定で勝敗を決定することとなった。

 2人に体重差があることからグローブハンディもつける予定だったが、これもなしになり、ともに12オンスのキックボクシンググローブを使用することとなった。

 ルール問題はもとより、会見からの皇治の度重なる挑発に29日に行われた会見では五味が不快感をあらわにするなど不穏な空気が漂う中、この日を迎えた。

朝倉未来が復活のKO勝ち。「来年からはもっと真剣に格闘技に取り組んでいきたい」【RIZIN.26】

2021.01.01 Vol.Web Original

弥益ドミネーター聡志をハイキックからのパウンドでKO

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で朝倉未来(トライフォース赤坂)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が対戦し、朝倉が1RKOで勝利を収めた。

 朝倉は11月の「RIZIN.25」で斎藤裕と初代フェザー級王座をかけて戦い、判定負け。今回は時を開けずの再起戦だった。

 弥益はDEEPを主戦場に戦い、会社員との二足の草鞋ながらフェザー級王座を獲得し、今年9月までDEEPフェザー級王者に君臨した。

 カード発表会見から公開練習、そして試合までのSNS上の言動を含めたたたずまいから「何かを起こしそう」な雰囲気を漂わせていた弥益。試合も朝倉のパンチをぎりぎりでかわしては、飛びヒザを朝倉の顔面に叩き込み、右フックを当てるなど変幻自在な動きを見せた。

那須川天心が武尊戦について「決まれば全然やる」【RIZIN.26】

2021.01.01 Vol.Web Original

“御前試合”は判定勝ちに終わる

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で那須川天心(TARGET/Cygames)がクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(ペットジャルーンウィットジム)に3-0の判定で勝利を収めた。

 那須川は5年連続で大晦日に出場することは決まっていたのだが、対戦相手の決定に難航。正式に相手が発表されたのは9日前の22日だった。

 試合はクマンドーイの強烈な右ミドル、そしてムエタイ選手特有の組みからのこかしに手を焼く。

 1Rにはクマンドーイが那須川の蹴り足をつかみリングに叩きつけると那須川は腰を気にするしぐさを見せ、ヒヤリとさせられる場面も。

堀口恭司が朝倉海に完璧なリベンジKO勝ち【RIZIN.26】

2021.01.01 Vol.Web Original

バンタム級王座を奪還

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで行われたバンタム級タイトルマッチで挑戦者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が朝倉海(トライフォース赤坂)を1RKOで破り、王座を奪還した。

 2人は昨年8月に当時、絶対王者だった堀口に朝倉が挑む形で対戦。朝倉が1RでKO勝ちの大番狂わせを起こした。その後、タイトルをかけて大晦日に対戦予定だったが、堀口がヒザのケガで欠場となり流れてしまっていた。

 堀口は前回の朝倉戦以来、1年4カ月ぶりの復帰戦。朝倉は堀口の欠場の間、4試合を行い、8月の扇久保博正との王座決定戦で勝利を収め、王座に就いていた。

武尊が那須川天心戦実現へ「中立のリング」にめど

2020.12.31 Vol.Web Original

「RIZIN.26」の那須川戦をリングサイドで観戦

 K-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に来場し、那須川天心(TARGET/Cygames)vsクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(ペットジャルーンウィットジム)の試合をリングサイドで観戦した。

 武尊と那須川はかねてから対戦が期待されていた2人なのだが、団体が違うことでこれまで対戦が実現していない。今回、武尊が一歩踏み出したことで、にわかに2人の対戦が現実味を帯びてきた。

 那須川の試合後に武尊の囲み取材が行われ、武尊は改めて対戦の実現をアピールした。

 武尊は今回来場した経緯について「この試合は何年もずっとファンの方たちだったり、格闘技ファンだったり、みんなが熱望してくれていて、その試合がなかなか実現できないことに、僕自身もそうだし悔しい気持ちあった。僕自身ずっとやりたかったし、天心選手も同じだと思う。その試合をやるためには、この試合を格闘技界がもっともっと良くなっていって、大きくなっていくための試合にしなきゃいけないと思うので、僕は片方が(団体を)脱退して片方にいくというやり方では実現させたくなかった。そうすることによって片方は絶対に落ちてしまう。この試合をするにあたって、だれかが落ちたり傷ついたりする試合にしてはいけないと思って、どうにか格闘技界がひとつになるような試合ができることを思って、ずっと動いてきたつもりだった。ちょっとずつそれが形になってきた。たくさん待たせてしまっていますけど、去年の時点で僕は自分でリミットを作って“来年1年で実現できなかったら格闘家を引退します”と宣言して今年を迎えたけど、そのなかで今年はコロナだったり、いろんな状況が変わって実現できなくて、ファンの方や応援してくれる方、信じてついてきてくれている皆さん、あとはK-1で戦っているファイターたち、僕に憧れて始めた子たちに、ちょっとでも希望を見せたかった。今年最後の日ですけど、僕の意思表示と、来年実現させるという決意を込めて、このRIZINの会場に今回来場させていただきました」などと語った。

K-1王者・武尊が那須川天心の「一緒に格闘技を盛り上げましょう」に静かにうなずく

2020.12.31 Vol.Web Original

試合前にリングサイドに登場

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)にK-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が那須川天心(TARGET/Cygames)vsクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(ペットジャルーンウィットジム)の試合前にリングサイドに現れた。

 試合は那須川がクマンドーイの右ミドルに手こずりながらも3-0の判定で勝利した。

 試合後、那須川は「武尊選手、来てくれてありがとうございます。まだ決まってないんですけど、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と呼びかけると武尊はリング下で静かにうなずいた。

浜崎朱加が山本美憂に圧巻の一本勝ち「最強を証明したい」【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

山本のタックルしのぎ最後はネックシザース

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で浜崎朱加(AACC)が山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)と対戦し、1R、1分42秒、ネックシザースで一本勝ちを収め、第3代王者となった。

 初代王者の浜崎は昨年大晦日にハム・ソヒに敗れ王座陥落。その後、ハムが王座を返上したことから今回、浜崎と山本の間で王座決定戦が行われることとなった。

 試合は1R開始から浜崎がプレッシャーをかけ、山本が周りを回る展開に。山本は下がりながら右フックを当てる。そして浜崎の右足にタックルを仕掛けテイクダウンに成功するが、逆に浜崎は山本の右腕を取り、アームロックを狙う。

 ここからグラウンドで浜崎が山本をコントロール。山本のクラッチが離れないとみるや、浜崎は腕を狙ったままネックシザース。がっちりと首を極められた山本はたまらずタップした。

所英男が五輪銀メダリストの太田忍にプロの洗礼【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ち

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と今回がMMAデビュー戦となるリオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)が対戦し、所が2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ちを収めた。

 試合は1R、太田がプレッシャーをかけて右ミドルを放つが、これに所が右のボディーストレートを合わせると太田は尻もち。

 しかし太田はプレッシャーをかけタックルからテイクダウンに成功。ここから猪木アリ状態になり、太田は寝転がる所にローキックから飛び越え踏みつけを狙う。これを寸でのところでかわした所。

 太田はまたもテイクダウンに成功するが、今度は所の下からの蹴り上げを顔面に食らってしまう。

対戦相手「X」はHIROYA。そしてドローのはずが試合後シバターの一本勝ちに変更【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

対戦相手は煽り映像で発表

 炎上系ユーチューバーのシバター(フリー)が「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場。最初から最後までエピソード満載のRIZINデビュー戦となった。

 シバターの対戦相手は「X」とされ、前日計量がRIZINのユーチューブチャンネルで1時間だけ配信されたのだが、その時間にも現れなかったため、SNS上でもさまざまな名前が上がるなど、注目を集めていた。

 煽り映像で初めて明かされた「X」の正体はキックボクサーのHIROYA(TRY HARD GYM)。そして試合は1Rがキックルール、2RがMMAルールのミックスルールで行われた。

スダリオ剛がミノワマンにKO勝ちし「日本のヘビー級の人たちを一人ずつ潰していく」【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

カーフキック4発でミノワマンを戦闘不能に

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1試合で大相撲の元貴ノ富士のスダリオ剛(フリー)がミノワマン(フリー)を1RTKOで破り、デビュー2連勝を飾った。

 年の差21歳、身長差18センチ、体重差32キロと常識的にはミノワマンにとっては不利な条件ばかりだが、これまでボブ・サップ、チェ・ホンマンといった怪物級のサイズの選手を破ってきたミノワマンからすると常識の範囲内の戦いではあった。

 しかし試合はスダリオが右のカーフキック4発でミノワマンの左足を破壊。左足の踏ん張りが利かず倒れこんだミノワマンはそれでも足関節を取りにいくが、スダリオはそこに非情な鉄槌2発を落とすとミノワマンの動きが完全に止まり、レフェリーが試合を止めた。

ミノワマンが「もういいかなと思ったらやめると思う」と引退の可能性を示唆【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

スダリオ剛に1RTKO負け

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1試合に出場し、スダリオ剛(フリー)に1RでTKO負けを喫したミノワマン(フリー)が試合後、引退の可能性を示唆した。

 試合は身長差18センチ、体重差32キロの体格的ハンディを覆すことができず、4発のカーフキックからの鉄槌でTKO負けを喫した。

 試合後の会見場に車いすで現れたミノワマンは「カーフキックは予想していなかった。予想以上に効いた。4発もらって、だんだんとダメージが蓄積された。エンセンさんのご指導、テクニックだったり、間合いだったり、大事なところをよく学ばれているなという感じがしました」などと試合を振り返った。

 脚の状態については「多分骨折は大丈夫ですがヒビが入っているかもしれない」と語った。

 今後については「分かんないっすね、今後は分かんないです。どこか残っていたらやると思いますし、もういいかなと思ったらやめると思いますし、現時点では分からないです」などと引退の可能性を示唆した。

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