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五輪銀メダリストの太田忍「MMAが甘くないのは分かっているが負ける気はない」【RIZIN.26】

2020.12.02 Vol.Web Original

大晦日に所英男と対戦

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月2日、都内で開催された。

 11月の大阪大会のリング上で対戦が発表された所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)とリオ五輪レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)が登壇した。

 太田は「大晦日に試合ができて、対戦するのがずっと見てきた所英男選手。そういう舞台を作ってくださりありがとうございます。SNSでいろいろな声があがっているのは僕自身も目にしている。“MMAは甘くない”とか言われているが、僕自身もそれをしっかり感じているし、覚悟を持って転向してきている。何度も言いますが負ける気はないので、しっかり準備をして臨みたい」とMMAデビューへ向けての決意を表明した。

 現在の練習環境については「寝技、打撃含めていろいろな人にお世話になっています」と話す。試合展開については「これは戦術になるのでお話しできないが、寝技については青木さんに教わっている。僕が有利になってからの練習も常にやっているし、所選手のストロングポイントを生かさせない練習をしている。どういう展開になるかはいえないが、しっかり対応できる練習はしている」と所対策に自信を見せた。

 当然、レスリングを生かした戦いが予想されるのだが「MMAに関してのレスリングは打撃とサブミッションの間でしかないと思っている。その間の部分に関しては自信を持っている。テイクダウンをするという部分については自信は持っているが、それを生かした試合展開ができたらいいなと思っている」とも話した。

髙田延彦のライフワーク「ダイヤモンド・キッズ・カレッジ」に密着

2020.11.29 Vol.Web Original

新型コロナ禍で久しぶりの開催

 元総合格闘家で現在、RIZINのキャプテンを務める髙田延彦のYouTubeチャンネルの第5回が11月27日に配信された。

 髙田が主宰する髙田道場ではキッズを対象とした「ダイヤモンド・キッズ・カレッジ(DKC)」というイベントを全国各地で開催している。これはアマチュアレスリングの要素を取り入れた髙田道場のオリジナル体育教室で「“身体を動かすことの楽しさ”“ふれあいの中から生まれる自己肯定感”をたくさんの子供たちに知ってもらおう」ということを目的に2006年から行っている、今や髙田・向井亜紀夫妻のライフワークと言っても過言ではないもの。

 今回の配信では11月8日に福島県会津若松市で行われたDKCに密着している。

 今年は新型コロナウイルスの影響で中止や延期が続き、久しぶりの開催。

 新型コロナ対策を施したうえでのこれまでとはちょっと違ったプログラムとはなったが、参加した親子たちの笑顔にホッとしつつも「こういうバージョンから抜け出さないと。コロナは終わらないということだから。早く、このメニューができないダイヤモンド・キッズ・カレッジにしなきゃいけないね」と新型コロナの早期の終息を願う髙田の姿があった。

 髙田は10月30日にYouTubeチャンネル( https://www.youtube.com/channel/UC6pk9bSToNFTW8ehb5TXeYA )を開設。ここで、1997年10月11日に行われた「PRIDE.1」でのヒクソン・グレイシー戦の回顧からプロレスラー髙田延彦の誕生秘話などを語っている。

RIZIN王者となった斎藤裕が凱旋「ここでやってきた経験でRIZINという舞台で勝つことができた」【修斗】

2020.11.24 Vol.Web Original

「大方の予想を覆してRIZINのチャンピオンになることができました」

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)で行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で朝倉未来(トライフォース赤坂)を破り、初代王者に輝いた修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)がプロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.7」(11月23日、東京・後楽園ホール)に凱旋した。

 斎藤はメインの前にリングに上がると「修斗の関係者や修斗の選手はみんな僕の勝利を信じていたと思うんですけど、2日前にRIZIN.25で大方の予想を覆して、RIZINのフェザー級チャンピオンになることができました。僕はアマチュアから修斗で試合を続けて、プロでもずっと修斗でやってきた。ここで育って、ここでやってきた経験でRIZINという舞台で勝つことができた。修斗の選手としてもチャンピオンとしても、これからもこの強さを証明していきたいと思う。次戦はまだ決まっていないが、次も勝てるように頑張ります」などと挨拶した。

 斎藤は朝倉との試合後、右目と鼻の負傷から会見はオフィシャルの質問のみに答え、病院に直行。ケガの具合が心配されていたが、この日、自らのツイッターで眼窩底の骨折はなかったものの鼻が折れていたことを報告していた。

皇治がボブ・サップ級との対戦ぶち上げれば、榊原氏は藤川球児氏を「口説きたい」【RIZIN】

2020.11.22 Vol.Web Original

大晦日決戦へ動き

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)で皇治(TEAM ONE)が那須川天心戦からの復活と大晦日でのドリームマッチをアピールした。

 地元・大阪出身の皇治はこの日、第8試合が始まる前にリングに上がり「9月に(那須川)天心君に無駄に殴られて、格闘技はもういいかな、と思ったんだけど、やっぱり自分は男なんで負けたままでは終われない。珍しく強くなろうと思いました。来年4月か5月にここで試合をしようと思っている」と再始動を誓った。

 そして「大晦日はお祭りなんで、日本が少しでも元気になるような挑戦の試合をしたいと思っている。ボブ・サップとかチェ・ホンマンとか、大きな奴に挑もうと本気で思っている」と大晦日への出陣とサップ級のインパクトのある試合をアピールした。

レスリングの五輪銀メダリスト太田忍が大晦日に所英男と対戦【RIZIN】

2020.11.22 Vol.Web Original

「不安はあるが負けるつもりはない」

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)で2016年リオ五輪レスリング男子グレコローマン59kg級銀メダリストの太田忍が総合格闘技(MMA)に転向し、大晦日に所英男(リバーサルジム所プラス)と対戦することが発表された。

 リングに登場した太田は「レスリング界から来ました太田忍です。大晦日のRIZINで所選手と対戦すると最初に聞いた時は驚きました。ずっと小さい頃から戦いを見てきた選手。僕自身、好きな選手だったので戸惑いもあったが、試合となると別。しっかり勝てる準備をしていきたい。最近、総合格闘技の練習をしていて、いろいろな人と練習させてもらっていて、総合格闘技で勝つことは本当に難しいと本当に思っているので、少し不安はあるが、しっかり準備をして、負けるつもりはないので、盛り上げる試合をして、次につなげたい」とMMAデビューに向けての意欲を語った。

 2017年7月の堀口恭司戦以来、約3年5か月ぶりののRIZIN参戦となる所は「ごぶさたしてます。所英男です。自分はアスリートにすごく憧れがあり、ここでレスリングのメダリストの太田さんと試合をさせていただくのは光栄。これから太田さんが格闘技を続けてくれれば、RIZINや日本の格闘技を引っ張ってくれる選手になると思っている。そんな太田さんのデビュー戦の相手をさせてもらうのは光栄。年末、元気の伝わる試合を太田さんとしたいと思う」と語った。

修斗世界王者・斎藤裕が朝倉未来を破り初代フェザー級王座を獲得【RIZIN.25】

2020.11.21 Vol.Web Original

朝倉はRIZINで初黒星

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)のメインで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が3-0の判定で朝倉未来(トライフォース赤坂)を破り初代王者に輝いた。

 試合は序盤から緊張感のある打撃の攻防が続く中、斎藤が左ストレートを入れる。朝倉の左ミドルがローブローとなり試合は一時中断。

 再開後、朝倉の左ハイ、斎藤の右インロー。斎藤が前に出たところに朝倉が左フックを振るも斎藤はかわす。斎藤が右インロー。朝倉はほぼノーモーションの左ストレート。残り1分で斎藤がタックルを試みるがテイクダウンはならず。斎藤は右のパンチを入れるが、朝倉は左のパンチ。斎藤は再度タックルに行き、コーナーに押し込むがここもテイクダウンは取れず。

テコンドー全日本9連覇の江畑秀範がデビュー戦で判定負け【RIZIN.25】

2020.11.21 Vol.Web Original

同じくデビュー戦の佐野勇海が3Rにダウン奪う

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)でプロデビュー戦に臨んだ、テコンドー男子80キロ級全日本9連覇の江畑秀範(フリー)がプロデビュー戦で判定負けを喫した。

 対する佐野勇海(NJKF拳之会)は岡山の名門キックジム拳之会期待の新鋭。佐野もこの日がデビュー戦だった。

 試合は1Rから江畑が長いリーチを生かし、テコンドー仕込みの前蹴り、サイドキックで距離を制すると、ハイキック、ヒザ蹴りで佐野を翻弄。佐野の隙を突いてパンチの連打を放つなど試合は江畑のペース。

 しかし佐野は2R以降、プレッシャーをかけて前に出てパンチを放っていく。なかなかクリーンヒットはできないものの、がむしゃらに前に出てパンチを放つ佐野に江畑はバックステップで下がる展開が増え、徐々にスタミナを削られていく。

白川陸斗にTKO負けの朴光哲が引退表明【RIZIN.25】

2020.11.21 Vol.Web Original

3R4分19秒、TKOで敗れRIZIN2連敗

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)で元ONE FC世界ライト級王者の朴光哲(フリー)が白川陸斗(志道場)と対戦し、3R4分19秒、TKOで敗れRIZIN2連敗となった。

 朴は試合後、引退を表明した。

 この日、朴は序盤から独特の右半身の構えから右ローに左右のパンチを的確に当てていく。白川の勢いをベテランらしい老かいさでいなしては右ストレートをヒットさせるなど試合の主導権を握る。

 しかし3R、右ストレートを当てた朴に、白川がカウンターの右アッパー。これで尻もちをついた朴に白川がパウンドに行くが、朴はしっかりとガードに入れて、下からこつこつとパンチを放つ。対して上の白川が何もできない時間が続きブレイク。スタンドからの再開となる。

榊原氏が大晦日の新庄氏参戦の可能性「5割以上ある」【RIZIN.26】

2020.11.13 Vol.Web Original

メインは朝倉海vs堀口恭司

 RIZINが11月13日、都内で会見を開き、大晦日に「RIZIN.26」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)を開催することを正式に発表した。

 当初は2日間の開催も視野に入れていたが、大晦日の1日だけの開催となった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのイベントの人数規制について、政府が来年2月まで収容率50%を維持したことから、今回もそれにのっとることになる。RIZIN側は3万8000人強を収容できるスタジアムバージョンでの開催をさいたまスーパーアリーナ側に打診したものの、そこまでの大規模なイベント開催に行政側が慎重な姿勢を見せたことから約2万2000人収容のアリーナバージョンでの開催となった。演出上のセットの設置の関係などで観客は約1万人の収容が見込まれている。

 当日はフジテレビ系列で18時から全国放送されることも決まった。

 この日は昨年の大晦日で行われる予定だった朝倉海(トライフォース赤坂)と堀口恭司(アメリカン・トップチーム)の対戦が発表された。

 2人は昨年8月の名古屋大会で対戦し、朝倉が秒殺KO勝ち。大晦日に当時、堀口が保持していたバンタム級王座をかけ再戦の予定だったが、堀口がケガで欠場となり、試合が流れていた。堀口は王座を返上し長期欠場。空位になった王座をかけて大晦日に朝倉とマネル・ケイプが対戦し、ケイプが勝利を収め第2代王者となったが、ケイプはUFCに転出し王座を返上。8月に朝倉が扇久保博正を破り、第3代王者となっている。昨年とは立場が逆転しての対戦となる。

 会見でRIZINの榊原信行CEOは「このカードは当然メイン。これ以上のカードはない。RIZINが5年間紡いできた歴史の重みをすべて感じてもらえるカード。2人の中のドラマとRIZINのドラマ、すべてがミックスした重みも緊張感もあるカード。日本の格闘技の歴史を変えるだろうし、歴史に残る世紀の一戦。歴史の証人として皆さんに立ち会ってほしい」と意気込んだ。

朝倉海vs堀口恭司の1年4か月ぶりの再戦がついに決定【RIZIN.26】

2020.11.13 Vol.Web Original

大晦日の大会が正式決定

 RIZINが11月13日、都内で会見を開き、大晦日に「RIZIN.26」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)を開催することを正式に発表した。同大会で王者・朝倉海(トライフォース赤坂)に堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が挑戦するバンタム級タイトルマッチが行われることも合わせて発表された。

 朝倉と堀口は昨年8月の名古屋大会で対戦し、朝倉が秒殺KO勝ち。大晦日に当時、堀口が保持していたバンタム級王座をかけ再戦の予定だったが、堀口がケガで欠場となり、試合が流れていた。

 堀口はその後、治療のため長期欠場。今回は1年4カ月ぶりの復帰戦となる。

 堀口は昨年、大晦日の対戦が流れたことで、王座を返上。大晦日に朝倉とマネル・ケイプの間で王座決定戦が行われ、ケイプが勝利を収め、第2代王座に就いたものの、今春UFCに転出したことから王座を返上。8月に朝倉と扇久保博正の間で王座決定戦が行われ、朝倉が勝利を収め、第3代王者となっている。

斎藤裕が朝倉未来の「クセ伝えて」に「ありがとうございます、とお伝えください」【RIZIN.25】

2020.11.11 Vol.Web Original

「一筋縄では行かないだろうとは思っている」

「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)に出場する修斗世界フェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)が11月11日、東京都内で公開練習を行った。

 斎藤はフェザー級タイトルマッチで朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦する。

 斎藤はこの日は元修斗世界バンタム級王者・上田将勝と3分間のグラップリングのスパーリングを行った。

 練習後の会見では「体重も全く問題なく、コンディションもいつもの試合前のような感じ。いつも通りに試合に臨めると思う。今はコロナの状況が続いているので、練習は一般の会員さんとは時間をずらして、選手同士で連絡を取り合ってやることが多い。CAVEさんによく出げいこに行かせていただいていて、石渡(伸太郎)選手や若手の選手とやっています」と順調な仕上がりのよう。

 対戦する朝倉については「試合はずっと見ているので、試合が決まってから見直すということは特にしていない。相手に集中するより、自分に集中している」と特に対策は立てていないという。過去に試合を見ていた印象については「試合は冷静だなという印象。無理をしない。相手をよく見ている。ここを攻めたらいける、というところを試合前からも試合中もしっかり見つけて、そこを集中して攻める。効率のいい試合をするという印象。RIZINで7連勝ですか? 勝ち続けている選手って何かあると思う。なので、対峙してみないと分からないところもあるが、一筋縄では行かないだろうとは思っている」などと語った。

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