敵は天心でも半沢直樹でもなく阪神タイガースだった
RIZINが「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)について9月23日、急きょ会見を行った。会見には榊原信行CEOとメインで那須川天心(TARGET/Cygames)と対戦する皇治(TEAM ONE)が出席した。
冒頭、榊原氏は今回の大会について全国ネットで放送とアナウンスしていたものの、最終的に関西地区では阪神タイガースの試合が放送されることとなり、RIZINは9月30日の25時55分からの放送になることを報告。「このビッグマッチを皇治選手と天心選手に交渉するにあたり、関西で生放送があるということを前提に交渉をしていたが、話が変わってしまった。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
この放送問題については21日に行われた公開練習で皇治が「なぜ関西で生放送されないのか?」と疑問を呈したことから注目を集めることとなった。その後、皇治が自らのSNSで「試合出来たらええな」「約束は守る為にあるもんやからな。約束を守らんかったら全て崩れてまうよ」「近々、会見か何かやるわな」などと投稿したことから、このテレビ放送問題と結びつけて“試合消滅”の憶測が飛び交う事態となっていた。
この憶測については「いったんは陣営を含めてご支援をいただいた人たちに皇治選手の顔もないし、試合消滅かみたいな話もありましたが、最終的に皇治選手の決断で関西地区の人には残念な結果になるが、全国のファンに戦う姿を見せるのが男だ、ということで、この試合がなくなるということにはなりませんでした」と榊原氏が否定。また榊原氏の口から関西地区で生放送されないことは皇治は数日前まで知らなかったことも説明された。