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「声出し観戦禁止」に朝倉海「思わず声が出ちゃうものは仕方がない」と壮絶決着を予告【RIZIN】

2020.07.27 Vol.Web Original

横浜市の林文子市長を表敬訪問

「RIZIN.23」(8月10日、神奈川・ぴあアリーナMM)のメインで行われる「RIZINバンタム級王座決定戦」に出場する朝倉海(トライフォース赤坂)が7月27日、新型コロナウイルスの影響による停滞ムードを一気に吹っ飛ばすような勝利を約束した。

 朝倉はマネル・ケイプが返上し、空位となったバンタム級王座をかけて修斗世界フライ級王者の扇久保博正(パラエストラ松戸)と対戦する。

 この日は会場のぴあアリーナMMがある神奈川県横浜市の林文子市長を表敬訪問。林市長に「コロナで日本中、暗いニュースが多いので、こういう時に格闘技で熱い試合をして明るくできたらいいなと思っています。面白い試合をしたいと思います」と全力ファイトを約束した。

 表敬訪問後にはメディアの取材に応じ、改めて「格闘技は一番盛り上がるというか、明るくなるきっかけになると思う。それのきっかけになるような面白い試合を世間に届けたい」などと話した。

“朝倉未来と対戦予定だった”朴光哲が初参戦で修斗のホープ・青井と対戦【RIZIN】

2020.07.18 Vol.Web Original

引退をかけた「Road to 朝倉未来」

「RIZIN.22」「RIZIN.23」の第2弾カード発表会見が7月18日、東京都内で開催された。同大会は8月9、10の2日間に渡り、神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催される。

 4月の横浜大会で朝倉未来と対戦予定だった朴光哲(KRAZY BEE)がRIZIN初参戦で修斗の青井人(BLOWS)と対戦する。

 青井は修斗でプロデビュー後6連勝を飾り、環太平洋王座に挑戦したものの、当時の王者・高橋遼伍に判定負け。そこから3連敗とどん底に落ちたものの、今年2月に復活勝利を挙げ、再びトップ戦線に浮上してきた。

 朴は「“朝倉未来選手とやる予定だった”でおなじみの朴光哲です。とにかくやることに意義があるというか。一時はどうなるのだろうと思ったが、試合ができることが本当にうれしい。スタッフの皆さん含め、ありがとうございます。もうやるしかないんで。これで負けてもどっちみち辞めると思うので、“Road to 朝倉未来”目指して頑張ります。引退勝負、よろしくお願いします」と挨拶。

元K-1の皇治がついにRIZIN参戦発表。榊原氏が「9日に出て」と公開オファー【RIZIN】

2020.07.18 Vol.Web Original

「ファンに新しい景色を見せると約束した。男が言ったことを貫こうと思ってここに来た」

 元K-1ファイター・皇治(TEAM ONE)のRIZIN出場が7月18日発表された。

 皇治はこの日、都内で行われた「RIZIN.22」「RIZIN.23」の第2弾カード発表会見の後に第2部として榊原信行RIZIN CEOとともに会見に臨んだ。

 皇治は「K-1から来た皇治です。自分は31歳なんですが、ここで一丁前に喋れているのはK-1のおかげ。K-1があったから今の自分がある。自分はK-1選手としてここに来たいと思って、ずっと話し合いをしてきたが、それはセ・リーグの選手がいきなりパ・リーグには行けないのと一緒でルールがある。それについては何もない。自分は最後のチャレンジだと思って、シルバーウルフという大事な練習場所も失い、違約金も払って出てきました。なぜ、愛するK-1を捨てて、31歳になってまでこういうことをしたかというと、ファンと約束したから。俺のなかで一番大切なのはK-1もだが、ファンも大切。新しい景色を見せると約束したので、男が言ったことを貫こうと思ってここに来た」とここまでの経緯について語った。

 そして「自分が動いた理由はもう一つあって、それは武尊と天心。ファンが一番望んでいるカードはこれやと思う。天心も武尊も俺は尊敬している。若いのに大きな団体やいろいろなものを背負って戦っている。でもあいつらの人生は1回しかない。だから後悔してほしくない。おじいちゃんになったときに絶対に後悔すると思う。“あの時にやっておけば良かった”って。それだったら、大人どうこうではなく、自分たちの力でファンのために動いてほしいと思っている。それをあの2人はできると思っているし、ファンの前でも“やる”と公言しているので、必ずやってほしいと思っている。微力ではあるが、ちょっとでも力になれれば俺は光栄だと思っている」と続けた。

扇久保と朝倉海がバンタム級王座決定戦。浅倉カンナは初の年下・古瀬を迎撃【RIZIN】

2020.07.09 Vol.Web Original

海「今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない」、扇久保「やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい」

 RIZINが7月9日、都内で会見を開き8月9、10日に神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」と「RIZIN.23」の第1弾対戦カードを発表した。

 RIZINは新型コロナウイルスの影響で4月の横浜、以降に予定されていた仙台大会ら計3大会を中止。長く大会を開けない状況となっていたが、6日に会見を行い、8月に2大会を行うことを発表していた。

 この日は合わせて8カードを発表。2日目(10日)のメインでマネル・ケイプがUFCに戦場を移したことから空位となったバンタム級の王者決定戦として扇久保博正(パラエストラ松戸)vs朝倉海(トライフォース赤坂)の一戦が行われる。

 朝倉は「大晦日ぶりの試合ですが、前回の試合からたくさんのことを学んで強くなって帰ってきた。タイトルマッチということで、今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない。確実に勝って、俺がRIZINを引っ張っていく」とベルト奪取はもちろん、エースの座をも手中に収める決意を見せた。

 扇久保は「今までいろんなことがあって、やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい。朝倉選手を倒したい」と大一番への思いを語ると「海選手、いい試合をしましょう」と呼びかけた。

RIZINが8月に2大会を開催。榊原CEO「無観客でもやる」

2020.07.07 Vol.Web Original

8月9、10日にぴあアリーナMMで2デイズ

 RIZINの榊原信行CEOが7月7日、オンラインで会見を開き、8月9、10の2日間にわたり、神奈川・横浜の「ぴあアリーナMM」で大会を開催することを発表した。

 榊原氏は会見の冒頭「一歩踏み出す決意をした」と腹をくくった表情を見せると、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言により3大会の開催ができなくなったこの間のRIZINの状況を赤裸々に告白。

 そして前回の会見でぶち上げた「真夏のメガイベント」についても、行政の指導などから大観衆を入れての大会が不可能なこともあり断念したことを明かした。

 また現在、プロ野球、サッカーといったプロスポーツが無観客で行われているのを見て「はっきり分かったことがある。RIZINは観客のみんなが作っているということ。観客がいなければRIZINは成り立たない。観客なしで選手が試合をして、そこにエネルギーの交換とか臨場感、興奮、感動を作り出すことはできない。だからどうしても観客の皆さんとあの空間を取り戻すしかない」という思いに至ったことを語った。

 そして「売り上げがダウンしたことをツイッターでつぶやいたことに対して多くの選手たちから“社長、頑張ろうよ。何でもやるよ”という言葉に背中を押された。ファンからの“クラウドファンディングをやればいいじゃないか”といったRIZINを必要に思ってくれている思いに自分の覚悟が決まった」と話し「新しいチャレンジ」として8月9、10日にぴあアリーナMMで「RIZIN.22」と「RIZIN.23」を開催することを発表した。

RIZINの榊原CEO「夏に格闘技のメガイベントを開催したい」

2020.04.02 Vol.Web Original

4・19「RIZIN.22」の中止を発表

 RIZINの榊原信行CEOが4月2日、新型コロナウイルス感染拡大防止のためYouTubeで会見を行った。

 その中で榊原氏は4月19日に予定されていた「RIZIN.22」(神奈川・横浜アリーナ)の中止を発表した。同大会は3月22日からチケットの一般発売が始まっていたが「国や自治体からの中止要請や自粛勧告などがあった場合は、誠に残念ではありますが、中止を発表する場合もあります」とホームページには記載されていた。

 榊原氏は「新型コロナウイルスの終息がどちらに進むのか。なんとしても実現させたいという思いの中で3月いっぱいをメドに待機してきたが、新型コロナが東京を中心とした関東圏で広がりを見せているので断腸の思いで中止とさせていただきます。ニュースでも“3つの密”といわれているが、格闘技イベントを含めライブイベントはドンピシャだと思う。残念ではあるが観客の皆さんの安全を担保できる状況にない。そして選手、関係者の安全も自信をもって言える状況ではないので、残念ながら中止とさせていただきます」と語った。正式発表はされていなかった5月17日の仙台大会の中止も合わせて発表された。

 今後については4~6月の大会開催は断念したものの、東京オリンピックが延期となった7~8月に「東京オリンピックの弔いとなるようなスポーツのビッグイベント、格闘技のメガイベントを開催したい」とした。

 これについては「やるんだったら、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンクラスのメガイベント。ここまで何カ月もたまった負のエネルギーを爆発させるような、選手たちもワクワクして胸が躍るような、それくらいのスケール感でやりたい。そのためにはどんな試合が見たいかをファンにも考えてほしい」などと「格闘技オリンピック」ともいえる規模の大会の開催を目指すとした。

 横浜大会での対戦がほぼ決まっていた朝倉未来と朴光哲の試合については、夏のメガイベント、もしくはRIZINのナンバーシリーズのいずれになるかを両者と話し合ったうえで、年内どこかで実現させたいとした。

 今回、中止が決まった横浜大会と仙台大会についても「新型コロナウイルスがピークアウトしてプロ野球やサッカーなどのメジャースポーツのシーズンが開幕していく状況が見えた中でスケジュールはタイトにはなるが年末までにこの2大会を実行したい」とも話した。

RIZINの榊原CEO「K-1だけが非難されるのはおかしいと思った」

2020.04.02 Vol.Web Original

行政による損失補填のない中止要請に疑問呈する

 RIZINの榊原信行CEOが4月2日、YouTubeで会見を行った。

 これは新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置で、会見では「残念ではあるが観客の皆さんの安全を担保できる状況にない。そして選手、関係者の安全も自信をもって言える状況ではない」として4月19日に予定されていた「RIZIN.22」(神奈川・横浜アリーナ)の中止を発表した。

 榊原CEOは会見の中で3月22日にさいたまスーパーアリーナで年間最大のビッグイベント「K’FESTA.3」を開催したK-1にも触れ、「主催者として批判を受けることもたくさんあったと思う。他人事とは思えなくて、自分たちがその立場だったらどうしたかなと考えさせられた社会的な現象となった。個人的にはやるべきタイミングではないと思うが、プロモーター、主催者としては僕もやっていた可能性がある」などと振り返り「あのタイミングで辞めるというのは経済的な負担が大きい。なんの保証もない中で、主催者が億単位の負債を全部引き受けて、やめるという決断は民間の企業の中だけでは判断できない。そこは国の支援とか、辞めることを要請するのであれば、それに基づくバックアップを提案してくれないと。その分の経済的損失を補えるだけの穴埋めがなければなかなかやめるという決断はできない。そういう側面があるので、僕は一概にはK-1だけが非難されるのはおかしいと思った。断腸の思いでの決断だったと思う」などと語った。

 そして「ただRIZINだったら、どれだけマイナスになったとしても、それでRIZINがつぶれても開催できなかったかなと思う。自分自身の判断だけではなく放送局、スポンサーなどの社会的な意見を聞いてやめざるを得なかったかなとは思う。そういう苦しい判断は格闘技界というかスポーツ界だけに起きているのではなく、皆さんの日々の仕事の中でも起こっていると思う。ここで国がしっかり支援をしてほしいと思うが、ともに苦難を乗り越えて未来に進めたらなと思う。明けない夜はない。必ず夜明けは来る」などとこれまでも問題となっているイベントの中止や飲食店の営業の自粛を要請されるものの、金銭的な保証はないという現状に疑問を呈した。

髙田延彦が朝倉未来の進化を絶賛「神がかってる!」【RIZIN.21】

2020.03.03 Vol.Web Original

手数は少なくとも精度の高い打撃を評価

 RIZINの解説を務める髙田延彦が「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)でメインを務めた朝倉未来のファイトを絶賛した。

 髙田はこの日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。番組では髙田が疑問に思う、政治・社会・スポーツといったさまざまなジャンルのニュースについて語り、そこに横粂氏が弁護士かつ元衆議院議員という立場ならではの解説を加えていく。

 髙田は「今回のポスターは朝倉のワンショットのもの。これまでワンショットポスターは堀口と朝倉しかいない。地元と変わらない愛着のある浜松のメインで、相手も強い選手だからプレッシャーあったと思う。そのなかで朝倉未来という男の強さ、いつもと変わらないファイトスタイルを見せた。技術的なうまさが際立っていた。相手が歯を食いしばっているときではなく一瞬力を抜いた一番弱い状態。“虚”の状態のときに自分の一番いいパンチや蹴りを深くヒットさせる。しかも精度が高く、手数はそんなに出していない。大晦日からたった2カ月弱で“神がかってる!”と思った」などと朝倉の進化に舌を巻いた。

 また3試合が行われたバンタム級については「去年の段階で打倒・堀口に対するバンタム級4天王が崩れたので一回シャッフルして、すごく層が厚くなっている」としたうえで、セミファイナルで行われたビクター・ヘンリーvs金原正徳について「金原は37歳ですけど、いまだに本当にやったらバンタムで一番強いんじゃないかと言われていた。その彼が彼らしさを見せられずビクターにあの負け方。ビクターがバンタム級の次の4天王にラインアップされるのは間違いない。朝倉海の復帰戦も楽しみ。石渡伸太郎との試合が見たいね。石渡vs海は見たい人多いんじゃない?」などと話した。

 また昨年グランプリが行われたライト級についても「ムサエフが残ってくれて、ワンマッチになるけど強さを見せてくれると思う。今年最初のムサエフの試合が楽しみ」と話した。

 
 同番組は次回は3月9日に生配信の予定となっている。

 ※次回配信日が変更になったため修正しました。

玉砕の関根“シュレック”秀樹「あきらめたら終わり。また立ち上がる」【2・22 RIZIN.21】

2020.02.23 Vol.Web Original

ロッキー・マルティネスに1RTKO負け

「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)でRIZIN初参戦を果たした関根“シュレック”秀樹がロッキー・マルティネスと対戦。1R4分4秒、TKOで敗れた。

 関根は元静岡県警の刑事という異色のキャリアを持つ格闘家。40代でプロ格闘家に転向し、最近はプロレスラーとしても活躍する。ベースに柔術を持つ関根は得意のグラウンドに持ち込むべく再三タックルを仕掛けるが、マルティネスはタックルを切っては重い打撃で勝負。

 最後は関根のタックルを切ったマルティネスが鉄槌からキック。なおも立ち上がりかけた関根にキックを浴びせる。ロープ際で関根の上半身がエプロンに出たところでロッキーがパウンド。レフェリーが試合を中断し、関根をリング内に戻そうとしたが関根は起き上がれず、そのままTKO負けとなってしまった。

バンタム級戦線異状あり。初参戦で敗れた金原が引退表明【2・22 RIZIN.21】

2020.02.22 Vol.Web Original

金原に2RKO勝ちのヘンリーがタイトル挑戦をアピール

 RIZINの2020年第1弾大会となる「RIZIN.21」(2月22日、浜松アリーナ)で苛烈を極めるバンタム級戦線に大きな動きがあった。

 セミファイナルで行われたビクター・ヘンリーvs金原正徳の一戦は2R2分45秒、ヘンリーが金原にKO勝ちを収めた。

 試合は1R終盤、打撃でけん制し合う展開から金原がパンチをかいくぐりタックルからテイクダウンに成功。上を取ってパスガードを狙いながらするりとバックを取るとスリーパーを狙う。一度は首に手が回るシーンもあったが、ヘンリーがしのぐと金原はバックからこつこつとパンチを当てヘンリーを削っていく。

 金原がペースを握ったと思われたが、2Rに大どんでん返し。

 ヘンリーがプレッシャーをかけて距離を詰めると金原が組み付きテイクダウンを狙う。それを嫌がって離れるヘンリー。スタンドでの打撃の攻防になると、ヘンリーの左ミドルからの右ストレートが立て続けにヒット。ダウンした金原にヘンリーが追撃のパンチを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

メインを締めくくった朝倉未来にKRAZY BEEの朴光哲が喧嘩状【2・22 RIZIN.21】

2020.02.22 Vol.Web Original

試合は予告通り2RでKO勝ち

 RIZINの2020年第1弾大会となる「RIZIN.21」(2月22日、浜松アリーナ)のメインで行われた朝倉未来vsダニエル・サラスの一戦は朝倉が予告通りの2RKOでメインを締めくくった。

 未来は1Rから的確で重いパンチをサラスの顔面に打ち込んでいく。左右の連打でサラスの動きが一瞬止まるシーンもあったが、朝倉は深追いはしない。

 その後も朝倉はフェイントからの左フックでサラスをロープ際まで吹っ飛ばすが、タフなサラスはふらつきながらもパンチを打ち返す。

 朝倉の左ハイにサラスは右フックを返し、その足にタックルに行くが、朝倉はテイクダウンは許さない。この左ハイでサラスは右まぶたをカットしてしまう。

 2R開始の時点でサラスにドクターチェックが入るが試合は続行。2Rも朝倉の攻勢は続き、右ボディーブローに左ハイと多彩な攻撃でサラスを翻弄していく。

 そして最後は朝倉の左ハイが炸裂。もろに食らったサラスは尻もちをつきながらも本能で朝倉の左足をつかみに行くが、朝倉がそこに追撃のパンチの連打。レフェリーが割って入る前に自ら打つのをやめる完璧なKO勝ちを収めた。

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