SearchSearch

RENAが半年前の屈辱晴らすTKO勝ち【12・31 RIZIN】

2020.01.01 Vol.Web Original

1、2Rはグラウンドで一瞬ヒヤリの場面も

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で再起戦のリベンジマッチに臨んだRENAが3RKOで見事にリベンジを果たした。

 RENAは今年6月、米ニューヨークのMSGで行われた「ベラトール222」で
リンジー・ヴァンザントと対戦したものの、スリーパーホールドで絞め落とされた。完璧な一本を取られた相手とのダイレクトリマッチという過酷な状況だった。

 1R、RENAがセンターを取り、ヴァンザントがその周りを回る展開。打撃で追い込むRENAだったが、ヴァンザントはかいくぐってタックルからテイクダウンに成功。RENAはガードも、ヴァンザントはパウンド。RENAは距離つぶしてパウンドを防ぐがヴァンザントはならばとヒジを落としていく。

 しかしRENAは下から果敢に十字を取りに行く。これは抜けてしまったが、上のポジションを取る事に成功。サイドで抑え込むがヴァンザントがガードに戻すと、RENAはスタンドを要求。ヴァンザントがタックルに行くが、RENAはここはしのいで1Rが終了。

ムサエフがフルラウンドの激闘制しライト級GP優勝【12・31 RIZIN】

2020.01.01 Vol.Web Original

決勝は互いに引かない激しい打撃戦

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Final」でトフィック・ムサエフとパトリッキー・“ピットブル”・フレイレが対戦。3Rを通じて互いに一歩も引かない激しい打撃戦を展開した末、ムサエフが3-0の判定で勝利を収め、初代ライト級王者となった。

 ともに準決勝は1RKOで勝利を収め、ほぼノーダメージで決勝に上がってきた。決勝も短期決着が予想されたが、その予想に反して、試合はまさかの判定決着。しかし、その内容は準決勝の衝撃を越える濃密なものだった。

 1Rはフレイレがプレッシャーをかけ前に出ては左フックからの右ストレート、左ジャブからの右ストレートと強打のワンツーを叩き込み主導権を握る。

 対するムサエフは糸口をつかめない苦しい展開となる。しかしフレイレがパンチでロープに詰めたところで、ムサエフが体勢を入れ替えパンチで応戦。打ち合いからムサエフが組み付きテイクダウンを狙うがフレイレは首投げで上を取る。立ち上がり際のサッカーキックをかわしたムサエフがタックルでテイクダウンを奪いパウンドを落としたところでラウンド終了のゴング。

山本美憂がアムを完封。ハム戦敗戦から2カ月でさらに進化【12・31 RIZIN】

2019.12.31 Vol.Web Original

アムの打撃をかいくぐりテイクダウン連発

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で山本美憂がアム・ザ・ロケットに勝利を収め、ハム・ソヒ戦の敗戦から復活を果たした。

 美憂は10月大会でハムにTKO負けを喫し、約2カ月という短いスパンでの試合となったが、この間、元プロボクシング世界3階級王者の長谷川穂積氏に師事し、浜崎朱加の所属するAACCで出稽古するなど着実にスキルアップしての一戦だった。

 1R、アムがプレッシャーをかけて右のインロー、左ローを放っていくが、美憂もパンチで応戦。ここから美憂が組み付き、ロープに押し込んでからテイクダウンに成功。アムはガードに入れて落ち着かせるが、美憂は体を起こして大きなパウンド。

 アムは下から三角を狙う動きを見せるが美憂は許さずパンチをコツコツ入れて削っていく。攻防が止まり残り1分でスタンドとなると今度はアムがローとミドルで反撃を見せる。

 2Rもアムの右ストレートに合わせて美憂が組み付きすぐにテイクダウンに成功。パウンドを放つも、アムはしっかりガードに入れる。しかし美憂は的確にパウンドを入れていく。

 スタンドに戻ると、美憂はプレッシャーをかけ、アムの右のキックに合わせてパンチの連打。そこから組み付いてコーナーに押し込んでからテイクダウンに成功。アムはガードに入れるが、美憂はこつこつとパウンド。時折大きなパウンドを入れ、ここでもアムを削っていく。残り時間が10秒となると美憂は離れて踏みつけを狙うが、ここはアムが回避する。

「RIZIN.20」でファンタシー・スポーツ「FANTASY RIZIN」開催

2019.12.31 Vol.Web Original

「NEMESIS」では決められた試合の勝者と決まり手を予想

 大晦日に開催される「RIZIN.20」(埼玉・スーパーアリーナ)を対象にしたファンタシー・スポーツ「FANTASY RIZIN」が開催されることが12月30日に発表された。

 ファンタシー・スポーツというのは参加するユーザー自らがチームオーナーとなり、 実在する選手をもとに「ドリーム・チーム」を作成。選んだ選手の実際の試合成績をポイント集計し、合計点を競い合うゲーム。

 日本ではまだまだマイナーだがアメリカではほぼすべてのスポーツで導入され、1兆円規模の市場を持つという。

 RIZINでは8月の大阪大会「RIZIN.19」で行われ、今回は2度目の開催となる。

 ゲームの種類は「NEMESIS」(ネメシス)と「Draft X」(ドラフト・エックス)の2つ。

「NEMESIS」は大阪大会でも行われたもので、決められた試合の勝者と決まり手を予想するゲーム。今大会では〈Battle.1〉第3試合「山本美憂vsアム・ザ・ロケット」から第9試合「イリー・プロハースカvs C.B.ダラウェイ」の中の5試合、〈Battle.2〉第11試合「リンジー・ヴァンザント vs RENA」以降の5試合、〈Battle.3〉「ライト級トーナメント決勝」の3つの分野の計11試合の勝者と決まり手を予想する。

榊原CEO「胸を張って世間と勝負できるカード。今回は飛び道具はなし」【12・31 RIZIN】

2019.12.30 Vol.Web Original

「格闘技というコンテンツが市民権を得られたかの審判の時」

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の公開前日計量が12月30日、都内のホテルで開催され、出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 計量後に取材に応じたRIZINの榊原信行CEOはかねてから噂されていた大晦日のテレビ放送向けの「飛び道具」について「もうおなかいっぱいの感じがしていると思うので、今回は魔球を投げるまでもない。魔球は温存して完封勝利で終えようと思っている」などと今回は投入しないことを明かした。

 視聴率の目標については「あまり大きなことを言って取れた試しがない(笑)。なんとか民放3位目標。4着以内。最下位にはなりたくない。去年より上振れしてくれれば」と控えめながら「この5年間でどこまで格闘技というコンテンツが市民権を得られたかの審判の時だと思う。奇をてらったカードによる瞬間のサプライズ的なもので数字を取るのではなく、ドストレートで数字が取れたら本物だと思う。天心の相手も昨年のメイウェザーに比べたら世間的な話題性は弱いかもしれないが、映像の力でいえば、去年のメイウェザーより緊迫感とか迫力、臨場感は本物が届けられると思う。胸を張って世間と勝負できる」と今大会のラインアップに胸を張った。

計量立会人の髙田延彦がファンに「会場入りは早めに」とアドバイス【12・31 RIZIN前日計量】

2019.12.30 Vol.Web Original

全選手が計量を一発クリア

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の公開前日計量が12月30日、都内のホテルで開催された。

 大会に出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 計量終了後には立会人でRIZINの解説も務める髙田延彦がマイクを渡され「2015年に始まって今回が5回目の大晦日の大会となる。2015年のスタートの時はさすがにファンも我々もこれ以上ないくらいエキサイトしたが、今年はその時以上の興奮状態で迎えている。みなさん、どうですか? この雰囲気を感じていませんか?」とこの日、前日計量としては異様な盛り上がりを見せたファンに呼びかけた。

朝倉海がケイプの挑発に最近封印の“ごんた顔”解禁【12・31 RIZIN】

2019.12.30 Vol.Web Original

一触即発のにらみ合いにケンカモード発動

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の前日計量が12月30日、都内のホテルで開催された。

 大会に出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 メインで行われる「バンタム級タイトルマッチ」で対戦する朝倉海とマネル・ケイプは計量後のフェイストゥフェイスでケイプが思い切り海に顔を近づけると海もぐいと顔を近づけにらみ合い一触即発。ケイプの挑発にスイッチが入った海は最近さまざまな取材時に見せるにこやかな表情とは打って変わり、完全なケンカモードの表情に。

 これに気付いた計量立会人でRIZINで解説を務める髙田延彦ら関係者が割って入り、事なきを得た。

 計量終了後には両選手がマイクを握り、翌日に控えたタイトル戦に向けての決意をアピール。

渡辺華奈が過去最強の相手にKO勝ちで無敗記録を10に伸ばす【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

「RIZIN×BELLATOR対抗戦」でイララ・ジョアニと対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「RIZIN×BELLATOR対抗戦」の先鋒戦から中堅戦の3試合が行われ、RIZINの次鋒・渡辺華奈がイララ・ジョアニに3RTKO勝ちを収めた。

 渡辺は2017年のプロデビュー以来、9戦8勝1分けと負けなしなのだが、今回のジョアニはベラトールでも勝利を挙げる、間違いなく過去最強の相手。

 渡辺は1Rからジョアニと互角に渡り合う。序盤、ジョアニのパンチが右左と立て続けに渡辺の顔面を襲うが、渡辺はひるむことなく距離を詰め、ジョアニのローをキャッチしてテイクダウンを狙う。ジョアニがこらえ、ここはテイクダウンは取れなかったものの、ジョアニのパンチのタイミングに合わせ投げ気味にテイクダウンに成功し上を取る。ジョアニが下から首が抜けた状態の変形の三角絞めを狙うが、渡辺は首を抜いてケージ際で上四方に抑え込む。ケージを蹴って脱出を図りたいジョアニだが、渡辺はポジションを整え、サイドをがっちりとキープすると抑え込み腕がらみ狙いからパンチの連打。

 ジョアニも下から渡辺の左腕を狙うが、渡辺はハーフでパンチの連打。最後はバックを取り切りパンチを落とすが、ラウンド終了。

ヒョードルが日本ラストマッチで有終のKO勝利【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

PRIDE時代の戦友ランペイジを一発で仕留める

 元PRIDE無差別級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルが「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で日本ラストマッチに臨み、PRIDE時代の戦友でもあるクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンと対戦。1R2分44秒でTKO勝ちを収め有終の美を飾った。

 PRIDE時代はヒョードルがヘビー級、ランペイジはミドル級だったのだが、

 約14年ぶりの日本での試合となるランペイジはPRIDEのテーマで入場。そしてかつてのように遠吠えを発しながら花道を歩くと、そこはPRIDEの空間にタイムスリップしたかのよう。違うのはこれから戦うのはリングではなくケージであるということ。

 1Rが始まりヒョードルがパンチを放っていくとランペイジはがっちりとガードを固めしのぎ、反撃のチャンスをうかがう。しかしヒョードルの手は止まらずケージに詰めてパンチの連打からハイキック。

あいが格上ウィンに際どい判定勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

昨年大晦日のデビューから1年で元KOTCアトム級王者と対戦

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「RIZIN提供試合」であいが元KOTCアトム級王者のアンディ・ウィンと対戦し、2-1の判定で勝利を収めた。

 あいは昨年大晦日に川村虹花戦でプロデビュー。8月のRIZIN、DEEP JWELESで実績を重ね、プロ戦績は4戦4勝。RIZIN女子スーパーアトム級の急成長株だ。

 1R、ウィンはプレッシャーをかけ詰めていくがあいは足を使って距離を取り、片足タックル。ウィンががぶって切るがあいはなおも組み付きケージに押し込んでいく。

 あいは足を取って振ってウィンにヒザをつかせるがウィンはテイクダウンは許さない。ならばとあいはスタンドでバックに回る。しかしウィンはケージを使い巧みに正対。あいは押し込むがウィンは首相撲からヒザを打ち込んでいく。

 一度は離れたあいだがもう一度組み付いてケージに押し込むとウィンはあいの下がった頭を狙いヒザを放っていく。あいは引き倒しテイクダウンに成功し上を取るがパウンドはクリーンヒットせず。

終わりよければすべて良し? 矢地祐介が復活の逆転KO勝ち【12・29 BELLATOR】

2019.12.30 Vol.Web Original

上迫博仁に3R、逆転のKO勝ち

「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで矢地祐介が上迫博仁を3RKOで破り、3連敗からの復活勝利を挙げた。

 矢地はRIZINスタート時から快調に白星を重ね、ライト級のエースとして活躍したが、昨年8月にルイス・グスタボに敗れてから歯車が狂いだし、その後、ジョニー・ケース、朝倉未来と3連敗。今年開催されているライト級GPへの出場も逃すなど2019年はどん底に突き落とされた年だったが最後に劇的な逆転勝利を挙げ、1年を締めくくった。

 試合は1Rから上迫がプレッシャーをかけ詰めるところを矢地がフットワークを使って回っては反撃する展開に。矢地は左ハイに左ストレートを的確に当てていく。両者のパンチが交錯する中、上迫が左目じりから出血。ラウンド間にこのカットは有効打によるものとコールされた。

 2Rも上迫のプレッシャーは強烈。矢地はカウンターの右フック、左ハイで反撃も、上迫のプレッシャーは弱まらない。終盤、矢地が足を使ってケージ伝いに回るところ、上迫の右フックをもらい矢地がダウン。上迫はサッカーボールキックを狙うが、矢地は寸ででかわすと、上迫が上のポジションを取りパウンドを狙う。

Copyrighted Image