「自分自身が何者なのかということが分かっていなかった」
「BELLATOR JAPAN」(12月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する矢地祐介が12月17日、都内で公開練習を行った。
矢地はRIZIN提供試合で元DEEPフェザー級王者の上迫博仁と対戦する。
この日は2分間のミット打ちを披露。左右のパンチにミドル、ヒザ、そしてヒジ打ちと多彩な動きを見せた。
練習後の会見では「いい感じ。あと2週間。試合当日に向けて徐々に調子が上がっている。試合当日には120%の仕上がりになる」と順調な仕上がりのよう。
練習メニューについては「基本に立ち返ってやっている。打撃、寝技、レスリングと全体的な底上げをしている」という。かねてからロータス世田谷に出稽古に行っていたのだが、それは現在も継続中。そして田中路教や元谷友貴らKRAZY BEEに出稽古にきている選手とも練習を重ねているようで「ここ最近の試合で、自分自身が何者なのかというところが分かっていないところがあった。そういうところをチームメイトとの練習や出稽古先で、“俺ってこういうところが強いんだ”というところが分かった。そういう己を知る期間だった。それは打撃だとこういう時、寝技だとこういう時というように各分野でのこと。自分自身で分かっていなかったそういう強みに気づけたことで試合運びや展開とかが作りやすくなると思う」などとこの7月に朝倉未来に敗れて以降の約5か月間で大きな進化を遂げたよう。
「自分の強みを生かせる展開になったら自信を持って戦える。そういう場面が増えた。それがどこかは言えないですよ(笑)」と言いながらも「ダメなところは打ち合いで顔を背けるところ。打ち方とか目を離さないこととか、タックルの入り方などをしっかりおさらいした」と弱点の克服も順調だ。