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道着着用MMAならではの攻防、禁止技解禁でスリリングな攻防の柔術、バーリトゥードでは素手のパンチで立ったまま失神【ROMAN】

2024.10.15 Vol.Web Original

「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げた新たな格闘技団体「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」の旗揚げ戦「ROMAN ONE」が10月14日、都内某所で開催された。大会の模様はオンラインで無料ライブ配信された。

 今大会では従来の柔術では禁止されているヒールフックやスラミングが解禁されたROMAN JIUJITSU(ROMAN柔術ルール)の試合が4試合、道着を着用したMMAユニファイドルールに準じたROMAN COMBAT(道着着用MMA)の試合が6試合。そして時間無制限で素手で戦い、金的、頭突き、グラウンドや指関節まで認められたかつてのバーリトゥードに近い過激な「R.O.M.A.RULES」の試合が2試合行われた。

 大会が始まるにあたり渡辺直由CEOが「バーリトゥードが競技化の方向にかじを切って、今日のMMAの進化がある。昔は道着を着た選手と裸の選手が総合格闘技やバーリトゥードで対決をすることがあった。MMAが競技化していく中で、ちょっとしたボタンの掛け違いがあったら今、道着MMAが裸のMMAと同じくらい世界に広まっていた可能性もあるんじゃないかと昔から思っていた。もう一つはヒールフックとスラミングありの柔術。日本で約30年弱の歴史と、その前はブラジルでさらに20~30年、計50~60年の競技の歴史があると思うが、その中で理由は分からないが、ヒールフックやスラミングが解禁されなかった。僕は昔からそれを見たいと思っていた。ヒールフック、スラミング解禁の柔術、道着ありのMMA、そして約30年前、出現から間もなくして表舞台から姿を消していったバーリトゥード。それを今日ここに復活させたいという思いで1年半前から動いていた。当初は“そんな危険なルールに出る人はいないし道着MMAは膠着もするから見る人もやる人もいない”とも言われた。そういったアドバイスは真摯に受け止めるが、そこを何とか打破して、これを日本の大きな流れとして、世界に道着着用MMAとヒールフック、スラミングありの柔術をここから広めていきたい」などとROMANの理念を説明。

元ラウェイ王者の渡慶次幸平が旗揚げ戦のメインで失神KO勝ち。打撃ありの競技からの引退を表明【ROMAN】

2024.10.15 Vol.Web Original

 ミャンマーラウェイの元王者・渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」の旗揚げ戦「ROMAN ONE」(10月14日、都内某所)のメインイベントでウィル・チョープ(The Kill Team)と対戦し、KO勝ちを収めた。渡慶次は試合後のマイクで打撃ありの競技からの引退を正式に発表した。

「ROMAN」は「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げた新たな格闘技団体。渡慶次は素手で金的、頭突き、グラウンドや指関節まで認められたかつてのバーリトゥードに近い過激な「R.O.M.A.RULES」の試合に臨んだ。

 試合は時間無制限でカード発表会見の際には「もしかしたらファーストコンタクトですごい打撃が当たって終わるかもしれない」と言いつつアントニオ猪木vsマサ斎藤戦を挙げ「1日でも2日でも3日でも戦う」覚悟も見せていた渡慶次。

「時間無制限バーリトゥード」ルールに臨む渡慶次幸平が「1日でも2日でも3日でも戦う」 目指すは猪木vsマサ斎藤の巌流島越え【ROMAN】

2024.09.10 Vol.Web Original
「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げた新たな格闘技団体「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」の会見が9月10日、都内で開催された。
 
 会見では団体の理念や設立の経緯が発表され、合わせて第1回大会となる「ROMAN ONE」(10月14日)のカードが発表された。
 
 メインイベントでは「時間無制限バーリトゥード(R.O.M.A. Rules=Roots Of Martial Arts Rules)」ルールで元UFCファイターで“ファイトジャンキー”の異名を持つウィル・チョープ(アメリカ/The Kill Team)とミャンマーラウェイ王者でRIZINなどでも活躍する渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が対戦する。
 
 このルールは頭突き、金的ありの過激で自由度の高いもの。しかし目潰し、噛みつきなどは禁止。このルールについては渡辺直由CEOが「再起不能になることから省いていった。逆算的に今の医学的に認められない攻撃を排除。頭突き、金的攻撃はあり。指への関節攻撃も認められる。噛みつきは止血できないところを噛んでしまうとまずい。目は医療的に回復が難しいということで、将来的に医療が進めばそういうことが解禁になる未来もあるかもしれない」などと説明した。
 
 渡慶次は会見で「僕はMMAから始めて、MMAでは鳴かず飛ばず。でもミャンマーラウェイが自分の性格に合うというか、楽しくてやっていた。そこからコロナになったり、ミャンマーの内政が変わったりして、試合ができない時があって、RIZIN、KNOCK OUT、巌流島に出たりとかしながら格闘技で飯を食っている。でも、もう36歳で、負ける時はKO負けか一本負けなのでダメージもしっかり残っている。その中で子どもも2人いて、今後を考えて後進の指導にシフトしていこうと思っていた時に直さん(ROMANの渡辺CEO)と国際通りで会って、こういう話を聞いて、面白そうだと思った。ファイトマネーももらえる。時間無制限1本勝負って漫画みたいでいいなと。意外と人は死なない。中井先生も元気ですし、僕も元気なので多分死なない。そういう戦いになると思う。死ぬ気で戦って、まだ生きていたら次のことを考える。その日に向かって頑張っていく。僕が一番楽しいが、皆さんにも楽しんでもらえると思う」などと試合への意気込みを口にした。

新格闘技団体「ROMAN」の時間無制限バーリトゥードルールの基準は「医学的に認められない攻撃を排除」。新柔術ルールではヒールフックなどを解禁

2024.09.10 Vol.Web Original
「総合格闘技発祥の国である日本へ再び格闘技の本流を取り戻す」という理念を掲げた新たな格闘技団体「ROMAN(ローマン、Roots of Martial Arts Network)」が9月10日、都内で会見を開催した。
 
 会見にはCEOを務める渡辺直由氏、ROMAN実行委員会代表の弘中邦佳氏、ROMAN株式会社の名誉顧問を務める中井祐樹日本ブラジリアン柔術連盟会長が登壇し、ROMAN旗揚げに至った理念や経緯、競技の種類やルールなどを発表。合わせて10月14日に開催される旗揚げ戦「ROMAN ONE」の概要や出場選手が発表された。
 
 会見の冒頭、渡辺氏がROMAN立ち上げの経緯について説明した。それによると柔術家でもある渡辺氏が現在暮らしている沖縄の石垣島で行っている柔術サークルの弟子で同じくROMANのCEOを務める住吉優氏の「石垣島で何か小さな大会をやらないか」という言葉をきっかけに、かねてから渡辺氏自身が「こんなルールの大会があればいいな」と思っていたルールでの大会開催への思いがよみがえったという。もともとは「誰かがやってくれないかな」と思っていたのだが、住吉氏というパートナーを得たことで渡辺氏自身が弘中氏や中井氏などのもとに赴き、コンセプトから説明。両氏の協力を得るに至ったという。
 
 その渡辺氏の頭の中にあった格闘技のひとつが道着を着用してのMMA。ROMANでは「時間無制限バーリトゥード(R.O.M.A. Rules=Roots Of Martial Arts Rules)」「道着着用MMA(ROMAN COMBAT =DŌGI MMA)」「新柔術ルール(ROMAN JIUJITSU)」の3つのルールで試合を行う。

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