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「RIZIN」が追加カード発表 所英男vs才賀紀左衛門

2015.12.22 Vol.656

 年末に開催される格闘技イベント「RIZIN」が22日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」(12月29日、31日 さいたまスーパーアリーナ)の追加カードと当日の試合順を発表した。
 追加されたのは所英男vs才賀紀左衛門。総合ルールで行われる。
 所は大晦日の格闘技イベントでは過去にホイス・グレイシーと引き分け、ホイラー・グレイシーに勝つなど、大晦日には欠かせぬ存在。才賀はK-1甲子園出身で、K-1MAXを経て最近では総合格闘技のリングにも上がる新世代ファイターの一人。総合では2戦2勝。
 会見には両選手と榊原信行RIZIN実行委員長が登壇。榊原氏はこのカードについて「29日は『SARABAの宴』と銘打って、日本の格闘技界にひとつの句読点を打つ大会にしたいと思っていたが、最後を締めくくるにふさわしいカード。29日の試合の中で間違いなくこの2人のカードがスイングして、我々が届けたいもの、ファンが待ち望んでいるものを見せてくれると思う」と語った。
 所は「試合が決まって、とてもうれしい。年末の試合は自分の中でお祭りというイメージがあるんですが、今回は自分の力を出し切って、いい試合をして勝てるよう頑張ります」、才賀は「K-1ルールでもシュートボクシングルールでも総合ルールでも、しっかりいい試合をしたい。総合についてはまだ経験が浅いんですけど、ずっと練習をしてきました。所さんは僕が小さい時から出ていた選手なので、そういった選手と試合ができるのはうれしい。僕がしっかり勝って世代交代ができたらと思います」とそれぞれ挨拶。
 互いの印象と試合について、所は「練習仲間が紀左衛門選手と練習をしたことがあって“強い強い”と言っていたので、“ヤバいな”という気持ちもあったんですけど、そこにどんどん攻めていくことができれば、いい試合になると思います」、才賀は「小さい時からずっと見ていた選手。総合のルールは3戦目なので、練習ではいいパフォーマンスを出せているんですが、本番と練習は違うのでどれだけいつもどおりの動きが出せるかというのがある。いいカード、見てみたいカードがたくさんありますが俺と所さんのカードが一番華があって、一番面白い試合になると思う」と語った。
 試合順は当初の予定通り29日の第1試合を高阪剛が務め、メーンは桜庭和志vs青木真也。31日はRENA vsイリアーナ・ヴァレンティーノ戦で幕を開け、メーンはヘビー級トーナメントの決勝となった。

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