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6・5 SB 日本フェザー級王者・島田洸也が引退式

2016.06.06 Vol.667

 シュートボクシング(SB)の年間シリーズ第3弾『SHOOT BOXING 2016 act.3』(6月5日、東京・後楽園ホール)でSB日本フェザー級王者・島田洸也の引退式が行われた。

 島田は2015年4月の大会でアゴの骨を2カ所骨折。復帰に向けて治療に努めてきたが完治に至らず、この度の引退となった。

 島田の父は東京消防庁でハイパーレスキューの任についているのだが、幼い時からそんな父の背中を見て育った島田は引退後、東京消防庁に入隊するという。

 そんな島田にシュートボクシング協会のシーザー武志会長は「お父さんのことを本当にを尊敬しているんだな、と感じました。親にしてみたら自分のやっている仕事を子供が受け継いでくれるのは本当にうれしいこと。これからどんどん親孝行して、SBで学んだことを忘れず頑張ってほしい」という言葉を送った。

4・3シュートボクシング 宍戸が引退試合で壮絶に散る

2016.04.04 Vol.663

 シュートボクシング(SB)の「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹の引退試合が行われた。
 最後の対戦相手は昨年9月に対戦し、延長の末、判定で勝利を収めたジャオウェハー・シーリーラックジム。激闘のうえでの判定だったが「不完全燃焼だった」という宍戸の意を汲んでの再戦。また宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。不退転の決意でこの試合に臨んだ。
 セミファイナルが終わって、宍戸の入場テーマ曲が流れると、最後を見届けに来たファンが大宍戸コールで出迎える。リングインすると、いつものように右手を挙げてリングを周回。鳴り止まない宍戸コールの中、最後のゴングが鳴る。
 昨年の対戦ではジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに大苦戦した。ジャオウェハーはその後、MAXムエタイでスーパーライト級王座を獲得するなど、よりパワーアップしての来日。
 1R、宍戸はサークリングしながらローとミドルで牽制する。ジャオウェハーは序盤は宍戸の動きを見極めるようにじっくり構えるが、すぐに右ミドルで反撃。コーナーに詰めて、右ヒジを放つとその威力に宍戸の顔がゆがむ。宍戸もサイドキックからバックブローと得意の流れで攻め込み、ヒジ攻撃を見せる。1Rから緊張感あふれる攻防が展開された。

“ミスターSB”宍戸大樹の引退試合の対戦相手が決定

2016.03.09 Vol.661

 シュートボクシング(SB)の2016年第2弾大会となる「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で引退試合を行う“ミスターSB”宍戸大樹の対戦相手が、ジャオウェハー・シーリーラックジムに決まった。
 ジャオウェハーは昨年9月のシリーズ最終戦で宍戸の持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトを賭けて対戦したムエタイ王者。昨年の宍戸戦の後に所属ジムをグランタイボクシングジムからシーリーラックジムへと移籍し、それ以降3連勝。先日、主戦場のMAXムエタイで新たにスーパーライト級のタイトルマッチに挑み見事KO勝利を収めている。

 前回の対戦では、宍戸はジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに大苦戦。延長ラウンドの末の判定勝ちで王座を守った。
「不完全燃焼だった」という宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。もともとヒジ打ちを得意としており、相手の額を切り裂いてのKO勝利も多かった宍戸。まさに“立ち技何でもあり”のルールで自身の集大成を飾ることができるのか…。

 今大会は「宍戸大樹引退記念チケット」(7000円)を発売。券面には宍戸オリジナルデザインが施され、ジム利用優待券や限定グッズも付いたレアなスペシャルチケットとなっている。シュートボクシング公式オンラインショップ( https://shop.shootboxing.org/products/list.php?category_id=24 )などで購入できる。

4・17「RIZIN.1」で桜庭、所組vsシウバ、X組がグラップリングで対戦

2016.03.05 Vol.661

 昨年末に開催された総合格闘技イベント「RIZIN」が5日、会見を開き、「RIZIN.1」(4月17日、愛知・日本ガイシホール)の一部対戦カードと参戦選手を発表した。
 12月29日大会にともに参戦した桜庭和志と所英男がタッグを組みヴァンダレイ・シウバ、X組とRIZINグラップリングダブルバウトで対戦する。桜庭とシウバがリングで対峙するのは約13年ぶり。
「X」については榊原信行RIZIN実行委員長は「田村潔司を考えている。直接口説きに行く」と発言。ルールについても「最も過激なグラップリングルール。掌底ありの可能性も」と型破りなルールになりそうだ。
 シウバはネバダ州アスレチックコミッションの薬物検査を拒否したため、現在は来年5月まではMMAの試合ができない。しかし、榊原氏は「それはネバダ州でのこと。シウバは今年、RIZINで総合格闘技の試合をする」と話した。
 スペシャルワンマッチとして、DEEPウェルター級王者の悠太と、愛知県を拠点にし現在はべラトールに参戦中の加藤久輝が対戦する。

2・13「SB」鈴木がタップロンに連敗 内藤は鮮烈逆転KO勝ち

2016.02.19 Vol.661

 立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2016 act.1』(13日、東京・後楽園ホール)で、エースの鈴木博昭(SB世界スーパーライト級王者)と坂本優起(SB日本スーパーウェルター級王者)がともに宿敵相手に連敗を喫するという緊急事態が発生した。

 鈴木は昨年6月に敗れたムエタイ戦士タップロン・ハーデスワークアウトの右ミドルキックを攻略できず、2−0の判定で敗れた。さかのぼれば、鈴木は2010年9月にもタップロンに敗れており、これで3連敗となった。

 坂本は昨年8月の30周年記念大会で再延長戦にもつれ込む激戦の末、敗れた北斗拳太郎とのリベンジマッチだったが、今回は本戦できっちり白黒をつけられてしまった。

 そんななか、昨年8月の「BLADE 55kg日本トーナメント」にSB代表として参戦し準優勝に終わったSB日本スーパーバンタム級王者の内藤大樹が復帰戦でREBELSの小笠原裕典を逆転KOで破り、存在感を見せつけた。

 2Rに右フックと死角から飛んできた小笠原の飛びヒザで先にダウンを喫したものの、首投げでシュートポイント1を奪い返すなどリカバーし、3R開始早々、バックブローを放ってきた小笠原にカウンターの右ストレートを決め13秒でKO勝ち。

内藤は「今年は自分がSBを引っ張っていけるように頑張ります。去年8月に那須川選手に倒されているんで、絶対リベンジします」と那須川との再戦をアピールした。

 またこの日はSB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹が4月3日に後楽園ホールで行われる大会をもって現役を引退することが発表された。

“ミスターシュートボクシング”宍戸大樹が4月3日大会での引退を発表

2016.02.14 Vol.660

 立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の2016年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2016 act.1』(13日、東京・後楽園ホール)で、SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹が4月3日に後楽園ホールで行われる大会をもって現役を引退することを発表した。
 後半開始前にリングに上がった宍戸は「4月3日の後楽園ホール大会での試合を最後に引退させていただきたいと思います。20歳の時から19年間、シュートボクシング一筋で頑張ってきました。自分が経験したことを後に続く者たちへ伝えて行きたいと思っています。最後の試合、まだ相手は決まっていませんが、最後、みなさんにシュートボクシングを応援していて良かったと思っていただけるような、最高の試合をします」と挨拶した。
 シーザー武志SB協会会長は「残念ですけど、本人がどうしてもということだったので。『あと5年ぐらいやったらどうだ』と言ったんですが…。シュートボクシングという競技に関しては、今までのプロの選手の中で、彼が一番長くやった選手。僕よりも(試合数は)多いです。なので彼のことを『ミスターシュートボクシング』と呼ばせていただきます」と宍戸をねぎらった。
 対戦相手については後日発表されるが、大会後の会見でシーザー会長は「候補は何人か上がっている。みんながびっくりするようなカード」と話した。

2・13 SB 鈴木と坂本が宿敵に連敗 内藤は逆転KOで復帰戦飾る

2016.02.14 Vol.660

 立ち技総合格闘技シュートボクシング(SB)の2016年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2016 act.1』が13日、東京・後楽園ホールで開催された。
 昨年、創立30周年を迎えさまざまなビッグイベントを開催したSB。新たな時代の幕開けとなる今大会は“リベンジ”をテーマにSB勢vs他団体というマッチメークが多く組まれたが、明暗を分ける形となった。

 メーンではSB世界スーパーライト級王者で、S‐cup 2014 65kg世界トーナメント優勝の鈴木博昭が昨年6月に敗れたムエタイ戦士タップロン・ハーデスワークアウトと対戦。
 タップロンは1R序盤から強烈な右ミドルキックでペースを握る。鈴木はミドルに合わせてパンチを放つもなかなかクリーンヒットさせることができない。コーナーに追い詰めてもタップロンは巧みに体を入れ替え、鈴木の攻撃を単発に終わらせる。後半、ややスタミナが切れかけたタップロンだったが、首相撲からのヒザや組み付いて距離をつぶし、鈴木の攻撃を寸断させるなど試合をコントロール。
 判定は2人が30-29でタップロンを支持。2-0の判定でタップロンが勝利を収めた。さかのぼれば、鈴木は2010年9月にもタップロンに敗れており、これで3連敗となった。

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