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ノーベル平和賞受賞者6人が「世界平和」「女性の権利問題」「児童の保護」「国際協調」などさまざまなテーマで講演

2023.11.07 Vol.Web Original

「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」

 1997年にノーベル平和賞を受賞したジョディ・ウィリアムズ氏ら6人のノーベル平和賞受賞者が11月6日、都内で行われた「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」で戦争のない世界の構築を目指すための講演を行った。

 同サミットは世界平和のルール作りを推進する「ユナイテッド・ピース・インターナショナル(UPI)」が主催するもの。UPIは2019年11月に日本で設立され、2021年には米国シリコンバレーに拠点を設立。ノーベル平和賞受賞者の力を借り、世界の多くの人々を説得しようという考えから2020年から断続的に働きかけを進め、昨年11月にはこの日参加した6人の受賞者がUPIに賛同。この日の「グローバルガバナンスサミット2023」の開催となった。

 冒頭、UPIの西村峯満代表理事が「紛争や戦争が相変わらず続いている。実にばかげており、地球上でもっとも愚かな動物は人間かもしれない。人のものを壊してはいけない、人の命を奪ってはいけないというのは当たり前の話。やってはならないことを行えば厳しく罰せられる。でも戦争になれば、多くの街を破壊し、多くの敵を殺した者が称賛され、罰せられることはない。こんなバカげたことを許してはいけない。実に愚かなことであり、悲しい限り。今こそ世界中の民衆が団結して戦争のない平和な世界を作ろうじゃありませんか。誰が戦争を起こしているのか、誰が平和な世界を邪魔しているのか。スポーツの世界も芸能の世界もビジネス界も激しい戦いをするが対立することなく、秩序を持っている。世界の国の多くの民衆はお互いの国に行き来して、さまざまな交流をしている。たった一つの人々だけがいがみ合い、激しく対立し武器を持って戦争や紛争を起こしている。この愚かなことをしているのは誰か? それは政治家。国民の生命と財産を守り、国民を幸せに導くはずの政治家が戦争を起こし、国民の命や財産を奪っているのは紛れもなく政治家。戦争のない平和な世界を全人類が待ち望んでいる。今こそ私たちは世界の政治家に軍備という力による解決という価値観から話し合いで解決する世界を作りましょうと訴えましょう」などとスピーチした。そして東ティモールのジョゼ・ラモス=ホルタ大統領から届いたビデオメッセージが流された。

『国連を支える世界こども未来会議』のキッズアンバサダーがノーベル平和賞受賞者たちに「平和実現に向けたアイデア」を披露

2023.11.07 Vol.web original

 小学生が集まってSDGsの観点から平和で豊かな未来の世界について考え、そして議論する『国連を支える世界こども未来会議』のキッズアンバサダー3人が11月6日、5人のノーベル平和賞受賞者に自分たちが考えた「平和実現に向けたアイデア」を披露した。

『国連を支える世界こども未来会議』は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートした「BEYOND2020NEXT FORUM」から創出されたもの。世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場としてピースコミニュニケーション財団が毎年開催している。今年2月には国連本部より「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」とタイトル認定され、7月には米ニューヨークの国連本部を訪問し3月に東京で開催した「第3回国連を支える世界こども未来会議」の議論の結論をまとめたアイデアブックを国連に提出した。

 この日、ニューヨークを訪問した佐藤和奏さん、柏木いろはさん、市川昂君が都内で行われた「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」に登壇。同サミットは世界平和のルール作りを推進する「ユナイテッド・ピース・インターナショナル(UPI)」が主催するもので、その考えに賛同したジョディ・ウィリアムズ氏ら6人のノーベル平和賞受賞者が講演を行った。

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