豊島区が後援している「リビエラSDGs学生作品コンクール」と「リビエラSDGsマンガ大賞」の授賞式が27日、神奈川・リビエラ逗子マリーナで開催され、大賞には原澤幸希さん(鎌倉市・小5)のリポート『私が給食のストローを使わなくなった理由』が選ばれた。
内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にダブル選定されている東京都の豊島区は、同賞に関わる株式会社リビエラ東京が豊島区に事業所を構えていることから後援。豊島区長賞と同教育委員会賞を選定した。区長賞は祖父江智世さん(豊島区・中1)の4コマ漫画『女の子だって』で、豊島区教育委員会賞は大野潤さん(豊島区・小3)のリポート『SDGS わたしたちにできること』だった。祖父江さんは「私の描いた漫画を通して、いろんな人にSDGsについて考えてほしいです」とコメント。大野さんは「できる限り、ものは捨てないで使おうと思いました」とメッセージを送った。
豊島区の高野之夫区長は、「区長賞に選んだ作品は、ジェンダー平等をテーマに、マンガでSDGsを表現したもの。SDGsを学び、理解したうえでの、とても力強い意思を感じる作品」とし、「豊島区のすべての小中学校でSDGsを学んでいる成果を、このようなかたちで実際に見ることができて大変うれしい。豊島区のSDGsの主役は子どもたち。今後も豊島区は、SDGs未来都市として、誰一人取り残さない豊島区の未来を子どもたちと一緒に描いていきたい」と語った。
「リビエラSDGsマンガ大賞」は、SDGsをもっと身近に感じるとともに、サステナブルムーブメントの裾野を広げることを目的とする「リビエラSDGsフェス」の一環として今年新設されたもの。「リビエラSDGs学生作品コンクール」は昨年に引き続き2回目の開催となった。「大自然と共に心豊かな未来」をテーマに、SDGs(持続可能な開発目標)のゴールに設定されている2030年以降に次世代の社会の担い手となる小中学生を中心に、幅広い年代層の人たちが参加した。会期中には「リビエラSDGs作品・マンガ大賞展覧会」とし、応募された400点超の作品を展示した。