「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.2」(3月21日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「修斗世界バンタム級チャンピオンシップ」で挑戦者の安藤達也(フリー)が王者・岡田遼(パラエストラ千葉)に2R53秒でKO勝ちを収め、悲願の世界王座を獲得した。岡田は2度目の防衛に失敗した。
2人は2019年9月に環太平洋バンタム級チャンピオンシップで対戦し、その時は三者三様のドローで王者・岡田が初防衛に成功している。
その後、岡田は2020年初頭にフロリダの名門ATTで1カ月間の出稽古を行ったのだが、帰国時はあいにくのコロナ禍に。5月には無観客大会で倉本一真をKOで下し、世界バンタム級暫定王者となった。その後、正規王者の佐藤将光がONE Championshipでの試合が増えてしまい統一戦を行うことが困難となったため王座を返上。岡田が正規王者となった。昨年3月には“外敵”大塚隆史を破り初防衛に成功した。
対する安藤は岡田戦後は田丸匠と岡田が返上した環太平洋王座の決定戦で対戦し、TKO勝ちを収め王座を獲得。しかし11月には修斗初参戦となった大塚を迎え撃つもカーフキックの前に1RTKO負け。約10カ月ぶりの再起戦にして初防衛戦となった昨年9月の石井逸人戦では肩固めで一本勝ちを収め復活を遂げた。その後、安藤は岡田の持つ世界王座に照準を絞り、環太平洋王座を返上。この日のタイトルマッチとなった。