憎悪の闇から抜け出そうとした“元レイシスト”の壮絶な実話をもとにした映画『SKIN/スキン』の短編版『SKIN 短編』が、本日6月12日18時から18日24時までの期間限定で、映画公式サイトにて無料配信する。
『SKIN 短編』はガイ・ナティーヴ監督が長編映画製作の出資を募るべく、全額自己資金で製作した短編映画で、2019年アカデミー賞・短編実写賞を受賞した作品。レイシストの父に洗脳され、殺人マシーンとなった少年が起こした悲劇を描く。短編と長編のストーリーやキャラクターはリンクしていないが、ともに人種差別の闇を描いており、長編『SKIN/スキン』をより深くとらえるためにも必見の短編となっている。
『SKIN 短編』では白人と黒人の人種問題を子供の視点を織り交ぜながら強烈な描写と驚愕の展開を通して、憎悪と差別の連鎖について観客に問いかける。今回、世界各地で広がっているブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動の高まりを受け無料配信が決定した。
長編映画『SKIN/スキン』は、白人至上主義者に育てられ、差別と暴力に満ちた生活を送る青年ブライオンが、あるシングルマザーとの出会いを機に、新たな人生を築こうとする姿を描く。『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルがスキンヘッド姿でブライオン役を演じる。6月26日より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開。