SearchSearch

国際短編映画祭「SSFF & ASIA 2022」6月開催決定! アニメ部門にもアカデミー賞推薦候補のチャンス

2022.03.24 Vol.web original

 

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」の開催が決定。6月7日から20まで都内複数会場にて開催となり、4月28日からはオンライン会場が先行スタートする、

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭。今年は「Meta Cinema(メタ シネマ)~超える・見つける・始まる」をテーマに、バーチャル映画館体験や、AIが作った脚本によるショートフィルム披露や脳波を利用した作品分析などを通して、コロナ禍を機に大きく動き出した映画・エンターテインメントの世界の可能性を紹介していく。

 世界126の国と地域から5720作品が集まった今年の映画祭の中でも「オフィシャルコンペティション supported by Sony」には110の国と地域から3263作品が応募。

 同部門では、インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門、およびノンフィクション部門、アニメーション部門の各部門優秀賞の中からりSSFF & ASIAグランプリが選定され、ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)が授与される。

 なお、翌年のアカデミー賞短編部門には、ノンフィクション部門に加え、本年度よりアニメーション部門の優秀賞も推薦されることとなり、国内唯一のアカデミー賞公認映画祭として、サンダンス映画祭やパームスプリングス映画祭と肩を並べる規模へと進化している。

 他にも今年2年目となる「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia」や、4月から先行スタートするオンライン会場など、従来の映画祭の枠を超えた挑戦を、今年も世界中の映画ファンと共有することができそうだ。

 1999年に同映画祭の前身「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」を自ら立ち上げ、世界的な国際短編映画祭へと成長させた代表の別所哲也は、今年の開幕に向け「コロナ禍、私たちは多くのことを学び、体験しました。人間。それは、想像する生き物です。想像力こそ、人間たる所以です。私たちは、その創造力の森を育て、もう一つの世界を産みだしました。それがメタバース。もう一つの世界、自分が存在する時代。2022年、私達は「メタ シネマ」をテーマに、これまでのシネマ、これからのシネマを、ショートフィルムを通じて皆さんと開拓する冒険へと船出します」と意気込みのコメントを寄せている。

 SSFF & ASIA 2022 のウェブサイトは4月28日にオープン予定。今後の続報をお楽しみに。

映画監督・前田敦子は「サディスティック」豪華俳優陣5名が監督として登壇

2022.02.02 Vol.web original

 

『アクターズ・ショート・フィルム2』完成報告会が2日、都内にて行われ、監督を務めた青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が登壇。普段は俳優同士の5人が互いの監督作への感想で盛り上がった。

 WOWOW開局30周年記念に誕生した映画プロジェクトの第2弾。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリである「ジョージ・ルーカス アワード」を目指す。

 青柳監督は今回、書店で映画監督の指南本を買ったと明かし「役者には簡潔に伝えるなどいろいろなことが書いてあって…かなり参考にしました(笑)」。監督だけでなく脚本も掛けた玉城監督は「自分が経験したり想像できるものをテーマにしたかった。主人公と私をリンクさせて見る人もいるかもしれないけど、どのように見ていただくのも自由なので」と笑顔。

 同プロジェクトでは初となる監督・脚本・主演の3役をこなした千葉監督は「演じながらカットをかけるのが大変だなと思うこともありましたが、ご一緒した伊藤沙莉さんに代わりにカットをかけてもらったりしました」と明かした。

 主演に役所広司を迎えた永山監督は「プロデューサーから、この作品で役所さんに出ていただくのは難しいと言われたんですが、役所さんがダメなら企画を降りる覚悟で、直接、役所さんにオファーさせていただいた」と明かした。

バレンタインシーズンに恋愛ショートフィルム作品を無料配信!トラウデン直美やLiLiCoの恋愛トークイベントも

2022.01.19 Vol.web original

 ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下:BSSTO)」にて、バレンタインシーズン企画として、恋愛を描く世界の秀作ショートフィルムを特集。1月19日から2月2日まで期間限定で配信する。

 配信するのは、スペインの大人なアニメーション『ロボットの恋物語』、フランスからカトリーヌ・ドヌーヴがカメオ出演する『グルメな歯医者』、同じくフランスのラブコメディー『カット・カット』、そしてスウェーデンから現代の恋愛関係を描く『ききたいことば』。19日から毎週1作品ずつ配信され、作品は各3か月間視聴可能。登録のみの無料視聴。

 2月2日には国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」代表で俳優の別所哲也が、モデルのトラウデン直美、映画コメンテーターのLiLiCoをゲストに迎え、映画を通じて世界の恋愛事情を語るオンライントークイベント「Colors of Love~ショートフィルムで語る世界の恋愛~」を開催。公式YouTubeチャンネルにてライブ配信する。海外とのゆかりも深い3人が、映画と国際比較の観点から2022年の恋愛論を語る。

 さらに期間中は、BSSTO過去配信作品の中から人気の恋愛ショートフィルム5作品をシネリーブル池袋ほかにて劇場上映。また「フラワーバレンタイン」と連携するプレゼントキャンペーンなども実施する。

 詳細は公式サイトにて。

剛力彩芽主演の短編3作品が「秋の国際短編映画祭」で世界初上映!オンライン会場は本日スタート

2021.10.01 Vol.web original

 アジア最大級のショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)による「秋の国際短編映画祭」にて、剛力彩芽が主演した3本のショートフィルムが全編世界初公開されることが決定した。

 SSFF & ASIAと剛力彩芽が日本人監督と共に多彩な才能を世界へ発信していく「クリエイターズプロジェクト」による作品。

 剛力がDV夫から逃れてきた女性を演じる、井上博貴監督作『傷跡』、別れた恋人の子を妊娠した女性を演じる、大森歩監督作『卵と彩子』、そして、マスクをすると有名女優にそっくりなことから“なりすまし”に手を染めた女性を演じる、洞内広樹監督作『MASKAHOLIC』の3作品。剛力は“男から逃げる女”“シングルマザー”“マスク依存症”という、これまで剛力が演じたことのない役で、新境地に挑戦。「まったく違う3人の剛力を見てほしい」と動画コメントを寄せている。

 また「秋の国際短編映画祭」オンライン会場が10月1日にオープン。来年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補となる、SSFF & ASIA 2021 ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)受賞作品をはじめ、各部門の受賞作品が配信される。

「秋の国際短編映画祭」は10月21日から24日まで恵比寿・東京都写真美術館にて。剛力彩芽主演「クリエイターズプロジェクト」の3本は24日に同会場にて上映。また、オンライン会場・バーティカルシアターアプリは10月1日から31日までオープン。詳細は公式サイトにて。

「ザ・シンプソンズ」監督がコロナを描いた新作アニメも上映!「秋の国際短編映画祭」開催

2021.09.22 Vol.web original

 国際短編映画「ショートショート フィルムフェスティバル& アジア(SSFF & ASIA)」が「秋の国際短編映画祭」の開催を決定。6月に行われた「SSFF & ASIA 2021」の受賞作品や、「ザ・シンプソンズ」監督によるコロナ禍を描く最新作など注目作が集う。

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭。今年の6月に開催された第23回目SSFF & ASIA には、コロナ禍ながら、世界130以上の国と地域から6300点以上ものショートフィルムが寄せられた。

「秋の国際短編映画祭」では、来年のオスカー候補となる可能性を秘めた「オフィシャルコンペティション supported by Sony」3部門の優秀賞をはじめ、今年の映画祭で受賞した作品を一挙上映。

 さらに、新たにアカデミー賞への推薦枠を獲得したアニメーション部門を盛り上げるべく「ザ・シンプソンズ」でおなじみのビル・プリンプトン監督がコロナ禍を描く最新作『デミのパニック』や、9月に亡くなったアートアニメの巨匠ジャック・ドゥルーアン監督による『心象風景』など世界のアニメーション特集プログラムを上映・配信する。

 また会期中は、講師に株式会社ゴンゾ代表取締役の石川真一郎氏を迎えるクリエイター向けセミナーなども実施(10月23日20時~ オンライン)。

 SSFF & ASIA「秋の国際短編映画祭」は東京都写真美術館にて10月21日から24日まで。オンライン会場では10月1日から31日まで開催される。鑑賞・視聴申し込みなど詳細は公式サイトにて。

【URL】https://www.shortshorts.org/2021autumn/ja

厳選ホラー&スリラーショートフィルムを無料配信「ブリリア ショートショートシアター オンライン」

2021.08.10 Vol.744

 ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下:BSSTO)」では「真夏のホラー&スリラー特集」と題し怖くて涼しくなる“冷感ショートフィルム”4作品を、8月31日まで限定配信中。

 配信されるのは、スプラッター・ホラーの金字塔『死霊のはらわた』シリーズ最新作『Evil Dead Rise(原題)』の公開も控えるリロイ・クローニン監督作『真夜中のベッドで』(アイルランド/約10分)や、父親から家の外に出ることを禁じられている少年の物語『悪魔が死んだとき』(ドイツ/約19分)、幼いころからの“友達”との別離を描く『セバスチャンと僕たち』(イギリス/約8分)、そして少女が父親に連れられ参加した奇妙な晩餐会を描く『シャドウアニマル』(スウェーデン/約22分)の4本。

 

米アカデミー会員の細田守監督も期待!国際短編映画祭SSFF & ASIA アカデミー賞短編アニメ推薦枠認定

2021.07.30 Vol.web original

 

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)』は、2022年度の開催に向けた作品募集を8月1日より開始。次回開催から新たに米国アカデミー賞短編アニメーション部門への推薦枠が認められ、計5部門の各優秀賞作品が、オスカー受賞のチャンスを手にする。

 1999年から続くアジア最大級の国際短編映画祭。2004年よりアカデミー賞公認の映画祭となり、映画祭グランプリ作品を翌年のオスカーノミネート候補として推薦。2019年にはインターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門からなるオフィシャルコンペティションsupported by Sony および、ノンフィクション部門の 4部門に推薦枠が拡大。今年7月のアカデミー協会からの発表により、短編アニメーション部門への推薦枠が認められ、合計5つの推薦枠を持つこととなった。アカデミー賞公認の国際短編映画祭は国内では唯一。また、世界でも5つもの推薦枠を持つ映画祭は、サンダンス映画祭やパームスプリングス国際短編映画祭、アスペン短編映画祭と、数少ない。

 映画芸術科学アカデミー会員でもあり、最新作『竜とそばかすの姫』が第74回カンヌ国際映画祭に出品され絶賛された細田守監督も「アカデミー会員となってからは実写・アニメーション問わず、たくさんの長編・短編映画に触れる機会が増えましたが、日本からの作品はまだ少ないな、と感じています。どんどん作品を作って、映画祭に出品してみることは大切だと思います。何よりチャンスにつながるし、他の人がどんな作品を作っているのかを知ることも自分の作品の世界を広げるからです。作品は作り手の人間性を味わうことのできるものだと思います。映画祭が、まだ知られざる魅力的なクリエイターたちの発掘の場となり、自分のやりたいことを実現するきっかけとなる事を願っています」と激励のコメントを寄せた。

 8月1日から公募開始となるのは、米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象となる「オフィシャルコンペティション supported by Sony(インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門)、「ノンフィクション部門」、「アニメーション部門」 の5部門と、東京をテーマにした作品を募集する「Cinematic Tokyo 部門」、「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony’s Xperia」、国内の25歳までの監督作が対象となる「U-25 プロジェクト」、企業・行政によるブランデッドムービーを特集する「BRANDED SHORTS」。

 詳細は「SSFF & ASIA 2022」作品募集ページ( https://www.shortshorts.org/ja/creators/ )にて。

 

 

【細田守監督コメント全文】
「僕が中学3年で初めてアニメーション作品を作った頃は、8ミリカメラをレンタルしたり、現像したり、上映会をするにはプロジェクターもレンタルが必要だったりと、お金も時間もかかりました。学生時代には、どうすれば自分の作りたいものが作れるのかな、と自問自答しながら制作をしていました。
現代ではインターネットや、制作ツールの普及といった、色々な意味でずっと、制作も発表もしやすい環境があるとおもいます。アカデミー会員となってからは実写・アニメーション問わず、たくさんの長編・短編映画に触れる機会が増えましたが、日本からの作品はまだ少ないな、と感じています。
どんどん作品を作って、映画祭に出品してみることは大切だと思います。何よりチャンスにつながるし、他の人がんな作品を作っているのかを知ることも自分の作品の世界を広げるからです。
作品は作り手の人間性を味わうことのできるものだと思います。映画祭が、まだ知られざる魅力的なクリエイターたちの発掘の場となり、自分のやりたいことを実現するきっかけとなる事を願っています」

別所哲也 聖火ランナーとして故郷・静岡県を走る

2021.06.23 Vol.Web original

 俳優・別所哲也が明日24日に、東京2020オリンピック聖火リレー走者として出身地・静岡県のリレールートを走ることが分かった。

 別所は、今年で23回目を迎えた国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」の代表としても活動。21日には同映画祭のアワードセレモニーを都内にて実施。コロナ禍においても感染対策のうえ、ニューノーマルに即した国際映画祭を成功させている。

 感動の火を今度は聖火ランナーとして未来につなげるべく、地元・静岡を走る。

 別所は「希望のヒカリ 聖火をミライに繋ぎます。ひたすらコロナに打ち勝つためにも。互いが慈しみ助け合うためにも。僕が主宰する国際短編映画祭でも、新たなカタチで世界とつながることができました。世界中のフイルムメーカーたちも日本のオリンピック パラリンピックを応援してくれています!」と意気込みのコメントを寄せた。

 別所は24日午前、静岡県内の聖火リレーコースを走る。

 

【別所哲也コメント全文】

希望のヒカリ 聖火を ミライに繋ぎます。

ひたすらコロナに打ち勝つためにも。
互いが慈しみ助け合うためにも。

僕が主宰する国際短編映画祭でも、新たなカタチで世界と繋がることが出来ました。
世界中のフイルムメーカーたちも日本のオリンピック パラリンピックを応援してくれています!

映画祭の仲間でありオリパラ公式映画監督である河瀨直美さんもコロナ禍のみんなのオリパラをヒカリの絵の具で、シネマのキャンバスに刻もうとしています!

故郷 静岡から明日 どんな想いを抱くことになるのか…
新国立競技場に希望のヒカリを繋ぎます。

五輪公式映画の河瀨直美監督もエール!SSFF & ASIAグランプリ決定

2021.06.21 Vol.Web original

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2021」アワードセレモニーが、21日、都内にて行われ、米国アカデミー賞ノミネート候補となるグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」を、フィリピン出身のラファエル・マヌエル監督作『フィリピニャーナ』が受賞した。

 オフィシャルコンペティション発表前に登壇した河瀨直美監督は、東京オリンピック公式映画の監督として「若いスタッフとともに今を克明に記録しこれからに伝えていきたいと」と語り「この文化の祭典もこれから100年、1000年と続きますように」と映画祭にエールを送った。

 オフィシャルコンペティションでは、インターナショナル部門優秀賞をグスタボ・ミラン監督作『天空の下で』が、アジア インターナショナル部門優秀賞をラファエル・マヌエル監督作『フィリピニャーナ』が、ジャパン部門優秀賞を平井敦士監督作『フレネルの光』が受賞。このうちグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」には『フィリピニャーナ』が輝いた。

森山未來監督 主演に永山瑛太を起用した理由は「長い手足を持て余していた」から?

2021.06.20 Vol.Web original

 

 開催中の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2021」オフィシャルコンペティションに出品作『in-side-out』が上映され、監督の森山未來がティーチインに登壇。主演・永山瑛太起用の理由などを語った。

『in-side-out』はWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルムの企画で製作された、森山未來監督2作目のショートフィルム。SSFF & ASIA 2021「オフィシャルコンペティション supported by Sony」ジャパン部門に出品している。

 永山瑛太を主演に迎え、閉鎖的な日常を生きる主人公の感覚的世界を描く作品。コロナ禍の自粛による閉塞感や孤独感にも通じる同作に、森山監督は「実は岩井秀人さんに脚本を依頼したのは3年前で、コロナは関係なかったんです。1度製作を断念していたのですが、WOWOWさんの企画でもう1度トライすることができた。コロナともうまくつながらないかというイメージはありました」と振り返った。

 アパートの一室で外界と断絶したような日々を送る主人公の、とめどなく広がる“感覚”を言葉と身体、音楽と映像で表現していく独特な世界観。森山監督は「岩井さんは実際に引きこもりを何年か経験した人。隔絶されていても自分の部屋の中はその人にとっては世界そのもので、その中でいろいろな思考が巡るだろう、それが言葉でも音楽でも、その人の思考1つで逸脱できるものなんじゃないか…というやりとりの後、岩井さんから出てきたのがこのテキストの原文だった」と振り返り「脚本を読んで、僕もこれをどう映像化しようかと思いました(笑)。岩井さんは、自分の引きこもり時代をほぼ忠実に再現できたと思うと言っていました」と明かした。

 身体的表現も求められる主人公役にダンス経験者ではない永山を起用した理由について、森山監督は、プロのダンサーの手法ではなく役者に演じてもらいたかったと語り「瑛太くんとは旧知の仲で、彼は日常的にもすごく思慮深い人。あと、何となく体を持て余しているような感じがしていて。単純に、彼の四肢はすごく長いんです。僕からするといい意味で持て余しているように感じていて、それを前から拾い上げてみたかった」と語り「パフォーマンスは言うことなしでした」とたたえた。

 撮影は2日、編集は1日で仕上げたという本作。監督・出演もした前作『DELIVERY HEALTH』と比べ、森山監督は「今回は外側からモニターでしっかり見ることができた」と振り返り「今まで役者としては、監督は“神の視点”を持っていて、その中で僕ら役者がどう映りこむか、だと思っていたんですが、いろいろなスタッフがその場その場で組み上げていく瞬間が多いので、現場では、一人で作っているというよりみんなで作っていて監督もその一部ということを実感できました」と2作目の監督経験を振り返っていた。

 また、この日は『君の芝生は青い』の亀井樹監督と声優の松井美樹も登壇。大学で映像を学びながらほぼ一人で製作したという亀井監督に、松井は「最初に簡単な台本と画像を見てすぐ、これはすごいものになるとこだわりを感じました」と感嘆していた。

 米国アカデミー賞ノミネート候補となるグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」などの受賞結果は21日のアワードセレモニーで発表される。

「世界難民の日」でイベント オンラインライブやライトアップも 

2021.06.20 Vol.Web Original


 「世界難民の日」のきょう6月20日、今年も国内外でさまざまなイベントや取り組みが行われる。

 国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所は、さっぽろテレビ塔、奇跡の一本松、東寺五重塔、別府タワーなど日本各地の23のランドマークをUNHCRカラーのブルーに染めるライトアップを実施。2021年「世界難民の日」のテーマとして掲げた“インクルージョン”のメッセージを日本、そして世界に向けて発信。また、身の回りのブルーを撮影して 「#難民とともに」「 #WithRefugees」のハッシュタグでSNSへの投稿も募る。

MIYAVI、SKY-HIによるオンラインライブも


 UNHCRの活動を支える日本の公式支援窓口の国連UNHCR協会は、J-WAVE、「大地を守る会」と組んで、世界難民の日 特別配信「100万人のキャンドルナイト with UNHCR WILL2LIVE Music 2021」をオンラインで開催する。スペシャルライブには、UNHCR親善大使として難民支援に取り組んでいるギタリストのMIYAVIと、SKY-HIが出演、キャンドルが灯るステージでライブパフォーマンスする。

 また、「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2021」の主宰である別所哲也がショートフィルムと環境問題・難民問題の関わりについてトークする。

 イベントは、6月20日18時30分~。国連UNHCR協会YouTube公式チャンネルでライブ配信する。

「世界難民の日」は、紛争や迫害によって故郷を追われた難民の保護と支援に対する関心を高めるとともに、世界各地で行われている支援活動への理解を深めえる目的で2000年12月の国連総会で決議、制定されたもの。

 アントニオ・グテーレス国連事務総長は「世界難民の日」に合わせてメッセージを発表している。メッセージは以下の通り。

 

戦争、暴力、迫害により、全世界で8,000万以上の人々が、自分と家族の命を守るため、すべてを置いて故郷を離れることを強いられています。
難民たちは一から生活を築かなければなりません。

しかし多くの難民にとって、パンデミックは生計の手段を消し去り、スティグマ(偏見)や中傷を招き、ウイルスにさらされる危険性を不当に大きくするものでした。
それと同時に、難民たちは、エッセンシャル・ワーカーや最前線で働く人々として、彼らを受け入れる社会にかけがえのない貢献を果たしていることを改めて示しました。

私たちには、難民たちの生活再建を支援する責務があります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、私たちの成功を可能にするのは私たちの団結だけであることを示しました。

「世界難民の日」にあたり、私はコミュニティーや政府に対し、難民たちを医療、教育、スポーツに包摂するよう呼びかけます。

私たち全員が必要なケアを受けられるとき、私たちはともに癒しを得るのです。

私たち全員に学習の機会が与えられるとき、私たちはともに学ぶのです。

私たちが同じチームとしてプレーし、全員を尊重するとき、私たちはともに輝くのです。

「世界難民の日」にあたり、私は難民を受け入れてきた国々を称賛します。しかし、私たちが差別のない、より包摂的な未来に向けて前進しようとするならば、各国政府、民間セクター、コミュニティー、そして個人による一層の支援が必要です。

私がこれまでに会った難民たちは、自らの生活を再建する一方で、他の人の生活を豊かにするために力を奮い起こすことの意味を示してくれました。

10年間にわたり国連難民高等弁務官を務めた中で、私は彼らの勇気、強靱さ、決意に強く心を動かされました。

私は世界中の難民と避難民に感謝するとともに、希望と癒やしが持つ力について彼らが教えてくれたことに対して、私自身が抱く称賛の気持ちを繰り返し表します。

今年の「世界難民の日」も、そしていつの日も、私たちは難民とともにあります。

Copyrighted Image