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3歳ダート三冠競走最終戦「ジャパンダートクラシック」でケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤングが優勝

2024.10.02 Vol. Web Original

 今年新たに創設された「3歳ダート三冠競走」の最終戦となる「第26回ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ・大井2000m)が東京シティ競馬(TCK)のトゥインクルレースで行われ坂井瑠星騎乗のフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作)が断然の1番人気に応え勝利を収めた。

 フォーエバーヤングは今年5月に米ケンタッキーダービーで3着に入って以来の出走。

 揃ったスタートから3番のカシマエスパーダが先頭に立つと12番のサンライズジパングが外からすっと前につける。1番のフォーエバーヤングは好スタートから3番手をキープ。外に出した4番のラムジェットは向こう正面で一気に仕掛けるが行きっぷりが悪く外の4番手。3コーナーを回り直線に入ると粘るカシマエスパーダをフォーエバーヤングがとらえる。2番手をサンライズジパングと6番のサントノーレが争うところ、外から10番のミッキーファイトが一気にかわしフォーエバーヤングに迫る。しかし最後は脚色が一緒になり、フォーエバーヤングが1着でゴール。2着にミッキーファイト。粘ったサンライズジパングがラムジェットの追い上げをしのぎ3着に入った。

 坂井は勝利ジョッキーインタビューで「ほっとしました。負けられないなと思っていたので。休み明けでしたが十分に強い状態でした。本当に自信を持って、この馬の力を出せれば勝てると思っていました。内でもまれるのが嫌だったので、ハナにいってもいいと思っていたんですが、2番手から切り替えてリズム良く走っていました。今日は素晴らしいメンバーがそろっていたので、最後まで油断しないように、いつ来るか分からなかったのでしっかり追っていました」などとレースを振り返った。

 フォーエバーヤングは再びアメリカでのレースに出走するプランが報道されているのだが、坂井は「国内ではまだ負けてないし、春はアメリカで悔しい思いをしたので、そのリベンジをという気持ちは強いので。また強いフォーエバーヤングをお見せできればと思います」と海外でのリベンジを口にした。

 また、坂井自身は10月6日にフランスで行われる「凱旋門賞(G1、芝2400メートル)でシンエンペラーに騎乗するのだが「明日からフランスに行って、凱旋門賞も控えているので、そっちも勝てるように頑張っていきたい」と語った。

 これまで地方競馬とJRAはダート競馬の体系整備を進めてきたのだが、今年2024年は地方とJRAの枠を超え、新たに「3歳ダート三冠競走」を創設。1冠目の羽田盃は4月24日に行われ、川田将雅騎乗のアマンテビアンコ(牡3、美浦・宮田敬介)、2冠目の東京ダービーは三浦皇成騎乗のラムジェット(牡3、栗東・佐々木晶)が優勝している。

3歳ダート三冠競走最終戦「ジャパンダートクラシック」高橋一生の注目馬は武豊騎乗のサンライズジパング

2024.10.02 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で10月2日、今年のイメージキャラクターを務める俳優の高橋一生がトークショーを行った。

 2024年は日本のダート競馬にとっては大きな改革の年。これまでJRAと地方競馬は歩調を合わせダート競馬の体系整備を進めてきたのだが、今年は新たに「3歳ダート三冠競走」を創設しTCKで開催することに。この三冠レースを念頭にTCKの今年のコミュニケーションテーマは「平日に、三冠を。Dirt Dream.TCK」というものになり、イメージキャラクターには高橋、中村アン、高橋文哉の3人が就任した。

 この日は三冠競走最終戦の「第26回ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ・大井2000m)が開催され、地方、中央合わせ15頭が出走した。

 トークショーはレース直前に行われたのだが高橋は早めに来てTCKを楽しんでいたとのこと。注目馬としては武豊騎乗の7枠12番サンライズジパングを挙げた。

アントニオ猪木さんがTCK重賞3レースのキャンペーンキャラクターに就任「いくぞ!1、2、3 ダート!」

2024.09.19 Vol.Web Original
 東京シティ競馬(TCK)が9月19日、10月に行われるダートグレード競走3レースを盛り上げる特別企画としてアントニオ猪木さんをキャンペーンキャラクターに起用したスペシャルキャンペーン「TCK×アントニオ猪木 いくぞ!1、2、3 ダート!」を実施することを発表した。
 
 大井競馬第10回開催では、10月1日に「レディスプレリュード(JpnⅡ)」、10月2日には、ダート競走の体系整備によって創設された3歳ダート三冠競走の最終戦となる「ジャパンダートクラシック(JpnⅠ)」、10月3日に「東京盃(JpnⅡ))」と3日間連続でダートグレード競走が行われる。
 
 この開催を盛り上げるべく「燃える闘魂」と呼ばれ今なお愛されるアントニオ猪木さんがキャンペーンキャラクターとして就任することとなった。今回のキャッチコピーとなる「いくぞ!1、2、3ダート!」はダート競馬とアントニオ猪木さんの名台詞「1、2、3ダー!」をかけたもの。
 
 スペシャルキャンペーンとして、TCK公式Xアカウント( @tck_keiba )では第10回開催の1週間前から毎日計20名にデジタルギフト(えらべるPay)1000円分や東京ビーフ、オリジナル赤タオルマフラーが当たるプレゼントキャンペーンを実施。これは公式X アカウントをフォローのうえ、キャンペーン投稿をリポストした人が対象となる。

上半期のダート王決定戦「帝王賞」は藤岡佑介騎乗のキングズソードがV【TCK】

2024.06.26 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月26日、上半期のダート王決定戦ともいえる「帝王賞」(ダート2000メートル)が開催された。レースは藤岡佑介騎乗の3番人気キングズソード(栗東・寺島良)が優勝した。

 キングズソードは昨年11月にTCKで行われたJBCクラシックに続くJpnI制覇となった。

 レースは2番のライトウォーリアがハナを切ると外から10番のバーデンヴァイラー、12番のキングズソードがその外につける。ノットゥルノは馬群の中、その外に1番人気の8番ウィルソンテソーロ。前団は固まったまま、1コーナーに。ライトウォーリアが先頭をキープし、向こう正面はバーデンヴァイラー、キングズソードの隊列。混戦のまま3コーナーから4コーナーを回る。直線に入ると外からキングズソードが先頭に。それを追うウィルソンテソーロだがなかなか差は縮まらず、キングズソードが勝利。道中は後方を追走していたディクテオンが大外から差し切って3着に入った。

 勝利ジョッキーの藤岡は「新馬戦以来の騎乗だったんですが、ものすごく首が太くなっていて、ダートの馬らしくなりましたねと厩務員さんと話していました。(作戦は)先行したいというのは先生とも一致していて、モレイラジョッキーで勝った時の競馬をイメージしながら、できれば3番手、あわよくば2番手までというイメージだったので、正面も2番手まで行きたくて仕掛けたんですが内も引かなかったので、その流れで1コーナーに行った。(道中のペースは)相当遅いなと思いながら行ってましたけど、大井ですし、後ろもまくってくる気配はなかった。向こう正面でも息は入っていましたし、遅い分、待たないでスパートしようと考えながら乗っていました。4コーナーで左後ろを確認した時にウィルソンテソーロが見えていたので、そのまま突き放すような反応でしたし、後は止まらないで行ってくれ、という感じでした」とレースを振り返った。

 そして「馬自体も成長していますし、ダートのチャンピオンホースらしい馬ですし、今日もすごく強い競馬だったと思うのでまだまだ活躍してくれると思います」とキングズソードのさらなる飛躍を期待。

 最後は「今日はたくさんいい馬がいる中、またいいジョッキーが乗っている中で、僕の馬券を買って当たった方はおめでとうございます。いいレースができてよかったです。これからもキングスソードはまだまだ活躍してくれると思いますし、僕自身も頑張りたいと思います」と締めくくった。

元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が勝負師の勘で選んだ帝王賞の注目馬はセラフィックコール「出馬表を見て一番輝いていた」

2024.06.26 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月26日、大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)がミニトークショーを開催し、競馬にまつわるエピソードやメインレースの注目を挙げた。

 この日は上半期のダート王決定戦ともいえる「帝王賞」(ダート2000メートル)が開催され、親方はそのプレゼンターを務めるために初めてTCKに駆け付けた。

 ミニトークショーは帝王賞の前に行われ注目馬として「7番のセラフィックコール」を挙げた。その理由は「出馬表を見て一番輝いていました」と勝負師の勘。この直観に関しては「結構最近は調子がいい」と胸を張った。

 初めてのTCKについては「盛り上がってますね。たくさんの人で、大相撲の本場所に来ているんじゃないかと思うくらい。ものすごく大きい」とびっくり。レースを観戦し勝負師の血が騒いだか「結構燃えますね(笑)」とのこと。

「3歳ダート三冠競走」2冠目の「東京ダービー」でラムジェットが優勝。鞍上の三浦「もっともっと上に行ける馬」

2024.06.05 Vol.Web Original

 東京シティ競馬(TCK)のトゥインクルレースで行われた「東京ダービー」(JpnⅠ・大井2000m)で三浦皇成騎乗のラムジェット(牡3、栗東・佐々木晶)が1番人気に応え勝利を収めた。

 レースは7番のアンモシエラが先行すると10番のサトノエピックが続く。後方からの競馬が予想されていたラムジェットだったが3番手につけて、人気上位のJRA勢がレースを引っ張る展開に。向こう正面でもこの隊列は変わらず。手応え抜群のまま直線に入ったアンモシエラに対し、4コーナーで一瞬置かれたラムジェットだったが、三浦が気合をつけるとすぐに伸び返す。直線に入って3頭が並ぶがラムジェットは一気に突き放すと、その差は広がるばかり。直線半ばで道中2番手だったサトノエピックがアンモシエラをかわし2着。アンモシエラは3着に粘り、JRAの3頭が上位を独占した。

 三浦はレース後のインタビューで「コンビを組ませてもらい、海外を含めいろいろな話が上がったなかで、この馬が出るレースすべてで結果を残さないといけないという緊張感の中、ずっとコンビを組ませてもらって、毎回毎回、皆さんを驚かせるような勝ち方をしてくれている。まだまだ乗っている僕としては成長力しか感じない、これから楽しみな馬だと思っている。まずは今日、こういう形で大きいレースを勝たせていただき感謝している」と語った。

 馬の状態については「毎回、環境の変化であったり、課題がある中でそれでも結果を出してくれると信じて乗っている。ここに向けて、牧場スタッフはじめ、厩舎の方々がいい状態で持ってきてくれて、重要なアンカーとしてのバトンだったので、まずは1着でゴールを駆け抜けることができてほっとしています」と陣営に感謝の言葉。

TCKイメージキャラクター中村アンの「東京ダービー」注目馬はアンモシエラ

2024.06.05 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月5日、今年のイメージキャラクターを務める女優の中村アンがトークショーを行った。

 2024年は日本のダート競馬にとっては大きな改革の年。これまでJRAと地方競馬は歩調を合わせダート競馬の体系整備を進めてきたのだが、今年は新たな「3歳ダート三冠競走」がTCKを舞台に開催されることになった。この新たな3冠レースを念頭にTCKの今年のコミュニケーションテーマは「平日に、三冠を。Dirt Dream.TCK」というものに。イメージキャラクターには中村、高橋一生、高橋文哉の3人が就任している。

6月5日に「東京ダービー」開催の東京シティ競馬がスタンド4階の指定席エリアをリニューアル。4~12名で利用できる半個室タイプのグループ席を増設

2024.06.04 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)がL-WINGスタンド4階の指定席エリアの全席を半個室タイプのグループ席に改修し、6月3日にリニューアルオープンした。

 定員4名から定員12名まで6種類の席を用意し、人数によって使い分けができる使い勝手のいい設定となっている。

 最も多いウイングボックスRは定員6名で20室を用意、こちらは通常料金が1万円で、6人で使えば一人約1700円のお値段。1室だけ設けられた定員4名のウイングボックスSは6000円で、こちらは一人1500円の計算となる。このボックス席はL-WINGスタンドの前列で、直線の攻防を間近で見られる特等席といったところ。

 その後ろには大人数での利用に適したウイングルームを設置。こちらは定員7名のウイングルームAが13室(通常料金1万4000円)、定員8名のBが2室(同1万6000円)、定員11名のCが4室(同2万2000円)、定員12名のEXが1室(同2万4000円)用意されている。こちらは一人あたり2000円の計算となるのだが、その代わりと言っては何だが各室にモニターを設置。レースやパドックの様子が映されているので本格的に馬券予想を楽しむのならこちらがお勧めだ。

“大井の帝王”的場文男が騎手生活51年目に突入

2023.10.16 Vol.Web Original

 東京シティ競馬(TCK)所属の的場文男が10月16日、騎手生活51年目に突入した。

 的場は1973年10月16日に初騎乗。通算騎乗数は4万3000回を超え、今年3月には前人未到となる地方競馬通算7400勝を達成するなど、67歳を超えてなお第一線で活躍中。騎乗するたびに地方競馬の最年長騎乗記録と最多騎乗数記録を更新し、勝利するたびに地方競馬の最年長勝利記録と最多勝利数記録を塗り替え“大井の帝王”と呼ばれる存在となっている。

 的場はこの騎手生活51年目突入にあたり「騎手生活50年と聞くと長いように思いますが、思い返してみるとあっという間でした。50年もよく騎乗できたなと思います。コンサートボーイやボンネビルレコードで勝った帝王賞や重賞初勝利となったヨシノライデンのアラブ王冠賞が思い出に残っています。カウンテスアツプで勝利した東京大賞典はとても嬉しかったです。

 帝王賞を3勝することができたことは誇りに思いますし、ファンのみなさまや関係者の応援があったからこそ、50年も騎乗できたのだと思います。いつまで騎乗できるかわかりませんが、やれるところまで騎乗していこうと思っていますので、ご声援よろしくお願いします」とTCKを通じてコメントした。

TCKイメージキャラクターの新木優子 応援していたミックファイアが三冠達成。大「御神本コール」に感動

2023.07.13 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で7月12日、今年のイメージキャラクターを務める女優の新木優子がトークショーを行った。そしてレース後にはプレゼンターとして優勝騎手の御神本訓史らに花束を贈呈した。

 この日は南関東3歳クラシックの最終関門「ジャパンダートダービー」(ダート2000メートル)が開催された。レースにはJRAからもトップクラスの3歳馬が出走し、全11頭で行われた。

 無敗の南関東3冠を目指すミックファイア(大井・渡邉和)が断然の1番人気、JRAのユティタム(栗東・須貝尚)、ミトノオー(美浦・牧光二)がそれに続いた。

ミックファイアがジャパンダートダービー制覇。史上2頭目の無敗での南関東クラシック三冠達成

2023.07.13 Vol.Web Original

 ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で7月12日、南関東3歳クラシックの最終関門「ジャパンダートダービー」(ダート2000メートル)が開催された。レースは無敗の南関東3冠を目指していたミックファイア(大井・渡邉和)が勝利を収め、史上2頭目となる無敗での南関東クラシック三冠を達成した。

 レースは武豊騎乗のミトノオー(美浦・牧光二)が好スタートからハナを切る。ミックファイアは道中は6番手を追走。3コーナーからミトノオーが徐々に後続との差を広げ5馬身ほどのリードで直線に。このままミトノオーの逃げ切りかと思われたが、5番のユティタム(栗東・須貝尚)と一緒にミックファイアがジリジリと追い上げる。ユティタムは脱落するもミックファイヤーはなおも追い上げ、ついにミトノオーをとらえると、さらに2馬身1/2突き放しての完勝で無敗の三冠を達成した。道中7番手から猛追したキリンジ(栗東・佐々木晶)が最後、ミトノオーをクビ差かわして2着。レースを引っ張ったミトノオーは3着に終わった。

 ミックファイアは羽田盃、東京ダービーに続き南関東三冠を達成した。無敗での三冠は2001年のトーシンブリザードに続く史上2頭目の快挙となった。

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