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平良達郎22歳 UFCデビュー戦で快勝も「20歳過ぎてから思っているほど“時間がない”という気持ちが大きいんです」

2022.05.27 Vol.Web Original

「UFC Fight Night: Blachowicz vs. Rakic」(現地時間5月14日=日本時間15日、米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX)でのUFCデビュー戦でカーロス・カンデラリオ(米国)を圧倒し3-0の判定勝ちを収めた修斗世界フライ級王者の平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が凱旋帰国。試合から1週間を経た現在の心境を語った。

「ROAD TO UFC」の序盤戦の対戦カードが決定【UFC】

2022.05.23 Vol.Web Original

 アジア全域からMMAのトップアスリートが一堂に会し、UFCとの契約をかけてトーナメントで対戦する「ROAD TO UFC」の序盤戦の対戦カードが5月23日に発表された。

 今回のROAD TO UFCではフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の4階級に、それぞれ8名の選手が出場。1回戦は4エピソードに分かれ、それぞれトーナメント戦4試合と非トーナメント戦1試合が行われる。この非トーナメント戦はROAD TO UFCには含まれていない階級の選手たちの試合となる。

 トーナメントには日本からは7選手が参加。フライ級では堀内佑馬(チーム・オオヤマ)、バンタム級には中村倫也(LDH martial arts / EXFIGHT)、風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)、野瀬翔平(マスタージャパン福岡)、フェザー級には佐須啓祐(MASTER JAPAN)、松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)、ライト級には宇佐美正パトリック(LDH martial arts / EXFIGHT)が出場する。

 また非トーナメント戦にはエピソード2(6月9日)のフライ級戦に内田タケル(パラエストラ松戸)が出場しショーン・エチェル(オーストラリア)と対戦する。

 1回戦は東南アジア初のペイ・パー・ビューイベントとなる「UFC 275:テイシェイラ vs プロハースカ」に先立ち、6月9、10日の2日間にわたり、シンガポール・インドア・スタジアムで開催される。

修斗世界王者の平良達郎がUFCデビュー戦で判定ながらも圧勝。「UFCのベルトを獲るためにやってきました。新たな風を吹かせます」【UFC】

2022.05.15 Vol.Web Original

 修斗世界フライ級王者の平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が「UFC Fight Night: Blachowicz vs. Rakic」(現地時間5月14日、日本時間15日、米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX)でUFCデビュー戦に臨み、カーロス・カンデラリオ(米国)を圧倒し3-0の判定勝ちを収めた。

 2人は当初、4月30日(日本時間5月1日)に対戦予定だったのだが、カンデラリオが前日計量はクリアしたものの、試合直前に「体調不良」となり試合中止。2週間後のこの日に試合が延期されていた。

 UFCの計量はタイトル戦以外は規定体重のプラス1ポンドまで許容されるのだが、13日の前日計量で平良がフライ級リミットの125ポンド(56.70kg)でパスしたのに対し、カンデラリオは本計量で126.5ポンド。再計量で126ポンド(57.15kg)でパスした。

 1R、サウスポーのカンデラリオがプレッシャーをかけ左ミドルから組み付いてケージに押し込むが平良は落ち着いてプッシュして離れる。平良は右インカーフ、右ミドル。カンデラリオのパンチをかわして組み付くと足をかけヒザをつかせるがカンデラリオは我慢。テイクダウンが無理と見るや平良は深追いせず離れる。カンデラリオがパンチからタックルもが平良が切ってスタンドに。

 カンデラリオのタックルを2回切った平良。今度は右インロー、そして右ストレートを顔面にクリーンヒットさせるとカンデラリオの腰が一瞬落ちる。打撃の攻防から平良はパンチフェイントからタックルでテイクダウンもカンデラリオはケージ際ということもありすぐに立つ。平良は立ち際にバックを狙うがカンデラリオのガードが固く、無理と見るやここも離れ、その離れ際にパンチをヒット。

 試合を優位に進める平良だったが、ラウンド終了間際、平良の左フックをかわしたカンデラリオがタックル。尻をついた平良はケージを使って立とうとするも背中をつかされてしまう。ここで終了のブザー。

 2R、カンデラリオはプレッシャーをかけ左ボディー。そして左ハイからタックル。平良はテイクダウンを許さず、右ストレートでダウンを奪う。そしてパウンドから立ち上がったカンデラリオの背に乗って4の字ロックでがっちり締め上げる。前に落としたいカンデラリオだが、平良は許さずバックマウントから首を取りに行く。無理と見るやパウンド。そして左足でカンデラリオの左腕を巻き込みスリーパーを取りかけるがしのぐカンデラリオ。平良のすきを突いて何度か上を取りかけるカンデラリオだが、平良はすぐに上のポジションを取り返す。最後はカンデラリオがなんとか上を取るが平良は下からしっかり組み付きパウンドを打たせない。

 3R、平良の右インローがローブローとなりいきなり中断。再開後、平良のパンチをかわしたカンデラリオがタックルで平良が尻をつく。カンデラリオが座った体勢の平良の首をギロチンに取りにいくが平良は潜って上を取り返す。一瞬カンデラリオが首を取ったまま上のポジションを取るが平良はすぐに首を抜くと逆に上を取ってハーフポジション。カンデラリオが上を取りに来たところで三角絞めに捕らえるが、やや浅く決めきれないとみるや、今度は上を取ってバックに回り、ここも4の字ロックをがっちり固めると首を取りに行く。カンデラリオがしのぐと平良はマウントからパウンドとヒジを連打。そのまま試合終了のブザーが鳴り、試合は判定に。

 仕留めることができず悔し気な表情を見せた平良だったが、判定は30-26、30-27、30-27の3-0で勝利を収めた。

 平良は試合後のインタビューで「アイム・ハッピー、サンキュー! 全部のところで勝負して、フィニッシュしようと思っていましたが、フィニッシュはできなかったです。何回か効かせられたり極められるかなと思ったんですけど、対戦相手が最後の一歩で逃げるのが上手でした」と試合を振り返った。そして最後はあらかじめ用意していた紙を読みながらではあったが「新しいファンの皆さんありがとう。僕はUFCのベルトを獲るためにやってきました。新たな風を吹かせます」と英語で改めてUFC王座獲りをアピールした。

LDH所属の中村倫也と宇佐美正パトリックがUFCへの登竜門「ROAD TO UFC」に参戦

2022.05.14 Vol.Web Original

日本からは現修斗世界王者の佐須啓祐ら7選手が参加

 LDH martial artsに所属する中村倫也と宇佐美正パトリック(ともにLDH martial arts / EXFIGHT)がUFCへの登竜門となる「ROAD TO UFC」に参加することが5月13日、発表された。

 ROAD TO UFCはアジア全域からMMAのトップアスリートが一堂に会し、UFCとの契約をかけてトーナメントで対戦する。今回はフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の4階級で行われ、それぞれ8選手が参加。中村はバンタム級、宇佐美はライト級に出場する。

 中村は「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)のメインイベントでUFC進出間近といわれていたアリアンドロ・カエタノ(ブラジル/パラナ バーリトゥード)に判定勝ちを収め、プロ戦績を3戦3勝(2KO)とし、目標とするUFC進出へ向け大きな一歩を踏み出していた。

 宇佐美は「POUND STORM」で修斗の元環太平洋ライト級王者の大尊伸光(野田ボディビル同好会)に判定負けを喫し、プロ初黒星を喫したものの、それまで修斗とVTJで3戦3勝(2KO)の星を残していた。

 日本からは2人を含め7選手が参加。フライ級では堀内佑馬(チーム・オオヤマ)、バンタム級には中村と風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)、野瀬翔平(マスタージャパン福岡)、フェザー級には佐須啓祐(MASTER JAPAN)、松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)、ライト級には宇佐美が出場する。

 佐須は修斗ではSASUKEのリングネームで出場する現修斗世界フェザー級王者。

朝倉海が7月2日に沖縄で開催の「RIZIN.36」で再起戦。対戦相手は海外の強豪か【RIZIN】

2022.05.06 Vol.Web Original

 RIZINの次のナンバーシリーズとなる「RIZIN.36」が7月2日に沖縄県の沖縄アリーナで開催されることが5月5日、発表された。

 この日は「RIZIN LANDMARK vol.3」が開催され、榊原信行CEOが昨年に続く2度目の沖縄大会の開催を発表した。また昨年大晦日に行われた「RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント」の決勝で扇久保博正に敗れた朝倉海の再起戦を行うことも合わせて発表された。

 朝倉は現在、米国ラスベガスで武者修行中なのだが、渡米した榊原氏が紹介する形でUFCのダナ・ホワイト代表との面談が実現。自らのYouTubeでオファーがあったことを明かしていた。
 
 榊原氏は大会後の総括で朝倉とホワイト代表を会わせたことについて「RIZINもそうだが、PRIDEの時代に一緒に格闘技界で仕事をしてきた仲間たちがラスベガスにはたくさんいる。そういう人脈を使いながらRIZINに関わっている選手たちをいい形でアメリカの中でもプレゼンスを上げていく機会になればと思うし、選手としての刺激を得られる機会になればということでやらせていただきました」と語った。

中村倫也がUFC挑戦へ大きく踏み出す血染めの勝利。「格闘の神様が僕が望むところに連れて行ってくれると思う」【POUND STORM】

2022.04.25 Vol.Web Original

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)のメインイベントで中村倫也(LDH martial arts / EXFIGHT)がアリアンドロ・カエタノ(ブラジル/パラナ バーリトゥード)を3-0の判定で破り、目標とするUFC進出へ大きな一歩を踏み出した。

 カエタノはプロ戦績30戦23勝6敗1分を誇り、UFC進出間近といわれる強豪。キャリアがプロ戦績2戦2勝(2KO)の中村にとっては通常では考えられない過酷なマッチメイクだった。

 試合は1R序盤から共に左のカーフキックを蹴り合う激しい削り合いを展開。中盤に中村のパンチにカエタノがカウンターで左ストレートを合わせると、これで中村は右まぶたをカット。激しい出血にドクターチェックが入る。出血次第では試合を止められる可能性もあることから早めの勝負を選択したい中村だったが、はやることなく、しっかりと打撃を当ててからタックルでテイクダウンに成功。しかし、ギロチンチョークが得意なカエタノは中村の首を脇に抱え一本を狙う。中村はポイントをずらし極めさせこそしないものの、絞め上げられてポタポタと血が流れ落ちる。1Rが終わり、インターバル中に止血し、2Rに臨む中村。

RIZINの榊原CEO「夏に格闘技のメガイベントを開催したい」

2020.04.02 Vol.Web Original

4・19「RIZIN.22」の中止を発表

 RIZINの榊原信行CEOが4月2日、新型コロナウイルス感染拡大防止のためYouTubeで会見を行った。

 その中で榊原氏は4月19日に予定されていた「RIZIN.22」(神奈川・横浜アリーナ)の中止を発表した。同大会は3月22日からチケットの一般発売が始まっていたが「国や自治体からの中止要請や自粛勧告などがあった場合は、誠に残念ではありますが、中止を発表する場合もあります」とホームページには記載されていた。

 榊原氏は「新型コロナウイルスの終息がどちらに進むのか。なんとしても実現させたいという思いの中で3月いっぱいをメドに待機してきたが、新型コロナが東京を中心とした関東圏で広がりを見せているので断腸の思いで中止とさせていただきます。ニュースでも“3つの密”といわれているが、格闘技イベントを含めライブイベントはドンピシャだと思う。残念ではあるが観客の皆さんの安全を担保できる状況にない。そして選手、関係者の安全も自信をもって言える状況ではないので、残念ながら中止とさせていただきます」と語った。正式発表はされていなかった5月17日の仙台大会の中止も合わせて発表された。

 今後については4~6月の大会開催は断念したものの、東京オリンピックが延期となった7~8月に「東京オリンピックの弔いとなるようなスポーツのビッグイベント、格闘技のメガイベントを開催したい」とした。

 これについては「やるんだったら、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンクラスのメガイベント。ここまで何カ月もたまった負のエネルギーを爆発させるような、選手たちもワクワクして胸が躍るような、それくらいのスケール感でやりたい。そのためにはどんな試合が見たいかをファンにも考えてほしい」などと「格闘技オリンピック」ともいえる規模の大会の開催を目指すとした。

 横浜大会での対戦がほぼ決まっていた朝倉未来と朴光哲の試合については、夏のメガイベント、もしくはRIZINのナンバーシリーズのいずれになるかを両者と話し合ったうえで、年内どこかで実現させたいとした。

 今回、中止が決まった横浜大会と仙台大会についても「新型コロナウイルスがピークアウトしてプロ野球やサッカーなどのメジャースポーツのシーズンが開幕していく状況が見えた中でスケジュールはタイトにはなるが年末までにこの2大会を実行したい」とも話した。

五味隆典が「QUINTET」参戦【12・12 QUINTET ULTRA】

2019.11.12 Vol.Web Original

UFC、PRIDE、STRIKEFORCE、WECの4チームでトーナメント

 桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングの格闘技イベント「QUINTET」に五味隆典が参戦することが11月11日、発表された。

「QUINTET」は12月12日(米国時間)にラスベガスのレッドロックカジノで「QUINTET ULTRA」を開催する。 このイベントはUFC FIGHT PASSと桜庭和志のコラボレーションイベントとして行われ、QUINTETルールで1チーム5人の4チームによるワンデートーナメントで行われる。

 今回参加するのは総合格闘技の現在と歴史を語るうえで欠かせない4つの団体であるUFC、PRIDE、STRIKEFORCE、WECの4チーム。選手は各団体への個々のつながりに基づいて、それぞれのチームに加入することになる。

 この日、一部参戦選手が発表されたのだが五味が桜庭とともに「TEAM PRIDE」に名を連ねた。

 他チームの出場選手は以下の通り。他のメンバーは後日発表される。

「TEAM UFC」 ランブル・ジョンソン、 ショーン・オマリー

「TEAM STRIKEFORCE」ギルバート・メレンデス、ジェイク・シールズ

「TEAM WEC」 チャド・メンデス、グローバー・テイシェイラ

日本人ファイター明暗くっきり。9.23、UFCファイトナイト・ジャパン

2017.09.25 Vol.Web Original

 2年ぶりとなる「UFC Fight Night : Saint Preux vs. Okami」が23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。8日前に参戦が決まった、メインカードに出場の岡見勇信は、オヴィンス・サン・プルーに一本負け。五味隆典、佐々木憂流迦も1Rで敗戦を喫した。
 しかし、2連敗中の石原夜叉坊をはじめ、中村K太郎、近藤朱里、安西信昌、阿部大治はいずれも判定の末勝利をもぎ取る結果となった。

 試合後石原は、「2連敗していたので、この試合はどうしても勝ちたかったんです。日本でファンが応援してくれたおかげで勝てたと思います。相手の打撃は問題なく受けられました。でも相手は本当にタフなファイターでした。股間に当たったキックはわざとじゃないのは分かっているんで。今後はこの試合に向けてトレーニングしてきた技などを、もう一度コーチである中村優作と相談しながら仕上げていきます」と興奮冷めやらぬテンションで会見した。

UFCファイター石原“夜叉坊”とラッパー JP THE WAVYが異色対談

2017.09.21 Vol.Web Original

互いのフィールド「音楽」や「UFC」について語り合う
「UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2017」(9月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する石原“夜叉坊”暉仁とデビュー曲『#超WAVYでごめんね』がバイラルヒットを記録しているラッパー JP THE WAVYとの対談が公開された。

 この意外な顔合わせは夜叉坊の出場する「UFC JAPAN」を放映するスポーツチャンネル「DAZN」の企画で実現したもの。

 短いながらも個性的すぎる2人が「自分流」について、そして互いのフィールドである「音楽」や「UFC」について語り合う濃密な時間。

 夜叉坊はここでも勝利後の仰天プランを披露。果たして実現なるか…。

 対談の模様はこちらから。
【石原 “夜叉坊” 暉仁 × JP The Wavy】スペシャル対談
(https://www.youtube.com/watch?v=-R1ZssRkSYQ&feature=youtu.be)

五味隆典が3年半ぶりの勝利へ「窓から何度も逃げ出す」猛特訓【9・23UFC JAPAN】

2017.08.25 Vol.Web Original

「最後にホームでやりたい」とUFCラストマッチにおわす
「UFC FIGHT NIGHT JAPAN」(9月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する五味隆典が8月25日、合同取材を行った。

 五味は現在4連敗中で、UFCにおける成績は4勝8敗。最後の勝利は2014年4月と実に3年半勝てていない状態。今回のキム・ドンヒョン戦はまさにがけっぷちともいえる戦いとなる。UFCの日本大会は2年ぶり。このタイミングでの出場については「ホームでできるというのは素直にうれしい。UFCが一番試合数が多い団体になったので、最後にホームでやりたいというのはあります」とUFCでのラストマッチをにおわせたうえで「いろいろな可能性は全部終わりではないので、今後も大きな試合とかいいマッチメイクがあればどんどん海外にも挑戦していきます」と話した。

 この日の取材場所は自らのジムである「東林間RASCAL GYM」。これまでの東京都杉並区久我山から神奈川県の東林間に7月に移転したばかり。
「もともと格闘技を始めた場所ですし、ここで生活していたこともあったので、慣れ親しんだ町。いつか慣れ親しんだ人たちの所でやりたいというのはあった」

 まだ完全にジムの体裁は整ってはいないのだが、五味は現在ここで徹底的に基礎体力から鍛えなおしているという。
「今まで技術練習とかスパーリングに頼りすぎていたところがあった。基礎体力をしっかり戻そうということで一番地道な作業をしている。ウェイトトレーニングのトレーナーの方と毎晩やっているんだけど、“もう無理です”って窓から何度も逃げ出すんだよね、俺(笑)。今まではそこまでやっていなかった。技術練習とロードワークだけ。やはりしっかり筋力トレーニングをやらないとダメ。打撃の選手の追い込みとか調整を勉強させてもらっていたんだけど、それだとなかなか総合の試合だと結果がついてこない。技術も体力がないと生かせない。言い訳じゃないけど6月の試合はちょっと集中できてなかったかなというのはある。今年はジムの移転に相当エネルギーを使っている。最後に久我山で1回勝てればよかったんだけど、なかなかそうもいかない。せっかくジムも新しくしたので勝っていけるようにやろうと思っています」

 過酷なトレーニングの成果については「国士舘大学のレスリング部の菅平の合宿でも若い選手とぶつかり合うことができた。ウェイトトレーニングで追い込んでなかったら全くできなかったと思うので効果は出ていると思う」と話す。

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