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井上尚弥が5・7横浜アリーナでWBO&WBC王者フルトンに挑戦「自分自身を信じる気持ちでやるしかない」

2023.03.06 Vol.Web Original

 ボクシングの前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がWBO&WBC世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)に挑戦することが3月6日、発表された。この日、都内で行われた会見には井上、所属する大橋ボクシングジムの大橋秀行会長、そしてこの試合を配信する株式会社NTTドコモの前田義晃代表取締役副社長が登壇した。

 井上がかねてより対戦濃厚とされてきたフルトンに挑む今大会は5月7日に神奈川・横浜アリーナで開催。大会の模様はNTTドコモが4月12日から提供を開始する新しい映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。

 試合が2カ月後に迫るなか、この正式発表を待ちわびていた様子の井上は「まずこの試合を、ここ日本でできることはどれだけの方にご尽力いただき、どれだけすごいことかと自分自身思いながら、5月7日、“結果”で返していきたい」と階級転向の初戦にしてタイトルマッチをホームで迎えられる喜びを語ると「階級を上げて、いきなりこういうビッグマッチ。自分自身、過去最大のモチベーションでトレーニングに励んでいけると思っています。チャンピオンであるフルトン選手は自分のボクシングを持ってしっかり戦う選手なので、そこを自分がどう攻略して突破口としていくかがキーになる」「自分自身への挑戦ともなってきます。しっかり仕上げて最高の結果を出したい」などと意気込みを語った。

2023年を満喫する “東京”キーワード。ニューオープンに話題のイベント、エンタメやスポーツ、ニュースの予定も!

2023.01.25 Vol.753

 2023年がスタートしてもう1カ月が経った。春の訪れに合わせ、東京の街も動き出した。今年も話題の施設が続々オープン、エンタメやスポーツのトピックも多く、楽しい1年になりそうな予感! なかでも重要なキーワードをピックアップして紹介!

井上尚弥 4団体統一へ王手のはずが…WBCとWBO王座統一戦がまさかの消滅

2021.07.09 Vol.743

 世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)が 6月19日にボクシングの聖地、米ネバダ州ラスベガスで行われた防衛戦でマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3R2分45秒でTKO勝ちを収めた。

 目標とする4団体統一へ王手をかけた…と思われたが、そうは簡単に事は進まなかった。

 ボクシングにはWBA、IBFの他に、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング機構(WBO)の主要4団体があり、それぞれがチャンピオンを認定している。その全てのベルトを併せ持つ統一王者は過去6人しかいない。強さが必要なのはもちろん、統一戦を望んでも興行面も含めてさまざまな思惑が絡んでくるからだ。

 今回、井上がダスマリナスを倒した6月19日にWBC王者のノニト・ドネア(38)とWBO王者のジョンリール・カシメロ(31)=ともにフィリピン=が、8月14日に統一戦を行うと発表された。井上としては、その勝者との一戦を制すれば4団体統一となる。プロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラム氏も「(ドネア−カシメロ戦の勝者と)来年の早い時期に日本でビッグファイトを行う」と明言し、4団体統一への道が一気に開けたかに思えた。

 ところが6月29日、ドネアがドーピング検査に対するカシメロ陣営の消極的な対応などを理由に、2団体統一戦の中止を自身のツイッターで表明。2団体統一王者同士が対戦して雌雄を決する戦略は、修正を迫られることになった。

 それでも井上はツイッターに「(チャンピオンベルトを)一本ずつ取りに行くか」と記し、ドネア、カシメロと1人ずつ戦い、あくまで4団体統一を目指す意志を示している。

 トップランク社は7月6日にはインスタグラムで井上の次戦について「誰がいい?」とフォロワーに呼び掛けた。果たして井上の望むカードは実現するのだろうか。

井上拓真がWBCバンタム級暫定王座獲得

2019.01.10 Vol.714

 ボクシングのトリプル世界戦が12月30日、東京・大田区体育館で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級暫定王座決定戦に出場した井上拓真(大橋・同級5位)がタサーナ・サラパット(タイ・同級2位)を3−0の判定で破り暫定王者となった。

2.3kgオーバーのネリにWBCが無期限資格停止

2018.03.09 Vol.704

「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月1日、東京・両国国技館)で山中慎介がルイス・ネリと対戦。山中は2R1分3秒、TKOで敗れ、王座奪還はならなかった。

 この試合は昨年8月に山中の13度目の防衛戦として行われたカードの再戦。山中は4RTKOで敗れたのだが、その後、ネリのドーピング疑惑が発覚。WBCは「意図的な摂取の証拠がない」としてこれを不問とし王座はそのままとしたものの、山中との再戦を義務付け今回の対戦が実現した。

 山中は「勝っても負けても最後」と決めてのリングだったのだが、ネリは前日計量で2.3kgオーバーという信じがたい暴挙。2時間後の再計量には1キロ落としてきたものの、それでもまだ1.3kgオーバー。この時点で王座ははく奪。山中が勝った場合のみ山中が王者として認定されることとなった。ネリはぐったりした表情を見せ、減量失敗について新しい栄養士のせいとしたが、短時間で1キロを落としてきたことから“確信犯”を疑う声も出た。

WBC 日本は準決勝でアメリカに1−2で惜敗

2017.03.24 Vol.687

 野球の国・地域別対抗戦「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の準決勝(21日)で日本はアメリカと対戦。1?2で今大会初黒星を喫し、敗退した。

 日本は先発した菅野(巨人)が4回、マカチェン(パイレーツ)に左前へ適時打を浴び、先行を許したが、6回1失点と好投。しかし打線が6回の菊池(広島)のホームランの1点に抑えられてしまう。

 7回からは今大会好調の千賀(ソフトバンク)を投入。7回は3者連続三振に打ち取ったが、8回1死二、三塁からサードの松田がファンブル。勝ち越し点を奪われ、接戦を落とした。

 小久保監督は試合後、「投手は本当によく投げた。(米国は)1番から9番までバリバリのメジャーリーガー。チームでは3、4番を打っているような相手に本当によく投げた」とねぎらった。そして小久保監督は退任の意向を示した。

 22日の決勝はプエルトリコvsアメリカで行われ、8?0でアメリカが勝利を収め、悲願の初優勝を飾った。

WBCメンバー18人を先行発表

2016.12.23 Vol.681

 来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー28人のうち18人が20日、先行発表された。11月の強化試合に出場した大谷(日本ハム)、坂本(巨人)、筒香(DeNA)らに加え、メンバーから漏れていた則本(楽天)や牧田(西武)の両右腕も選ばれた。

【投手】大谷翔平(日本ハム)、増井浩俊(日本ハム)、宮西尚生(日本ハム)、菅野智之(巨人)、秋吉亮(ヤクルト)、牧田和久(西武)、則本昂大(楽天)
【捕手】嶋基宏(楽天)、大野奨太(日本ハム)
【内野手】中田翔(日本ハム)、菊池涼介(広島)、坂本勇人(巨人)、山田哲人(ヤクルト)、松田宣浩(ソフトバンク)
【外野手】内川聖一(ソフトバンク)、筒香嘉智(DeNA)、秋山翔吾(西武)鈴木誠也(広島)

WBC世界バンタム級戦”神の左”山中が8度目の防衛

2015.04.24 Vol.641

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチが16日、大阪府立体育会館で行われ、王者・山中慎介が同級7位のディエゴ・サンティリャン(アルゼンチン)に7回36秒でKO勝ち。8度目の防衛を果たした。

 1Rから優勢に試合を進める山中。初めての世界戦ということもあって動きの硬いサンティリャンは1Rから鼻血がしたたり落ちる。4R終了時点での公開採点は40−36で山中。試合の興味は山中のKOに移っていた。

 5Rも一方的に攻め続けた山中は6Rに左ストレートで最初のダウンを奪う。そして7R開始早々に左にスエーしながらあごにワンツーを打ち込むと、サンティリャンはリングにへたり込み、立ち上がることはなかった。

 試合後、「(実力に)差がある相手だったが、倒し方は文句なかったと思う」というとおりの圧勝劇。

 代名詞といえるKOは2試合ぶり、防衛は8度目に達した。華麗なる左のパンチの数々は「神の左」と称されるが、この日は右のリードを駆使して圧倒した。

 今後については山中自身が「精神的にもレベルアップした。もっと注目される試合をしたい」と言うように、王座統一戦をはじめとするビッグマッチの実現が期待される。

ボクシング 山中がKOでWBC世界バンタム級王座防衛

2013.04.11 Vol.589

 山中慎介と亀田興毅というボクシング、バンタム級の世界王者2人が試合内容は好対照ながらもともに防衛を果たした。

 WBA王者の亀田は7日に大阪市のボディメーカーコロシアムで同級8位のパノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)と対戦。後半打ち込まれる場面も目立ち、辛くも2−1の判定で6度目の防衛を果たした。

 亀田は2回に左アッパーを浴びると、ジャブを繰り返し突かれて顔面が真っ赤に腫れ上がった。ガードを固め、距離を保って戦う王者にしては珍しく接近戦を展開したが、ロープを背に防戦一方となるシーンもしばしば。流れを変える戦術もなかった。試合後は観客に土下座をし悔し涙を流した。

 WBC王者の山中は8日に東京・両国国技館で同級1位のマルコム・ツニャカオ(フィリピン)を12回1分57秒、TKOで退けて3度目の防衛を果たした。

 王座返り咲きを狙うツニャカオから山中は3回に2度のダウンを奪う。ダウン後もスピードの落ちないツニャカオだったが、山中はガードを固めて距離をとって右ジャブを連発。さらに隙をついて左ストレートを有効に当て続け、みるみるうちにツニャカオの右目上の傷口を広げていった。

 最終回、途中の公開判定で大差をつけられたツニャカオが前に出てくるところで、相手のガードの間を突き、左ストレート一閃。崩れ落ちるような3度目のダウンにレフェリーが試合を止めた。

 山中は試合後、今後について「統一戦には興味がある。WBAでもIBFでもWBOでも。これからもっともっと面白い試合をしたい」と語った。

 8日はトリプルタイトルマッチとして行われ、フライ級では八重樫東がチャンピオンの五十嵐俊幸を3−0の判定で破り、スーパーフェザー級は三浦隆司が王者のガマリエル・ディアスを9回1分21秒でTKO勝ちし、それぞれ新王者となった。

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